
こんにちはコウカワシンです。
今回は、幸田露伴(こうだ・ろはん)著、三輪裕範(みわ・やすのり)訳の『超訳 努力論』から学ばせていただきます。
『超訳 努力論』は、どんな本?
『超訳 努力論』は、ズバリ!「現代版・明治の偉人からの激励書」です。
本書は、このような本
『五重塔』『風流仏』といった小説で有名な、明治・大正・昭和を生きた大文豪・幸田露伴(こうだ・ろはん)。
幸田露伴が、書いた人生論である『努力論』は明治当時から現在まで、多くの人に愛読されています。
『超訳 努力論』は、『努力論』の最も重要な箇所を選び出し、現代では馴染みが薄くなった言葉や表現を思い切って超訳、読みやすくわかりやすい形にした現代の「生きた人生論」なのです。
本書は、誰におすすめか?
『超訳 努力論』が、おすすめな人
- 幸田露伴の『努力論』を簡単に知りたい人
- 人生に迷いがある人
- 他人との関わり方に不安がある人




『超訳 努力論』の要点は?
幸田露伴(こうだ・ろはん)と言えば、明治・大正・昭和を生きた大文豪です。
とくに人生論である『努力論』は、書かれた明治末当時から現代まで、多くの人が愛読されてきました。
わたしも『努力論』を知り、手に取り、最初の「初刊自序」の
努力は一である。しかし、これを察すれば、おのずからにして二種あるを観る。
一は直接の努力で、他は間接の努力である。
間接の努力は準備の努力で、基礎となり源泉となるものである。
直接の努力は当面の努力で、尽心竭力(じんしんけつりょく)の時のそれである。
人はややもすれば努力の無功に終わることを訴えて嗟歎(さたん)するもある。
然(さ)れど努力は功の有と無とによって、これを敢(あえ)てすべきや否やを判ずべきではない。
努力ということが人の進んで止むことを知らぬ性の本然であるから努力すべきなのである。
この後、延々と続いていくわけですが、これだけを読んでもテンションが上がってきますよね。
「これが明治当時の活力なんだなあ」と思うのですが、やはりわたしには難しい(笑)
そこで、三輪裕範(みわ・やすのり)さんが、わかりやすく解説してくれた本書『超訳 努力論』で、サクッと学ぶことにしました。
そして、『超訳 努力論』は、幸田露伴の隠れた名著『修省論』も含めて訳されているという「一粒で二度おいしい」という本に仕上がっています。



その中からわたしの独断と偏見で、心に刻みたい言葉を10個ほど選ばせていただきます。
人間は努力をするように生まれてきた
われわれは、自分が努力したことの成果が上がらず、無駄になってしまうことを嘆いたりする。
しかし、努力の成果があがるかあがらないかによって、努力するかしないかを決めてはいけない。
努力は成果と関係なく、するべきものなのだ。
そもそも、努力というのは、常に前進していきたいという情熱をもって生まれてきた人間本来の姿なのだから。
まさに先ほどの「初刊自序」の冒頭の部分です。
どのようなことにも言えますが、人間は自分が、しなければいけないこと、やりたいこと、好きなことに対しては、とても真剣で、常に前進していきたいという情熱をもっています。
たしかに努力したことの成果が上がらなかったり、無駄になってしまうこともあるでしょう。でも、それでやめてしまってはいけないということです。



ただ単に「努力」ということを漠然に考えてしまいがちですが、このように言語化すれば、今まで心の中にあったもやもやが消えていきますよね。
努力の方向を間違えてはいけない
人間はある程度努力すれば、それに見合った結果が得られるのが普通だ。
しかし、努力したにもかかわらず、よくない結果に終わることもある。
なぜそうなるのか。
それは、努力の方向が悪かったからか、そうでなければ、間接の努力をせずに、直接の努力だけをしたからだ。
自分にとって無理な願望に向かって努力するのは、努力の方向が悪いということだ。
しかし、無理だと思えないような願望なのに、それに向かって努力してもよい結果が出ないとすれば、それは間接の努力が欠けているのだ。
ちょっと、端折ってしまいましたが、「直接の努力」と「間接の努力」という言葉が出てきました。
- 「直接の努力」(今取り組んでいる目標を達成する努力)
- 「間接の努力」(将来に向かって準備をする努力、基礎となる努力)
たとえば、基礎となるデッサンを勉強せず、ただ自己流に絵を描いているだけでは、いくら一日必死に描いたからといって傑作はできないということで、この「直接」「間接」の二種類の努力が必要ということです。
この二種類の努力ができているのに、成果が出ないというのは、「努力の方向」が、間違っている可能性が高いと言えるのです。



