
こんにちはコウカワシンです。
今回は佐藤伝さんの著書『なぜかうまくいく人の「秘密の習慣」』から学ばせていただきます。



「なぜか、いつもイライラする・・・・・・」
「なぜか、お金が貯まらない・・・・・・」
「なぜか、上司や同僚とウマが合わない・・・・・・」
「仕事が終わるとヘトヘトで、なにもやる気が起こらない・・・・・・」
「このごろ仕事が、おもしろくない」
こんな悩みありませんか?
いったい何がいけないのかは、いろいろ原因があると思います。人間は生身の生き物ですし、社会的動物ですので、精神的身体的に疲れが溜まり体調不良などを引き起こすというのも考えられますよね。
一方、仕事が忙しいのもなんのその~、いつも元気ハツラツで、バイタリティーあふれ、何をやってもうまくいく人って、身近にいませんか?
このような人を見ると「何が違うんだろ?」って、思いますよね。
『なぜかうまくいく人の「秘密の習慣」』の著者佐藤伝(さとう・でん)さんは、「習慣」が違うからとし、本書でうまくいくための88の「秘密の習慣」を紹介しています。
なぜかうまくいく人の「秘密の習慣」は、どんな本?
『なぜかうまくいく人の「秘密の習慣」』は、ズバリ!「人生を好転させる小さな習慣88」です。
『なぜかうまくいく人の「秘密の習慣」』は誰におすすめか?
本書はこのような人におすすめです。
『なぜかうまくいく人の「秘密の習慣」』がおすすめな人
- うまくいく習慣を身につけたい人
- いつも心にゆとりがない人
- 仕事で成果をあげたい人
amazonの書籍紹介より
著者累計150万部、
人気の「習慣の専門家」が伝授!
人生が劇的に好転する
「ハッピー&サクセス」な習慣を
88項目厳選したベスト&決定版!
「毎日、1時間散歩をする」ではなく、
『毎日、散歩用のシューズに触れる」だけでOK!
ーーこんな「マイクロ習慣」の積み重ねが、驚くほどの成果を生みます。
これこそが、「習慣の秘密の力」なのです。
ほんのちょっとでいいんです。ちょっとずつ、ちょっとずつ、
そのちょっとが人生を変革するエンジンになります。
本書では、そんな力を持つ選りすぐりの「秘密の習慣」を、88個集めました。
ぜひ、できそうなものから取り入れて、ワクワクする人生に変えていきましょう!
『なぜかうまくいく人の「秘密の習慣」』は、現在(2022年3月26日時点)amazonの本読み放題サービス「キンドルアンリミテッド」の対象になっています。
キンドルアンリミテッドは、ビジネス書からマンガまで幅広いジャンルの本が読み放題です。ぜひこの機会にご検討ください。




『なぜかうまくいく人の「秘密の習慣」』の要点は?
「習慣」といっても、「毎日、英語を2時間勉強する」と決めたら毎日ストイックに勉強することではありません。たとえ、それができていたとしてもその日の体調や突然のアクシデントでできなくなり、しだいに挫折してしまうかもしれません。
それよりも毎日少しずつでもやれること、たとえば「毎日、英語を5分だけ勉強する」なら体調が悪い日でも忙しい合間のスキマ時間にでも可能になってきます。
このような「小さな習慣」を少しずつ積み重ねることが何事もうまくいく要因になっていくのです。
この「小さな習慣」のことを著者は「マイクロ習慣」といって、成長のもとになるとしています。
『なぜかうまくいく人の「秘密の習慣」』では、「マイクロ成長習慣」を88個ほど紹介しているのです。



