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『小学生でもわかるようにChatGPTを教えて』から学ぶ「チャットGPT」を理解し、うまく使いこなすための方法

コウカワシン

こんにちはコウカワシンです。

今回は、清原将吾(きよはら・しょうご)さん、ChatGPTアソシエーション@RYOさんの著書『小学生でもわかるようにChatGPTを教えて』から学ばせていただきます。

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目次

『小学生でもわかるようにChatGPTを教えて』は、どんな本?

『小学生でもわかるようにChatGPTを教えて』は、ズバリ!「とてもわかりやすいChatGPTの入門書」です。

本書はこのような本

今話題になっていることと言えば、「ChatGPT」(チャットジーピ-ティ)ですよね。

どんなに難しいことを聞いても数秒で回答してくれるなど、「なんか色々すごい!」という声をよく聞きます。

そして政府の機関や地方自治体においても、試験導入しようという動きが活発になっていますよね。

企業だって動いています。

文明の進化ともいえるものですが、ChatGPTを危険視する声もありますよね。

これらの議論はこれからさらに深まっていくと思いますが、まだまだ開発余地がいっぱいある技術なので、それらの問題は徐々に解決していくと信じましょう。

まあとにかくこのような議論の最中ですが、実際にChatGPTって何かを知っている人は何人いるでしょうか?

実は、わたし・・・よく知りませんでした。

そこで、わたしでもわかるChatGPTの本を探したところ、本書に行きつきました。

これからの時代は、「AIとの共存」が進んでいくのは間違いありません。

今、急速に進化しているAI技術に対応するためにも、ChatGPTを活用したスキルを磨くことは必要不可欠です。

本書が他の入門書と違うのは、「AIの仕組み、ChatGPTの説明、登録方法、簡単な使い方」以外にプライベートやビジネスにおいての活用法がたくさん載っているところです。

読めばそれが、AIとの共存に向けた第一歩を踏み出すきっかけになる一冊ということです。


本書がおすすめな人

『小学生でもわかるようにChatGPTを教えて』がおすすめな人

  • ChatGPTに興味がある人
  • ビジネスにChatGPTを活用してみたいと考えている人
  • ChatGPTを使えるようになりたい人
  • 最新のChatGPT-4について学んでおきたい人
  • AIとの共存で、今後社会がどう変わっていくのか気になる人

『小学生でもわかるようにChatGPTを教えて』の要点は?

ChatGPTの仕組み、登録方法、基本的な使い方はもちろん、「こんな使い方があったんだ~」、「これはいいアイデアだなあ~」といった一歩進んだ活用方法まで説明してくれるのがこの『小学生でもわかるようにChatGPTを教えて』です。

コウカワシン

それでは本書から、わたしの独断と偏見で、「ChatGPTの内容・仕組み」「ChatGPTの使い方」「AIの今後」について取り上げてみたいと思います。

この記事から、「この本いいなあ~」と感じていただけたなら、ぜひ本書を手に取って読んでみることをおすすめします。

ChatGPT(チャットジーピーティ)って、何?

ChatGPT(チャットジーピーティ)は、OpenAI(オープンエーアイ)によって開発されたチャットポットのモデルで、その名前はGPT-3という最新の言語モデルに由来しています。

OpenAI(オープンエーアイ)とは、人工知能技術の研究や開発を行う非営利団体です。

ChatGPTの表面的な特徴は、「対話型のやり取りをするだけで、オリジナルの文章をつくってくれる人工知能ツール」となっています。

最近では、通販ブランドや企業のサポートセンターでチャットポットが使われているので、馴染みがある人も多いと思います。

ChatGPTは、これまでのチャットポットのように「キーワードが入力されたら、その答えを返す」だけではなくプログラム内に蓄積された知識をもとに会話ができます。

これも、2021年までに5兆語にもおよぶ膨大なデータを学習しているためです。

そのため、あらゆる話題について話しかけることができ、会話を続けられるので、まるで人と会話をしているかのような、リアルタイムでコミュニケーションができるのです。

たとえば、下のような感じです。

このように入力者が人生相談のような内容を、しかも個人的なことも含めて質問したとしても、的確なアドバイスを返してくれます。しかも人間的でやさしいですよね。

ChatGPTは、何ができる?

