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『10秒で人の心をつかむ話し方』から学ぶ「スピーチの達人」になる方法

コウカワシン

こんにちはコウカワシンです。

今回は、加藤昌史(かとう・まさふみ)さんの著書『10秒で人の心をつかむ話し方』から学ばせていただきます。

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目次

『10秒で人の心をつかむ話し方』は、どんな本?

『10秒で人の心をつかむ話し方』は、ズバリ!「人前で堂々としゃべり、聞き手にもウケがよいスピーチ術マニュアル」です。

本書は、こんな本

「ああ~!初めて人前でスピーチをすることになった・・・・・・。」

「社員全員の前で、大事なプレゼンをすることになった。知らない人ばかりだから緊張するなあ~」

友だちの結婚式にスピーチを頼まれたんだけど、何をどうしゃべろうかな? っていうか、わたしってあまりいい声じゃないから、ちょっと恥ずかしいなあ~」

と、このような状況になったことはありませんか?

そんなとき、すごく緊張するし、声だってうまく出ない場合があると思います。それから自己紹介するにしてもいったい何をしゃべると聞き手の好感度を上げることができるか知っている人は少ないのではないでしょうか。

そんなとき誰でも、政治家や舞台で活躍する歌手や役者さんのように、人前で堂々と聞き手を惹きつけるような話し方が、できたらいいですよね。

そもそも、そのような人たちは、人前で話をしたり、歌を歌うことが仕事ですから、言うまでもなく、そのようなトレーニングを積んでいます。

では、そのようなトレーニングをしていないわたしたちは、どのようにすれば人前で、効果のあるスピーチができるようになるのでしょうか?

演劇集団キャラメルボックスという劇団をご存知ですか。

1985年に結成した創立32年の劇団ですが、そのキャラメルボックスの製作総指揮をしている加藤昌史(かとう・まさふみ)さんは劇団の公演前に舞台に立ち「前説」をされています。

前説とは、開演直前の舞台に立ち、「携帯の電源を切ってください」といった注意事項や、DVDやフォトブックといった物販の紹介を短い時間にしゃべる、いわば舞台と客席をつなぐ仕事です。

人前でしゃべるという点では、役者さんと同じで、お客さまにいい感じで舞台を観覧していただくための準備をするプロといえます。

その加藤さんの著書『10秒で人の心をつかむ話し方』では、人前に立ち、最初の10秒に気をつけること、聞き手に好感度を持ってもらうためのしゃべり方、ピンチのときの脱し方などのコツを42本も伝授してくれます。

ビジネスにも活用できる社会人必須の一冊です。

本書は、このような人におすすめ

『10秒で人の心をつかむ話し方』がおすすめな人

  • 人前でしゃべることに自信がない人
  • 人前でスピーチする際にどこに重点を置き、どのような順番で話を進めていけば、聞き手に伝わるかを知りたい人
  • スピーチ時、突然のトラブルを脱する方法を知りたい人
タロー

ぼくね、今度、生徒会長に立候補するんだ~。

でも、生徒会選挙の演説で、何をどのように話して、みんなにぼくを理解し応援してもらえるようにするかが、わからないんだ~。

しかも、ぼく・・・とてもあがり症だから、みんなの前でうまくしゃべれるか心配だなあ。

パソコンくん

それはすごい!

がんばって、ぜひ生徒会長に当選しなきゃね。

誰だって、たくさんの人の前に出て演説するのは緊張するものさ。

だから、緊張も含めて、話す内容や自分のことを知ってもらえるようにしっかり自己紹介の文章も作り込まなきゃね。

一度、加藤昌史さんの『10秒で人の心をつかむ話し方』という本を読んでみて。

この加藤さんって、「演劇集団キャラメルボックス」というプロの劇団の総指揮をしていて、しかも演劇前に舞台に出て「前説」をされているんだって。

いわば、人前でしゃべるプロさ。

この本は、人前でスピーチするときの声や顔の表情、姿勢などの意識を持つことや効果のある自己紹介の仕方、話し方で聞き手の心をつかむテクニックなど、プロ仕込みの技がたくさん盛り込んでいて参考になるよ。

たくさんの人の前で、しゃべるなんていうことは、タローくんだけではなく、ビジネスマンや自治会でお世話をしているリーダーの人もそうだよね。

つまり、どの人だって突然にたくさんの人前に出て話すことがあるかもしれないってことさ。

だから、この本読んで、準備しておくことは大事だよね。

『10秒で人の心をつかむ話し方』の要点は?

誰だって、人前でスピーチをする可能性があります。

ぜひ本書から、学んで「人前で話すコツ」を手に入れましょう。

コウカワシン

それでは、本書から私の独断と偏見で、ポイントをしぼって紹介したいと思います。

最初の10秒で大事にしたい「声」、「顔」、「姿」

いい役者の条件とは「一声、二顔、三姿」なのだそうです。

それは当然のことで、人前に立つなら、どのような立場の人でも、心がけたいですよね。

「自分は、自信がない」という人でも、ちょっとしたコツをつかむだけで、「いい声」、「いい表情」、「いい姿勢」がつくれるそうです。

それを少し、紹介します。

話し方のコツ

誰でも「いい声」になれる

人前で話すときに一番大事なのは「声」なのですが、「自分は声が悪いから人前で話すのには向いていない」と思われている人はいませんか。

「いい声」にもいろいろありますが、美声と感じる声は、人それぞれです。それよりも著者は「聞き手がよく聞き取れる声」。つまり、ハスキーボイスでも低い声でも、聞き手に何を話しているかしっかり伝わるのが「いい声」だということです。

「ハッキリと通る声でしゃべる」

これだけで、自信に満ちた「いい声」になるはずです。

人前で話すことが苦手な人は、話す以前に、声を出すことが苦手ではないでしょうか?

