
こんにちはコウカワシンです。
今回は、犬飼ターボさんの著書『CHANCE』から学ばせていただきます。
犬飼ターボさんは、成功小説家であり人間心理学のセミナーを開催されています。
24 歳 で 企業家 として 独立。数々の成功と失敗を重ね ながら、 28歳のときに立ち上げたマーケティング会社が 、1億 円 の 売り上げを超えるという成果をあげられました。
著書も多いのですが、とくにこの『CHANCE』は起業を志す人の間では「神本」とまで称されています。
なお、本書はamazonの本読み放題サービス「キンドルアンリミテッド」の対象本です。
キンドルアンリミテッドは、ビジネス書からマンガまで幅広いジャンルの本が読み放題です。ぜひこの機会にご検討ください。
『CHANCE』は、誰におすすめか?
本書は、このような人におすすめです。
『CHANCE』が、おすすめな人
- 起業を目指す人
- 経営者
- 企業に勤めている人



犬飼ターボさんの『CHANCE』って、読んでるうちに大切なことをきちんと教えてくれるんだってね。
ぼくの友だちのお兄さんが起業を目指しているんだけど、考えていることと実際の行動がちぐはぐで思うようにいかなかったのね。
それを悩んでいるときに知り合いの社長さんがこの本を読めって奨めてくれたんだって。
そして読んでみたら、意欲が湧いてきて気持ちの整理や考えもまとまっていい方向に向かっているそうなんだ。



『CHANNCE]』を教えてくれたその社長さんは、まさに成功者の鏡だね。
成功者というのは、成功者同士でつながりたいから、周りに成功を目指している人がいたら助けるんだよね。
実はこの本って、2003年に書かれているんだけどいまだに色あせない「成功者マインド」を育てる神本って言われているんだ。
だから、これから起業する人、経営者、企業に勤めている人にまで、おすすめできるし、なんなら就活している学生さんにも読んでみてほしいよね。
自分の人生を見つめ直すきっかけにもなるしね。




『CHANCE』は、どんな本?
本書の目次
『CHANCE』チャンス
1.出会い
2.奪い合う競争の世界
3.2つの課題
4.人生は自分の考えた通りになる
5.人生の目的を見つける
6.訪れたチャンス
7.人生のすべては順調に進んでいる
8.許しの学び
9.成功の上昇気流に乗る
10.富と名声に満たされた日々
11.成功者からの贈り物
あとがき
著者の紹介
犬飼ターボ(いぬかい・たーぼ)
成功小説家。人間心理学のセミナー講師。
24 歳 で 企業家 として 独立。
数々 の 成功 と 失敗 を 重ね ながら、 28 歳 の とき に 立ち 上げ た マーケティング 会社 が 1 億 円 の 売り上げ を 超える。
しかし、 世間 で 言わ れる 成功( 収入、 地位、 名誉、 時間) を 手 に 入れ た ものの〝 完全 に 満たさ れ た 幸せ〟 は 感じ られ なかっ た。
その後、 友人 の 勧め で 受け た 心理 カウンセリング で、 成功 と 幸せ は 違う 軸 で 存在 する こと に 気づき、 それ を 伝える 小説 を 書く こと を 決意。
成功 と 幸せ を 両立 さ せる ハピサク( ハッピー& サクセス の 略) の エッセンス を 盛り込ん だ 作品 を 精力的 に 発表 し て いる。
その他の著書
『DREAM』飛鳥新社 (2017/11/28)
『TREASURE』飛鳥新社 (2010/7/23)
『天使は歩いてやってくる 』飛鳥新社 (2008/10/1)
『 仕事は輝く』飛鳥新社 (2014/7/23)
『星の商人 』サンマーク出版 (2005/7/21)
『 オレンジ レッスン。』 徳間書店 (2006/10/1)
『SIGNAL』Kindle版(2018/1/31)
『月の商人』マザー出版 (2019/2/10)
本書の内容
『CHANCE』は、ズバリ!「日本版『金持ち父さん貧乏父さん』」です。
amazonの書籍紹介より
サラリーマンになるのはいやだ! と独立を志し、いろいろな事業を試みては、失敗を繰り返す泉卓也は、ある日偶然、フェラーリに乗る弓池という成功者と出会う。
なぜ自分はいままでうまくいかなかったのか?
どうすれば成功者の仲間入りができるのか?
人生で成功するということはいったいどういうことなのか?
数々の試練を乗り越えながら、弓池から多くを学び取っていった卓也が導いたその答えとは……?



