
こんにちはコウカワシンです。
今回は鈴木祐(すずき・ゆう)さんの著書『服用危険 飲むと寿命が縮む薬・サプリ』から学ばせていただきます。
『服用危険 飲むと寿命が縮む薬・サプリ』は、どんな本?


『服用危険 飲むと寿命が縮む薬・サプリ』は、ズバリ!「サプリにお金かけるなら食べ物にお金をかけたほうがマシ」がわかる本です。
本書は、このような本
誰にとっても「健康」は、とても大事なものです。
最近は、いろんな健康法や健康食品の情報も多く、特に気になるのが、「健康のために飲まなければいけない」が宣伝文句のサプリメントのCMです。
本当に毎日のように情報番組やテレビショッピングでも取り上げられていますよね。
あれを見ると、必ず「欲しい!」って気にさせられる人も多いのではないでしょうか?
でも聞いてください!
あのほとんどのサプリメントは、ほとんど「役に立たない」とか「飲む必要のない」商品ばかりです。
本書の著者、鈴木祐(すずき・ゆう)さんは、サイエンスライターとして年に5000本の科学論文を読み、雑誌やウェブで最新の健康科学の執筆を手がけられています。
その鈴木さんは、これらのCMを信じ切っているわたしたちに向けて「あなたはダマされています」というメッセージを本書で投げかけます。
いろいろと薬やサプリメント、さまざまな健康食品に健康法など、ちまたにあふれて居ますが、何をやっても改善しないと感じるなら、一度読んでおく意味のある一冊です。
本書がおすすめな人
『服用危険 飲むと寿命が縮む薬・サプリ』がおすすめな人
- いろいろとサプリメントを飲んでいる人
- 健康食や健康法に興味のある人
- 薬の副作用に苦しんでいる人
- お金をかけずに健康になりたい人
『服用危険 飲むと寿命が縮む薬・サプリ』の要点は?


有名な薬、サプリメントは、自分にとっても有効で健康維持に欠かせないものだと取り入れている人はたくさんいます。
著者自身もかつてはマニアのようにこれらにハマったといいます。
ですが、「自分はダマされていた」ということを思い知ります。というのもそれらを飲めば飲むほど健康とはほど遠い不健康な自分に気づいたからです。
そこで著者は、むやみにサプリメントや薬に頼るのをやめ、科学に基づいた専門の論文を読み漁り、信頼できる情報と信頼できない情報をより分けたのです。
そこでわかったことが次の3つでした。
- 有名な薬、サプリ、健康法にも副作用は多い
- 9割9分のサプリや健康食品は効果がない
- 「真の健康」に必要なことは科学的にわかっている
本書では、著者が調べた科学的に信頼性が高い情報をもとに、注意して使うべき薬、飲んではいけないサプリメント、実践すると逆効果な健康法、意味がない健康食品についてまとめられました。



それでは、わたしの独断と偏見で、「サプリの信ぴょう性」「サプリの危険度」「何をやれば健康になれるか?」という誰もが興味をいだく話題にしぼって取り上げてみたいと思います。
なお、「薬」「健康法」「健康食品」のことは、大量な情報で、この記事には書くことができませんので、興味ある人はぜひ本書を手に取って読んでみてください。
自分が使っているサプリを調べたことがありますか?
日本はサプリ天国で、内閣府の調査では、国内におけるサプリの市場規模は1兆4千億円にものぼり、これに健康食品を加えると、潜在的な市場規模は3兆円を超えるそうです。
特に近年では、中高年のサプリ利用が増えていて、50~70代が年間にサプリや健康食品に使う金額は平均で6万円を超えるといわれ、益々サプリへの興味が高まっているそうです。
でも、現在のサプリや健康食品は大きな問題が2つあると著者は言います。
- 問題1:医薬品より規制が甘い(効果がない商品が高額で出まわりやすい)
- 問題2:医薬品よりも研究データが少ない(長期的な危険性について誰も断定できない)
その結果、多くの人が何の効果もないどころか、長期的に見れば寿命が縮む可能性すらある健康食品を、ムダに高い値段で買わされるハメになっているというのです。
これを防ぐには、自分の目で現時点で「わかっていること」と「わかっていないこと」を、科学的な証拠にもとづいて、選り分けていかなくてはいけません。
このサプリ、実は危ない
著者は、信頼できるデータを基に、体に害がある可能性があるサプリを本書で示しました。
その一覧がこれです。
飲むと体を壊す7つのサプリ
- マルチビタミン
- ビタミンC
- カルシウム
- ビタミンA/ベータカロチン
- フィッシュオイル
- ビタミンE
- ビタミンB群
皆様が使用されているサプリがこの中にありますか?