リアルな会話ができる

ChatGPTは対話型の言語モデルなので、人と話しているかのようなリアルな会話ができます。

どのような話題や質問にも対応でき、「○○ってどういう意味?」といった問いかけは得意分野です。

また、会話が長く続いた場合でも、以前の文脈から話を理解し、スムーズに対応します。

いずれアレクサのように音声対応もできるようになれば、もっと活用の幅が広がるでしょう。

質疑応答・検索補助

Googleでわからないことを調べるとき、いくつかのサイトを見ると思いますが、これってめんどうですよね。

でもChatGPTなら、疑問やもんだいについてGoogleで検索するように質問できます。

たとえば、「ゴッホとピカソの違いを小学生でもわかるように説明して」と聞いてみたら、、、。

と、このように回答してくれます。

Googleで検索するといっても短時間にここまでの答えは出ませんよね。

では、もっと調べるのがめんどうなことを質問してみましょう。

「日本の未婚率の数値を教えて、2030年までの未来予測もお願い」と聞いてみます。

とてもわかりやすいですよね。

EXCELの関数や、プログラミング言語を書ける

仕事でEXCELなどの表計算の関数をよく使う人もいるでしょうけど、たいはんの人は、「難しそうでよくわからない」と感じています。

ChatGPTは会話だけでなく、ExcelやGoogleスプレッドシートといった表計算ソフトの関数も書いてくれます。

たとえば、「Googleスプレッドシートで、日本の47都道府県を漢字で書いたとき、あいうえお順に並べ替える関数を書いてください」と指示を出してみます。

すると、このような関数を書いてくれます。

これを実際に、ChatGPTが出した関数をコピペして入力してみます。

指示通りエンターキーを押してみると、

一発で都道府県が「あいうえお順」に並べ替えできました。

小説、脚本を書くことができる

関数や質疑応答などは、データ収集から論理的に計算されているので、理解できますが、なんとストーりーだって書けちゃうんです。

たとえば、「戦国時代に宇宙人が攻め込んできた家族愛の小説を書いて」という要望を出し、一定のベースとなる情報を提示するだけで、物語の大筋を書いてくれます。

大ざっぱな感じではあるけど、ある程度きちんとしたストーリーですよね。

ChatGPTは、インターネット上に存在するテキスト情報を元に、指定された条件に合うように組み合わせて物語を作成します。

とはいっても、これまでの映画や小説を参考にしてストーリーを生み出しているので、まだ革新的なアイデアを生むことは期待できませんが、物語を想像する際のヒントやアイデアの提供には十分役立つといえます。

では、ChatGPTにできないことは?

とても万能に見えるChatGPTですが、AIが学習したのは、2021年(9月ごろまで)の情報で、常に最新情報を持っているわけではありません。

たとえば、下のようなリアルタイムニュースや、2021年9月以降のニュースやトレンドについては回答できません。

  • 今日のニュース
  • 週末の天気
  • 2021年9月以降の出来事など

でも、拡張機能を使うと、WEB上の情報を引っ張ってきて、その情報をもとにChatGPTに回答させることはできます。

そうすることにより、完全ではないものの、ある程度はカバーできるようになります。

ChatGPTを使うための準備

ChatGPTを使うために、まずは登録をしましょう。

事前に準備するものとして、下の3点が必要です。

  • メールアドレス
  • 携帯番号
  • 氏名

【ステップ1】OpenAIのサイトにアクセス

まず、下記のOpenAI.comにアクセスします。

https://openai.com/blog/chatgpt

サイトに行くと、「TRY ChatGPT」というボタンがあるので、それをクリックしましょう。

OpenAIのChatGPTのサイトに移ります。

もし、英語が苦手な人は、GoogleChromeの拡張機能「Google Translate」を使って日本語表示にしたり、もしくはChromeだと右クリックすると出てくる「日本語に翻訳する」というメニューからも日本語表示にできます。

【ステップ 2】アカウント作成

(1)サインアップ(Sign UP)