ビジネス面でPDCA(計画・実行・評価・改善)を回すときに、
「目標をクリアできないのは、努力の方向が間違っているのではないか」
と逐一考えてみることが大事ということですね。
他人に責任転嫁をするな
幸運を引き出す人は常に自分を責めるものだ。
自分の手のひらから赤い血を流しながら、苦痛に耐えることによって運命の糸を動かし、ついには幸福の神を引き寄せる。
こういう人はいつでも、自分を責める精神に富んでいる。
失敗や過失などすべて好ましくないことについては、その原因は自分一人にあると考える。
決して部下や友人、他人を責めるようなことはしないし、運命をうらむようなこともしない。
はい!わたしの大好きな「原因自分論」のことについて書かれています。
「原因自分論」とは、全ての原因は自分であるという考え方です。
たとえば、部下が、仕事で失敗したとします。
ふつうに見れば、ただ単に「部下の失敗」です。ですが、「なぜ部下が失敗したのか?」、「部下の失敗は、自分のサポートが足りなかったではないか?」と考えるのです。
部下の失敗を自分の責任だと考えれば、部下が同じ失敗をしないために自分ができることが、見えてきます。
「自分の説明が少し足りなかった」とか「商談相手と会うまでに、○○と△△をチェックしてから部下を送り出そう」など、自分主導で失敗を回避する仕組みができるのです。
この他にも「原因自分論」で考えることにはいろいろとメリットがありますし、反対の「原因他人論」で考える人は、なにかしら成功者が少ない気がします。
「原因自分論」で考えられるようになるためにおすすめの本があります。
秋山まりあさんの著書『100%自分原因説で物事を考えてみたら』です。
「引き寄せの法則」や「思考は現実化する」ということを矛盾なく学べます。
それから100%自分原因説で物事を考えることにより、思考もイージーになりますし、ストレスのない日常が送れるようになります。



とても合理的といえる「原因自分論」ですが、「自分の未来を変える」とか「人間関係が良好になる」といったメリットが大です。
幸田露伴も言っています。
ぜひ、物事は「原因自分論」で考えていきましょう。
昨日と同じ自分でいるな
同じコインは同じ価値しか持たない。
もし、今の自分が昨年や一昨年の自分と同じなら、自分が受けるべき運命も同じはずだ。
つまり、新しい自分を造り出さないかぎり、新しい運命を獲得することはできないということだ。
同一の自分は同一の状態を繰り返すだけだ。
厳しい言葉ながら、まさにその通りだと思います。
ナイチンゲールの言葉にこのようなものがあります。
常に、目標を高く掲げ、進歩を続けていきたいものですよね。



ポジティブな言葉は、励みになります。
「進歩」は世界共通語。
自分の未来を切り開くために毎日少しずつ進歩していきましょう。
人に分け与えることは自分を幸福にする
分福(ぶんふく)とは、自分が持っている福を人に分け与えることだ。
たとえば、自分が大きなスイカを手に入れたとする。そのすべてを食べてしまわずに、いくらか残しておくことが惜福(せきふく)だ。
それに対して、スイカを人に分け与えて、他者と一緒に味わうという二重の幸せを得ることが分福だ。
幸福三説(こうふくさんせつ)という、幸田露伴が主張した三つの言葉があります。
それが
- 「惜福」せきふく(自分の福を使い果たさずにとっておくこと)
- 「分福」ぶんふく(自分の福を独り占めしないで、人と分かち合うこと)
- 「植福」しょくふく(将来にわたって幸せであり続けるように、今から幸福の種を蒔いておくこと)
です。
つまり、「倹約・分配・投資」ということですね。
どれも大事なことばかりですが、中でも「分福」というのは、ギバー(与える)精神旺盛な人ということになります。
アダム・グラントさんの『GIVE&TAKE』という本では、「与える人こそ成功する」を教わりました。
『努力論』では、「分福」により、「他者に与える幸せ」と「ともに分かち合う幸せ」の二重の幸せを得られるというのを教わりました。
どちらもとても素敵なことですね。



