
こんにちはコウカワシンです。
今回は中野信子(なかの・のぶこ)さんの著書『キレる!』から学ばせていただきます。
『キレる!』は、どんな本?


『キレる!』はズバリ!「キレる感情を分析しコントロールしたうえで平和な生活を手に入れるためのバイブル」です。
本書は、このような本
このようなことはありませんか?
「理不尽なことで上司にキレられたのに、反論できなかった」
「クライアントに無理難題を押し付けられ、結局相手の言いなりになってしまった」
「思春期の子どもが反抗的・攻撃的になり、毎日腫れ物に触るようだ」
もしくは、
「不安になると攻撃的にキレてしまう」
「昔は温厚だった両親が、歳を重ねるにつれ怒りっぽくなった」
「娘と口論になると、ひどいキレ方をしてしまう」
キレている人やいつの間にかキレている自分に振り回されているといった状況は、とても大変で、ストレスもたまります。
でも、「キレる人」というのは、これからだっていなくなりませんし、「キレる」という感情はもともと人間に備わったものです。
だったら、それらと上手に関わっていくほうが、得策だと言えます。
そのようなことを教えてくれるのが中野信子(なかの・のぶこ)さんの著書『キレる!』です。
『キレる!』では、❝キレる❞という感情について、「なくすべきもの」とネガティブにとらえずに、脳科学的に分析しながら具体的な対処法や活用法を考察し伝授してくれます。
ここ最近の高速道路での悪質なあおり運転(ロードレイジ)、児童虐待、モンスターペアレントなど、怒りを抑えきれずに社会的な事件につながるケースが数多く起こっていますよね。
そこで、本書は「人間はキレて当たり前」という視点に立ち、怒りの正体を科学的に分析し、❝キレる人❞や❝キレる自分❞に振り回されず、反対に活用していくといった前向きな生き方を教えてくれる一冊なのです。
本書がおすすめな人
『キレる!』がおすすめな人
- 理不尽な目に遭ってもなかなか言い返せない人
- なぜか知らず知らずキレてしまう人
- 上手なキレ方を知りたい人
『キレる!』の要点は?


「キレる」という言葉は、いろんな場面で、聞きますが、「キレる」とはいったいどのような感情でしょうか?
テレビで、よく「キレキャラ」の人を見ますが、なぜかその場が和み、いつしかキレている人に好感を持ってしまうのはなぜでしょうか?
反対に、どうしても同調できず、キレている人に対し嫌悪な気持ちを抱くのはなぜでしょうか?
最近自分はキレやすくなったと感じる人はどうすれば、「キレる」をコントロールできるようになるのでしょうか?
人間は生きている限り、対人関係に悩み、自分の感情をコントロールすることに四苦八苦します。
そんな中でも、ネガティブな感情としてやり玉にあがるのが「キレる」といった感情ではないでしょうか。
でもそもそも人間とキレるという感情は、切っても切れないものですし、それを上手にコントロールできるようになったら人生の幅が出ると思いませんか?



そこで、本書からわたしの独断と偏見で、「得をするキレ方をする」と「戦略的にキレる「言葉の運用術」」から、キモになる部分をピックアップしてみました。
ほかにも、「キレる人との付き合い方」や「キレる自分との付き合い方」では、具体例、解説、対処法などを著者が著述していますので、気になった方は、ぜひ本書をご一読されることをおすすめします。
得するキレ方をする
成功している人は賢くキレる
昔からテレビの世界では、キレることで人気を集めているような芸人さんや、テレビ討論会などで、ここぞというときに怒って見せる作家や評論家、コメンテーターの方はたくさんいらっしゃいました。
もちろん、ただ単にキレているのではありません。状況をすばやく判断し、絶妙なタイミングで、上手に言葉を選び、賢くキレています。
だからキツイ言葉を発しているように見えても、決して相手を傷つけたり、打ちのめしたりするようなことがないのです。
キレることに求められることとして、
- その場の緊張感を高める
- 場を盛り上げる
- みんなが言いたくても言えないことを代弁する
と言ったことがあげられます。
このことの筋を外さないことで、まわりの共感を得ることができ、さらにキレることにより、❝怒るほど本当なんだ❞という勢いで周囲を巻き込み、同調を得ることができるのです。
結果、キレることで周りを委縮させず、調和して和ませることにもなります。
つまり、上手にキレることで多くの人の心をつかみ、自分の立場を手に入れるということを成功者は何気なくやっているということです。
キレることの特性として、激しい感情が表にでますから、それだけ人の心をも揺さぶることになります。
したがって、キレるという行為は、上手に使うことで、人間関係において自分の居場所をつくり、自分のポジションを向上させるためにも欠かせないコミュニケーションスキルであるのです。