『TRY ChatGPT』/『CHAT GPTを試す』をクリックすると、下のような画面になります。アカウントを作成するために『Sign UP』のほうをクリックしてください。

アカウントを持っている人は『Log in』から入ってください。

(2)メールアドレスの入力

クリックすると「Create your account(アカウントを作成する)」という画面が出てきます。ここでメールアドレスを入力してから「Continue(続ける)」をクリックしてください。

(3)メールアドレスの認証

指定されたメールアドレスにすぐにメールが送信されます。

メールを開いて、「Verify email address(メールアドレスを認証する)」という緑色のボタンをクリックします。

(4)パスワードの設定

メールアドレスの下に「パスワード」の入力欄がありますので、8文字以上のパスワードを設定しましょう。

パスワードを入力したら「続ける」ボタンをクリックしてください。

※このパスワードは、ChatGPTにログインする際に使用するものです。設定したパスワードは忘れないようにメモしておきましょう。

(5)名前と苗字を入力

「First name(名前)」と「Last name(苗字)」を入力します。

個人利用なら「Organization name(optional)(組織名)」を登録しなくても大丈夫です。(=空欄のまま)。

下の「Continue(続ける)」ボタンをクリックすると、ChatGPTの「規約」と「18歳以上」に同意したことになります。

(6)携帯電話番号を入力

携帯電話番号を入力します。すでに「日本」が選択され、「+」と国番号「81」が表示されています。

携帯電話番号が「090-1234-XXXX」の場合、「+81」に続いて最初の「0」と途中の「-(ハイフン)」を省略し、「901234XXXX」と入力してください。

携帯電話番号を入力したら、「Send code(認証コードを送信する)」をクリックすると、すぐに携帯電話にショートメールが届きます。

メールを開くと、「あなたのOpenAI API 認証コード:XXXXXX」という形で、6桁の数字が記載されます。

(7)認証コードを入力

6桁の「XXXXXX」という番号をそのまま入力してください。

正しい番号が入力されると、自動的に次の画面に切り替わります。

(8)利用目的のチェック

OpenAI(ChatGPT)の主な利用目的について尋ねられます。

どれを選んでも問題はありませんが、個人での利用なら、2番目の「I’m exploring personal use (個人利用)」を選択しましょう。

他の選択肢には、(1)「I’m building a product or feature (製品開発者)」、(3)「I’m conducting AI research (AI研究者)」、(4)「I’m a journalist or content creator (ジャーナリストやクリエーター)」があります。

(9)ログイン

登録が完了した後、チュートリアル画面は表示されることがあります。

下記画像の左上のような画像が表示されたら、一度ログアウトしましょう。

画面右上に「ログアウト」ボタンがありますので、そちらをクリックです。

その後、トップページに戻り、「TRY CHATGPT」をクリックし、再ログインを試みてください。

今回は、左上にある「Log in」を選択します。

※混雑時には、定員オーバーのメッセージが表示されることがあり、「TRY CHATGPT」をクリックしてもログインページにアクセスできない場合があります。

そのような場合は、少し時間をおいて、利用者が減るまで待ってみてください。

(10)ChatGPTの確認画面

無事にログインできると、上記画像のような確認画面が出てきます。

右下のNEXTを2回クリックして、最後に画面右下の「Done(完了)」をクリックしたら登録完了です。

【ステップ3】利用開始

これでやっとチャット入力画面に入れます。

下の画面が基本的な操作画面です。

画面下部のバーに質問や会話を入力し、エンターキーを押すと、質問に対する回答が表示されます。回答内容や量によっては、少し時間がかかることがあります。

簡単に画面の説明をします。

New Chat(新しい会話)

左上にある「New Chat」をクリックすると、今している会話を中断して、新しいチャット(会話)を作成できます。

画面左下にメニューリストが4つあるので、それぞれ説明します。

Upgrarde to Plus (ChatGPT Plusのアップグレード)

有料版のChatGPT Plusへの申し込みとなります。月額料金は20ドルです。申し込むことによって、制限がなくなり、ChatGPT-4を利用できるようになります。

Dark mode(ダークモード)