それでは『なぜかうまくいく人の「秘密の習慣」』から、わたしの独断と偏見で要点をチェックしていきたいと思います。
「マイクロ習慣」こそが人生を変える
突然ですが、問題です。
もし、ゾウを1頭、完食しなければいけないとしたら、どうやって食べればいいでしょうか。丸ごと全部、一人で食べきるのが条件です。
無理難題で、とうていできることではない、と思う人もいるでしょう。
逆に、いろいろな答えが頭に浮かんだ人もいるかもしれません。
答えは、「一口ずつ食べる」です。これ以外の答えはありません。人間が口に入れられるのは、口に入るボリューム、つまり一口だけ。それを続けて食べていくほかないわけです。この問題は、私たちに大きな示唆を与えてくれます。
いきなり「ゾウ1頭食べきる」なんて、突拍子もない出だしで始まりました。
この「ゾウ1頭」の意味は、「自分の目の前の大きな目的とか困難」などを指します。これらのことを克服するには自分にできることをちょっとずつ、ちょっとずつやっていくしかありません。
つまり、「スモールステップよりもさらにブレイクダウンし、赤ちゃんが歩くくらいのベビーステップが大切」ということです。
このベビーステップのことを著者は「たった0.1%の成長を続けること」と表現します。
わたしたちに必要なのは、昨日より今日0.1%成長し、それを続けることなのです。
「毎日、英語を2時間勉強しよう」と決意したとしても、翌日、もしくは数日のうちに挫折する恐れはあります。それよりも昨日よりは今日0.1%頑張るとして「英語を5分勉強する」などの目標ならできそうではありませんか。
0.1%だなんて、あってもなくても影響がなさそうに見えますが、これを続ける、つまり習慣にすることで、たった0.1%でも、694日後には、今日より2倍の成長という大きな成果になっていきます。
著者はこれを「習慣の秘密の力」だといいます。



ほんの少しでいいなんて、なんだか心が軽くなりますよね。
マイクロ成長習慣をぜひ身につけたいと感じました。
毎日を「いい気分」過ごすための「心のクセ」



「約束をドタキャンされた」



「急いでいるのに、交通渋滞に巻き込まれた」
こういうことがあると、なんだか気持ちがネガティブになりますよね。そのようなときにそのできごとが自分にどのようなメッセージを送っているか考えると気持ちが軽くなります。
ことわざで「人間万事塞翁が馬」(にんげんばんじさいおうがうま)があります。
「人間万事塞翁が馬」は、「人生における幸不幸は予測しがたいということ、幸せが不幸に、不幸が幸せにいつ転じるかわからないのだから、安易に喜んだり悲しんだりするべきではない」といった教えがある言葉です。
大切なのは、自分の周りで起きたできごとを「ゆかいだな」「楽しいな」と感じられることであり、毎日を「いい気分」で過ごすための「心のクセ」をつけることなのです。
このために、「人間万事塞翁が馬」のような、「できごとの意味」を読み取ることが大事なのです。
ですので、「悪いことがあったら、この後には、いいことがある」とし、「いいことが続いたら、悪いことの前ぶれかも・・・」という用心をする気持ちも併せ持つことが良いのではないかと思います。



とにかく、何かトラブルがあっても「おっ、また新しいメッセージだ!」というくらいな心のスイッチの切り替えができるとそんなに気持ち的に落ち込まないクセができるといえます。
なかなか身につかないと思うので、日頃から鍛錬していきましょう。
なぜかうまくいく人になるために「秘密の習慣」を身につけよう
本書では、「いい習慣」のための心得が88ほど紹介されています。
この中から、3つほど取り上げさせていただきます。
自分から先にあいさつをする
あいさつは、漢字で「挨拶」と書きます。この漢字の意味は「心を開いて相手に迫る」です。つまり、自分から先に心を開くことで相手に近づいていくのが、上手なあいさつだということです。
はじめて会う人と、ご縁をつなげる上手なあいさつは、自分から、「フルネームで名乗る」ことです。名字だけより、ずっと気持ちが伝わります。
その後の会話は、「相手の話で盛り上がる」こと。これにより「あなたに興味があります」という気持ちが伝わり相手からの好感度が上がります。
ご縁をつなぐには「次のアポイントメント取る」ことも大事です。
「近々、ごあいさつにうかがっていいでしょうか?」と言って本当に実行することでご縁が深まります。





