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『なまけもの時間術』から学ぶ「自分らしい時間」を過ごすための時間管理術

コウカワシン

こんにちはコウカワシンです。

今回は、ひろゆきさんの著書『なまけもの時間術 管理社会を生き抜く無敵のセオリー23』から学ばせていただきます。

ひろゆきさんといえば、「2ちゃんねる」を創設され、自身の持論を語った書籍の多い文化人というイメージですが、どの著書にも「疲弊せずラクに生きよう」エッセンスが満載です。

そんなひろゆきさんも最近では地上波放送などのメディアで露出が増え「2ちゃんねる管理人」から「お茶の間の物知り兄ちゃん」となり、お茶の間で急速に認知度と好感度を獲得されているそうです。

そのように常に時代の波にうまく乗っかるには、何かコツがあると思いませんか?

ひろゆきさんは、自身を動物の「ナマケモノ」と近いというくらい、のんびりゆったり過ごすことにこだわっています。

「そんな生き方や考え方は一般人には所詮無理では?」という声があると思いますが、「一般人にありがちな常識にとらわれすぎムダともいえる時間を過ごす羽目になっている」と考えさせられる本がこの『なまけもの時間術』です。

これからの世の中は「時給社会」から「成果社会」へと移り変わっていきます。つまりダラダラと長い時間をかけて仕事することはコスパが悪く評価されない社会になるということです。

このことを主題にし、「短時間に生産性を上げるための方法」をうたう書籍は、他にもたくさんありますが、この『なまけもの時間術』は、その真逆です(笑)

「スピーディーに効率よく」じゃなくても「すぐやるとか、時間どおり」じゃなくても、成果物が手に入るやり方は、「なまけもの」になることだとひろゆきさんは言います。

これまでのひろゆきさんの書籍は「できるだけラクに、楽しく生きていくためにはどうしたらいいのか」といった考え方を記したものが多かったですが、本書は、そのための時間のとらえ方、扱い方がわかる一冊であります。

なお、本書はamazonの本読み放題サービス「キンドルアンリミテッド」の対象本です。

キンドルアンリミテッドは、ビジネス書からマンガまで幅広いジャンルの本が読み放題です。ぜひこの機会にご検討ください。

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目次

『なまけもの時間術』は誰におすすめか?

本書はこのような人におすすめです。

『なまけもの時間術』 がおすすめな人

  • いつも時間に追われている人
  • 気がついてみたら仕事オンリーで生きている人
  • 正義感が強過ぎてストレスを抱えてしまう人

『なまけもの時間術』って、どんな本?

本書の目次

『なまけもの時間術 管理社会を生き抜く無敵のセオリー23』

はじめに

1章 時間と自由~優先順位のぶっちぎりトップは自分
2章 時間と仕事~もう、そんなに働かなくてもいいんじゃないか
3章 時間と努力~一生、イージーモードで楽しみきる
4章 時間と幸せ~時間を制したものが、幸せを制する

あとがき

著者の紹介

ひろゆき(西村博之)

1976年、神奈川県生まれ。

テレビで人気急上昇中のIT起業家。

東京都北区赤羽に移り、中央大学へと進学。在学中に、アメリカのアーカンソー州に留学。

1999年、インターネットの匿名掲示板「2ちゃんねる」を開設し、管理人になる。東京プラス株式会社代表取締役、有限会社未来検索ブラジル取締役など、多くの企業に携わり、企画立案やサービス運営、プログラマーとしても活躍する。