上記画面は「ライトモード」なので、右側の画面が白ベースになっています。

ダークモードをクリックすると、右メニューと同じような黒ベースの画面になります。ダークモードのほうが目が疲れにくいので、著者はダークモードを使われているそうです。

クリックすることで、画面(背景)を白と黒に切り替えることができます。

Updates & FAQ(アップデート情報とよくある質問)

アップデート情報やよくある質問を別ページでチェックできます。

下記のような英語表記なのですが、英語が苦手な人はGoogle Chromeなどで日本語翻訳してください。

Log out(ログアウト)

終了するときはログアウトしてください。

次回利用時は、ログイン画面でメールアドレスとパスワードを入力すればログインできます。

ChatGPTをうまく使うには

それでは、ChatGPTを使っていきましょう。

どうやったら自分たちに役立てるかですが、やはりビジネスシーンではかなり便利です。

たとえば、「文章の添削や校正」です。

ビジネスシーンでは、取引先にメールを送ったり、資料を作成したりすることが多いですよね。

だいたいが、他者に見せる文面です。その文面が誤字脱字だらけだったら恥ずかしいですよね。

そんなときはChatGPTに添削を頼んじゃいましょう。

それでは下の文面をChatGPTに添削させます。

日本の自然育んだ魚や野菜などの材料を伝統的な方法で調理し、主に米のご飯、汁、漬け物、おかずを組み合わせた食事です。
食事の内容に明確な提議はありませんが、最も基本的な食膳は一汁三菜と言われます。これは、ご飯と漬け物に、魚や天ぷらなどの主菜1種、野菜を中心に調理された副菜2種を合わせた3種のおかず、そして汁1種を揃えた料理です。

読んでいてわかったと思いますが、意図的に2つほど間違いを入れています。

日本の自然が育んだ→日本の自然育んだ
※脱字、「が」を削除。

明確な定義→明確な提議
※誤字、漢字間違い。

これをChatGPTに添削させたらこうなりました。

では次に、校正をしてもらいます。

上記の直してもらった文章を、さらにわかりやすくしたいので、「もっとわかりやすく短い文章に直した改善案を教えて」という指示を、冒頭に付けて送ります。

すると、下記のような文章になって返ってきました。

文字数が減って、端的にわかりやすくなっています。

このような作業はChatGPTにとって得意中の得意なのです。

このほかにも「企画案やアイデア出し」とかも得意なのです。

たとえば、下記のような指示内容を出してみます。

低糖質で高タンパクなパンのプロモーション方法を考えています。

思わず買ってしまいたくなるようなキャッチコピーを10個考えてください。

どう見たって無茶振りで、人間なら考えつくのに数時間はかかりそうですよね・・・。

でもChatGPTなら数秒でこの通りです。

すごいですね。

ではさらに下記の前提条件付けて依頼してみます。

  • 独身男性向け
  • 食生活に不安がある人
  • 添加物を使っていない
  • 庵治のバリエーションは12種

すると、こうなりました。

いやあ~、すばらしいですね。

このほか応用すれば、「提案書の作成」やら「プレゼン資料の作成」といったビジネスシーンでは、欠かせない業務に対して有効に使えることが期待できるということです。

プライベートシーンなら「旅行プランの提案」にも使えます。

行きたい地域や興味のある観光スポット、期間などの希望条件を指示すればたちまちに旅行プランをつくって、旅行計画をサポートしてくれます。

旅行のスケジュール作成って意外とめんどうですが、目的地と日数を指示したら、なかなかのプランを数秒で提案してくれます。

あとは自分たちで細かいところを調整すればバッチリですよね。

それから、冷蔵庫の残り物を使った料理の「レシピの考察」も可能です。

たしかに材料を入力するだけでメニューのネット検索はできますが、たくさんのレシピサイトがあるので、適切なものを探すのに苦労することがあります。

そんなときに、ChatGPTに材料を入力して尋ねると、AIが要望に応じてレシピを提案してくれますし、うまく活用すれば煩わしい検索作業が省け、効率的に料理のアイデアが見つかるのでおすすめです。