自分からあいさつをするって、能動的ですよね。
反対に相手から先にあいさつをされると、すべてが受け身になり、話の主導権を取れない可能性があります。
いいご縁をつなぐには、「相手に自分を好きになってもらう」ことが大事です。
ですので、相手がいい気持ちになる空間を心がけましょう。
意識して「他人時間」と「自分時間」を切り替える
日中は何かと他人との関わりの中で「他人時間」を生きています。他人との関わりには、ある程度の緊張とストレスが伴います。昼間はめいっぱい「他人」と関わって、夜は「自分」を取り戻すというバランスはとても大切です。
この「自分時間」を有意義に過ごすためには、早く帰りたくなる家にするのが一番です。そうすれば、なんとなくダラダラと寄り道するなどのムダな時間が無くなります。





1日の終わりにリラックスする時間が持てるからこそ、毎日がんばれます。
ですので、家を快適な空間にし、自分自身を癒しましょう。
「メモ」の習慣を持つ
「メモの習慣」を持つことはとてもいいことです。なぜなら、ふとした思いつきを熟成させ、成功のヒントとなり、人生の羅針盤につながるからです。
レオナルド・ダ・ヴィンチもたくさんのアイデア・メモを残していますし、エジソンもメモ魔だったことで知られています。自分の考えをメモに書きとどめ、実現することで次々に夢をかなえてきたということです。
つまり、メモには、夢に向かって一気にワープできるくらいのパワーが秘められているのです。
メモには次の3つがあります。
- リマインダー・メモ(忘れずにやっておくことや予定を書き込む。買い物メモなど)
- アイデア・メモ(思いついたことを書き込む)
- ビジョン・メモ(人生の夢を書き込む)
多くの場合、リマインダー・メモのみで活用すると思いますが、最も大事なのはビジョン・メモです。次にアイデア・メモ、リマインダー・メモと続きます。
ビジョン・メモの書き方
自分の人生の最終目的地と言ってしまえば大げさですが、ビジョン・メモとは、自分の目標を記したものであり、そのビジョン・メモこそが苦境を乗り越えるための生命線になってくれます。
ですので、ビジョン・メモは、手帳の1ページ目に書きましょう。
そして、誕生日や大晦日など、1年の区切りとなる日には見直し、書き換えます。
ビジョン・メモは、一度作ったら終わりではなく、自分が時と共に変化し成長していく「人生のゴールまでの中間目標」なのです。
リマインダー・メモとアイデア・メモの書き方
メモを書く際には「いま自分が書いているのはどのメモなのか」を意識する必要があります。ですので、それぞれのメモの書き方はこうです。
- リマインダー・メモは断定形(終わりが句点「。」)
- アイデア・メモは疑問形(終わりがクエスチョンマークの「?」)
そして、共通して書き込むべきは「日付」です。アイデア・メモには日付に加えて「時刻」と「場所」も書きましょう。こうしておくとパラパラと見返したとき、自分にアイデアが降ってくるゴールデンタイムとラッキープレイスが明らかになります。





なぜかうまくいく人というのは、ふだんから「メモを取る」習慣があります。
アイデア・メモの活用というのは、前田裕二さんの『メモの魔力』を参考にするととてもいいと思います。
ぜひ、「メモの習慣」を持ちたいですね。