たとえば、マツコ・デラックスさんは、どちらかというと辛口で鋭くツッコミを入れたり、ときには怒りをあらわににして大声を出したりする❝キレ❞キャラのイメージがありますよね。
テレビを見ていて思うのはキレて、みんなを盛り上げているという点です。
❝キレ❞技を上手に使うことで、場を盛り上げる、しかもみんな同調する・・・キレることの必要性・重要性を知ることで、自分たちも使える人にならなければいけませんね。
言い返さない人はいじめの対象になりやすい
学校のという社会の中でサバイバルしていく武器の一つとして、上手に❝キレる❞ということを使ってほしいのです。
ひたすら黙って耐えて、最後に自分の命を絶ってしまうよりも、はるかにキレたほうがよいはずです。
「バカ」や「チビ」と言われたときに、「お前も世界基準で見たらチビだろ」「燃費がよくていいだろ」などと軽妙な感じででも言い返す人はいじめられにくいのです。
「確かにその通りだ」と思ったとしても、言い返さなければなりません。「確かにその通りだけど、お前に言われる筋合いねーよ」と言えるかが大事です。
いじめられそうになったら、「それって、犯罪だよ」と言うだけで、相手の行動は、まったく変わってくるはずです。
著者が本書で伝えたいことは、キレるということが、必ずしもデメリットだけではないということです。
キレるという意識のアクセルを一気に踏み込むような行動が自分を守る術として必要なことだと言いたいのです。
いじめの問題というのは、最初は❝いじり❞や❝からかい❞でしょう。
そのときに「言い返す人」と「言い返さない人」では、その後でどちらがいじめに発展する可能性があるかは一目瞭然ですね。
もちろん、いじめる相手が悪いのはもちろんですが、言い返さないことでいじめがエスカレートしていく可能性があります。そのことで相手との間に目に見えない上下の差ができてしまいます。
その上下の差というものは、なかなか埋めることができないのが現状ですよね。
ですので、自分の身を守る武器として❝キレる❞を有効活用していくべきだということです。



自分を守るのは自分しかいません。
もし自分が不当に扱われたのなら、おとなしく黙っていてはいけません。
相手が傷つかない言葉で、言い返すことでいじめの度合いが変わってきます。
もちろん問題はそう簡単ではないかもしれません。言い返したことでいじめが激しくなってきたら、自分の身を守るために絶対に逃げましょう。
学校を休む、転校するといった方法を使ってでもいじめを回避すべきです。
生き抜くために❝キレる❞スキルを身につけよう
サバイバルは子どもだけではありません。
大人になってからでも延々と続いていきます。
職場の上司の暴言やパワハラに耐えられず、精神を病んで会社を辞める。最悪の結末として、辞められずに自殺してしまう人について、「なぜそんな上司の言いなりになっているの?」と思う人もいるでしょう。
でも、そういう人ほど真面目で、仕事熱心な人だったりします。そして、上司に反論や意見を言うことを憚(はばか)ってしまうような気遣いの人でもあります。
日本人は、子どものころから「すぐにキレたらいけない」と教育され、いい人は怒らない人というイメージを強く持っています。
つまり、自分の感情を抑えてがまんし、言葉で抵抗を図るような教育はされていないということです。
結果、上司に「反論をしてはいけない」「意見を言ってはいけない」というふうに自分に暗示をかけ、自分を追い込んでいくことになるのです。
気づいたときには、もはや手遅れで、思いやってくれる人の言葉も心に届かず、❝キレる❞が自分に向かってしまいます。
最初のまだ心が元気なうちに、その暴言に対してひと言でも言い返していれば、そこまで追い込まれることはなかったかもしれません。
人間関係をつくるのに、出会いの初めはとても肝心です。そのときに言い返せるのか、言い返せないのかがその後の関係に大きく影響します。
そのときに大事なのが「感情的にキレる」ではなく、自分の感情をきちんと表現し、「守るためにキレる」ことを心得ておくことです。



