【書評】『人生は攻略できる』 橘玲著(幸福の土台を手に入れたい若者たちに捧ぐ)

コウカワシン

こんにちはコウカワシンです。

今回は橘玲著「人生は攻略できる」を書評させていただきます。

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この本はズバリ!

「若者よ!人生のポジティブゲームをせよ!」

ということです。

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目次

人生は攻略できる

まず橘さんは言います。

「人生をロールプレイングゲームだと考えて「君たちはこれからどう生きるか」を考える。」

人生をゲームだなんてとんでもない、ゲームには必勝法があるけど人生にはそんなものはない。そのご意見ごもっともです。けど人生もゲームもどことなく似ていますよね。

そこで橘さんは「人生とゲーム」どちらにも世界観と攻略法があると断言します。

著者の紹介

橘玲(たちばな あきら)

作家

早稲田大学第一文学部卒業。
元・宝島社の編集者で雑誌『宝島30』2代目編集長。

日本経済新聞で連載を持っていた。海外投資を楽しむ会創設メンバーの一人。

デビュー作は2002年金融小説の『マネーロンダリング』。

2006年『永遠の旅行者』が第19回山本周五郎賞候補となる。

『お金持ちになれる黄金の羽の拾い方』が30万部を超えるベストセラー。

『言ってはいけない 残酷すぎる真実』が50万部を超えるベストセラーとなり2017年新書大賞を受賞。

近書に『朝日ぎらい』『もっと言ってはいけない』などがある。

本書のキモ

人生を攻略する軸は

  • お金(金融資本)
  • 仕事(人的資本)
  • 愛情・友情(社会資本)

これについてわかることは

  • お金持ちの方程式
  • 伽藍とバザール
  • ギバーとテイカー

上記を解説します。

お金持ちの方程式

お金持ち=(収入ー支出)+(資産×運用利回り)

分かりやすく言うと

  1. 収入を増やす
  2. 支出を減らす
  3. 運用利回りを上げる

人生を攻略するにはまずお金(経済的自由)を手に入れるのが先決です。お金の心配がなければ生き方に色んなバリエーションを生むことができます。

伽藍とバザール

伽藍(がらん)とはお寺のお堂のような壁に囲まれた閉鎖的な場所、バザールとはその反対で開放的な空間です。伽藍とバザールでは戦略が違ってきます。

伽藍は閉鎖的でよほどの失敗をしない限り退場しなくても良い反面、冒険的なことはできません。過去の常識判例に従って悪評を受けないようにしなければいけません。いわゆるネガティブゲームの温床であります。社会で例えると伽藍は学校や会社です。学校ではいじめ、会社では出世のことで頭を痛める人の多いことは皆様もご存知ですね。しかし終身雇用が終わってしまった今・・・しがみつき耐える意味があるのでしょうか?しかも日本のサラリーマンが世界で一番、会社を憎み仕事に対して後ろ向きなのだそうです。

バザールは参入も退出も自由。もし商売に失敗してもさっさと別の場所で別の商売でやり直せばいい。開放的だから敵も多い。けどその分やりがいがある。文字通りポジティブゲームです。「失敗を恐れず、ライバルに差をつけるような大胆なことに挑戦して、一発当てる。」そんなことが夢見れる魅力がありますね。

ギバーとテイカー

ギバーとは与える人、テイカーとは受け取る人。

いったいどちらが得をするのでしょう?

答えはギバーです。

なぜかをご説明します。一般にギバーはお金持ちで何でも与える人みたいな印象がありますが私のようなお金がない人間でも充分にギバーになることができるんです。それはギブしても減らないものを選ぶと良いのです。ネットワーク時代のギバーは「面白い情報を教えること」それと「面白い知り合いを紹介すること」です。

これで何が生まれるかですがギブを続ける人には人脈ができます。また有益な情報を共有することができます。このようなコミュニティは「くれ!くれ!」ばかり言ってるテイカーにはできません。ギバーこそ大きなネットワークができるのです。

目次

項目があまりにも多いので私の独断と偏見で気になった項目を抜粋します。

『人生は攻略できる』主な目次

◉世界編

□世界編1 人生はロールプレイングゲーム

◆人生は「物語」
◆運が悪くても不幸にはならない

□世界編2 「自分らしさ」は友達のなかでつくられる

◆友情は学校でしか生まれない
◆AKB48はなぜ48なのか?
◆世界はジモティでできている
◆キャラちがいと自分さがし
◆君はどのタイプ?