目立ちたくない・・・。引っ込み思案。などの心や性格が影響しているおそれがあるということです。

「身体が小さいから大きな声が出せない」というのは、違いますね。赤ちゃんは「ホギャーホギャー」と、あんなに大きな声で泣きますからね。

ひとつ言えるのは、ふだんから小さな声で話している人が、人前に出たときにいきなり大きな声は出ません。日頃から声を出すことを当たり前にしていないといざというときに大きな声を出せるはずがないのです。

つまり、人前で「いい声」で話すには、気の持ちようと心の準備とほんの少しだけ大きな声でしゃべれるようになるトレーニングが必要なのです。

それさえできれば、「いい声」を誰でも手に入れることができます。

自分の「いい声」を見つける

声には、頭蓋骨(ずがいこつ)などの骨が振動して伝わる「骨導音」(こつどうおん)と、空気の振動で音が伝わる「気導音」(きどうおん)の二つがあります。

ふだん自分が聞いているのは、この二つが組み合わさった音です。たとえば、自分の声を録音した時に変に感じるのは「気導音」です。

「変な声」と嫌いになるかもしれませんが、その中に必ず「いい声」が隠れているそうです。

「いい声」を見つける方法は、サイレンのマネをすること。

昔の消防車のサイレンは手回しで鳴らしていたそうです。低い「う~」という音から始まり、回転を速くすると徐々に音が高くなってマックスになっていました。

それをマネして、「う~~」「あ~~」と低い声から始めて、自分の限界の高い声までゆっくり上げていきます。これを何回か繰り返すと、「自分はここまで声が出る」「ここまでしか出ない」というのが大体わかってきます。

その中で、気持ちよくひたいの真ん中あたりにひびく音があります。これが自分の一番ひびく声です。しかも聞き手にとっても「いい声」なのです。

一番ひびく声は、必ずしもふだん自分が出している声ではありません。著者の場合は、ふだん話している声より、少し張った高めの声が響きやすい声だそうです。

ひびく声がわかったら、人前で話すときは、その声で話せるように、日常会話から「ひたいの真ん中あたりでひびいているか」を意識してみましょう。

それを録音して聞きながら調節していけば、誰でも「いい声」で話せるようになります。

つまり、声を「つくる」のではなく、自然な自分の声の中から「いい声」を発掘するということです。

「大声」より「通る声」

人前で話すとき、とくに大事なのは最初の10秒の声です。

人前に出て、マイクを持ち「え~・・・・・・」と消え入りそうな第一声から始まったら、それで「ああ、この人は気が弱そうだな」「ちゃんと話せるかな」と、第一印象が決められてしまいます。

聞き手は、まず話し手の声を聴いていますので、最初の10秒は会場にいる全員に声が届くように、高めの大きな声から入るのが基本だと著者は言います。

といっても、大声でがなりたてるのではなく、「通る声」で、話すのです。これを著者は「バズーカ砲を撃つ声」と呼んでいます。

最初の10秒で誰に向かってバズーカ砲の声を撃ったらいいのか?

それは、一番後ろにいる人に向かって声を放つのです。

最後列の人に向かって「こんにちは!!」と元気よすぎるぐらいに声を放てば、その場の全員が話に集中するモードに切り替わります。

いわゆる「つかみはOK!」というやつです。

ですが、バズーカ砲の声でずーっと話し続けるのは、かなり難しいですし、のどをつぶしてしまいます。

ですので、バズーカ砲を撃つ声は最初の10秒だけ。その後は「水まきの声」に移ります。

著者のいう「水まきの声」とは、「ぼくの声、届いていますよね」「聞こえていますよね」とひとりひとりに話していくようなイメージだそうです。

鉢植えの植物に水やりをするときは、葉や花をいためないように、ホースの先をつぶして水やりをしますが、そのイメージで、会場のすみからすみまで声を届ける感覚です。

コウカワシン

発声から、話しかけのテクニックなど、「いい声」を意識するだけで、ずいぶんと変わる気がします。

人前に出て、話をする以前に気をつけることはいろいろあるものですね。

顔の表情で印象は9割決まる

人前に出るときは、なにがあろうと、まず笑顔

ふだん顔の表情を意識したことはあるでしょうか?

顔は常に動き、変化しています。わたしたちがふだん見ている自分の顔は、鏡や写真での静止画です。それも、多くは全身ではなく、顔だけ。つまり、本当の自分の顔の一部しか知らないということです。

では、顔の表情を意識しないで、人前に出たらどうでしょう?

もし暗い表情でトボトボ歩いていたら、それを見た人は、「あれ?何かあったのかな??」とか「何!? 何か不幸なお知らせでもあるの?」と思いますよね。

ほんの数秒でも、表情から読み取れることは無数にあります。

著者は、舞台を観に来てくれたお客さんのワクワク感を消さないために、笑顔で舞台に出るように心がけているそうです。笑顔といっても、満面のつくり笑いではなく、眉毛をあげて、口元で微笑んでいる程度ですが、笑顔を意識するのは鉄則です。

たしかにプライベートで悩み事やつらいことがあっても役者さんは笑顔で舞台に立たなくてはいけません。

そういうときの笑顔は、演技なのかというとそうではないそうです。

心理学では「人は悲しいから泣くのではなく、泣くから悲しいのだ」という説があるそうです。それと同じように「楽しいから笑うのではなく、笑うから楽しくなる」と思えば、気持ちも前向きになりますよね。