それではこの中から、「マルチビタミン」、「カルシウム」、「フィッシュオイル」の3つを取り上げ、何がどのように問題で飲んではいけないのかを説明したいと思います。
マルチビタミン
マルチビタミンを飲んではいけない理由として、次のことが挙げられています。
- がんになる危険性がある
- 目に悪い
マルチビタミンというサプリは、必須のビタミンやミネラルをまとめて摂れることで便利なアイテムです。
ですが、近年「マルチビタミンに健康の改善や病気予防に役立つ可能性はかなり低い」という評価とともに「マルチビタミンでがんになるのでは?」といった可能性も指摘されているといいます。
2011年に東フィンランド大学は、約3万8千人の高齢者を調べたデータをを使って、ふだんのビタミン剤の使用量と死亡率をチェックした結果を論文にしました。
それによると、「高齢の女性において、ビタミンやミネラルの一般的な使用は総死亡リスクの上昇と関係があった」とあり、60歳以上の女性が毎日マルチビタミンを飲み続けた場合、心疾患やがんなどの病気で死ぬ確率が上がったというのです。
さらにこういうのもあります。
アメリカがん協会は、約48万人の男性にマルチビタミンの影響を18年にわたってチェックした長期研究において結論を出しました。
これによると、「定期的にマルチビタミンを飲む男性は前立腺がんにかかる確率が上がる」ということです。マルチビタミン自体の悪影響についてはまだ統一した見解がないものの、注意してしかるべきではないでしょうか。
これでわかることとしては、必ずしもマルチビタミンが悪だと決まったわけではなく、「もし害があったとしても、そこまで怖がらなくてもいいレベル」だともいえます。
そして目に悪いという点では、
イギリスの国民保障サービスが、「抗酸化サプリと目の老化」という研究で約7万6千人分のデータを精査しています。
そこで出た結論は、「どんな抗酸化サプリを飲んでも目の老化には効果がなく、それどころか、マルチビタミンを使うと加齢黄斑変性のリスクが21%も上がってしまう」というのです。
これは驚きですね。
したがってこのように言えます。
- マルチビタミンはかなりの確率で意味がない
- マルチビタミンで人体に害が出る可能性も否定できない
多くの研究者は、「マルチビタミンにお金をかけるくらいなら、そのお金を新鮮な野菜に使う方がいい」と言います。
つまり、ふだんから野菜やフルーツを食べていれば、必要な栄養は摂れます。そのほうが効くかどうか怪しいマルチビタミンを飲むよりは、よほどいい投資になるのです。
しかも食事からたくさん抗酸化物質を摂った場合は、逆に加齢黄斑変性になりにくいという傾向も出ているそうです。
ですので、抗酸化物質はサプリではなく食事から摂るようにしたいものですね。
カルシウム
カルシウムを飲んではいけない理由として次のことが挙げられます。
- カルシウムを飲んでも何の効果もない
- 心臓に悪い
強い骨を作るミネラルとして有名なカルシウムは、加齢にともなって骨折の確率が増える中高年によく愛用されているサプリですが、飲んでも何の効果がないそうです。
アメリカのノースカロライナ大学は、アメリカ政府が行った健康調査のデータを使い、「50~70代の男女が大量のカルシウムを摂り続けたらどうなるか?」を調査しました。
結果は、「1日の必要摂取量より多くのカルシウムを摂っても健康には影響がない」というものでした。1日に400~2000mgという大量のカルシウムを摂っても骨密度にはまったく違いが出なかったということです。
それどころか、70代以上の人が大量のカルシウム飲んだ場合は、逆に骨密度が低下する傾向もあったといいます。その原因はハッキリはしませんが、やはり過ぎたるは及ばざるがごとしだと著者は言います。
「心臓に悪い」という点では、
ニュージーランド・オークランド大学が1966年から2010年にわたり40歳以上の男女約12000人を対象とした11件の無作為化比較試験についてメタ分析を実施しました。
結果は、カルシウム・サプリ(カルシウム500mg/日以上を1年以上。ただし、ビタミンD併用者は除く)を摂取すると、心臓発作のリスクが30%増加し、また心臓発作ほどではないが、脳卒中リスクや死に至る可能性も増えたそうです。
