
こんにちはコウカワシンです。
今回はひろゆき著『無敵の思考』を書評させていただきます。
この本はズバリ!
「ひろゆき流ストレスフリーな生き方のススメ!」
が書かれてます。
無敵の思考とは
まずひろゆきさん曰く「自分の軸で生きる“無敵の思考”」であると。
「2ちゃんねる」開設後たくさんのお金を手にしても生活スタイルは以前と変わらないを貫いていらっしゃいます。
お金があったって、なくたって、僕は自分の軸で幸せを感じることができているんです。
つまり考え方次第で、人は無敵になれるんです。
この本はスラスラ読んでいくと「ん?」と思うこともかなりありますが納得できる部分もかなりあり、それは個人個人の考え方であり「軸」であるのだと思います。
そこんとこを大事にしていけばいいと感じました。
著者の紹介
ひろゆき
本名 西村博之
1976年 神奈川県生まれ。東京都に移り、中央大学へ進学在学中にアメリカのアーカンソー州に留学。1999年にインターネットの匿名掲示板「2ちゃんねる」を開設し、管理人になる。東京プラス株式会社代表取締役、有限会社未来検索ブラジル取締役など多くの企業に携わり企画立案やサービス運営、プログラマーとしても活躍する。2005年に株式会社ニワンゴ取締役管理人に就任。2006年、アップロードされた動画にコメントをつける機能を持ったサービス「 ニコニコ動画」を開始し大反響を呼ぶ。2009年「2ちゃんねる」の譲渡を発表。2015年に英語圏最大の匿名掲示板「4chan」の管理人に。
主な著書に「働き方 完全無双」がある他、堀江貴文氏との共著「ホリエモン×ひろゆき やっぱりヘンだよね」などがある。
本書のキモ
まずひろゆきさんは「ルールが人生を100倍楽にする」と言います。なぜかというと、「選択肢を無意識に減らせる」からというのです。
日常生活を過ごしているといちいち考えなくてはいけない選択肢が色々とあります。情報を入手して選択するというのはかなりなエネルギーが要ります。これを避けるために自分なりのルールを作ってそれに従うと何のストレスもなく日常が過ごせるというのです。
例えばひろゆきさんの場合、外食で
- 自費のときは一番安い料理
- 誰かにおごってもらう時は一番高い料理
- 飲み物は飲んだことがないもの
というルールを決めているそうです。
しれ~って聞いてたらただのケチみたいですが、この考えって合理的ですよね。
本書では21ものルールの元に誰でもがトクをする人になれるコスパ最強の思考を披露してくれます。
目次
『無敵の思考』の目次
はじめにー「考え方」人は“幸せ=無敵”になれる
ロジックで世界は動く
会社員って奴隷じゃね?
「自分の時間」から逆算する
ランニングコストは上げるな
自分の軸で生きる“無敵の思考”
序章 そもそもの「ルール」論
「ルール」が人生を100倍ラクにする
同じ日本でも「ルール観」が違う
法が先か、和が先か
「なんとなく生きる」と絶対に損をする
第1章 これだけで幸せになれる「考え方」のルール
ルール1/何事も最初は「仮説」を立てる
成功している人が考える「最悪」とは?
宇宙飛行士の論理的思考
おもしろい「返し」をする人
コンピューターには「ない」能力
「あの人が言うことは絶対」は疑え
簡単に「頭よく見せる」方法
外国は仮説の宝庫
ルール2/「年上」の言うことは聞いておく
当たればそれでいいし、外したら見下せばいい
利用できるものは「すべて」利用せよ
「少し下の立場」がいちばんトクをする
スキルとしての「体育会のノリ」
ルール3/「根拠のない自信」を持つ
「自信がある人」のほうが人生は楽しい
相手を怒らせたほうが有利
日本にいるだけで「イージーモード」
「心の余裕」をつくる戦略
「声の大きい国」が主導権を握る
正義の基準がズレていく日本
ルール4/「モノづくり」をする
消費者は一生、幸せになれない
モノづくりの「環境」を作ろう
「お金をかけず」に遊ぶレッスン
「ボーッとする」もバカにできない
ルール5/「イヤなことは「自己正当化」で消す
自分を100%正当化する方法
「まずいもの」は存在しない
考え方ひとつで「感じ方」は変わる
「自我の自分」と「物理的な自分」
ルール6/「知的好奇心」をすぐに満たす
プラスの感情は「後づけ」できる
「どこまで嫌いか」を試すのもアリ
「耐性」を増やしておく
ルール7/自分が「寝たいとき」に寝る
「朝が弱い」は強みにできる?
コンスタントに「70点」を叩き出す
「ゲームしてて遅刻」を正当化する方法
ネットの世界は遅刻に寛容
第2章 これだけで勝てる「能力と仕事」のルール
ルール8/「記憶力」気にしない
嫌いな人はサッサと忘れよう
「記憶と「本能」の関係
ロジックで補完すればいい
固有名詞ではなく「エピソード」で覚える
目が悪くてもトクをする理論
脳は「美人補正」をする
ルール9/仕事の「選び方」を間違えない
年収で選ぶとロクなことがない
「就職ランキング」は信用するな
エリートに「勝てる場所」とは?