こういう気持ちの切り替えは、とても大事で、たとえばもし、人前に出る直前に体調が悪くなったとしても「まず笑顔」と心がけるだけで、逆に自分を奮い立たせることができるかもしれません。

毎日、表情筋を鍛える

笑顔が素敵になるために必要なことは、「表情筋」を鍛えることです。

表情筋を鍛えるといっても、日常にちょっと「変顔タイム」を付け加えるだけでOKです。

表情筋を鍛えることは、声を鍛えることにもつながるので、著者のすすめる「表情を豊かにするトレーニング」をぜひやってみましょう。

「表情を豊かにするトレーニング」は、身体の筋トレと同じように、1日2日で成果の出るものではありません。

しかし、続けていくと、3カ月後には「どうしたの?最近楽しそうじゃない?」から、さらに1年後には「顔が変わったよね?」とまで言われるようになるといいます。

表情筋が締まってくると「顔のダイエット」にもなり、目が大きく見え、頬がシュッとしてあごのラインもクッキリし、小さな感情の変化さえも表情で表しやすくなるのです。

心の中に「感情の倉庫」をつくり、人前に出る直前に楽しかったできごとを思い出す

演劇集団キャラメルボックスでは、代表が劇団員に「常に上機嫌であれ」と説いています。笑顔になれない状況であっても、ひとまずその問題はわきに置いておいて、人前に出るときだけ上機嫌になること。

つまり、そのときだけ、違う自分になりきるということです。

これは、人前で話すときのキーワードだと著者は言います。

しかし、心がけてはいても、人前でなかなか上機嫌になれないことだってあります。そういうとき著者は、人前に出る直前に奥さんやお子さんの笑顔を思い浮かべるそうです。それだけで、ふっと肩の力が抜け、明るい気持ちになれるそうです。

人は誰でも、楽しかったできごとやエピソードのひとつやふたつは持っています。どうしても気分が沈んでいるときは、楽しかった思い出を思い浮かべてみるのはいかがでしょうか。

つまり、心の中に「感情の倉庫」をつくるイメージです。

うれしいこと、たのしいこと、かなしいこと、怒ったことを場面ごとにストックしておくのです。

ストックしておいた楽しかったできごとやうれしいことを、人前に出る直前に思い出すようにすれば、最初の10秒も自然な笑顔になれるはずです。

そして、目をつぶって深呼吸を3回ほどするのも効果的とのことです。

大きく深呼吸しながら、一番楽しかったことを思い出してみるということは、とても効率のよい気分転換になりますね。

コウカワシン

顔の表情って大事です。

人は、顔の表情で人格とかも判断してしまうからです。

好印象を持ってもらうためには、はやり「笑顔」に勝るものはありませんね。

いい姿勢が「いい声」をつくり、周囲に「好印象」を与える

身体は「楽器」

人前に出てスピーチする際に、最初の10秒で大事なのは、「声」、「表情」、それから「姿」です。

話し始めてから本番と考えている人は多いと思いますが、著者は「人前に一歩踏み出したときから本番は始まっている」と言います。

人前に出るとき、背中を丸め「人前で話すのは嫌だなあ・・・・・・」とばかりにため息をつきながら登場でもしようものなら、そのユウウツな空気はたちまち聞き手にも伝わります。

誰でも人前に出るときは緊張します。

著者だって、前説に出るときは毎回緊張していて、そんな自分の背中を押すために、顔を上げて背筋を伸ばし、速足で舞台に出るそうです。

姿は声にも表情にも直結します。

緊張しているからこそ、顔を上げて背筋を伸ばし、大股気味に歩いてマイクのところに向かいましょう。フィギュアスケートの選手が演技を始める前の氷上の定位置に立つまでの一挙手一投足がパフォーマンスになっています。

これと同じように、演技しているような気持ちで、姿で、「見せる」のです。

そして、話し出してからも姿はキープします。

長時間立っていると、知らないうちに片足に重心を乗せたり、背中を丸めたりして姿勢が崩れてくることがあります。それは絶対にNGです。

なぜなら、姿勢は発声に大きな影響を与えるからです。

形が崩れたバイオリンが、美しい音を出せないのと同じで、人の体も、自分の声を奏でる「楽器」であり、楽器の形が崩れると「いい声」が出せなくなるのです。

良い姿勢の目安として著者は、モデルさんの歩き方をイメージすると良いと言います。

モデルさんが歩くときは、「頭を天から糸で引っ張られているように歩く」そうです。それと同じで、人前で話すときも、頭頂部が見えない糸で天井から吊られているとイメージしましょう。

背筋を伸ばそうとすると、背中に意識が集中し、それに加えて頭を糸で引っ張られているように意識すると、首がぐっと伸び顔が上がります。

最初の10秒は下を向かない

話し手を見ると、最初からずーっと下を見ている・・・・・・。この姿を聞き手はどのように思うでしょうか?