この研究では、1日500mg以上とありますが、著者は「1日に400mg以上のカルシウムを飲んでいる人は要注意」だと言います。
なぜなら、わたしたちの体は、大量のカルシウムをすぐにし処理できないからだそうです。サプリで一気に400mgも飲むと、あまったカルシウムが血液中にこびりついて石灰化し、少しずつ血管がカチカチに固まり、心臓に負担をかけるのです。
ただし、食事からカルシウムを摂った場合には、この問題は発生しないそうです。
約2万4千人の中高年を11年にわたって追跡調査した研究では、カルシウムサプリを定期的に飲む人の心筋梗塞リスクが86%増加したのに対し、同じ量のカルシウムを牛乳や野菜から摂った人には何の悪影響も出なかったとのことです。
食品から摂ったカルシウムは、サプリのように血中の成分量が急激に増えず、体が時間をかけて処理します。そのおかげでカルシウムが血管に害をおよぼさないということです。
ですので、サプリはやめて食事からカルシウムを摂りましょう。
フィッシュオイル
フィッシュオイルを飲んではいけない理由として次のことが挙げられます。
- 健康な人がフィッシュオイルを飲んでも意味はない
- フィッシュオイルほど劣化しやすいサプリはない
フィッシュオイルと聞いて思い浮かべるのが、オメガ3,DHA、EPAといったもので、その名のとおり、魚から採取した脂肪をサプリメントにした商品です。
テレビや雑誌などでは、「血液サラサラ」とか「認知症の予防」といった効能があると盛んに報道されています。
確かにフィッシュオイルが体にとって重要な成分であるのは間違いありません。DHAもEPAも体内で作ることができない必須脂肪酸で、積極的に魚や植物油から摂らないといけないからです。
でも実際にサプリメントは必要ないという研究結果があるといいます。
2012年にギリシャのヨアニナ大学が発表したメタ分析で、過去に行われた大量のフィッシュオイル研究から質の高いものだけを選び、およそ6万9千人分ものデータをまとめたものにはこうあります。
- 健康な人がフィッシュオイルを飲んでも意味はない
- 心疾患のリスクが高い人なら、フィッシュオイルが予防になる
つまり、心臓や血管に問題がない人にはフィッシュオイルは無意味ということです。
反対に、心疾患にかかりやすくなる中高年であれば、フィッシュオイルが役に立つ可能性があるということです。
それから本書がフィッシュオイルをすすめない理由として、「フィッシュオイルは異常に劣化しやすい成分」だということもあげられます。
劣化というのは、酸化のことです。
2017年にハーバード大学医学部が、アメリカで販売されている人気のフィッシュオイル3銘柄をどれくらい酸化しているかを調べました。
結果は、すべてのフィッシュオイルが安全の基準値を大幅に超えて酸化していたとのこと、なかには酸化レベルが基準値の7倍に達した商品もあり、とても健康のために飲めるものではないことがわかったのです。
そもそもフィッシュオイルとは、「多価不飽和脂肪酸」と呼ばれる脂肪酸の一種で、バターや卵に含まれる飽和脂肪酸と違って体内で固まらないため、血管に悪影響は出ません。
でも一方で、酸化に弱いという特徴も持っているのです。
酸化というのは、物質と酸素が結びつく化学反応で、目で見てわかるものとして鉄がサビる現象がそうですね。あれと同じことが体内で起こるということです。
近年では、体内の酸化が原因で寿命が縮んでしまうことがハッキリしています。
ですので、フィッシュオイルをサプリから摂るのは危険だということです。
フィッシュオイルを摂るのでしたら、食品から摂りましょう。
たとえば、サバ缶は空気を完全に抜いた状態で密閉するため店頭に並んだ時点でもほとんど酸化しません。新鮮なフィッシュオイルを摂るにはうってつけの商品です。
健康維持のためなら1週間に2缶も食べれば十分と著者は言います。
結局、わたしたちは何をすればいい?
本書では、サプリだけでなく「薬」「健康食品」「健康法」なども本来必要のないものと紹介しています。
基本的に大半のサプリには効果がありませんし、流行りの健康法は、ほぼムダ。薬も飲まないにこしたことはないといっているのです。
では、何をすればいいのでしょうか?
著者は「本当に必要なのは3つだけ」と言います。
それは、
- 良い友達を作る
- カロリーの「質」にこだわる
- 歩く!歩く!歩く!
