
こんにちはコウカワシンです。
今回は、細井龍(ほそい・りゅう)さんの著書『現役ドクターが教える!医学部合格への受験戦略・勉強法』から学ばせていただきます。
『現役ドクターが教える!医学部合格への受験戦略・勉強法』は、どんな本?


『現役ドクターが教える!医学部合格への受験戦略・勉強法』は、ズバリ!「最強の職業『医師』になるための攻略法」です。
本書は、このような本
高収入で、誰からも尊敬され、あこがれの職業のひとつに「医師」があるのをまず疑う人はいません。
ですので、「医師」になりたくて、医学部を受験する人は、少子化により受験生自体は減っているのにも関わらず高倍率を維持しているそうです。
このことから医学部受験には、様々な対策が必要であるといわれています。
その中のひとつに、医学部受験専門の塾に入るというのがあります。
本書の著者細井龍(ほそい・りゅう)さんは、現役の医師であり、医学部受験専門の塾「MEDUCATE」という家庭教師スタイルを主とした予備校を主宰されています。
著者自身、教育を愛していて、そして教育業界に対して挑戦を続けていたいために、医師を続けながらも受験教育を続けているのです。
医学部受験は人生を大きく変えます。
医師となってその後の人生を生きるのか、医師にならずに残りの人生を過ごすのかでは、全く異なった人生となることから、人の人生を変えるという責任ある仕事に関わりたいという著者の熱い思いがあるのです。
そんな熱い思いと医学部入学を考える受験生とその家族に向けて、医学部受験の現実、そして医者になってからの生活など、医学部受験を迎えるにあたって必要な基本知識、勉強方法を学べる一冊なのです。
本書がおすすめな人
『現役ドクターが教える!医学部合格への受験戦略・勉強法』がおすすめな人
- 医師を目指す人
- 将来の進路をまだ決めていない人
- 暗記が苦手で勉強のやり方がわからない人
『現役ドクターが教える!医学部合格への受験戦略・勉強法』の要点は?


医者を目指す想いを高める
あなたが医学部に入り医者になりたいのかという動機は何ですか?
親に言われたから?
身近な人を病気で亡くしたから?
ドラマで見てかっこよかったから?
日本の医療を変えたいから?
世界の貧困に苦しむ子供を救いたいから?
もてたいから?
安定した職業だから・・・・・・?
医学部合格において、合格したい理由に良いも悪いもないと著者は言います。
医学部か他学部か迷っているような人、他人に触発されなければ医学部を目指す勇気が出ない人はまず受からないとも言い切ります。
だからまず先に医学部を目指す気持ちを自分で養わなくてはいけません。
自分で医学部に行きたいという理由を確たるものにし、強い合格欲求を生み出すことが重要です。
医者になるメリットは何か?
私は親御さんにも生徒さんにもよく「医学部に入ることが最大の投資」とお話しています。
受験教育に1000万円かかっても、医師になれば、医師にならない場合との差額を考えても5年で元本を回収できるからです。
投資金額を5年で回収できるのは、利回り20パーセントを超える優良投資に他なりません。
さらに医師は、サラリーマンと比べても、若いうちから高収入であり、さらに定年がないため、キャッシュフローが長く生じ、その投資効果は絶大になります。
さらに著者はこうも言います。
東大・早慶卒で一流企業に就職しても勤務開始から5年以内に年収1000万円もらえる人がなかなかいないのと、外資系金融機関や保険、不動産の営業などで、医師より高収入が望めても精神的に過酷な毎日が強いられる現状があるといいます。
一方、医師は過酷な営業努力をすることなく、保険診療という国の制度のもとで、実直に日々の業務をこなすだけで安定した収入を得ることができます。
しかもそこには、飛び抜けたコミュニケーション能力も交渉能力も要らないのです。
それから、今後、AIが人間の仕事を奪って行くと言われていますが、医師は説明責任(判断の責任)が重視される職業なので、最後まで生き残れる可能性が高いとも言われているそうです。