聞き手は、最初の10秒で話し手はどんな人なのか、顔や声、雰囲気や服などから判断しようとします。そのために、最初の10秒は最も集中して注目し、熱い視線を注いでいます。

それなのに、「それでは始めたいと思います・・・・・・」と下を向いて話を始めてしまっては、聞き手の期待に冷水を浴びせるようなものです。

一生懸命話そうとするあまり、うつむいてメモを読み上げるのに必死になり、周りが目に入らなくなっている人は、プレゼンや社内会議、結婚式のスピーチなど、いろいろな場面で見かけます。

そういう人の話は、すぐに「面白くなさそうだな」と聞き手は感じるものです。

メモを見てはいけないというわけではないですが、ずーっと、メモを見てしゃべっている様子は、聞き手を無視した態度にも見えなくはありません。

メモは3割くらいのチラ見程度で、視線の7割は聞き手に向ける。これが聞き手が話に耳を傾けてくれる、黄金の割合だと著者は言います。

そのうえ、目線が落ちると首が曲がり、首が曲がると背中も曲がる。その姿だと肝心の声も出しづらくなるものです。

いい姿を保つために、目線を下げないという意識が大事ということです。

コウカワシン

わたし目線で見ると、うつむきかげんで話をする人は、なんだか表情が暗いイメージがあります。

表情が暗いと、いくら話す内容が素晴らしくても、心に伝わりづらいのではないでしょうか。

そういった意味で、姿勢を意識し、表情豊かに話すことは、最低限のエチケットであると思います。

人前に立つときはクジャクになる

最初の10秒で、聞き手の視線を惹きつけたい。

それには、できるだけ自分の面積を広げて「姿」を大きく見せることが大事です。これができると、聞き手にはこちらの自信が伝わり、より関心をもって話に耳を傾けてくれるようになります。

著者は、そのたとえを「クジャク式」と呼んでいます。

人は、小さいものよりは大きいものを見る習性があるそうです。

ですので、大勢の前で話すときは椅子に座らず、立って話すのが基本です。そして、立って話すときに意識したいのが、「自分の面積を広げる」ことです。

たとえば、プレゼンなどでマイクを持ったとき、マイクがぶれないように自然と脇が締まった格好になりがちですが、それでは身体が縮こまっているように見えますし、話に自信があるように見えません。

ですので、体をクジャクのように広げるのです。

広げるといっても、ソフトバンクの孫正義(そん・まさよし)会長や歴代のアメリカ大統領のような両手を大きく広げて話をするというものではなく、もう少し自然な広げ方です。

両方の腋(わき)の下にテニスボールを一個ずつ挟んでいるというイメージをしながら立つのです。すると、ひじが体にピタッとつくことはないし、自然に両横に広がり、身体の面積が広がります。

その状態でひじを曲げて両手を広げると、大げさに見えません。

クジャクは自分の飾り羽を広げて、自分の存在をメスにアピールしますが、それと同じようにクジャクのように自分の腕を広げて、聞き手にアピールしてみましょう。

コウカワシン

慣れた人は、身振り手振りで、聞き手の注目を集め、自分のスピーチに惹きこんでいきますが、慣れない人がこれをやるとかえってギクシャクしてしまいます。

ですので、自然に自分を大きく見せるこの方法は、誰でもできるし、効果も高いといえますね。

最初の10秒で心をつかむテクニックを押さえる

最初の10秒で心をつかむテクニック

  • 話し方は順番が大事
  • 最初の10秒で笑いは厳禁
  • 最初の10秒で聞き手に問いかける
  • 手書きで関心を引きつける
  • プレゼン資料に頼らない
  • 中学生に向かって話すように言葉を選ぶ
  • 聞き手に合わせて話す
コウカワシン

この中から、

「話し方は順番が大事」
「最初の10秒で聞き手に問いかける」
「聞き手に合わせて話す」


の3つを取り上げてみたいと思います。

話し方は順番が大事

人前で話すときは順番も大事。
ツカミ⇒解説⇒クライマックス⇒まとめ、の流れで。


時間を忘れて一気に読んでしまう小説。あっという間に2時間が過ぎた映画や演劇。こんなことって誰でも経験ありますよね。

このような作品は、登場人物やストーリーも魅力的なことは間違いなく面白いのですが、読者や観客を長時間夢中にさせるには、それだけでは不十分です。

では、何が夢中にさせているのかというと物語をつくる「構成」が絶妙なのだと著者は言います。

だからこそ、あきることなく最後までグイグイ引き込めるのです。

面白い話は、内容だけでなく順番も大事。これは、セミナーや講演でも同じことがいえます。

著者は、次のような構成で話をすると言います。

①ツカミ⇒②解説⇒③クライマックス⇒④まとめ

最近では、「結論を最初に」というのが一般的です。

ですので、最初に「今日お伝えしたいのはこの3つのポイントです」と入るパターンが多いとのことです。そして、理由を述べて、具体例を紹介して最後に結論を繰り返すという順番が定番となっています。

著者は、これはこれでわかりやすいけど、オチのわかっている物語をあらためて説明されるようで味気ないと思われています。

そこで、ツカミやクライマックスのように盛り上がる場面を入れたほうが聞き手を最後まであきさせないと考えられています。

①ツカミ

ツカミは、ミステリーでいう「事件発生!」、ラブストーリーなら出会いのシーンです。

聞き手の問題意識を喚起し、解決すべき課題を出すことで、聞き手の注意や関心を集めます。

たとえば、自己紹介で、お客さまにクスっと笑っていただける部分をつくり、少しでも親しみを持ってもらえるようにするといったイメージです。

著者のやられている前説は、そもそもそれ自体がお芝居の前のツカミです。

持ち時間も7分程度と限られてはいますが、しっかりと構成しておかないと、そのたった7分が「すごく退屈な7分」になります。それではお客さまのテンションやワクワク感が下がってしまいます。

ですので、ツカミの要素はしっかり入れたいところですが、前説の目的は「いよいよ始まるよ!」のお知らせで、お客さまの意識を本番に向けさせることですから、奇をてらうことはせず、ちょこっと笑いをとる程度に留められているそうです。