といった日常を充実させる行為です。
やるべきこと 1 良い友達を作る
健康な暮らしに必要なものは「食事」「睡眠」「運動」です。
そして「人間関係」も重要ポイントだと著者は言います。
友人、家族、職場の同僚、近所で暮らす顔見知りなど、身近な人たちとどれだけ親密な人間関係を築けるかで、誰でも健康レベルが大きく左右されるのです。
アメリカのブリガムヤング大学は、約30万人の中高年を7年ほど追いかけた健康調査をしました。
分析の結果、「友人との関係がいい人は、友人がいない人に比べて全死亡率が50%も下がる」という傾向があったそうです。
この傾向は、中高年だけではなく、収入や地位なども関係がないそうです。老いも若きも男性も女性も、金持ちも貧しい人も、すべての人に対して「良い友人」はメリットをもたらすといいます。
さらに加えるとすれば、「長寿への影響がもっとも大きいのは親友である」そうです。
自分の子ども、家族、親戚などの肉親より、心から通じ合うような親友がひとりいたほうが、よほど体にはいいということです。
研究者の試算では、今まで孤独だった人がひとりの親友を作っただけで、最大で15年も長生きできるとしているのです。
なぜ、友人で寿命が延びるのかというと、人間が異常に「孤独感」に弱い生き物だからといわれています。
先ほどの調査のデータでは、
- 孤独は早死にの確立を26%高める
- 社会から離れて暮らすと早死にの確率が29%高まる
- 一人暮らしは早死にの確率が32%高まる
ということも発表されています。
そもそも人間は、原始のサバンナやジャングルを生き抜くために集団生活でお互いを助け合ってきました。その結果、「信頼できる他人」がいないと極端に不安になってしまうのです。
そのため、いったん孤独を感じると、人間の体はストレスで少しずつむしばまれていき、やがてうつ病、心疾患、アレルギーといった症状につながっていくのだそうです。
近頃では「孤独死」が問題になっていますが、これも親しい人間関係が失われている証拠です。これを避けるには、身近な「人間関係」を見直し、親しい友人をひとりでも持つべきですね。
やるべきこと 2 カロリーの「質」にこだわろう
サプリは実は不要です。摂るべきは「健康的な食事」です。
特に「カロリーの質」にこだわってみましょう。
2015年、アメリカのイエール大学から、「一番健康にいい食事法を決めることはできるか?」というタイトルの論文が出されました。
それは、食事法について調べた過去の実験データから、健康のためにもっとも重要な要素をより分けたもので、比較した食事法は次のようなものです。
- 糖質制限食:炭水化物を減らす
- 低脂肪ダイエット:脂肪を減らす
- バランスダイエット:1日に必要なだけの栄養素をまんべんなく摂る
- ベジタリアン:おもに野菜だけを食べる
- その他の流行したダイエット:グルテンフリー、ローフードダイエット、マクロビオテックなど
つまり、糖質制限やバランス食といった食事法のなかから「もっとも病気にならずと健康に過ごせる方法」を選んだのです。
でもこれらは、メリットもあればデメリットもあります。
そこで著者は、すべての食事法から重要なポイントを押さえ3つに絞りました。
それが、
- ポイント1:自然のままの素材から作られた食事ほど良い
- ポイント2:野菜が多い食事ほど良い
- ポイント3:肉と魚は品質の良いものを厳選する
ということです。
とにかく野菜を中心にしつつ、良い肉と魚を選び、できるだけ自然のままの食事をするのが一番いいということです。
これが、「カロリーの量」よりも「カロリーの質」にこだわる食事であり、質の高いカロリーを摂ることが最高の食事法なのです。
最近では、いろいろな健康法やダイエット法を謳った書籍がたくさんありますが、どれにもメリット・デメリットがあります。
糖質制限もほどほどにして、脂肪もほどほどにして、野菜多めの食事をする。
つまり、脂肪も砂糖や小麦も悪者ではない、間違った食事法ではないけど絶対に体に良いわけでもない、主に野菜を中心に未加工の食品を食べることで、約8割の慢性病を減らせるのです。
やるべきこと 3 とにかく歩こう!