□世界編3 「好きを仕事に」の法則

◆子供の人生に子育てはたいして関係ない
◆「圧倒的な努力」ができるのは好きなことだけ
◆好きなことと得意なことがちがっていたら?
◆「きらきらのキャリア」より魅力的な「物語」を

◉攻略編

□攻略編1 お金

◆「自由」とは、イヤなことをイヤだといえること
◆お金持ちの方程式
◆専業主婦は2億円損をする
◆複利は「宇宙で最強の力」
◆お金が大事なのは、お金から自由になれるから
◆宝くじは「愚か者に課せられた税金」
◆所有からシェアする時代へ
◆TPOに合わせてマイホームを借り換える
◆住宅ローンは借金じゃないの?
◆不動産会社はボランティア団体なのか?

□攻略編2 仕事

◆会社に属するひとと属さないひと
◆拡張可能な仕事と拡張できない仕事
◆AI時代には男女の平均収入が逆転する
◆「サラリーマン」は日本にしかいない絶滅危惧種
◆「サラリーマン」は世界でいちばん会社が嫌い
◆伽藍とバザール
◆年収300万円と年収数千万円
◆会社はプロのスポーツチーム
◆「ぬるい日本」で億万長者になる
◆2人でつくった会社を1年で数億円で売却
◆ユーチューバーとプラットフォーマー
◆ブルーオーシャン戦略とニッチ戦略

□攻撃編3 愛情・友情

◆愛情・友情空間と貨幣空間
◆評判が利益を生み出す仕組み
◆働きながら世界を旅する若者たち
◆会社はなくなってしまうのか?
◆ギバーとテイカー
◆貨幣空間は「友だちだらけの世界」
◆新上流階級BOBOS

本書のポイント

この本の対象は

  • 20~30代の社会人
  • 幸せな人生を送りたい人
  • 生き方・働き方に行き詰まっている人
  • お金持ちになりたい人

です。

この方たちが

  1. 好きなことを夢中でやって、いまが楽しい(やりがい)
  2. あとから振り返って「幸福だった」と思える(生きがい)

この2つが積み重なった人生が「幸福な人生」なのだと思います。

それを実現するために必要なのが上記にも上げた

  • お金(金融資本)
  • 仕事(人的資本)
  • 愛情・友情(社会資本)

です。

コウカワシン

もちろんお金が無くても家族・友人に囲まれて幸せな人はいるし、ひとり暮らしでも仕事に生きがいを感じバリバリ頑張る人もいる。

仕事も家族友人もいないけどお金はあって充分って人もいます。

その判断基準は当の本人にしかわかりません。

ものの考え方としてどれか一つでも確保できたら良いと私は感じました。

アクション

少子高齢化の進む日本、若者の市場価値がどんどん上がってきます。

「やりがい」「生きがい」を見つけるには自分の特性(キャラ)を知り戦略的に行動し「好きを仕事」にすることです。

それはなぜか?

人間だれしも得意でないものや好きでないものに努力はできないからです。

ただでさえ仕事って苦しいです。悩みます。好きでなければ続きません。頑張れません。

うまくいかなかったりし失敗するかもしれません。

けど好きなら努力し続けられるのです。

まとめ

この本は「幸福になる方法」が書かれているのではなく「幸福のための土台のつくり方」が書かれています。幸福になるために「やるべきこと」「やってはいけないこと」を事細かく書いてある気がします。

実行するかしないかは本人次第。

学校では本書に書かれているようなことは教えてくれません。

今までの慣習にならって個性を無視し集団活動する教育についてもうオワコンなんだと感じました。

確かに先人の教えは大事です。ですがこれからの時代は伝統+新しい時代に沿った人材育成を施せるような法整備や教育システムが急務であると思います。

優秀なサラリーマンを育成する教育ではなく優秀な人材、経営者を数多く生む教育・環境を作れれば日本としても国益にかなうのではないでしょうか?

みんなが幸せに生き生きとした社会となるためには本書が一つの指針になるべきだと思います。

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コウカワシン

最期までお読みいただきありがとうございます。

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この記事を書いた人

四国在住。
ミニマリスト。趣味は映画観賞と音楽鑑賞、読書、野球観戦。
映画は特に好き嫌いなくほとんどのジャンルーを観ます。音楽はジャズとクラシックが大好きです。読書は歴史書が好きでよく読みます。

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