ChatGPTを使ううえで注意すること

使えば便利なChatGPTですが、使ううえで注意しておくことがあります。

文字数制限

ChatGPTは日本語の文章を扱えますが、一度に入力できる最大文字数は2048文字までです。

日本語の場合は、単語や文字だけでなく、句読点やスペースなども含まれます。

ただし、この制限は一度の入力に関するものであって、文章を複数回に分けて入力すれば、もっと長い文章にも対応できます。

前提条件や指示内容を明確にする

ChatGPTを効果的に使うために、あいまいな言葉や文章を使ってはいけません。

できるだけ具体的に、要望や質問の意図を明確にし、適切な表現で質問文を入力することが重要です。

では、指示があいまいな場合だとどういうことが起こるかを見てみましょう。

指示があいまいな場合

美容に関するブログを開設したい場合に下のような指示をChatGPTにしてみました。

「美容に興味がある女性をターゲットにしたブログを開設予定です。タイトルを考えてください」

ChatGPTはこの指示に対し、このように回答します。

これではあまりにざっくりしていて、とても美容に関心がある人が見てみたいブログの題名には使えない感じですよね。

それでは、しっかりと前提と指示内容を考えて指示します。

指示が明確な場合

では、前提として下記のことを指示してみます。

「最新のスキンケアに興味がある、30代、40代の独身女性をターゲットにした美容ブログを開設予定。思わず記事を読みたくなって、クリックしたくなる魅力的なタイトルを5つほど希望。短すぎても長すぎても良くないので20文字前後で作成してください。タイトルにはターゲットが感じるベネフィット要素を入れてください」

これだったら、こちらが求めている、明確な回答が返ってきたといえますね。

ChatGPTは、使い手によって利用価値は変わるので、指示があいまいではないか、前提条件は明確か、ということを意識して投げかけることが大切なのです。

ChatGPTにだまされないようにする

著者が言うには、ChatGPTは、真顔かつ平気でウソをつくといいます。

ですので、その回答が正確かどうかは、利用者自身で判断しなければいけません。

というのも、ChatGPTは、「確率的に正しそうな文章をつくる」のが得意なだけだからです。

実際に、ChatGPTは、確率論ではなしているだけなので、ときにはとんでもないウソをつくことがあります。当然ながらその内容の正確さは保障されません。

ですので、利用者こそがしっかりした知識を持っていれば、正誤の判断ができて、誤った情報の拡散リスクも軽減できます。

しかし、利用者の専門分野なら「ここがおかしい」とすぐに気づけますが、専門外であればウソだったとしても、すぐに気づけませんよね。

だから、利用する際には、すべて鵜呑みにせずに、「これって本当なの?」と常にチェックするクセを付けなければいけません。

なぜChatGPTが、平気でウソをついてしまうかは、確率に従って回答し、インターネットが学習ソースであるため、ネット上に広がるバイアスも取り込んでしまうからです。

ですので、「正しい答えを知りたい」場合は、今のところGoogle検索を利用するほうがいいとのことです。

もう少しすれば正解の精度が高まるでしょうけど、ChatGPTはあくまで「真実らしいことを言うマシン」と考えるべきなのです。

AIと人間の共存について

AIに出現で、人間の生活に大きな影響を与えているということは、間違いありません。

AIに人間の仕事が奪われる?

ここ数年前から、「AIが人間の仕事を奪う」とか「10年後には消滅する職業」というのが、問題視されるようになりました。

実際にAIが今後のわたしたちのビジネスに、大きな影響を与えることは間違いないようです。スマホがない生活は考えられないのと同じように、AIも同じような存在になっていきます。

実際にOpenAIとペンシルバニア大学の研究者が、AIが人間の仕事にどのような影響を与えるかを調査し、その結果をarXivに投稿しました。

その結果、大規模言語モデルを利用したチャットAI「ChatGPT」がの影響が労働者の80%に及ぶ可能性が研究で示されたそうです。

それによると、「特に賃金が高く、プログラミングやライティングスキルが求められる仕事に大きな影響があるとされています。

影響を受けやすい職業として、

  • 数学者
  • 税務申告書作成者
  • 作家
  • Webデザイナー
  • 会計士
  • ジャーナリスト
  • 法務秘書
  • 通訳・翻訳

などがあげられ、理由として、「テキストベースの情報処理や言語に関連するタスクが主であるため、影響を受けやすい」ということです。

というのも、ChatGPTのような大規模言語モデルのAIは、文章の生成、計算、データ検索などのタスクを高速かつ正確に実行するため、これらの職業において人間よりも効率的に作業をこなすことができますからね。

AIと人間はどうやって共存すべきか?