何をもって成功者とするかは、人によって違うと思いますが、「お金」との関りは、外せないのではないでしょうか?
経済的自由さえあれば、自分の生きたいように生きていけますし、好きなことも存分に楽しめます。
ですが、いくら経済的に潤っていても「お金」に振り回される人生は、自分が生きたい人生なのでしょうか?
その部分にメスを入れ、起業を志す人にとってもバイブルと言えるのがこの『CHANCE』なのです。
小説ですので、ストーリーに感情も入ると思います。
つまり、勉強にもなり心の整理もつく素晴らしい一冊です。
『CHANCE』の要点は?
本書は成功者になりたい青年、泉卓也(いずみ・たくや)が、弓池(ゆみいけ)と名乗るフェラーリーを乗り回す成功者と出会い、弓池氏の指導を受けながら成功者への階段を上っていくサクセスストーリーです。
小説ながら、実に成功者になるための大切なマインドを教えてくれ、泉卓也は失敗を重ねつつも成功者に成長する姿は実際のわたしたちにでも十分に再現性のある内容に仕上げてくれています。



その中から、わたしの独断と偏見で、成功者になるためのマインドを3つほど取り上げさせていただきます。
ビジネスで成功したいか?それとも人生で成功したいか?
泉卓也は、弓池氏から2つの課題を出されます。
それは、まず「成功している人10人に会うこと」それから「路上生活者と24時間生活を共にすること」です。成功者マインドになるために10人ほどの成功者に会うことは成功体験、失敗体験両方を同時に聴きだせます。
そして、成功者は成功者同士でつながり、ノウハウも教え合うという助け合いのマインドを持ち、それから大事な「成功するまで決してあきらめない」というマインドを知ったのです。
それと同時に成功者にも二通りあり、いつも忙しくて時間の余裕がない人もいれば、弓池氏のようにビジネスプランを仕組み化して「自分がいなくても仕事が回る」という人も存在するのです。
そして、「路上生活者」とのふれあいでは、またまた大きな収穫がありました。路上生活者の中には、昔経営者だった人もいました。
その中で気づいたのは「成功者とそうでない人の違いは紙一重」だということ。
成功者とそうでない人の差は❝セルフイメージ❞を持っているかどうかなのです。
「自分は成功者」と思う人はそうなるし、「路上生活者」と思う人はそうなっていく、、、。
つまり、「考えがあり、次に言葉になり、行動になっていき、結果それが現実になる」ということなのです。
たとえば、街に建つビルは、「設計士が考え、それを図面に起こし、建設という行動」に移されます。だから、ビルが現実に存在しますよね。
成功している経営者は自分が成功にふさわしいと考え、成功した将来のイメージを持っていた、逆に路上生活者は、将来のイメージが成功者ではなかったということなのです。
それから、元経営者の路上生活者は、仕事にかまけ、家族のことをかえりみなかったことも要因とされていました。
そこで、「ビジネスの成功」と「人生の成功」について考えてみましょう。ビジネスで成功をおさめても、人生で失敗している人はたくさんいます。
それはなぜか?
答えとしてあげられるのが、「お金を手にしても、人生のバランスをイメージできなかったから」であります。
そうならないためには、、、「人生全体のイメージ」を持つことが必要です。
具体的に言うと、
- お金を手にしながら、家族とはどういう関係を築きたいか、どういう自分でいたいか?
- 仕事やお金だけではなく、自分にとって幸せな人生とは何かを考える
といったことがあげられます。
つまり、
「人生は自分が思った通りにしかならない」
ということです。
成幸のカニミソ
この物語で、泉卓也は弓池からの教えをノートに書き留めていきます。
このノートこそが「成幸のカニミソ」というわけです。
まず、弓池から学んだことは、
- 素直であること
- メモ魔になること
です。
成功するために必要なこと 1(成功者になるためのマインド)
☆素直になること
まだ成功体験のない人にとって、成功するための最も重要な教えというものは、「最も抵抗を感じるもの」が多いそうです。
つまり、それを受け入れ実行するためには「素直」でなければいけないということです。
☆メモ魔になること
メモを取るということの重要性は、
- 大事な内容を忘れないようにする
- 相手のため
なのだそうです。
「相手のため」とは何ぞや?と思うでしょうけど、自分が話す内容を真剣にメモに取っている人を思い浮かべてみてください。そのような人には、「自分が価値あることを言っている」とうれしく感じ、もっと役立つことを教えたくなりますよね。
すると、メモを取っている方にしてみたら成功法則を無条件で聞き取りやすくなるということです。
つまり、上記の「素直になること」と「メモ魔になること」というのは、相手のことを気づかうという点においても大事ですし、なにごとも柔軟に対応するための処世術であるといえます。
成功するために必要なこと 2(自分が成功者であると自覚する)
人は生まれながらに❝成功者❞です。それをきちんと認識していないと成功を目指していても決して成功できないのです。成功の過程というのは「自分が成功者だ」と思い出す旅のようなものです。
ですので、しっかりした成功者像を自分の中に持つことが大事です。
それにはセルフイメージを持ち次のようなことを「精神の訓練」としてやってみましょう。
- 成功者の行動のまねをする
- お金についても成功者のまねをする
☆成功者の行動のまねをする
- 自分が成功者だったらこうするだろうと思う行動を取る
- 成功者の考えを言葉にする
たとえば、自分は意志の弱い人間だと思ったら・・・。



わたしは意志が強い!
そのようなセルフイメージを持つことで「意志が強い」人になれます。
☆お金についても成功者のまねをする
成功者はよく寄付をします。お金についても成功者のまねをしてみましょう。
むずかしいことではありません。
たとえば、コンビニに設置してある募金箱に少額でも「募金」すれば、それは立派な寄付です。
セルフイメージとして