2005年、株式会社ニワンゴ取締役管理人に就任。翌年には「ニコニコ動画」を開始し、大反響を呼ぶ。

2009年に「2ちゃんねる」の譲渡を発表。

2015年、英語圏最大の匿名掲示板「4chan」の管理人に。

2019年、SNSサービス「ペンギン村」を立ち上げる

TBSテレビ「サンデージャポン」ほかのトーク番組でユニークな意見を披露し、注目を集めている。

現在、フランス・パリ在住。

主な著書

がんばらない勇気 』宝島社 (2021/11/5) 
僕が親ならこう育てるね』扶桑社 (2021/9/15) 
ひろゆきのシン・未来予測』マガジンハウス (2021/9/29) 
ひろゆきから学んだ40の思考法』2021/9/10 
無敵の思考』大和書房 (2017/7/8) 
働き方完全無双』大和書房 (2018/4/12) 
ラクしてうまくいく生き方 自分を最優先にしながらちゃんと結果を出す100のコツ』PHP研究所 (2021/5/20) 
これからを生きるための無敵の―お金の話』興陽館 (2019/3/6) 
誰も教えてくれない日本の不都合な現実』PHP研究所 (2021/10/15) 
叩かれるから今まで黙っておいた「世の中の真実」』三笠書房 (2020/11/25) 
無敵の独学術』宝島社 (2021/7/2) 
論破力』朝日新聞出版 (2018/10/12) 
1%の努力』ダイヤモンド社; 第1版 (2020/3/4) 
自分は自分、バカはバカ。 他人に振り回されない一人勝ちメンタル術 SBクリエイティブ (2019/4/5) 
ソーシャルメディア絶対安全マニュアル』インプレス (2013/9/6) 
僕が2ちゃんねるを捨てた理由』扶桑社 (2009/5/29) 
思い出に残る食事』バジリコ (2003/8/8) 

共著

2ちゃんねるで学ぶ著作権』アスキー (2006/7/3) 
「なんかヘンだよね…」 ホリエモン×ひろゆき 語りつくした本音の12時間 』集英社 (2009/9/4) 
そこまで言うか!』青志社 (2010/9/2) 
オンナは苦手。』李白社 (2010/11/19) 

本書の内容

『なまけもの時間術』は、ズバリ!「自分らしく生きるために時間を大事にすることから考えよう」です。

amazonの書籍紹介より

★★★遅刻するけど結果は出す! ひろゆき初の時間術 ★★★

「2ちゃんねる」「ニコニコ動画」「ペンギン村」……
誰も思いつかなかった「価値」を生み出して
「お金」も「自由」も手にした男が語る
「時間をかけずに、コスパよくひとり勝ちする」方法とは…?

残業ゼロ、テレワークなど「働き方改革・新時代」のなかで
「時間」と「成果」に追われて、がむしゃらに頑張る人に
「一発逆転の時間術」を授けます。

本書のエッセンス

■「時間どおり」が評価される時代は、とっくに終わっている
■時間どおりに来て、何のアイデアも出せない人は「悪」!
■遅刻を恐れず「好きなだけ寝る」ほうが、「仕事の質」は高くなる
■コツコツ時間をかけるより、「勝てる波」に乗ったやつが勝つ!
■「仕事の時間」は極限まで短く、「趣味の時間」に圧倒的に長い時間を費やす
■集中する時間は「遊びに8割、仕事に2割」!
■「時間は有限」というけれど、使い方次第で「けっこう余っている」

成果主義社会をゆるく生き延びるための、新しい時間ルールが1冊に!

コウカワシン

ひろゆきさんの書籍と言ったら「ラクして生きよう」という考え方を説いたものが多いですが、本書はその時間の使い方編です。

時間は、誰にでも平等にある有限資産です。

その貴重な時間を「自分らしく」生きたいと思いませんか?

たとえ、ひろゆきさんのようにはいかなくても、時間に対する考え方という点で、少し気持ちがラクになることを本書は書いています。

かた苦しい内容は書いてないので、サラっと読めて、その中から自分にとってヒントになることが見つかるかもしれません。

ぜひ読んでみてほしい一冊です。

『なまけもの時間術』 の要点は?

