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『プロセスエコノミー』から学ぶ「自分ストーリー」を売り顧客を呼ぶ方法

コウカワシン

こんにちはコウカワシンです。

今回は尾原和啓さんの著書『プロセスエコノミー』から学ばせていただきます。

本書は、amazonの本読み放題サービス「キンドルアンリミテッド」の対象本です。

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目次

『プロセスエコノミー』は誰におすすめか?

本書はこのような人におすすめです。

『プロセスエコノミー』がおすすめな人

  • 商品は申し分ないのに他と差がつけられないと感じている人
  • 商品売り出しにひと工夫加えたい人
  • 発信力が弱いと感じている人
タロー

「自分ストーリーを売る」って、ちょっとはずかしいね(笑)

パソコンくん

いやいや、「ストーリーを売る」なんて、ずっと以前からあったし、これからの時代に必要だよ。

『プロセスエコノミー』では、著者の尾原和啓さんが、「プロセスエコノミー的な考え方はこれからを生きるすべての人に関係がある話で、特別な人にだけ必要な概念ではない」と言ってるよ。

今では、ネットの普及、SNSの活用でたくさんの人が発信者になった。

他と差別化を図るためにも重要な考え方さ。

『プロセスエコノミー』は、どんな本?

本書の目次

『プロセスエコノミー』 あなたの物語が価値になる

はじめに
第1章 なぜプロセスに価値が出るのか
第2章 人がプロセスに共感するメカニズム
第3章 プロセスエコノミーをいかに実装するか
第4章 プロセスエコノミーの実践方法
第5章 プロセスエコノミーの実例集
第6章 プロセスエコノミーの弊害
第7章 プロセスエコノミーは私たちをどう変えるか
おわりに スマートシティと「20minutes city」

著者の紹介

尾原和啓(おばらかずひろ)

1970年生まれ。

IT 批評家

京都大学大学院工学研究科応用人工知能論講座修了。

マッキンゼー・アンド・カンパニーにてキャリアをスタートし、NTTドコモのi モード事業立ち上げ支援、リクルート、ケイ・ラボラトリー(現:KLab)、コーポレートディレクション、サイバード、電子金券開発、リクルート(2回目)、オプト、グーグル、楽天(執行役員)の事業企画、投資、新規事業に従事。

経済産業省対外通商政策委員、産業総合研究所人工知能センターアドバイザーなどを歴任。

著書

IT ビジネスの原理』NHK出版 (2014/1/30)
ザ・プラットフォーム』PLANETS (2015/6/9)
モチベーション革命』幻冬舎 (2017/9/27)
どこでも誰とでも働ける』ダイヤモンド社; 第1版 (2018/4/18)
アルゴリズム フェアネス』KADOKAWA (2020/1/31)
あえて数字からおりる働き方』SBクリエイティブ (2020/7/7)

共著

アフターデジタル』日経BP (2019/3/23)
ディープテック』日経BP (2019/9/20)
スケールフリーネットワーク』日経BP (2021/1/9)
DX進化論 つながりがリブートされた世界の先』エムディエヌコーポレーション(MdN) (2021/9/17)
ダブルハーベスト』ダイヤモンド社; 第1版 (2021/4/13)

本書の内容

『プロセスエコノミー』は、ズバリ!「自分ストーリーを商品にしよう!」です。

amazonの書籍紹介より

完成品ではなく「制作過程」を売る!
〝良いモノ〟だけでは稼げない時代の新常識

インターネットによって完成品はすぐコピーできるようになった。だから完成品で差別化するのは難しい。
そんな時代にはプロセスにこそ価値が出る。なぜならその人だけのこだわりや哲学が反映されたプロセスは誰にもコピーできないからだ。
完成品ではなく制作過程そのものを売る。
プロセスエコノミーはこれからを生きる全ての人の武器になる。

めちゃくちゃ面白い。価値の源泉が「アウトプット」から「プロセス」に移行する。全ビジネスパーソンにとって必読です!
山口周

プロセスエコノミーは”道”を極める日本人にとって大チャンス!
けんすう(古川健介)