こういう問題に対して明確の答えは今のところありません。

AIは、適切な条件が整えられれば、プライベートでもビジネスでも頼りになるパートナーになってくれます。

ですが、重要な決定や専門的な知識が必要な場面では、やはり人間が最終的な決定権を持ち続け、専門家の役割は依然として重要です。

もうすでに企業では、カスタマーサポートや一般的な問い合わせといったマニュアルに従った業務にAI]を導入し、この流れは今後、人からAIへの移り変わりを予想することが難しくありません。

しかし、「AIはどうも信頼できない」と感じる人がいる限り、人間が担う業務はなくならないでしょう。

今まで人間がやってきた仕事を、AIに任せることができれば、その浮いた人的資源を効果的に活用し、人類の発展をさらに促進しなくてはいけません。

こういった課題はさらに増える一方で、早急に手を打たなければいけないのではないでしょうか。

『小学生でもわかるようにChatGPTを教えて』の感想・まとめ

ChatGPTはブームではない。
これからもっと本領発揮し、人やモノのサービスが大きく移り変わっていく。

本書を読み感じたこととして、ChatGPTは、今後とも進化し続けます。

たとえば、「幸せに生きる方法を教えて」などざっくりした質問に対しても、今まで学習した膨大なデータからまともな回答をしてくれますし、「愛犬になりきって話して」という無茶振りにも応じてくれます。

人間の心をくすぐる、エグるなんていうことを、感情もないAIが操っていくのです。

ですが今のところ、ChatGPTは万能ではありません。

最新の情報については取得できなかったり、学習データに基づく回答であるため、すべての回答が正確であるとは限りません。

ですので、利用者はその限界を理解し、適切な用途で活用することが重要です。

つまり、うまく使うも、AIの言いうがままになるのも、「自分次第」ということになります。

それと、「仕事を奪われる」という危機感を抱くでしょうけど、この流れはもう数年前からやってきています。

これはもう大昔から、人間に科せられた宿命と思うしかないですね。

このような社会変革で大事なことは、「自分を見失わない」ことだと思います。

常に、社会の流れを自分なりに掴み、自分に何ができるかを考えることが、自分らしく生きるために大事なことかなあと感じました。

本書は、ChatGPTの入門書です。

ChatGPTの世界やAIの今後についてまでは深く語られていませんが、とてもわかりやすくていい本です。

「あやしい」とか「怖い」と感じている人に少しでも、「ああ、こういうものか」と、理解していただけたら、うれしいです。

『小学生でもわかるようにChatGPTを教えて』は、現在(2023年4月19日時点)amazonの本読み放題サービス「キンドルアンリミテッド」の対象になっています。

キンドルアンリミテッドは、ビジネス書からマンガまで幅広いジャンルの本が読み放題です。ぜひこの機会にご検討ください。

『小学生でもわかるようにChatGPTを教えて』の概要

本書の目次

『小学生でもわかるようにChatGPTを教えて』

はじめに

第1章 AIの基礎知識
第2章 ChatGPTとは
第3章 ChatGPTの登録方法
第4章 ChatGPTの使用方法
第5章 ChatGPTの「うまい使い方」
第6章 ChatGPTを「もっとうまく」使いこなすコツ
第7章 もっと使いこなす!劇的便利「ChatGPT拡張機能」
第8章 「ChatGPT-4」では何が変わったの?
第9章 AIと人間はどうやって共存すればいいの?

まとめ

「おわりに」

コウカワシン

最後までお読みいただきありがとうございます。

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この記事を書いた人

四国在住。
ミニマリスト。趣味は映画観賞と音楽鑑賞、読書、野球観戦。
映画は特に好き嫌いなくほとんどのジャンルーを観ます。音楽はジャズとクラシックが大好きです。読書は歴史書が好きでよく読みます。

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