これだけを見ても、医師が「最強の職業」というのがうなずけますね。
たしかに最難関といえますが、誰もが目指せないから医師という職業が尊いのです。
医学部受験は甘くない! なぜ医学部に入りたいと思うのか?
MEDUCATEにはたくさんの様々な経歴の方が来ます。
生徒は小学生から多浪生、再受験生まで、どの塾よりも広い年齢層を受け入れています。全員のスタート地点は異なりますが、目指すゴールは同じ。
「医学部に合格する」ことです。
MEDUCATEでは、スタート時点での成績で生徒を差別しないようにしています。塾によっては、入塾テストを課して、成績で生徒を選別して入塾させている塾もあるようですが、当塾ではそれはしていません。
では、何で選別しているかというと、「医学部に絶対合格する」という強い気持ちがあるかどうかです。
逆に成績は良くても、医学部受験に対して本気になれない人は入塾をお断りしています。
つまり、やる気次第ということですが、本人が医学部に行きたくないのに無理やり行かせるのは不合理だということです。
しかも、実際入塾時の偏差値が30でも40でも合格とは関係ないそうです。もともと、医学部に合格しているほぼ全員が高1のときに高3の模試を受ければ、偏差値40くらいになってしまうそうです。
つまり合格者も皆、もともと偏差値40なのだそうです。
その後、2年なり3年なり、無駄なく過ごしていれば医学部に合格できるわけで、初期値の差は努力でどうにでもなると考えられています。
そこで、何が合否の差を生むかというと、「本人の意識」だと著者は言います。
意識は行動に反映されます。意識が合格者のそれと同じくらいにならないと、正しい行動が導かれずに、多浪したり、不合格の結果、他学部に進むことになります。



つまり、医学部合格という意識をしっかり持つことが大事なのですね。
意識をまず高いレベルに持って行くことが、確実に合格率を上げる・・・これは鉄則だと思います。
勉強は一日でも早くスタートしよう
再受験生からもよく相談を受けるのですが、「仕事が落ち着いたら医学部を目指そうと思っている」とか、「来年から本気出そうと思っている」という人は、まず合格することはないでしょう。
今が一番若い、ということを理解できていないからです。
来年からやる、という人に、「では今年は生半可に生きるのですか?」と問いたくなります。仕事しながらでも育児をしながらでも、医学部に合格している人はいくらでも実在するのです。
高校生も浪人生も同じ。やらない理由を自分で捏造(ねつぞう)することほど無駄なことはありません。口だけならば、やらないほうがマシです。
中途半端に医学部受験をすることは人生の浪費になる可能性が非常に高いからです。
誰でもそうですが、胸に熱い希望があるのなら、即座に行動しましょう。
「思い立ったが吉日」です。
人間はこの瞬間が一番若いです。それは絶対に変えられません。つまり思い立った今こそが行動を起こすタイミングであり、最も勝率が高い瞬間だと著者は言います。
その勝率を高めるためにも一日も早く勉強を開始しましょう。
受験勉強とは、履修必要量が一定で、期日の決まった試験です。履修必要量が一定ならば、当然ながら早く始めることこそが最も確実に勝率を上げるからです。
それを、「何かのタイミングに合わせて始める」とか言うことは、ただ単に逃げているだけですよね。
本当に医者になりたくて医学部受験するのであれば、たとえ今が1年のうち中途半端な時期であっても勉強を始めるはずです。
もし他人から「今からその成績で医学部受けるとか本気で思っているの?」と言われてもそれは他人の僻(ひが)みです。むしろ「見返してやる!」と自分を鼓舞(こぶ)して、行動しましょう。
そこが人生の転機なのです。