②解説

ミステリーなら、動機や証拠を元に犯人を絞り込んでいく部分であり、ラブストーリーなら、二人が恋に落ちていく過程を描くところです。

セミナーや講演会なら、データや実例に基づいて、方法や知識をくわしく説明していく部分であります。

著者の前説では、舞台を初めて観に来てくれたお客さまに、「うちは、こういうお芝居をやってますよ」という紹介や、「今回の舞台はこんな楽しみ方もできるんですよ」という解説を、具体的に例をあげて伝えているそうです。

解説の部分は、「最も言いたいことをくわしく話す」というよりも、「最も言いたいことを納得、理解してもらうための土台づくり」であります。

ビジネスマンなら、「この商品はこんな便利な機能がある」「今までのサービスでは不十分だった理由」などを、ここで話すといった感じです。

多くの場合は、この解説の部分が、4つの構成要素の中で一番時間を使います。

ここでの話が薄いと次のクライマックスも盛り上がりませんし、話す内容の納得感や信ぴょう性が弱くなりますので、しっかりつくり込みたいものです。

③クライマックス

クライマックスは物語の大詰めです。ミステリーならどんでん返し、ラブストーリーなら思いがけず訪れた別れの危機です。

セミナーや講演会なら、「今日はこれだけ覚えて帰って!」という話をここに持ってきます。

「この商品は、あなたの生活をこのように変えます」
「このサービスはすでに○○万人の人が利用しています」

といった、聞き手がもっとも心動かされそうなポイントを訴えかけるのです。

著者の前説だと、「携帯電話の電源を切ってください」とうのが、クライマックスだそうです。なぜそれがクライマックスかというと、それまで隣の席の人とおしゃべりをしていたお客さまもその動作で本番に向けて気持ちが切り替わるからです。

この段階を抜かして「それでは始まります」と芝居をスタートしてしまうと、客席はざわついたままで、お客さまも役者も本番に向けて気持ちの準備ができないことになります。

④まとめ

話のラストです。ミステリーなら無事に犯人が捕まり、残された謎がすべて解明されるところ、ラブストーリーなら困難を乗り越えて二人が結ばれるシーンとなります。

セミナーや講演会なら、話の内容のおさらい、要点の整理をするなどです。

著者の前説では、お客さまの着席状況を確認し、「それでは、開演いたします」というところがまとめということになります。

これまでは、最後のまとめの部分に話のクライマックスを持ってくる人もいましたが、それだと聞き手は頭の中を整理する時間が取れないまま、話が終わってしまいます。

「いろいろ話しましたが、とにかく当社の製品を一度使ってみてください。性能の良さ、耐久性、洗いやすさが実感できると思います」とポイントを3つぐらいに絞って伝えると、聞き手の頭が整理されると思います。

コウカワシン

話し方もそうですが、ブログなどの文章を書くにしても、
このように

「ツカミ」
  ⇓
「解説」
  ⇓
「クライマックス」
  ⇓
「まとめ」


という構成はとても大事だと思います。

わたしも意識して記事づくりをしたいと思います。

最初の10秒で聞き手に問いかける

アンケートは強烈なツカミになる。

講演で、すばやく聞き手の関心をひくには最初の10秒が勝負です。

すばやく聞き手の関心をひくには、聞き手に問いかけることが効果があると著者は言います。

たとえば、小学校で講演するときは、「演劇を見たことがある人」「キャラメルボックス(著者主宰の演劇集団)を知っている人」「ぼくに子どもが何人いるでしょう」などと問いかけて、手をあげてもらうそうです。

演劇やキャラメルボックスを知らない、ましてや子どもの数を聞いてもわからないのは承知の上で問いかけるのです。

しかし、「子どもは一人だと思う人、二人だと思う人、三人だと思う人、4人だと思う人、5人以上だと思う人」と聞くと、小学生は喜んで手を上げてくれるそうです。

このようにアンケートを取ると、客席も参加しているという雰囲気づくりができます。話すのが苦手な人は、ぜひ試してみる価値があると著者は言います。

一方的に話しているという状況だから緊張しますが、会場のみんなで進めていくという雰囲気なら、緊張感も薄まります。

では、次に違う例を紹介します。

海上保安庁での講演で、小学校のときと同じように「演劇を見たことがあるか」「キャラメルボックスを知っているか」の質問のあとに「この仕事に就いてから、怖い目に遭ったことがある人」と尋ねたら何人かの手が上がったそうです。

手をあげた人にどんな目に遭ったかを聞いてみると「海に落ちて、スクリューに巻き込まれそうになった」と答えていただくことができたそうです。

ただし、このように客席に質問して答えてもらうというのは、意外に難易度が高いです。

というのも、いただいた答えに対して、自分のコメントを返す必要があるからですが、想定を超えた答えが返ってきた場合にうろたえたり戸惑ってしまうと逆効果なので注意が必要です。

ふつうにビジネスの場面なら、プレゼンで「うちの会社の商品を使ったことがある人」「最近、寝不足だと感じている人」などの問いに手を上げてもらうだけでも、客席との距離は間違いなく縮まります。

コウカワシン

わたしも、一方的に話すのは、苦手です。

ですので、ぜひこのように「アンケートをとる」という方法を活用してみたいと感じました。

客席との一体感が感じられ、こちらの話に注目してくれやすくなりますね。



聞き手に合わせて話す

聞き手の性別や年齢、職業に合わせて話の内容をあらかじめ考えておく。

落語家さんは、その日の客席の様子を見て演目を決めることがあるそうです。

お客さまの前に座り、客席を様子をぐるりと見回して、その場で「枕」というツカミの話も決める・・・。当然、本題の噺もお客さもの反応に合わせて微妙にしゃべり方、強調するポイントなどを変えるそうです。