「お金はいつも足りている」
「わたしは豊かだ」
と思えるようになり、お金持ちマインドが定着するのです。
夢を実現させる3つのポイント
成功者にとって「夢」とは実現させるものです。
言葉に出して言っていればそのようになるのです。しかし、ただ言っているだけではダメです。「夢」を実現させるためには次の3つのポイントを押さえなくてはいけません。
夢を実現させる3つのポイント
- 目標が明確であるか
- 目標は達成可能か
- 思いついたことをすぐに実行したか
目標が明確であるか
「ただ儲けたい、お金が欲しい」というのは漠然としています。
儲けるとはどんな状況か?
お金がある状態とはどんな状態か?
皆様は、このようなことを考えたことはありますか?
目標を明確にするといってもピンとこないので、旅行に例えてみましょう。
ただ単に「旅行に行きたい」と思うのは漠然とした目標です。では「ハワイに行きたい」というのはどうでしょうか。「ハワイに行きたい」というのは明確な目標ですよね。
このように目指している自分の状態をハッキリさせたときにそれが叶うのです。
何ごともただ漠然と思っているだけでは達成できません。
ですので、たとえばお金がある状態を「1億円」と決めてしまうのです。そういう目標があってこそ達成する方法を考え実行することができるのです。
目標は達成可能か
それでは、目標を達成するためにどうすればいいかを考えていきます。
たとえば、体操に関して素人が今から1年後にオリンピックで金メダルを取るというのはあまりにも無謀な目標ですよね。
そして、サラリーマンとして給料で生活している人がいきなり1年後に年収1億円の億万長者になるというのも現実味がありません。
では、10年後に年収1億円なら、達成が可能かもしれませんが、期間が長すぎるし、場合によっては金メダル同様、目標が高すぎるかもしれません。
しかもそんな長い間、高い目標に向かってやる気を維持できる人もあまりいないのではないでしょうか。
そこで成功するコツとして紹介されたのが、「一番近くにある小さなハードル」を目標にすることです。
たとえば、「最初は3か月以内に副業で1万円以上自分の力で稼ぐことを目標にする」といったことです。これだってサラリーマンにとって大きな目標ではありますが、達成できないことはありません。
そのハードルをクリアできたら、次にその金額を3万円にして、それができたら10万円にするといったように達成できそうな小さなハードルを次々と作って、それをクリアしていく。これが成功の計画を立てるということです。
思いついたことをすぐに実行したか
皆様は今までの人生で、自分がやりたいことについてふと良いアイデアが浮かんだり、「待ってました」と関係する話が飛び込んできたことはないでしょうか。
そういうものは単なる偶然ではなく何かに導かれていると思えますよね。このことを「シンクロニティ」というそうです。
シンクロニシティとは、スイスの心理学者ユングが提唱した概念で「意味のある偶然の一致」を指します。日本語では主に「共時性」と訳され、複数の出来事が意味的関連をていしながら非因果的に同時に起きることです。
目標を明確にし、実現可能な小さな目標を立てると、目には見えない❝偉大な力❞が、いろいろな形でサポートをして実現に向かわせてくれるのです。
まあ、このようにいってもピンとこないですよね。「❝偉大な力のお膳立て❞なんて今まであったかしら?」と思ってしまいます。
でも実際には、あるそうなんです。これを「物事がうまく進む波」であり、それにうまく乗れるかどうかで人生が変わってくるとも言えます。
大半の人は「ああでもない、こうでもない」と考えてしまいタイミングを逃してしまう、または「うまくいくかどうかわからない」と怖がって何もしないケースも多いといいます。
私の尊敬する両学長がリベ大の動画で「チャンスの女神」の話をされました。
出典:両学長リベ大動画「【知らないとお金に困り続ける】チャンスを掴める人vs掴めない人の違いを解説【人生論】」より
その他、いろんなビジネス書においても、「そく行動」こそが成功を引き寄せる大きな原動力になると記されています。
サチン・チョードリーさんの『頭で考える前に「やってみた」人が、うまくいく』や、越川慎司さんの『AI分析でわかったトップ5%社員の習慣』などは「そく行動」を重要視していますね。




『CHANCE』の感想・まとめ
成功者とそうでない人の違いは紙一重
本書は犬飼さんが2003年に書いた記念すべき第一作目なのだそうです。
本作を仕上げるのに何度も書き直してとても苦労されたそうです。つまり、成功というのは失敗の上に成り立っていて、成功というのも「成功とは学びの過程」なのだと定義されているのです。
ここで思うのは、前向きな気持ちになれない人というのは、前向きになれないように何かが邪魔していることを気づくことから始めなければいけないということですね。
そうでなければ、いくら優れた成功者から教えを乞うてもいつまで経っても成功できないと思います。
今まで、この本に出会えなかったのがくやしいですね。学校の教科書に採用しても良いくらいなレベルです。
そう思うくらい成功のノウハウや成功してからの行動にプラスになる一冊です。ぜひ手に取って読んでみてください。




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