子どもでも大人でも、社会で生きていくのは大変です。
自分らしく生き抜くためにも❝キレるスキル❞を身につけていきたいものですね。
戦略的にキレる「言葉の運用術」から
いい人にならない
私がヨーロッパの研究所に赴任していたとき、同僚から言われた言葉があります。
「Don’t be nice!」❝いい人になるな❞という言葉です。
そして、「あなたはもっと怒ったほうがいいよ」とも何度も言われていました。
いい人と見られたいという思いから、空気を読んで自分の意見を言わず、その結果人の言いなりになってしまう私の性格を見透かして忠告してくれたのだと思います。
その同僚という人が、アルジェリア出身のけっこうなキレキャラ女性だったとのことですが、立場的にヨーロッパ人よりも弱いからか、自分の主張を通すための手段でキレキャラを演じているように見えます。
著者も海外で暮らしていると、ときにキレるということが必要な場面が多いと言います。
生き抜いていくためにも「自分の主張を通す」ことが重要ですし、その主張を通す手段としても❝キレる❞ことが必要スキルであると言えるのです。



「いい人にならない」=お人よしにならないということですね。
本書の主張である都合のいい人にならないためにも効果的なキレキャラを演じたいものですね。
気持ちはキレていい。言葉でキレてはいけない
戦略的なよいキレ方のポイントは、気持ちでキレても言葉ではキレないことです。
人格を傷つけられるようなことを言われたとき、我慢をする必要はありません。我慢をしたら相手の思うツボだからです。
だからといって、同じように悪口雑言、相手の人格を傷つけるようなことを言ってしまうと、さらに反撃をくらうリスクがあるだけでなく、周囲からも同じようにキレやすい人というレッテルを貼られ、あまりよい結果にはならないでしょう。
相手からの人格を傷つけるような言葉に気持ちでひるむことはしなくていいのですが、こちらが放つ言葉は選びましょう。
気持ちはキレても相手との関係性を崩さず、なおかつ自分を守る言葉を選びましょう。
同じ言葉でもキレて使うのと戦略的に工夫して使うのでは結果はまったく違うものになります。大事なことは❝キレる❞をコントロールできているか、いないかです。
それだけでも相手への印象が変わります。
そこで、著者が具体的な切り返し方の例をあげています。その中からわたしの独断で3つほど取り上げてみました。
面倒な人だと思わせる
相手に自分と口論するのは面倒だと思わせるのは、攻撃をかわすのに有効です。
たとえば、相手にののしられたときに、
「そこまで言い切りますか? リスクの高い言い方を課長がわざわざ選んでいらっしゃるのは不思議です。パワハラが問題になりやすいこのご時世になぜですか?」
などと、まずはシンプルに、相手の真意をただすようにして、自分の不快を伝えることが重要です。
セクハラなら、
「私が男でも、そういうことをおっしゃいますか?」
「上司が部下にそういうことをおっしゃるのはコンプライアンス的にいかがでしょう?」
と、さらりと相手に後ろめたさを感じさせる言い回しなどが有効ですね。
たしかにこのように反論するのは勇気がいりますが、自分は悪くないのに不当な扱いを受けていることを相手に示すことで、もやもやした気持ちから解放されます。
そして相手から見たら「面倒なヤツ」だと思い、ターゲットを変えるようになるということです。
ユーモアで本質を伝える
イラッとしたとき、相手を追い詰めてしまうような言い方をすることもあります。ですが、追い詰めてしまうと、何を言いたいかを考えようとする気持ちの余裕がなくなります。
結果、伝えたい本質が伝わらず、むしろ誤解されることになります。
そこで、ユーモアを交え、クスっとさせるようなひと言で、本質を伝えるスマートな言い回しを覚えておくと便利です。
『深夜のダメ恋図鑑』(小学館)という人気漫画では、そのようなユーモアあふれる会話例がたくさん載っているそうです。
極端なものばかりですが、参考までに著者が紹介してくれました。
(例)25歳で彼氏がいないことをやり玉にあげられ、「なにその負け組臭。オレがつき合ってやろーか?」と馬鹿にしてくる同僚に対して
⇓
「アハハ。そうだねー-☆ で、オマエと付き合ったところでいったい何に勝てるの?」(5巻)
(例)日頃から家事をまったく手伝わない同棲相手が、仕事で疲れたと訴え、共働きの彼女が作った料理にまでケチをつけたとき。
⇓
「あたしは、仕事に家事にオマエの世話で疲れているけど・・・。諒くん、仕事だけしてそんなに疲れているの? 大丈夫? 病気? もっかい聞いていい? 仕事だけしかしてない人間が、いったい何をそんなに疲れるの? まさか息?」(2巻)
(例)年上の男性が、「なんの苦労も知らねーゆとりが!」とゆとり世代の若手に言いがかりをつけたとき。
⇓
「ハイ出たー。困ったときのゆとり頼み。先輩~、ゆとり相手にムキにならないでくださいよオ」(1巻)
(例)受付の仕事中、嫌みが止まらない訪問相手に
⇓
「市来さん、今日は何しにいらっしゃったんですか? 来社カードの来訪目的、『受付とケンカ』ですか?」(4巻)
まあ、ちょっとこれはどうなのかなあという気もしますが、このようにユーモアを交えた言い回しは、角も立たずに対応できそうですね。
こういった引き出しをたくさん持っておきたいものです。
ニコニコしながら主張を通す
松下幸之助さんは、偉大な実業家ですが、切り返しの達人としても知られた人だそうです。
商談で、「もう少しまかりませんか?」と値切られたときに、まけられない理由をハッキリと伝えて、主張を曲げなかったそうです。
「これは、自分の社員が一生懸命考えて開発したものです。ぼくの取り分は減らしてもいいですが、それでもこの価格が精いっぱいです。なんといっても開発してくれた人に報いたいので、どうぞこの値段で買ってくれませんか」
というような言い方で交渉するそうです。
これには、商談相手も納得せざるをえないといったところですよね。このように正当な理由を出して上手に抵抗することが大事なのです。
海外での交渉でも同じことがいえます。
そのような交渉の場で大事なことはニコニコ笑顔を絶やさない一方、決して自分の主張を曲げないことが大事です。
これは大手電機メーカーの役員を務められた敏腕ビジネスマンの方の戦法なのです。この人は物腰の柔らかい、周囲に気を使える素敵な紳士なのですが、世界中の敏腕ビジネスマンを相手に、自社の技術を売り込んだ交渉上手な人でもありました。
NOと言えない日本人は国際的にときには❝カモ❞にされてしまうことがあるといいます。
そういうときでも相手の話をよく聞き、相手に対する尊敬の念や気遣いを見せつつも、主張は譲らず、いつの間にか自分の主張が通るように相手を巻き込んでいきます。
そして相手のプライドを傷つけることなく、自分たちのやり方のほうが得であると思わせるような言い方をするのです。
これにより、カモにされず、貿易相手と良好な関係を築きながら事業を成功に導いていったのです。