「人生は長いようで短い」という言葉があります。その人生を時間に追われて、自分らしい生き方ができていないと思う人は、たくさんいらしゃるのではないでしょうか。

どうせなら、すべての時間を「自分らしく」生きたいものですよね。そのためにも時間に対する考え方を「自分ナイズ」する必要があります。

そのために体調を整えたりや脳のパフォーマンスを上げるなどして、短時間で効率よく作業して、時間を生み出す方法を説いた時間術の書籍はたくさんあります。

ですが、この『なまけもの時間術』は、それとは一線を画します。本書のコンセプトは、「なるべく頑張らずに、成果主義社会を生き延びる時間術」です。

そのためには、取捨選択する行動と思考が必要です。

コウカワシン

そこで、本書からわたしの独断と偏見で、「なまけもの」ともいえる時間術の極意を紹介させていただきます。

自分を優先する

「時間をやりくりする」という発想を疑ってみよう

「やるべきことをやるためには時間を確保する術を知らないといけない」

まずこの発想から離れましょう。

このように無理やり時間を捻出しスキマ時間にまで作業をしようとするから、自分自身に多大な負担をかけ疲弊していくのです。

このように疲弊した状況で、新たな発見や発想が浮かぶなんていうことがあるでしょうか。ここで、必要なのが「時間は有限」という考えからではなく「時間は余っている」というような感覚を持つことだと思います。

つまり、自分自身に対しても、時間に対しても、「余裕」をつくることが大事なのです。空いているからと無理やり予定をねじ込むようなことはせず、むしろ「余っている」という感覚を持つことが自分を疲弊させないコツであると感じます。

人間の脳は、頭を使わない単純作業をしているときのほうが、思考しやすいようにできています。散歩しているときや食事しているときなど、そんなときにポカンと名案が浮かぶということを経験された人も多いことでしょう。

このような余裕をつくるためにも、「物事に優先順位をつけ、取捨選択する」ことのほうが、「時間調整し予定をぶち込んで、全部やる」という発想を持つよりも大切であるということです。

なるべく、頑張らない

「頑張ればなんとかなる」

これは、ふつうに学校や家庭で教わる「努力」の大切さを説く言葉です。たしかにある程度のことは努力すれば手に入れることができるし、努力して報われるならするべきだと思います。

ですがちょっと視点を変えてみると、「人間、努力ではどうにもならないことがある」ことに気づくはずです。

たとえば、100メートル走の勝者にアフリカをルーツに持つ選手が多い理由には、彼らの努力量にも増して、彼らが「遺伝子的に走るのが速い」という要因があります。

つまり、数万年以上前から勝負はついてしまっているわけです。この差を努力で覆そうとしてもほとんど無理だというのがわかりますよね。

これを一般社会にたとえると、いろんな物事にはそれぞれに優れた能力を持つ人がいるということです。そこで無理に張り合おうなどと思わずにその人らの力を借りるというのがベターではないかというのです。

自分が優れるよりも、それらを利用して、いい波に乗れることを考えた方が大事ということです。

自分の能力値を把握し、できないものや敵わないものは、さっさと見切りをつけ、「自分の努力スキル」には頼らないようにしたほうが、だいぶラクに生きられるというものですからね。

「堂々と休む勇気」を身につける

「自分が休むと迷惑をかける」

まずこの考え方から離れましょう。

企業にお勤めの人には「有給休暇」という正当な休暇を取れる権利があります。その権利であるはずの休みを阻害する動きがある企業だとしたら、理不尽だし、そうやって無理させることで回っているとしたらブラックに間違いありません。

そして、その理不尽なルールにしばられて、休むためのウソひとつつけない人も一定数いるだろうし、そういった人はマジメすぎて生きづらい人生を過ごしていると感じます。

もちろん、ウソを肯定するつもりはないけど、自分の当然の権利を行使するためのウソだとしたら「手段」としてアリだとひろゆきさんは言います。

ここでフランスの話をします。

フランスでは、毎年みんな1カ月くらいバカンスを取るそうです。それを利用し、海外旅行に行く人、国内でのんびり過ごす人、といったように丸1ヵ月も仕事もせずに、自分の好きなことをして過ごすということをしているそうです。

ここで考えどころなのが、「自分がバカンスに入っても仕事が回る」というしくみづくりをすることなのです。周りの同僚に仕事を引き継いだり、「この案件は自分が帰ってくるまで保留に」と周囲に伝えておいたりします。