プロダクトはプロセスのメディアになる
一橋大学教授楠木建

コウカワシン

インターネット普及により、一瞬で情報が行き渡り、一瞬でコピーができるようになりました。つまり、どこのどの商品も似たり寄ったりの機能、性能となり、どれを選んでも間違いがないということです。

どこかが新技術を開発してもすぐに後発のメーカーが台頭してきて、安売り合戦でへとへとの戦国時代になりうるということです。

そこで、アウトプットするまで待たず、その出来上がるまでのストーリー、つまりプロセスまでも売り物にしませんか?というのが本書の内容です。

『プロセスエコノミー』の要点は?

「今、❝良いもの❞を作るだけではモノが売れない時代になりました」で始まる本書。

著者は、「プロセス」を売るべしと言います。

「プロセス」とは、過程ということであり、完成品ではないものです。ですが、人は過程に共感し熱狂的な信者にもなります。

実際にフェラーリとかランボルギーニといった高級車は値段でいえば、1000万から1億円を超えるものまでありますが、フェラーリ、ランボルギーニにあこがれ、手に入れる人がいるのです。

これは、同じ車とはいえ「役に立つ車」(たとえばトヨタ車など)よりも「意味がある車」といったところが稀少性があると見る人がいるからです。

「意味がある」というのには「ストーリー」があり、それに多くの人があこがれる源になっているのです。

これを「プロセスエコノミー」とし、いろんな例をあげて説明しているのが本書です。

コウカワシン

その中から、わたしの独断と偏見で要点を取り上げてみました。

プロセスエコノミーの必要性

プロセスエコノミーの概要

プロセスエコノミーって、何かというとクリエイターの制作現場をライブ配信する「00:00Studio」(フォーゼロスタジオ)を立ち上げたけんすうさんが、初めて言語化したものです。

これまでは「アウトプットエコノミー」といって、「プロセスでは課金せずにアウトプットで課金する」という時代でした。

たとえば、

  • 音楽を作っているところではお金を稼がず、できた音楽を売る
  • 映画を作っているところではお金を稼がず、できた音楽を売る
  • 料理を作っているところではお金を稼がず、できた料理を売る

などです。

アウトプットエコノミーでは、製品の品質や流通価格、マーケティングがポイントになり、これによりすべての水準が上がるのは良しとしても何を選んでも大差なく個性のないモノばかりになりました。

そうなると、「基本的にどれでもいい、何を選ぶのかにはあまりこだわらない」ということも起きるようになりました。

結果としてマーケティングや流通、企画にお金をかける方が強いことになり、格差が広がります。勝ち組だけが強くてたとえ良いものでも陽の光を浴びなくなっているという構図ができてしまいます。

これに対しプロセスエコノミーとは、「商品の制作過程をも売る」という考え方で、アウトプットの差がないのなら、プロセスに価値を見出し売っていこうという試みがそれです。

プロセスエコノミーのメリット

プロセスエコノミーには3つのメリットがあります。

  • アウトプットを出す前からお金が入る可能性がある
  • 寂しさの解消
  • 長期的なファンを増やせるかもしれない
アウトプットを出す前からお金が入る可能性がある

アウトプットエコノミーでは、成果物に課金されます。

つまり、商品が出来あがらなければお金にならないということです。ということは制作に1年かかる作品をクリエーターが手掛けている場合、制作している間の1年間は無報酬ということになりかねません。

もしプロセスの部分に課金できるような仕組みができれば、たくさんのお金を集めて、もっと大きなチャレンジに挑戦することもできるようになります。

寂しさの解消

クリエーターの制作場面って、1人で作業することも多く、孤独との闘いという感じです。実際、わたしも記事を書いているときは孤独を感じることがあります。

ひとりで作品に向かい合う場面をライブ配信したり、制作のプロセスを見てもらい、コメントなどをもらえると、孤独感が和らぎますね。そして一層作品制作に集中しやすくなるということもあるといいます。