どのようなものからでも、上手にキレるための言葉を学習することができます。
もし、どこかで切り返すのに適当な言葉を見つけたら、「これは使える」と、メモにでも残しておきましょう。
誰も損しないキレ方は大きな武器
「あなたのそういう言い方ってちょっとおかしいと思うんですよね」と言いたいときに、さまざまなパターンを言葉のストックとして持ち合わせていることは、今後の人生にとってきっと大きな武器になるはずです。
「お前のやっていることは無駄なんだ」
といじる上司がいたら、
「今この時間のほうが無駄じゃないですか」
と言ってみる。もしくは言いたいだけ言わせて、
「そろそろいいですか? 時間がもったいないんで」
と正当な意見を言って相手に気づかせるのもよいでしょう。
ちょっと矛先をそらしている感のある「キレ方」ですが、これだったら相手だってこれ以上攻撃のしようがありません。
これを「生意気にもオレに意見しやがって」というような上司は、これ以上議論する価値のない人だということです。
ひとつ注文を付けるのであれば、「角が立たないような言い方を心がける」といったところでしょうか。
誰も損をしない、でもきちんと自分の言いたいことを伝え、不当な攻撃から自分を守る、そういう上手なコミュニケーション法を身につけておくだけで、余計なストレスを抱えなくてもよくなります。
理不尽な攻撃をかわしつつ、チクリと相手に反撃する言葉の引き出しをたくさん増やし、そして練習し、自分のコミュニケーションスキルとして身につけていきたいものですね。



そのためにも誰も損しない上手なキレ方に必要な豊富な語彙力と運用力をぜひ日頃から蓄え、いざというときに使えるようにしておくことが肝心ですね。
『キレる!』の感想・まとめ