たいへんうらやましい話ですが、フランスでは「バカンスのために1ヵ月くらいいなくなる」ということが、仕事のしくみの中にきちんと組み込まれているのです。

こういった社会を日本にも根付かせることが、自己肯定感を高め何事も意欲的に取り組む人材が育つきっかけになるのではと思いますね。

一生、イージーモードで楽しもう

「間違った努力」という時間のムダ

「自己鍛錬」

自己鍛錬にも良い努力と間違った努力があります。

たとえば、本当に英語は話せるようになりたいのなら、日本で文法書を読むより、英会話教室に通うより、英語圏で暮らしてしまうのが、一番早い方法です。

プログラミングでも、入門書を最初から読む人より、「こういうゲームが作りたい」という目標をがあって、それに必要なスキルから学んでいく人のほうが上達が早いそうです。

このことからわかるのは、コツコツと鍛錬を積むよりも、最初に体験してみたほうがもの覚えもいいし、続きやすいというのが人間の習性であるという認識を持つことです。

なので、「自己鍛錬」という修行僧のようなイメージで取り組むことは時間のムダでないのか、というのが、ひろゆきさんの意見です。つまり、鍛錬することを目標にし、やみくもに努力することの意味を問うているのです。

そもそも、「好きなこと」「興味あること」に没頭するのを努力とは言わないですしね。

資格試験の勉強法だって、効率を考えると、「まず過去問を解いてみて、解けなかったところを勉強する」といったやり方が手っ取り早い方法ですよね。

一から教科書を読むというのは、「いかに時間と手間を省いて合格するか」という観点から見るとコスパが悪いといえます。

教科書に書いてあることは、試験に受かってその職業に就き、実務をこなしていくことで身についていくと考えればいいのではないか、というのが率直な感想ですね。

迷うのは「人生の岐路」だけでいい

「あえて選ばない生き方」

ひろゆきさんをはじめ、現代の成功者は「あえて選ばない」という生き方をして、自分のやりたいことに思考を集中させています。

たとえば、アップルの創業者スティーブ・ジョブズやフェイスブック創業者マーク・ザッカーバーグは、いつも同じ服を着て、「着る服で悩まない」ということを実践しているから、事業に思考を集中させることができるのです。

ひろゆきさんは、「迷う必要のないところで迷わない」ということを無意識ではあるけどしくみ化しているそうです。

たとえば、洗剤ひとつ、歯磨き粉ひとつ買うのに迷うということをしないそうです。たくさんある商品の中から選ぶのは「一番安いの」だそうです。

特にこだわりがない場合、ひとまず一番安いのを選び、その結果、不具合を感じたら、もう1レベルのものを試せばいいし、不具合を感じなかったら、その後も一番安いのを買い続けることでムダな出費も時間も節約できるという考え方です。

「選ばないメリット」というのは、他にもあって、映画を観るときも「観たい映画を選んで観る」ということをしないのだそうです。

事前情報も持たないまま観るので、つまらない映画に当たることもありますが、そんなときは「選んで観てないのだからしかたない。それより映画館のいいシートでぐっすり眠れたな」と考えるそうです。

逆に、面白い映画に当たると「トクした」と思えることで感動の度合いが違うそうです。

つまり、「選択肢がありすぎる時代」に生きるわたしたちには、このような「あえて選ばない」という部分を持つことで人生をラクに生きる感覚を持つことができるということです。

悩むべきところは「人生の岐路」にだけ限れば、それが後になって見れば良い判断だったと思えると感じますね。

他人の心配より、自分の心配

「他人のことで思い悩むのはもうやめよう」

他人事のたいていは、自分の力ではどうにもならないことばかりです。それにもかかわらず、「どうしよう」とか「どうにかしてやろう」と考えるのは時間の浪費とストレスにしかならないとひろゆきさんは言います。

たとえば、正義感の強い人ほど、自分の常識と食い違うことをする人を「改心させよう」と頑張りますが、だいたいはムダな努力に終わります。しかも自分だけがストレスを抱え込んで大損するのです。

そこで一歩引いて相手をながめて、「へえ、こういう人もいるんだな・・・・・」とか「もう勝手にしてくれ、知ったこっちゃない」ととらえた方がストレスも溜めず、ラクに生きれる方法だとも言われています。