健康的な日常を送るためには、やはり「運動」が必要です。
最近では、ランニング、ヨガ、エアロビクスなど、たくさんの運動法が紹介されています。
でも著者は、科学的に見れば、毎日を健康的に過ごすためにやるべき運動はただ「歩く」ことだと言います。
世界保健機関(WHO)が2014年に過去の研究から28万人のデータを集め「ウォーキングぐらいの手軽な運動でどこまで健康になれるのか?」を調査しました。
結果は「週に約150分のウォーキングで、運動不足の人に比べて早く死ぬ確率が11%減る」のだそうです。
つまり、1日に20~30分ほど歩くだけでも、相当に寿命は延びるということです。
それから、ウォーキングの効能として「毎日歩くほど体の痛みが消える」ことがわかってきたそうです。
これは具体的にいうと、毎日10分以上のウォーキングをする人は、慢性の腰痛、関節の痛み、線維筋痛症(全身が痛む難病)などが大きく減ったということです。
でも、いったい何歩ほど歩けばいいのでしょうか?
その目安を著者は「1日の歩数ごとに得られるメリット」として示してくれました。
- レベル1:1日5000歩(最低ライン)
- レベル2:1日7500歩(体型の維持と睡眠の改善)
- レベル3:1日10000歩(長生きとメンタルの改善)
- レベル4:1日12500~15000歩(さらなる老化の抑制)
これを参考にして1日の歩数を決め、何度か歩いてみたうえで、一番自分の生活にしっくりくる歩数を選ぶことが、健康的な日常を送るために重要になります。
『服用危険 飲むと寿命が縮む薬・サプリ』の感想・まとめ


自分の健康には、自分で責任を取ろう
本書を読んでの感想は、「自分で自分の健康の責任を取っていなかったなあ・・・・・・」ということでした。
医者から渡された薬は、そのまま服用するし、テレビでサプリメントのCMを見ると、「これは自分にも必要」と思って購入したことがこれまでもけっこうありました。
流行している健康法や健康食品だって試したことはあります。
すべて、「人からのお仕着せ」や「流行りに乗せられた」自分がいるのです。
たとえ、医者から処方された薬が自分にとって必要であっても、その薬の特性については調べるべきだし、流行りに乗せられて自分にとって不必要なサプリなんか飲むべきではないのです。
自分にとって、たった一つの大事な体なのですから、「自分が自分の体の責任を取る」のは、当然だしそうあるべきです。
本書はそれを気づかせてくれる一助になりました。
ですので、ぜひ本書をたくさんの人に読んでいただきたいなあと感じます。
『服用危険 飲むと寿命が縮む薬・サプリ』は、現在(2022年11月13日時点)amazonの本読み放題サービス「キンドルアンリミテッド」の対象になっています。
キンドルアンリミテッドは、ビジネス書からマンガまで幅広いジャンルの本が読み放題です。ぜひこの機会にご検討ください。
『服用危険 飲むと寿命が縮む薬・サプリ』の概要


本書の目次
『服用危険 飲むと寿命が縮む薬・サプリ』
まえがき
第1章 薬とサプリの残酷すぎる3つの真実
第2章 飲むと体を壊す7つのサプリ
第3章 あなたの寿命を縮める9つの薬
第4章 決して信じてはいけない6つの健康法
第5章 金を出すと損する13の健康食品
第6章 結局、私たちは何をすればいいのか?
著者の紹介
鈴木祐(すずき・ゆう)
サイエンスライター。
1976年生まれ。慶應義塾大学SFC卒。
年に5000本の科学論文を読み、雑誌やウェブで最新の健康科学の執筆を手がけている。
主な著書
『YOUR TIME』河出書房新社 (2022/10/18)
『無(最高の状態)』クロスメディア・パブリッシング(インプレス) (2021/7/16)
『ヒトが持つ8つの本能に刺さる 進化論マーケティング』すばる舎 (2022/8/4)
『最高の体調』クロスメディア・パブリッシング(インプレス) (2018/7/13)
『科学的な適職』クロスメディア・パブリッシング(インプレス) (2019/12/13)
『不老長寿メソッド 死ぬまで若いは武器になる』かんき出版 (2021/2/3)
『ヤバい集中力』SBクリエイティブ (2019/9/18)
『超ストレス解消法』鉄人社 (2018/5/22)
『一生リバウンドしないパレオダイエットの教科書』扶桑社 (2019/4/19)
『まんがでわかる最高の体調』クロスメディア・パブリッシング(インプレス) (2020/4/10)
『ヤバい集中力ノート 』SBクリエイティブ (2020/4/18)
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