アダム・グラントさんの『GIVE&TAKE』。幸田露伴氏の『努力論』。
共通しているのは、「Win-Winの関係構築」かなと思います。
やはりギバーは最強です。
自分の最高を目指せば世の中に貢献できる
狭い範囲内で志を立てて最高位に向けて努力していけば、平凡な人間でも知らないうちに世の中に貢献できるものだ。
人は何をしてもよい。
一生、瓜をつくっても、馬の蹄鉄をつくっても、箸をつくってもよい。
どんなことでも、それが最高に達したら、その人も幸福だし、世の中に対しても貢献できる。
各自の性格に合った仕事で最高を目指せば、必ずその人の最高の才能を発揮して、大なり小なり世の中に貢献できるのだ。
この言葉から、元大リーガー、イチローさんの言葉を思い出しました。
小さいことを積み重ねるのが、とんでもないところへ行くただひとつの道だと思っています。
イチローさんは、毎日コツコツと自ら決めたルーティーンを守って自己節制し、常に最高のパフォーマンスを求め、努力されました。
たとえ小さなことでも毎日の積み重ねることが大事であり、その時その時の目標は「自分の最高」を求める姿勢こそが、結果的に他者から支持される要因になっていくのです。
「最高の瓜(うり)をつくる!」
「最高の蹄鉄(ていてつ)をつくる!」
「最高の箸(はし)をつくる!」
という目標を持ち、毎日精進していけば、結果それが、世の中にとっての貢献につながるということです。



プロ野球の名選手、料理界の巨匠、名俳優、名人芸、大横綱と呼ばれる人たちも最初は、初心者です。
ですが、常に高い目標を持ちコツコツと積み上げていったものが糧となり、わたしたちに感動を与えてくれます。
わたしたちだって、「常に最高を」という意識で、精進すれば、それが他社に貢献できるものになっていくと考えます。
ですので、この言葉を胸に刻み毎日頑張りたいと思います。
「やわらかみ」と「あたたかみ」をもて
人間の性格にはいろいろなものがあるが、なるべくなら「やわらかみ」と「あたたかみ」をもちたいものだ。
そして、物事を助け育てるという「助長の作用」は行っても、物事を切り刻んで殺してしまうような「剋殺(こくさつ)の作用」だけは行いたくないものである。
たとえば、朝顔の苗が根付いたとすると、それに適度な水と肥料を与えてやる。
そして、つるが伸びてきたら、それが巻き付けるような柱を立てて倒れないようにしてやり、ていねいに害虫を取り除いてやるのが「助長」だ。
それに対して、理由もなく芽を摘み取ったり、葉をむしり取ったりして成長を阻害するような行いが「剋殺」ということだ。
これは人間として歴史継承、後進の育成において、大事な姿勢です。
どんなものでも育ててやらなければ、成長しません。
面倒を見てやらないばかりか、出る芽を摘むようなことは決してしてはいけないということです。



これは、部下を抱える管理職や指導係となった人に必要な姿勢ですよね。
このようなことは「釈迦に説法」なのでしょうけど、大事なことなので取り上げてみました。
空っぽな人生を送るな
時間と労力とお金を使って旅行した人がいるとする。その人に旅行中に見聞したことについて聞いてみる。
ところが、その人は行った先々の山も川も、名所も、さらに名産品、言語、習慣、動物、植物等、何を聞いても知らないという。
これでは旅行に行かなかったのと同じことだ。
つまり、この人は空っぽな旅行をしたことになる。
よく人生は旅行にたとえれるが、その通りだ。
何十年生きていても、もしその人が日常生活で見聞してきたこと、衣服や飲食物、住居その他身の回りのすべてのことについて何も知るところ、感じるところがないとすれば、その人は空っぽな人生を送ってきた人ということだ。
実際、世の中にはこのような人が非常に多い。
手厳しいですね。
でも、実際に何の意識もなくダラダラと過ごしていたら、不意の質問に「あれはどうだった、これはこうなっている」と答えることもできないことになります。
もし自分がそうだと思うなら、日常生活に意識し、それを言葉にできる力を養う必要がありますね。