とまあ、このようなことが一般人にできれば苦労はしないのですが、聞き手の反応を見てその場で話の内容を買えるようなことは、それなりの訓練を積んだ人でも至難の技です。

ですので、せめて聞き手の性別や年齢、職業などの最低限の情報を前もってできるだけ調べ、共感していただける内容を盛り込む努力をしましょう。

人気作家さんが「面白い本を書くには、自分の書きたいことを書いてはいけない。読者が読みたいものを書くのだ」と言いますが、これは人前で話すときも同じことです。

そのためにいろいろな引出しを用意しておく必要があります。

「20代の真面目そうな人ばかりなら、この話をしよう」「やんちゃ系の人が多かったら、今はやりのこのネタをいれてもいいかな」という具合に、「相手」によって話を変えるのです。

「相手に合わせて話す」というのは、基本でありながら実際にやってみるととても難しいものです。しかし、相手を意識し続け、少しずつ訓練していけば、だんだんと調整できるようになってきます。

時間はかかると思いますがチャレンジしてみる価値はあるということです。

コウカワシン

わたしも昔、人前でしゃべる機会がありましたがその時は、同じ職種の仲間内なので話す内容はみんなが関心があるものばかりでした。

ですが、このような状況でない場合。つまり、結婚式のスピーチや講師などの依頼があった場合は、「自分の話したいこと」ではなく「相手の関心があること」を調べて備えたいと思います。

自己紹介を充実させる

自己紹介がうまい人は、自分を紹介する

上手な自己紹介は、自分を紹介する。
下手な自己紹介は、自分の所属を紹介する。

初対面の人にあいさつするときにふつうはこのような自己紹介をしますよね。

「こんにちは。山海商事営業部2課の山口でございます」

「はじめまして。大西の家内でございます」

「北海道出身の25歳です。今は横浜市に住んでいます」

おそらく、多くの人が何気なく使っている自己紹介の典型ですね。

日本人は自己紹介をするとき、学校や勤め先、家族構成や出身地、年齢を伝えるのが基本だと考えている人が多いのです。

ですが、それで本当に「自分を紹介できている」とは言えないと著者は言います。

というのも、お年寄りとかに今どきの若い人に人気のあるIT企業やアパレルのブランドの名前を言ったところで「はあ?」となりますし、四国に住んでいる人に「東京の世田谷に住んでいる」と言っても、おそらくピンときません。

「上手な自己紹介は、自分を紹介する。下手な自己紹介は、自分の所属を紹介する」というのが、著者の自己紹介論です。

著者の言う自己紹介論とは、自分を知ってもらうのが目的。さらに相手との会話が盛り上がるような情報を盛り込んでいくのが理想だとも言います。

たとえば著者は、「ラーメンを年間700杯食べている加藤です」と自己紹介します。

こう言えばラーメンにくわしくない人でも、「よくそんなにラーメンばかり食べられますね」「これまでで一番おいしかったラーメン屋はどこですか?」と聞き返しやすくなります。

さらに、「ラーメンチェーン天下一品が大好きで、全店舗のうち、195店舗食べ歩きました。今のところ一番おいしかったのは京都府の木津川店です」と付け加えれば、聞き手がどこに住んでいても「うちの地域の店はどうですか?」「全国を食べ歩いたなら、○○駅にある△△屋は行きましたか?」と話を続けられます。

こうやって自己紹介で話題を振って、その後の会話をしやすくしているそうです。

ビジネスの場であれば、「営業部の山口です」ではなく、「この仕事を始めてから月に1回靴を買い換えているので、歩きやすい靴にもくわしい営業の山口です」と自己紹介すれば、毎日一生懸命に営業に回っている山口さんの様子が伝わります。

出身地を自己紹介に入れるのであれば、「北海道出身です」だけでなく、「北海道といえばジンギスカンですが、わたしはラム肉より、成羊肉マトンを使ったジンギスカンが好きです」と付け加えるだけで、その後の会話の盛り上がり方は違ってきます。

こういう自己紹介ができると、初対面でもすぐに「ラーメン大好き加藤さん」「靴にくわしい営業の山口さん」「ジンギスカンはこだわる人」と覚えてもらえます。

自分の所属ではなく、自分の個性で、名前を覚えてもらえれば、2度目に遭ったときにも話がスムーズに進むということです。

ですので、自己紹介では相手の興味をひき、その後の会話が盛り上がりそうな話題をひとつ入れて、相手に印象に残るものにしましょう。

コウカワシン

わたしは大のうどん好き!

ですので、「香川県のコウカワシンです」ではなく

「うどん県出身で、しかもうどんを年間700食は食べているコウカワシンです。寒い時期でも冷やかけが最高においしいです」

と、自己紹介しようかな。

加藤流自己紹介のつくり方

相手の心をつかむ自己紹介は、好きなものを10個書き出す⇒
それぞれについて2分のスモールストーリーをつくる⇒
短縮版をつくる⇒
キャッチフレーズをつくる

それでは、相手の心に残りやすい自己紹介をつくっていきましょう。

それには4つのステップがあります。

「相手の心に残る自己紹介のつくり方」

  • ステップ1 好きなものを10個書き出す
  • ステップ2 好きなことについて、2分程度で話せるスモールストーリーをつくる
  • ステップ3 短縮版をつくる
  • ステップ4 キャッチフレーズをつくる
ステップ1 好きなものを10個書き出す