長期的なファンを増やせるかもしれない

プロセスエコノミーでの価値はプロセスにあります。

つまり、「過程を売る」ということが重要なのです。過程を売ることで「ファン」がつき、ファンはその後、心強い顧客にもなってくれる可能性があります。

「最終的なアウトプットがだいたい同じなら、より感情移入しているほうが勝つ」ということがあり、何か作品を出したときに、シェアしてくれたり、広げてくれたり、買ってくれたりする可能性も高くなります。

さらにプロセスを見てくれている人たちは、アウトプットされたコンテンツを一瞬で消費して忘れたりせず、長期的に応援してくれる可能性が高いのだそうです。

CAMPFIREなどのクラウドファンディングなどをやる理由もここが強くあり、共犯関係を作ることが重要になるとのことです。

「正解主義」から「修正主義」へ

「プロセスで稼ぐなんて邪道」「プロセスを他人に見せるなんておかしい」「発売前の情報や企業秘密を外に出すのはNG」・・・今までの価値観ならこう思っても無理はありません。

なぜなら、それは今までの学校教育が深くかかわっているからです。

日本の学校教育は、たった一つの正解に向かって突き進む正解主義にとらわれていて、先生も生徒も「正解をいかに導き出すか」という常識にがんじがらめとなっているのです。

でも、最近では「△△が正解だ」と定義したところで、その定義自体が変わってしまうことがよくありますよね。たとえば昔は「風邪をひいたら入浴は厳禁」でしたが、今ではそうとは限らないとアップデートされています。

いろいろと研究が進み変化が激しい時代である証拠のひとつです。

ならば、修正することを前提にしたほうがスムーズにものごとが進みます。正解を出すことにこだわりすぎず試作品でもいいからとりあえず表に出して、多様な人から評価やコメントを受けながら柔軟に修正していくということです。

正解主義という固定観念から離れて、修正主義へ移行していくことが時代の流れ的にスムーズにアップデートされていくということです。

コウカワシン

今までのアウトプットエコノミーから過程も見せてしまうプロセスエコノミーは、臨場型の商業形態ですね。商品開発に参加できる感があるのも魅力です。

プロセスエコノミーの実例

西野亮廣さんの「えんとつ町のプペル」

西野亮廣さんの著書『革命のファンファーレ』を読まれた方は、この本が絵本「えんとつ町のプペル」の執筆から映画製作までのストーリーを語った内容というのはご存知ですよね。

西野さんはお笑いタレントであり絵本作家、著作家、そしてオンラインサロン「西野亮廣エンタメ研究所」を主宰されています。

クラウドファンディングで国内歴代最高となる総額1億円を個人で調達し、絵本『えんとつ町のプペル』を作られました。

絵本『えんとつ町のプペル』は絵本としては高額ですがなんと30万部突破のメガヒットとなり、映画でも国内外で大好評となったのは有名な話ですよね。

そんな西野さんが語る、”現代のお金の作り方と使い方”と最強の広告戦略、そして、これからの時代の働き方ということで、これからのテレビ、映画の収益のあり方がくつがえされるような感想を持ちました。

わたしも以前に『革命のファンファーレ』の記事を書きましたので、よろしければ読んでみてください。

中国シャオミの「みんなで作り上げるスマホ」

一般企業でもプロセスエコノミーを採用しています。中国で創業されたシャオミ(小米科技)がそうです。

スマホのシェアでは1位のサムスン、2位のアップル、3位のファーウェイに続き4位の売り上げを誇り、2019年末には日本市場にも参入してきました。

シャオミのスマホといったら、カメラの機能が1億画素もありながら、5万円台で買えるのが売りです。そのために他社のスマホが搭載している機能をあれもこれも総取りするのではなく、機能の取捨選択をしなければなりません。

自分たちにとって一番使いやすいスマホとは何か?

ソフトウェアがどんどん発達していけば、ハードウェアがそこそこでも使いやすくなるのではないか?