著者の意見は、医学部受験が生半可なものではないということを物語っていますね。
たしかに厳しい言葉の数々ですが、これは受験生に対する愛情だと感じます。
だからこそ、「今行動しろ!」と熱く語るのです。
わたしも経験ありますが、自分が興味持ったことは躊躇なく即座に行動しますよね。
そういう心境になるように自分を鼓舞して意識を高めましょう。
医学部合格を効率化する勉強法
暗記の基本方針
暗記の効率化の基本は五感の連動性です。
記憶は海馬(脳)で処理されますが、五感をフル活用したほうが、その情報の重要度が高いと認識され、インプットの効率が上がります。
受験生が自習室などで勉強しながら実際使える五感は、視覚、聴覚、触覚の3つでしょう。概して暗記が苦手な人は、ただ参考書や単語帳を見て覚えている人が非常に多い。
書いたとしても少々なぞる程度で、そこに重きを置けていません。
正しい五感を使った記憶の方法は「見ながら、書きながら、口ずさみながら」です。
自習室で声なんて出せない・・・・・・。そんなときは唇を動かすだけでもよいのです。
学習の基本は暗記です。
思考力の賜物だと思われがちな数学さえも、基盤にあるのは暗記です。
どの科目も学習の基本は暗記。
「暗記を制する者は受験を制する」ということです。
その暗記をよりやりやすくするのがこの「見ながら、書きながら、口ずさみながら」です。
著者は、自分で吹き込んだ声を録音して「聴きながら暗記する」というさらにハイレベルな方法も伝授してくれています。
スマートフォンなどのボイスメモ機能を使い、覚えにくいこと、前日覚えられなかったことなどを、寝る前にスマホに吹き込んで、聴きながら寝る。あるいは通学中に延々とリピートするといいと言います。