『なぜかうまくいく人の「秘密の習慣」』の感想・まとめ
わたしたちの人生は、習慣の連続
わたしたちの人生は、習慣でできています。その習慣とは毎日の小さな習慣、つまりマイクロ習慣の集合体です。何かをしようとすると、わたしたちは必ず大きな習慣に気持ちが行きがちです。
たとえば「毎日、1時間運動する」として朝のランニングを日課にしようとします。続けられる人はそれでいいのですが、続けられない人というのは、どこかで無理をしているのです。
ですので、「毎日、1時間運動する」という習慣ではなく「ランニング用のシューズに触れるだけ」という習慣を身につけるのです。
そういうことでも、毎日積み重ねていけば、しだいに大きな成果に結びついていくのです。
それから、記事には書きませんでしたが、
「すみません」より「ありがとう」と言う
という習慣もいいなあと感じました。
人に親切にしてもらうと、ついつい恐縮して「すみません」と言っていませんか?
この「すみません」を「ありがとう」に変えてみましょう。
「すみません」は、謝るときに使う言葉ですから、「わたしはヘマばかりしている」と心に刷り込み、心にマイナスの影響を与える恐れがあります。
「ありがとう」と言えば言うほど「わたしはツイている」「世の中、感謝することばかり」と心に刷り込み、自己肯定感もグッと上がります。
ですので、ちょっとした「習慣」を変えるだけで、人生が劇的に変わるかもしれません。
それが88も掲載されているなんて、すごく興味湧きませんか?
そう思われたなら、ぜひ手に取ってご一読ください。
『なぜかうまくいく人の「秘密の習慣」』の概要
本書の目次
『なぜかうまくいく人の「秘密の習慣」』
はじめに 0.1%の秘密~「マイクロ習慣」の破壊力
PART1 うまくいく人の「心」の習慣
PART2 うまくいく人の「お金」の習慣
PART3 うまくいく人の「運」の習慣
PART4 うまくいく人の「人間関係」の習慣
PART5 うまくいく人の「朝」の習慣
PART6 うまくいく人の「朝日記」の習慣
PART7 うまくいく人の「夜」の習慣
PART8 うまくいく人の「思考」の習慣
PART9 うまくいく人の「仕事」の習慣
PART10 うまくいく人の「勉強」の習慣
PART11 うまくいく人の「メモ」の習慣
おわりに 人生は習慣でできている~「秘密の習慣」の正体とは
著者の紹介
佐藤伝(さとう・でん)
1958年(昭和33年)生まれ。福島県出身。明治大学卒。
国際ナイン・マトリックス協会 会長。行動習慣・研究所 所長。ひとりビジネス応援塾 塾長。
【起業と習慣の専門家】 著作は累計150万部を突破しているミリオンセラー作家。
脳外科医の父と仏教学者の祖父の影響のもと、科学的行動習慣について研究を重ね、そのエッセンスを都心・半蔵門の創造学習研究所にて30年間にわたり実践指導。
氏の薫陶を受けた門下生たちは、すでに30代・40代となり各界で活躍中。
メジャーリーグの大谷翔平選手も愛用中の「9マス(ナイン・マトリックス)」というユニークな問題解決&夢実現法の開発者として、上場企業のリーダー研修や教育機関(小・中・高・大)での講演に引っ張りだこの人気講師である。
海外で翻訳された著作も多く、ウィーン・N Y・ミラノ・ロンドンなど海外講演も精力的に受けている。
日本の朝活のパイオニアでもあり、18年以上継続しているP R E M I U M朝カフェは、全国各地からファンが集う出会いの場となっている。
親しみやすく明るく謙虚な人柄から、「習慣といえば、伝ちゃん先生! 」と幅広い年齢層から慕われている。
主な著書
『ひとりビジネスの教科書』学研プラス (2020/8/4)
『祖父・多田等観が語った チベット密教 命がホッとする生き方』サンマーク出版 (2020/2/19)
『たった1分でできて、一生が変わる!魔法の習慣』学研プラス (2010/8/24)
『マンガ版 たった1分でできて、一生が変わる! 魔法の習慣』学研プラス (2020/5/19)
『50代から強く生きる法』三笠書房 (2015/4/20)
『ひとりビジネスの教科書 自宅起業のススメ』学研プラス (2015/9/23)
『「朝」日記の奇跡』PHP研究所 (2008/12/2)
『「感謝の習慣」で人生はすべてうまくいく!』PHP研究所 (2008/1/7)
『人に好かれる35の魔法』学研プラス (2012/9/25)
『いい明日がくる 夜の習慣』 KADOKAWA (2015/2/20)
『言葉の習慣 たった1分でできて、一生が変わる!』学研プラス (2011/9/20)
『財布の習慣』学研プラス (2012/5/29)
『たった1分でできて、一生が変わる! 朝の習慣』学研プラス (2018/3/22)
『夢をかなえる メモの習慣』KADOKAWA (2014/2/14)
『強運を呼び込む47の習慣』PHP研究所 (2011/1/6)
『幸運を引き寄せる 朝の習慣 』KADOKAWA (2014/10/3)
『行動習慣コンパス 今すぐ、幸せと成功に導く!』学研プラス (2012/1/10)
『夢をかなえる成功習慣』PHP研究所 (2007/3/23)
『1日5分 頭がよくなる習慣』 KADOKAWA (2014/12/12)




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