自己紹介づくりの第一歩は、「自分の中のネタ探し」です。

学校や勤め先、出身地や年齢以外に自己紹介に使えるネタを自分の中から掘り起こしましょう。

そのとっかかりになるのが、「自分の好きなもの」です。

誰でも自分の好きなもの、熱中していることがありますよね。そのようなことについては気持ちを込めて語ることができます。

「わかってもらえないかもしれない」という遠慮はなしに。まずとにかくリストアップしてみることです。

紙やスマホのメモ機能などに、自分の好きなものを10個書き出してみましょう

著者を例にあげると、「ラーメン」「家族」「一人カラオケ」「スマホケースのDIY」などがあげられるそうです。その他、好きな小説や映画、ハマっている趣味、お気に入りの店や旅先など、とりあえず10個セレクトしていきます。

著者があるワークショップで出会ったアニメ好きの男の子は、好きな女の子のキャラクターを10人書き出しました。誰もそれらのキャラクターを知らなかったので「これはどういうキャラクターなの?」と聞かれたそうです。

すると、彼は「このキャラはこういう性格で、いつもこんなことばかりしているんです」と目を輝かせて説明してくれたのです。

著者は彼が、おとなしい人なのかなと思っていたそうですが、アニメの話をしているときはまさに水を得た魚のように熱心に語る姿にすごく興味を欠きたてられたそうです。

それはその場にいたほかの人も同じで、「よくわからないけど面白い!」と絶賛。その後、みんなからも話しかけられ、自己紹介ひとつでアニメ好きの彼は、すっかり人気者になったそうです。

いろいろ考えても自分の好きなものを10個思いつかない人は、友人や家族など、自分のことをよく知っている人に聞いてみるのもいいかもしれません。


ステップ2 好きなことについて、2分程度で話せるスモールストーリーをつくる

好きなものを10個書き出せたら、次はそれぞれについて、「それはどういうものか?」「なぜ好きなのか?」「どんな思い出があるか?」というのをスモールストーリーとして紹介できるようにしていきましょう。

長さの目安は、好きなものひとつにつき2分程度。早口でなくふつうの長さでしゃべれたらOKです。

スモールストーリーをつくるときのコツは、「自分には当たり前のことこそ、他人にはとてもおもしろい」と気づくことです。

たとえば、ワイン好きなら、友人や家族と食事に行ったときに飲んだワインについて、相手が知らないであろうワインにまつわる面白そうなエピソードを少し話すだけでも、その場の雰囲気を盛ろ揚げます。

自分にとっては「当たり前」「珍しくない」でも実は他人にとってはとても興味深いこともあります。

ですので、「こんな話をしても、ウケない」「ふつうの話だから、つまらない」と思わずに自信を持って自分の思っていることを反してみるようにしましょう。

世間ではあまり知られていない話なんて言うのもアリです。

たとえば、「表からは見えないけどノートパソコンのここにうちで開発した部品が使われていて、大きさはだいたい3ミリくらいです。加工が難しくて、自分はこれをつくれるまでになるのに3年かかりました」といえば、きっと相手は興味を持ちます。

ここで10個のスモールストーリーをつくっておけば、この語のステップで相手や状況に合わせた自己紹介を、何パターンも作成できます。

ちょっとしたスピーチを頼まれたときのネタにもなるので、メモをするなどして保存しておきましょう。


ステップ3 短縮版をつくる

異業種交流会でも合コンとかでも、自己紹介の持ち時間はそれほど多くありません。場合によっては、数十秒~1分程度といったところです。

そこで実際の自己紹介で使えるように、ステップ2でつくったスモールストーリーの短縮版を作成する必要があります。

好きなものをそれぞれ15秒で紹介するバージョンと、ギュッと短縮して好きなもの10個を1分で紹介するバージョンを作るのが目安ですが、好きなものの中から1~2個ピックアップした1分バージョンを用意しておくのも一つの手です。

2分間のスモールストーリーを15秒に短くまとめるのは一見難しいかもしれませんが、コツをつかめば以外にすぐできるそうです。

そのコツとは「クライマックスだけをピックアップすること」です。

つまり、盛り上がる部分だけ選び出し整えるということです。

ビジネスであれば、発売前の商品やサービスの情報を小出しにして消費者の興味をひく「ティザー広告」のようなもので、まずは短縮版で相手と話をするきっかけをつくれば、その後の会話でも盛り上げることができます。


ステップ4 キャッチフレーズをつくる

必殺技にする自己紹介で、キャッチフレーズがつくれれば、相手に与える自分のイメージが印象に残ります。

たとえば、人気アイドルグループの「ももいろクローバーZ」のメンバーはそれぞれにキャッチフレーズを持っています。「えくぼは恋の落とし穴、百田夏菜子(ももた・かなこ)です」といった具合です。

このひと言があるだけで、「どうして、そのフレーズになったの?」など聞き手が興味をもつきっかけになるし、個性も強調できます。

「そうはいっても、芸能人と同じようなキャッチフレーズなんてなかなか自分には・・・・・・」と思うかもしれません。

ならば、自分が好きで、みんながなじめるものでもいいと言います。

たとえば、「しょうゆ、塩、みそ、なんでもOK、豚骨、牛骨、鶏に煮干しに昆布だし、ラーメンがあれば生きていける、加藤昌史です」と著者のような自己紹介ならわたしたちにもできそうではありませんか?