五感暗記は、効果がありそうな暗記法ですね。
これを使わない手はありません。
学習の基本は暗記!
暗記物が苦手な人はもちろん、得意な人もまたひとつ武器が増えるということですね。
繰り返して繰り返して繰り返しまくれ(復習の策士たれ)
誰もが最初は、頑張ってもなかなか覚えられないものです。
私も高校2年の夏から受験勉強を始めたときには、こんなにも自分には暗記能力がないものかと落胆しました。
しかし、歯を食いしばって、効率的に暗記するにはどうすればよいかを考えあぐね、ひたすら繰り返し、適切な復習タイミングを模索することで、軒並み要領が良くなりました。
メモリの容量も増え、フォルダが整理されて忘れにくくなり、何を覚えるのにも効率的にできるようになったのです。
最初から暗記力の高い人間なんてほぼいません。
皆トレーニングして自分の脳というOSをアップグレードして、上位互換させているだけなのです。
人間は翌日には覚えたことの74パーセントを忘れるそうです。
MEDUCATEで奨励しているのが「当日寝る前」「翌日」「1週間後」の復習だそうです。
やれといってもやらない生徒がほとんどなので週間予定表の中にチェック項目として、復習チェックボックスを作っているそうです。
週間予定表も4週間の予定が閲覧できるようにデザインし、前週の履修内容が一目瞭然になるようにしているそうです。
それをさらに講師が授業で本人に「説明させて」チェックすることにより、学習効果がグーンと上がります。
毎日復習を意識して過ごすだけでも、かなりの学習効果の上昇が見込まれるということです。
つまり、「繰り返して繰り返して繰り返しまくる」ことでしか人間は完璧に理解できないのです。
著者が英単語帳の暗記で、9割の単語を瞬時に言えるようになるには4周ほどかかったそうです。
英語の成績が伸び悩んでいる生徒にいくら繰り返したかを聞くと「3周」という答えが返ってきました。それぐらいで100パーセント完璧にできるのならかなりな逸材です。
しかし、人間の頭脳は、それほど優秀にはできていません。
以前、東京大学受験指導の名門「鉄綠会」の英語クラスで最上位にいる生徒の単語帳には世にも恐ろしいほどの書き込みと正の字(10周以上している)で、埋め尽くされていたそうです。
ですので、単語帳3周程度で満足している人は、日本最強塾のトップクラスの生徒より記憶力、また記憶効率が良い、と胸を張って言えるかを手を胸に当てて考えてみなければいけません。
「完璧」というものの意味を理解していないと、漠然とした自己満足の学習になってしまうので、気をつけなければいけないと、著者は言います。
バツの工夫で超高速復習
1冊何か問題集を仕上げるとなったら、最低5周は必要なので、当然、時間がかかります。そこで、バツ(不正解)の段階分けを用いて、効率的に復習していく必要があるということです。
バツ(不正解)のつけ方を工夫することで、効率的に復習を管理しましょう。
できない生徒の参考書を見ると、たいていが真っ白か、規則性のない様々な線が引いてあり、非常に閲覧性が悪いそうです。
これでは、できない部分の視認性が悪いばかりか、すでにできているところを復習することになり、効率が悪いといいます。
MEDUCATEでは、参考書のバツのつけ方を統一しているそうです。
結果、講師の指示がわかりやすくなり、指導のブレをなくし、さらに生徒間での進度の比較が可能になっているそうです。これにより、生徒が詰まりやすい場所をデータ化することもできるのです。
やり方はというと、
問題を解く際には必ず、日付とバツをつけます。
バツは色を分けて1周目に間違えたら1バツ、2周目に間違えたら2バツ、3周目に間違えたら3バツとつけていきます。
どの問題集も同様に体系化してバツをつけていくのです。
数学、物理に関しては段階バツをつけるとよいとしています。
※A~Dにバツを仕分けする。
A:100パーセント解けるので二度と解かなくてよい
B:ほぼ解けたが、もう一度解いておきたい
C:方針は浮かび、途中までは行ったが解ききれず
D:まったく手が出なかった
以上に仕分けして、全問Aをとれるまでひたすら計画的に繰り返すのです。
この際、1周と1周の間隔は、1カ月以上開けなくてはいけません。短期記憶で解けてしまってバツの質が落ちることを防ぐためでもあります。
このバツのつけ方は、もちろん自分がどの問題が解けていないかが一目瞭然。そのうえ、復習するときに効力を発揮します。
模試まで1週間で問題集全体を見直したいときに、全問やるのは時間的に不可能です。そんなときは3バツ以降の問題から復習します。
1ヵ月で復習したいときは1バツから復習します。
このように復習の重要度別に、量、スピードを調整できることがこの学習法の強みなのです。
秋以降にどのような参考書が完成されれば、復習が効率化できるかを予期しながら勉強して、参考書を作り上げていくことで、合格確率を高めることができるのです。
短期的にも長期的にも最高率を目指していきたいものですね。



一度やっただけで、確実にできる人なんていません。
どんなに成績上位の人でも繰り返し繰り返しやることで、正解確率を高めているんですね。
これは、医学部受験に限らず、他の学部への受験、または資格試験にも使える方法だと思いますね。
つまり、どなたにも必要な勉強法だということです。
逆算計画管理で綿密に攻める
MEDUCATEでは、
最終目標(志望大学合格)
中期計画(3カ月後の模試の成績)
短期計画(1週間の日割り計画)
の3本の計画を立てます。
最終目標は、もちろん第1志望校合格です。これは自分の文字で最終目標を記載し、目につくところに必ず貼ってもらいます。
そして寝る前に10回読み上げ、目標達成する自分を脳裏で強くイメージしてもらいます。
目標を達成している自分を明確にイメージすることから現実化は始まります。
あなたが偏差値30でも40でも関係ありません。
これを見ると、「本当に合格できるの??」という気持ちになりますが、自分は絶対に医学部に受かるという強い意志が、すべての原動力だと著者は言います。
しかも、「自分は医学部に合格するべくして生まれてきた!」と思い込むことが、モチベーションを最高潮にするとまで言います。
「根拠のない自信」ということですが、あのソフトバンク会長の孫正義氏でも「最初にあったのは夢と、根拠のない自信だけ。そこからすべてが始まった」と言われています。
自身も根拠もなくても、自分が強く思い描いたことは必ず実現できます。(これは著者の原体験からきていることです)
逆に、受からないと思っている人は、絶対に受かりません。誰よりも「医者になりたい」という思いを強く持てた人こそが、合格に向けた最も効率的な行動をすることができるのです。
そこで、計画の立て方ですが、中期計画をとにかく意識しましょう。
中期計画は、第1志望から逆算し、成績の上昇推移を予想しながら3カ月後に必要な成績を割り出します。
その時点で、どの参考書が終了し、どの程度の成績上昇が見込めているかを算出して、実現可能な目標を提示します。
それを達成するために習得すべき各参考書のページ数を割り出し、1週間単位の計画に落とし込んでいきます。
さらに著者は、中期目標達成だけを考えて1分1秒を生きることの大切さも説いています。
1時間を、1日を、1週間を本気で過ごせない生徒は、1年間を本気で戦い抜くことはできない。それでは絶対に合格できない。だから常に自分に「今過ごした1分は目標達成につながっていたか?」を問いかけろと言います。
そうすれば、無駄だと思えるような時間はいくらでも見つかるし、それを削ぎ落すこともできるのです。