実はわたしも空っぽな人生を送っている一人だと思います。
これでは、自分の人生を歩んでいるとは言えないし、まわりの人たちにも失礼です。
全部は無理かもしれませんが、少しずつ意識することを心がけたいと思います。
人を信じない人は人から信じられない
目の前の人を信じないということは、その人に対して大変失礼なことであり、人間としての礼節にかけた行為だ。
自分が人に信じられていないとき、どんな気持ちになるかを想像してみれば、人のことを自分が信じないということが、どんなにその人の気持ちを暗いものにするか、よくわかるはずだ。
見方を変えれば、人を信じないということは、信じられていない相手よりも、信じていない自分の心が狭く、すさんでいることを物語っているのだ。
人のことを信じられない人は、決して信じられることはない。
信用・信頼、「信じる」ということは、人間と人間の関わりに大きな意味を持ちます。
「信用貯金」とか「信頼貯金」の残高を高めることが円滑な人間関係にとても必要です。
「信頼残高」を高めるために必要なことは、
- 相手を理解すること
- 小さなことを大切にすること
- 約束を守ること
- 期待を明確にすること
- 誠実さを示すこと
- 自分に誤りがあったら誠意をもって謝ること
といった6つです。
他人と信頼関係を築くには、やはり「自分から相手を信頼する」という態度を明確にすることだと思います。
上記の6つを意識し、相手を信頼する態度に次第に相手もこちらを信頼してくれるということです。
メンタリストDaiGoさんの著書『一瞬でYESを引き出す心理戦略』にも信頼を勝ち取るために自ら相手に心を開くという「自分から相手を信頼する」態度を示すことを記しています。
何だか作戦じみていますが、相手の信頼を勝ち取るために必要なことです。



昔からの友人なら、長い年月で信頼口座の残高を高めていけますが、なかなか初対面ともなると急にはそのような関係は築けません。
ですので、「自ら相手を信頼する」という行為は、相手にとって気持ちいいと感じます。
そのようにして信頼関係を築いていけば、信頼口座の残高を高めていくことができるでしょうね。
人を信じることが飛躍に通じる
人を信じること自体がすでに苦行だが、それに加えて、そこから生じる災難をも受け入れなければならない。
そして、そのときになってはじめて、その人の真の姿が現れるのだ。
凡人・小人を信じれば、災難にあうことは決まっている。
しかし、あえてそうした凡人・小人を信じることによって、自分自身も凡人・小人のレベルを超越することができるのだ。
人を信じることによってこうむった災難を受け入れ、それに耐えることは、人を凡人・小人から善人・大人のレベルに飛躍させることになる。
実際、世の中をよく見てみると、経済界でもその他の世界でも、あえてこの苦行を経験しそれを乗り越えた人だけが、のちに大人物になっていることがわかるだろう。
人と関わればどうしても災難に遭うことはあります。
でも、その災難を乗り越えるごとに人間として成長することができます。人間は経験を糧にすることができます。
成功者と言われる人は、並々ならぬ苦労をされてきた方が多いです。苦労した分、強く大きくなっていくということですね。