「キレる」は良い人間関係を築くための必須スキル。上手に使って自分らしい人生を切り開いていこう。
人前で、なかなか自己主張できない人はかなりいます。
自己主張できない人が不幸せだとは言い切れませんが、単なる「いい人」と思われて都合よく他人に利用されることはあると思います。
そして深刻なのが、❝イジリ❞や❝からかい❞が、エスカレートして「いじめ」や「パワハラ」、「セクハラ」といったものになり、自分のメンタルをひどく傷つけてしまうことです。
「あのとき、うまく言い返せていたら・・・」
そうですよね。それができていたら「いじめ」にまで発展しなかった可能性はあります。
本書では、自己防衛策の一つとして「キレる」ことの重要性を教わりました。
でも、「キレる」は、諸刃の剣です。
うまくコントロールできないと、自分自身にもダメージがあります。
ですので、「キレる」という武器をうまく使いこなせるように、本書に一度目を通して見てください。
『キレる!』は、現在(2022年7月4日時点)amazonの本読み放題サービス「キンドルアンリミテッド」の対象になっています。
キンドルアンリミテッドは、ビジネス書からマンガまで幅広いジャンルの本が読み放題です。ぜひこの機会にご検討ください。
『キレる!』の概要


本書の目次
『キレる!』
はじめに
第一章 損するキレ方、得するキレ方
第二章 キレる人の脳で起こっていること
第三章 キレる人との付き合い方
第四章 キレる自分との付き合い方
第五章 戦略的にキレる」「言葉の運用術」
著者の紹介
中野信子(なかの・のぶこ)
1975年、東京都生まれ。
脳科学者、医学博士、認知科学者。
東京大学工学部応用化学科卒業。東京大学大学院医学系研究科脳神経医学専攻博士課程修了。
フランス国立研究所ニューロスピンに博士研究員として勤務後、帰国。脳や心理学をテーマに研究や執筆の活動を精力的に行う。
科学の視点から人間社会で起こりうる現象及び人物を読み解く語り口に定評がある。現在、東日本国際大学教授。また、テレビコメンテーターとしても活躍中
著書
『世界の「頭のいい人」がやっていることを1冊にまとめてみた』アスコム (2021/9/1)
『フェイク ~ウソ、ニセに惑わされる人たちへ~』小学館 (2022/6/6)
『中野信子のこども脳科学』フレーベル館 (2021/8/23)
『あなたの脳のしつけ方』青春出版社 (2019/9/10)
『科学がつきとめた「運のいい人」』サンマーク出版 (2013/2/20)
『人は、なぜ他人を許せないのか?』アスコム (2020/1/25)
『サイコパス』文藝春秋 (2016/11/18)
『脳内麻薬』幻冬舎 (2014/3/28)
『シャーデンフロイデ 他人を引きずり下ろす快感』幻冬舎 (2018/1/17)
『不倫』文藝春秋 (2018/7/20)
『毒親 毒親育ちのあなたと毒親になりたくないあなたへ』ポプラ社 (2020/3/25)
『ペルソナ』講談社 (2020/10/21)
『努力不要論』フォレスト出版 (2014/7/20)
『「嫌いっ!」の運用』小学館 (2020/12/1)
『ヒトは「いじめ」をやめられない』小学館 (2017/10/3)
『脳科学からみた「祈り」』潮出版社 (2011/12/20)
『空気を読む脳 』講談社 (2020/2/20)
『あなたの脳のしつけ方』青春出版社 (2017/9/1)
『脳はどこまでコントロールできるか?』ベストセラーズ (2014/8/18)
『メタル脳 天才は残酷な音楽を好む』KADOKAWA (2018/3/5)
『悪の脳科学』集英社 (2019/11/15)
『脳はなんで気持ちいいことをやめられないの?』アスコム (2014/4/19)
『東大卒の女性脳科学者が、金持ち脳のなり方、全部教えます。』経済界 (2013/12/14)
『幸せをつかむ脳の使い方』ベストセラーズ (2016/12/25)
共著
『不倫と正義』新潮社 (2022/4/18)
『生贄探し 暴走する脳』講談社 (2021/4/22)
『なんで家族を続けるの?』文藝春秋 (2021/3/18)
『ブラックマーケティング 賢い人でも、脳は簡単にだまされる』KADOKAWA (2019/9/27)
『脳から見るミュージアム アートは人を耕す』 講談社 (2020/10/21)
『脳・戦争・ナショナリズム 近代的人間観の超克』文藝春秋 (2016/1/20)


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