まあ、仕事面や金銭面で実害を被る可能性がある場合は別の対処法を考えなければいけませんが、そうでないなら自分の力ではどうにもならないと割り切ったほうがいいということです。

そんなことよりは自分自身の心配をしたほうが、ずっと健康的だし建設的です。まずは自分本位の優先順位で、できるだけラクに楽しくできるように生活を設計していくことが重要です。

幸せを制する時間の使い方

人間はヒマだと不幸になる

「本当に幸せなのは考えるヒマもないほど何かに没頭できる人」

先ほど、「やるべきことをやるためには時間を確保する術を知らないといけない」という発想から離れようと言いました。それは後で書きますが、イヤなことに時間を使わないための処世術であります。

何か「好きなこと」や「興味があること」があるなら、話は別です。たとえそれが仕事でも、好きでやっていて一つも苦にならず、他人に迷惑がかからない状況なら、やってやってやりまくるべきでしょう(笑)

なぜこのように言うかというと、「人間はヒマだと不幸になる」からです。ヒマな時間があると、ムダに頭を働かせ、わざわざ不安材料を探し出してきて、「なんとかしなくちゃ」と、感じる必要のないストレスをかかえてしまうのです。

その感じる必要のない不安や脅威から自由になるには、ヒマな時間をつくらないようにするべきです。自分の自由時間は必要だけど、何もせずムダに考えてばかりいるという状況を排除していくことが大切です。

自由人ひろゆきさんは、自分は「ヒマ」ではないと言います。むしろ忙しい毎日だというのです。

たとえば、映画を観たり、マンガを読んだり、ゲームをしたり、合間にメールをチェックしたり、LINEやSkypeで仕事仲間や友達とやりとりをしたり・・・という日常を過ごしています。

つまり、「起きている限りは何かをしてる」という状況をつくり、ヒマな時間をあえてつくらないのです。何かに没頭し集中できる時間が多い人ほどストレスを溜めることはありません。

その状況をつくってくれる「何か」は、人それぞれです。とにかく、今という瞬間に集中できれば何でもいいので、目の前にあるものに意識を注ぐというのもアリなのです。

たとえば、目の前の食べものに意識を集中させて、彩りや味、香りを堪能するといったこと。ちょっとしたことですが、ストレスがあるときは、何かしら集中して無心になる状態をつくることができるし、これが大事だということです。

イヤなことに時間を使わない

「貧乏だけど幸せな人は無敵」

ものは考えようという観点でいくと、収入は少ないけどストレスを溜めず身の丈に合った生活で満足している人は最強の幸せ者です。

わたしたちは、より多くの収入を求めるがあまり多くのストレスをかかえていないでしょうか。

たとえば、キャバクラで働いている女性は、赤の他人の酒臭い息を浴びたり体を触られたりと、基本的にストレスが多い仕事をしています。

そのぶん、もらえるお金も多いでしょうけど、ストレス解消のために高い洋服を買ったりとか、ホストクラブに通ったりとかするから支出も多くなります。

支出をまったく増やさずに暮らせるタイプの人だったら、相当お金が貯まるでしょうけど、実際のところはどんな感じなのでしょうか。

このように、自分にとって「イヤな思いが伴う仕事」をしている人は、たとえ給料が多くてもストレス発散のための支出が増えて、その結果、生活コストが上がってしまう場合があるということです。

まあ、お金の問題で済むのならまだマシで、困るのは、「日々じわじわと自分自身を苦しめ悩ますストレス」です。このストレスは、精神に異常をきたし、さらに肉体へと悪影響を及ぼします。

よりラクに暮らすために、収入の多い仕事を探すのもひとつの方法ですが、そこで生じるストレスのためにお金、健康を失っては本末転倒です。

そこで、発想転換をしてみるのもひとつの方法です。それは「支出を抑え、お金をかけなくてもストレスなく幸せを感じれる生活を送る」です。

ストレス発散にお金を使えるくらい収入の多い仕事を探すよりも、それほどストレスを感じずに済む道を探る。つまり働き方によって、それほど収入の多くはなくても幸せを感じれる仕事に就くというのもアリなのです。