人生の岐路に立つとき、自分に対して厳しい試練を与えなくてはいけません。
しんどいけど、「これはいったい何のため?」という問いかけをすれば、自分にいくらでもムチを撃てるし、それが結果的に充実した時間を過ごせたとも言えますよね。
こういったことは、やみくもにやってもダメです。
しっかりした計画のもと、自分を操っていきましょう。
必勝合格するためのQ&Aから3つ
今、偏差値40~50ですが医学部受験できますか?
高3です。病気を患い入院して勉強があまりできませんでした。
今、偏差値40~50ですが医学部に合格できますか?
強い心をもって取り組めば、イメージできるものは実現できる。
著者は、返答は続きとして、
「できますか?」と聞いている時点で、甘さがにじみ出ています。私ができないと言ったら諦めてしまうのでしょうか。
その程度の意識では医学部受験は有利に戦えません。「できる、できない」ではなくて「誰よりもやる」ことが大事です。
入院を含め、家庭の事情など、皆それぞれ不利な状況はありますが、そのなかで策を練って合格を勝ち取っていきます。
まずは偏差値云々ではなく、「絶対に受かる」という意識を持つことが先決です。
とされています。
実際に、少なくとも偏差値を60以上にしないと医学部受験の土俵には上がれないですが、「絶対に受かる」という意識をしっかり持つことが大事ですね。
それと、計画を練って勉強することが医学部合格に近づく第一歩だということです。



確かに、医学部受験は厳しい道のりですよね。
でも自分がいったん決めたなら、「やるっきゃない!」ということです。
なせばなるで、がんばりましょう!!
医師の仕事では英会話が必要?
医師の仕事では英会話が必要でしょうか?
できたほうが当然良いが、医療単語がわかっていればなんとかなる
著者は、返答は続きとして、
論文は英語で読むことが多いので、自分の専門科の範疇(はんちゅう)であれば、ほとんどの単語は覚えており、拙くても英語で患者さんに説明するドクターは多いです。
大学受験のときから意識しているというよりは、医学部に入ってから勉強する人がほとんどなので、受験生はそこまで医療現場での英語を意識する必要はないと思います。
とされています。
大きな病院には医療コーディネーター(通訳)がいます。ですので、英語を含め、外国語を話せなくても何とかなる場合が多いそうです。
ただ、今後の国際化の流れもあり、英語を含め外国語を話すことができれば、外国の患者さんの信頼も得られやすいですし、将来的に「世界の学会で発表したい」とか「海外で医師をしたい」という夢を持つ人は早めから英会話をやっておくといいとされています。
医学部での医学英語教育は大学によりまちまちです。
実際、英語教育が盛んな医学部は留学制度も充実しているので、英語教育体制を大学選びの材料にする人も多いそうです。