「長男か次男か」問題
ルール10/「好きすぎること」で食わない
「毎日だと飽きる」という現実
「好きすぎる」=「マニアック」
最低賃金は上がるほうがいいのか?
「スキル不要の仕事」はやられる
ルール11/「ストレスマネジメント」を徹底する
おしゃれしてモテるのは「25歳」まで
いかにハゲずに逃げ切るか
「待てるかどうか」がカギ
ルール12/「長く役に立つ本」を読む
「しょうもない理論」こそがおもしろい
「いい本」の5つの条件
「ただの箱」が不況を招く
ルール13/「努力しないための努力」をする
「英語の勉強」はコスパが悪い
「やる目的」から先に決める
怠惰な国・ロシアの教え
「働かないこと」の原風景
ルール14/「最悪シミュレーション」をしておく
少しの面倒で「大きな面倒」を回避する
最悪、日本以外でも暮らせるか
簡単に「自分を変える」方法
「無理ゲー」で元々
第3章 これだけで損しない「お金」のルール
ルール15/「金銭感覚」を保っておく
お金持ちには「今すぐ」なれる
世界レベルの「格差」に備える
「年収1000万円」は豪華な暮らしか?
いくら貯めたら「安泰」になるのか
ルール16/「プレゼン力」で物を手に入れる
ゲームのカセットを借りる感覚
「お金を使いたい人」を利用する
家計簿の「安心感」に逃げるな
ルール17/お金で「問題解決」をしない
バカは「自分にごほうび」をする
迷惑の「言った者勝ち」を防ぐ
「見栄のお金」ほどムダなものはない
理由もなく外に出るな
「居候スキル」を極める
「言えないストレス」は溜めない
ルール18/「払いたくない支出」を明確にする
「最安値」から上げていく
飛行機に「乗っているだけ」で20万円もらえる
「感覚値」を下げられるようにする
ルール19/「元をとること」を考える
モノは「調べつくして」から買え
高いものは「ダメージ」もでかい
モノの「機能」に注目する
高いものの「知識」は手に入れる
2000万円かけずに「宇宙体験」
ルール20/買い物は「思想」と「機能」に分ける
思想とは「愛情」のこと
「存続してほしい」という思い
僕の特殊な金銭感覚
ルール21/「運」について考えておく
自分の「ギャンブル運」を信じない
「強運な人」はいるっちゃいる
終章 二極化の未来に備えよう
仕事が奪われる前にすべきこと
僕が「学歴」を見る理由
スキルがない人の生存戦略
「雑食」のすすめ
「無意識」を磨く
日本は「これから」どうなるのか
おわりに
本書のポイント
もう感づかれた方もいると思いますが本書はいかに合理的に物事を考えて処理できるかに特化したものであります。それは各個人の尊厳を守るためといっても過言ではないと思います。
どの方も平等な時間と権利もあるはずなのに世の中そのようにはなっていない。だから自己防衛として自分にルールを決めておけば要らぬストレスに悩まされなくても良いのだということです。そのためにはできる限り頭を使います。
つまり、「努力をしないための努力をする」的な感じです。
アクション
では各個人がどのようにすればストレスフリーな生き方ができるかですがポイントをあげてみます。
『無敵の思考』のポイント
- 人生のランニングコストを上げない
- 消費者よりも生産者になる
- 最悪シミュレーションをしておく
人生のランニングコストを上げない
そもそも人はなぜ生きるのかですが「死ぬまで楽しく暮らすため」とひろゆきさんは言います。楽しいことを増やし不快なことを減らす・・・そのような自由な生き方は人生のランニングコストを下げた方が有利です。なぜかというと人はお金のために嫌な仕事をやる人が多いです。お金を稼ぐために嫌なことから逃げられない。だったらお金をあまり使わない生活をすれば仕事を含め嫌なことを避ける選択肢が増えますよね。
消費者よりも生産者になる
ランニングコストを下げるには消費によって幸せになる人よりも生産によって幸せになれる人の方が有利です。その生産に関しては絵を描くでも良いし、文を書く、動画を撮る、写真を撮る、料理をする、野菜を作るでも良いのです。 消費者or生産者かは人生の難易度に大きく関わると思います。
最悪シミュレーションをしておく
危機管理はとても大事です。防げる危機は事前に防ぐ方が人生において有利です。ただ事前準備は面倒なもの。しかし少しの面倒で「大きな面倒」を回避できるならやる意味が大きいです。
まとめ
世間一般では給料所得が上がるにつれて生活水準を上げる人が多いし消費者も多いです。
それに周りがそれだからと流される人もかなりな数がいます。
それが良い人はそれでもいいのですが、ただ単に周りに流されているだけで楽しいことが減って不快なことは増えていないでしょうか?
自分の軸で楽しいこと、不快なことをコントロールできるかが大事だと思います。
それをこの本が教えてくれた気がしますね。


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