その考え方をうまくまとめた本があります。

『年収90万円で東京ハッピーライフ』大原扁理 著

『おひとりさまのゆたかな年収200万円生活』おづまりこ 著

この二冊は、わたしも読みましたが、自分の生活を見つめ直す点においては、かなり参考になりました。ストレスで自分を疲弊させる前に「こんな考え方があるんだ」というイメージを頭に入れると、今後にまたひとつの道が開けるかもしれません。

後悔しない生き方のススメ

「成功も失敗も振り返らない」

ひろゆきさん流の考え方に「成功も失敗も振り返らない」というのがあります。

たとえば失敗したときでも、失敗に動じず過去を振り返って傾向と対策を練れるメンタルの強い人はいいのですが、「過去を振り返る=イヤなことを思い出してストレスを溜める」というループにおちいる人はかなり多いのではないでしょうか。

それから成功した記憶もあまりアテにはできません。なぜなら、「成功した記憶は気持ちよくても、そこに新しい情報はない」からです。

そもそも「失敗をダメなことと考えるからいけないのだ。失敗こそ成功のもと。そこにたどり着くまでの成長の証」ととらえる書籍はたくさんありますし、このサイトでも紹介してきました。

致命傷ではない失敗は、うまくいかなかったとしても、うまくいく方法を別に考えればいいと割り切り、経験としての記憶にとどめ、決して悪い記憶にしない、振り返りもしないとすれば、かなりさっぱりしますよね。

成功した記憶も同じで、その成功例から学ぶところが多かったのなら別ですが 、たまたま成功した例など、 その多くは「なぜ成功したのか」までは探求しないのではないでしょうか。

そして「過去の栄光」にいつまでもすがるのは、どんどん変わりゆく新しい時代を生き抜くには情報不足・認識不足の感がいなめません。

ということで、後悔しないための考え方として「失敗も成功も振り返らない」という割り切りをすることが、ストレスを溜めないためにもベターな方法として生きてくるのです。

『なまけもの時間術』 の感想・まとめ

「生きている限り勝ち組と思う思考が最強」

本書では、ストレスを招くムダな思考を省くという観点で、ゆるい「時間」管理術の重要さを説いています。

そのために大事なのが「ネガティブな感情が起こらないように何かに没頭し、ストレス値をできるだけ低く抑えること」です。

この先、同じ時間を過ごすなら、マイナス感情をはんすうしてストレスを溜める時間とするより、ストレスをリセットして何かに没頭する時間とするほうが前向きに生きれるのではないでしょうか。

しかも、このどちらかを取るかで、未来は大きく変わります。

実際にひろゆきさんはバイクに乗っていた時に事故を起こしたそうです。ふつうなら負の感情として残りそうなイメージですが、その慰謝料のおかげで留学することができたと前向きな記憶として置き換えています。

何が起ころうと死ぬとかではない限り、困ることはないという感覚で生きていければまさに「生きてるだけで丸儲け」のような思考が湧いてくるのではないですかね。

つまりは「生きている限り勝ち組」なのです。

今の自分が置かれた状況が、耐えられないくらい苦しい状況なら、その場から直ちに離れましょう。たとえ無職で無収入になってしまっても公的社会保障などで生きていく術はあります。

言われたとおりにがまんして生きたとしても「つまらない人生だったなあ・・・・・」って気づいたとしても、世間の常識や上司はなんの責任をとってくれません。

本書を手に取り「自分の時間を何のために使って死ぬか」というのを考えてみるのはいかがでしょうか?

それはそれで、有意義な時間を持てたと言えると、わたしは思います。

コウカワシン

最後までお読みいただきありがとうございます。

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この記事を書いた人

四国在住。
ミニマリスト。趣味は映画観賞と音楽鑑賞、読書、野球観戦。
映画は特に好き嫌いなくほとんどのジャンルーを観ます。音楽はジャズとクラシックが大好きです。読書は歴史書が好きでよく読みます。

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