わたしの尊敬する偉人、豊臣秀吉と徳川家康。
タイプは違いますが、お二方とも人を信用し、活用し、天下を取られました。
個人の力が、どんなに優れていたとしても、付き従う人がいなければ、光り輝くことができません。
現代でも人との関りがなければ、大成できないのは、いろんな方面で知ることができます。
人的資本という考え方を真剣に考えていくべきですね。
『超訳 努力論』の感想・まとめ
幸田露伴は、小説家としての才能だけでなく、諸事百般の通じた「百年に一人の頭脳」と称された人物です。
露伴の教養の深さや人間観、そして一人の人間としての人生に対する心の持ち方や姿勢が表れているのが『努力論』と『修省論』であると、訳者の三輪裕範さんは、言います。
本書では、『修省論』の内容も取り上げられました。
『努力論』では、個人の生き方や心の持ち方に焦点を当てているのに対し、『修省論』では、個人の生き方だけではなく、当時話題となった事柄に関する社会的、時事的論考も含めた内容になっています。
「個人」と「社会」、バランスのよい人生論となっています。
確かに『努力論』も『修省論』も素晴らしい内容ながら、現代の読者にとっては、あまりなじみのない、少々古くさいと言った印象を持たれるところですが、三輪さんが読みやすく編集してくれたおかげで、素晴らしい一冊になりました。
ぜひたくさんの人に読んでいただきたい一冊です。
『超訳 努力論』は、現在(2022年5月12日時点)amazonの本読み放題サービス「キンドルアンリミテッド」の対象になっています。
キンドルアンリミテッドは、ビジネス書からマンガまで幅広いジャンルの本が読み放題です。ぜひこの機会にご検討ください。
『超訳 努力論』の概要
本書の目次
『超訳 努力論』
まえがき
第一部 努力論
1 努力で運命を切り開く
2 幸福を引き寄せる
3 目標に向かって進む
4 無理のない生き方をする
5 自分の「気」をコントロールする
第二部 修省論
6 高級な感情を育てる
7 シンプルな生活を送る
8 自分と人の能力を伸ばす
9 事業を発展させる
10 人間関係を築く
著者の紹介
幸田露伴(こうだ・ろはん)
1867年、東京(当時は江戸)生まれ。
『風流仏』『五重塔』『運命』などの文語体による小説が有名。
日本と中国の古典文学や歴史、宗教にも通じ、多くの随筆のほか『芭蕉七部集評釈』などの研究書、また都市論『一国の首都』を発表。
「百年に一人の頭脳」と称えられるほどの博識で知られた。
1937年に第1回文化勲章受章。
1947年没。
著書
『努力論 』岩波書店 (2001/7/16)
『【復刻版】幸田露伴の「渋沢栄一伝」』響林社 (2015/12/29)
『幸田露伴全集・57作品⇒1冊』幸田露伴全集・出版委員会; 第2版 (2015/4/17)
『運命』Kindle版
『五重塔』 Kindle版
『蘆声 』Kindle版
『珍饌会 露伴の食』講談社 (2019/10/15)
『蒲生氏郷 武田信玄 今川義元』講談社 (2016/9/9)
『雲の影・貧乏の説 現代日本のエッセイ』 講談社 (1994/8/10)
など多数。
三輪裕範(みわ・やすのり)
1957年兵庫県生まれ。
1981年に神戸大学法学部を卒業後、伊藤忠商事に入社。
鉄鋼貿易本部、海外市場部を経て、ハーバード・ビジネス・スクールに留学し経営学修士号(MBA)を取得。
その後、大蔵省財政金融研究所主任研究官、経団連21世紀政策研究所主任研究員、伊藤忠商事会長秘書、調査情報部長等を経て、現在、伊藤忠経済研究所長。現役ビジネスマンとして活躍するかたわら、10冊の著書を出版。
『週刊東洋経済』の「最強の『読書術』」特集において、「読書の達人」として紹介される。
また、丹羽宇一郎元伊藤忠商事会長(前中国大使)の懐刀としても知られる。
著書
『40歳からの本を書く技術』ディスカヴァー・トゥエンティワン (2009/1/18)
『人間力を高める読書案内』ディスカヴァー・トゥエンティワン (2007/12/15)
『四○歳からの勉強法』筑摩書房 (2005/11/10)
『50歳からの知的生活術』 筑摩書房 (2014/8/5)
『ビジネスマンの英語勉強法』筑摩書房 (2018/7/10)
『自己啓発の名著30』筑摩書房 (2011/6/10)
『ヒラリーの野望』筑摩書房 (2016/10/10)
『クオリティ・リーディング』創元社 (2009/10/10)
『ニューヨーク・タイムズ物語』中央公論新社 (1999/11/1)
『時間がない人が学び続けるための知的インプット術』 ディスカヴァー・トゥエンティワン (2019/10/19)
『超訳 新渡戸稲造の言葉』ディスカヴァー・トゥエンティワン (2015/1/29)
『幸福のための努力論 エッセンシャル版』ディスカヴァー・トゥエンティワン (2018/7/12)
など多数。




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