英会話は、できないよりはできたほうがいいですよね。
留学生の多い大学だと英会話の力がつきそうですし、やはり海外留学が英会話ができるようになるのが速いと思いますので、大学選びから考えたいですね。
浪人なので来年に備えて、2月後半から何をしたらいいですか?
私立医大の前期を一次で全て落ちました。
たぶん、浪人なので来年に備えて、2月後半~3月は何をしたらいいですか?
河合記述偏差値は平均60です。
即、来年度に向けて勉強を開始する
著者は、返答は続きとして、
入試が終わり、「浪人が決まったので少し休息します」と言って、勝手に勉強を手休めして、春休みを過ごしている生徒がいますが、こういった生徒はまた浪人する可能性が高いですね。
後手に回っていることに気づけていない人です。
株やFXなどの投資の世界においても必ずカモられてしまう人です。
人がやっていないうちに仕込まないと勝てません。周囲の熱量が上がってきたのを感じてから参入しているようではもうすでに後発、負け組なのです。
すぐさま落ちた原因を分析し再スタートを切りましょう。
さらに、こうも言います。
偏差値60は中途半端。基本問題集が完璧な状態にできていないということなので、その残業は3月末までに片づけてくださいとのことです。



手厳しいけど、これが現実ということですね。
誰もまだやっていないうちから仕込む。
この判断準備が、次回の受験で生きてくるのでしょうね。
『現役ドクターが教える!医学部合格への受験戦略・勉強法』の感想・まとめ


人間の可能性を感じる一冊。
医師というのは、誰でもがなれるわけではありませんが、誰もが目指せる職業なのは間違いないようです。
ですがその道のりは、厳しい。
その厳しさを乗り越えるには、本人のやる気以外に他ありません。
こう言っては、失礼かもしれませんが、同じ最難関のなか受験するのであれば、「医師になるか、ならないか」「医学部に入るか、他学部に入るか」で、その後の人生に大きな違いが出てくると感じます。
「おれは、頭が悪いからとてもじゃないけど医者にはなれない」なんて思ったら、もうその時点で負けです。
「おれは、頭が悪いけど、どうしても医者になりたい」と強い想いのある人が、厳しい受験を乗り越え、その後、医師になり、自分の思い通りの人生を歩んでいけるということを本書を通じて知ることができました。
わたしはもう50も半ばを過ぎましたから、今からでは医学部に入ることもできませんし、奇跡的に入れたとしても6年の年月を経て医者になるということに現実味はありません。
ですが、いま20代30代とかの社会人で「あのときは医学部受験をあきらめた」という人は、もしまだ熱い想いがあるのなら、狙ってみてはいかがでしょうか?
人生は一度っきりです。
今やらないでいつやるのですか?
そんな気持ちにさせてくれる一冊です。ぜひご一読ください。
『現役ドクターが教える!医学部合格への受験戦略・勉強法』の概要


本書の目次
『現役ドクターが教える!医学部合格への受験戦略・勉強法』
序章 現役医師が教えるから、合格への切符が手に入る!
第1章 医学部受験の基礎知識
第2章 医学部合格への道
第3章 医学部合格を効率化する勉強法とは
第4章 超実践的! 医学部合格者たちの受験戦略
第5章 必勝合格するためのQ&A
番外編 現役ドクターによるスペシャル対談
終 章 「最高の教育とは何か」
著者の紹介
細井龍(ほそい・りゅう)
渋谷幕張高校‐千葉大学医学部卒。
形成外科・美容外科医。医学部受験塾MEDUCATE塾長。
現役医師でありながら、医学部受験界で活躍。
正しい医学部受験の知識と戦略、透明性の高い教育を提供する。
得意な手術は二重、鼻形成、豊胸、脂肪吸引など。
ドラゴン細井というアカウントでTwitter、YouTubeで情報発信中。
Twitterアカウント ドラゴン細井(@dragonhosoi)
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