自己紹介にキャッチフレーズをつけると、どんな場面でもすぐに自分の名前や特徴を覚えてもらうことができ、また話も盛り上がりますので、ぜひつくっておきましょう。

コウカワシン

わたしの場合は、

「うどんは毎日食べてもあきない」
「うどんは熱々より冷や冷や」
「うどんといっしょに食べるおでんが好き」
「うどんを一度に5玉食べたことがある」
「うどんの付け合わせの天ぷらは、ちくわの磯部揚げがマスト」
「うどんのコシの強さでお店を決める」
「うどんは太いのが好き」
「うどん出汁のこだわりは、やはりイリコ出汁」
「焼きそばよりも「うどん焼き」が好き」・・・。

あら?すべてうどん関連だ(笑)

これで、2分ほどのスモールストーリーをつくり、さらに短縮版もつくって、キャッチフレーズもつくる。

キャッチフレーズは、「うどんのように白く長く太く生きたい、うどんが人生、コウカワシンです」

は、いかがかな?

自己紹介で自慢話はNG

自己紹介をつくるときは、自分の話が自慢話になっていないか、冷静に見直す。

「私は昔、大手会社で部長をしていました」

「東京大学に現役で合格した後、ケンブリッジ大学に留学し、卒業後は○○商事のお世話になり」

といった具合に、本人にそのつもりはなくてもなんだか自慢紹介に聞こえてしまう人を見たことはありませんか。

自己紹介で自慢話をすると、ツカミになるどころか、聞いている人の心がどんどん離れていってしまいますので、自己紹介をつくるときは、自分の話が自慢話になっていないか、冷静に見直す必要があります。

自慢話になりがちなものとしては、まず「過去の栄光」があります。

「若い頃は、こんな大きな仕事をした」

以前、海外に住んでいたことがある」

といった話は、事実を語っているつもりでも他人からは自慢話に聞こえるのです。

ですので、もし過去の実績を自己紹介に入れたいのであれば、「なぜそこに至り、そこから何を学び、それが今の自分にどのようにつながっているのか」を紹介しましょう。

たとえば、「若い頃、瀬戸大橋の建設にたずさわった」であれば、「だから、今でもニュースで橋が映るたび、メンテナンスの具合が気になっています」など、現在の心境として話せば自慢話とは受け取られませんね。

コウカワシン

わたしは、この半年で8キロ以上ダイエットしました。

それは青木厚(あおき・あつし)先生の「空腹」こそ最強のクスリを読み、実践したからです。

書評ブログを始めてから、どの本からも学びを得ていますが、この青木先生の本は、わたしにとって見ちがえる結果を与えてくれました。

ですので、これからもなお一層、本から学ぶことを止めないようにしようと心に誓っています。




と、すれば自慢話にはならないですよね。

『10秒で人の心をつかむ話し方』の感想・まとめ

自分を「客観的に見る」訓練でもある

本書を読んだわたしの感想は、自分を「客観的に見る」訓練でもあるなあです。

自己紹介をひとつ取ってみても、「自分とは何者か?」ということを見つめ直すきっかけにもなるし、「声」「顔」「姿勢」にいたっては、意識してないとまずわからないことばかりだからです。

それと、「自分の話を、他人はどう感じているのか?」という点においても、自分では何気ないことでも、ついつい他人に取ったら自慢話に聞こえ「鼻持ちならない奴」のレッテルを貼られかねないということです。

つまり、他人の好感度を得るには骨が折れるということでもありますが、どんな立場の人でも避けて通れないので、今一度、本書から自分を客観的に見て、再確認して見てはいかがでしょうか?

そういった意味で、社会人ならみんな読んでおいたほうがいいと感じる一冊です。

『10秒で人の心をつかむ話し方』の概要

本書の目次

『10秒で人の心をつかむ話し方』

「前説」のプロが教える声・表情・姿勢

はじめに

第1章 最初の10秒で大事にしたい「声」
第2章 最初の10秒で大事にしたい「顔」
第3章 最初の10秒で大事にしたい「姿」
第4章 最初の10秒で心をつかむテクニック
第5章 自己紹介を必殺技にする
第6章 ピンチ!そんなとき、プロならこうする
第7章 表現力を磨くための、日々のトレーニング

超実践コラム

著者の紹介

加藤昌史(かとう・まさふみ)


1961年、東京生まれ。演劇集団キャラメルボックス製作総指揮。

早稲田大学教育学部在学中に芝居に出会う。

85年、成井豊らと演劇集団キャラメルボックスを創立。
91年、演劇製作会社・株式会社ネビュラプロジェクトを設立し、代表取締役社長に。


その傍ら、日本有数の動員力を誇る劇団のプロデューサーとして32年間4000ステージ以上にもわたって、芝居の始まる前に舞台に立ち、物販の紹介と観劇マナーを説明する「前説」を続けている。

著書

人の前に出る仕事の人へ。』ぴあ (2015/12/5)
僕が元気にヤセた理由』ロゼッタストーン (2009/10/24)
拍手という花束のために』ロゼッタストーン (2005/5/1)
僕が元気にヤセた理由』ロゼッタストーン (2009/10/24)
嫌われ者のすすめ』ロゼッタストーン (2004/11/1)
いいこと思いついたっ!』日本短波放送 (1999/11/1)
キャラメルボックス博覧会』TOKYO FM出版 (2001/7/1)

共著

加藤昌史が訊く!『エンタメサミット』[CD]』日経ラジオ社 (2010/1/12)

コウカワシン

最後までお読みいただきありがとうございます。

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この記事を書いた人

四国在住。
ミニマリスト。趣味は映画観賞と音楽鑑賞、読書、野球観戦。
映画は特に好き嫌いなくほとんどのジャンルーを観ます。音楽はジャズとクラシックが大好きです。読書は歴史書が好きでよく読みます。

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