このことをシャオミはユーザー(ファン)に問いかけるのです。

シャオミのファンのことをミファン(米粉)と呼ぶそうです。そのミファンをシャオミはとても大切にしています。3000万人いるネットコミュニティの中でオープンにし「こういうやり方の方がいいと思う」という意見を拾ってきました。

そして毎週月曜日に、新しいアップデートを公開していったのです。みんなから要望の多いアイデアを取り入れて、シャオミはユーザーと一緒に理想のスマホを作る・・・そのユーザーが新製品の発売前から潜在的顧客になるという図式ができているのです。

これは「シャオミの基本戦略」といい次の3つの要素から成り立っています。

  • 製品
  • コミュニティ
  • 情報コンテンツ

これをプロセスエコノミーに置き換えてみると、

デザイン性が高く、リーズナブルな製品。その販売までの過程をコミュニティ内でオープンにする。有益で、ワクワクするような情報コンテンツをシェアし、ユーザーの意見も積極的に製品に反映させる。

ということです。

その結果、製品が発売されるころには、ユーザーはシャオミのファンとなり、継続してシャオミを使用する「シャオミ信者」へとなっていくということです。

そのことを書いた本『シャオミ 爆買いを生む戦略 買わずにはいられなくなる新しいものづくりと売り方』黎万強(リー・ワンチアン)著があります。

興味がある方へぜひ読んでみてください。

メルカリで野菜を売る

最近、メルカリでは中古品や不用品を売買するだけではなく、賢い農家が産地直売のお店として使っているそうです。

メルカリで、野菜を売ることのメリットは、

  • お客さんと直接やり取りするので価格を安く抑えることができる
  • お客さんと直接のつながりができる

ということです。

プロセスエコノミーとしては、「お客さんと直接のつながりができる」ことを重視します。リピーターとなってくれる可能性も高く、あたたかいファンコミュニティを作れることだって可能だからです。

コウカワシン

西野亮廣さんやシャオミのようなことは、一般人ではなかなかマネできませんが、メルカリでファンを作ることはできそうな気がしますね。

プロセスエコノミーを我々が活かすには?

1億総発信者時代の「Why」の価値

ネット社会になり、YouTubeやInstagramなどの出現で、誰がでも発信者になることができるようになりました。

小学生に「将来なりたい職業」のアンケートを取ると、野球選手、芸能人やパティシエといった人気職業に並び、ユーチューバーが上位にランクインします。

つまり、多くの人がインフルエンサーとして発信しまくっているというわけですが、多々ある情報が埋もれてしまい、もはや平凡なインフルエンサーでは生き残れなくなったといいます。

たとえ一時的にフォロワーやチャンネル登録者が増えても、他の人気者が出てきた瞬間たちまち淘汰されてしまいます。インフルエンサー市場は完全に戦国時代となってしまったということですね。

今まで好調だったインフルエンサーでさえ一夜にして無価値化してしまう恐れはあるということです。

そんな中で、ファンを獲得するには「What」(何を発信したいか)一本やりで勝負しない方がいいと著者は言います。

そこで提案したいのが、

なぜ、「What」が生み出せるのか、「How」(技)も見せながらギャラリーの注目を集める。そして最も大事なのは「How」ではなく、なぜやるかという「Why」なのだ。

という目的・哲学・こだわりということです。

ここで、矢沢永吉さんの例を挙げられていたのでご紹介します。

永ちゃんはステージに立つまで、他の人がこだわらない細部にまで徹底的にこだわり抜きます。こだわりの裏側には永ちゃんの哲学があり、ファンはその哲学そのものに惚れこんでいくわけです。こうなれば、永ちゃんの一挙手一投足のどこを切り取っても味わい深くてたまらない。

このことから、「What」「How」などの一定のモノサシで測れるものよりも、「Why」により、その人の生き方や哲学をファンと共有することが戦国時代を抜け出せるヒントになるのだと言いたいのです。

常に「Why」に立ち返る

自分のストーリーを発信しファンを獲得する。

これがプロセスエコノミーのメリットですが、デメリットや危険性もあります。

TwitterやfacebookなどのSNSで手軽にプロセスなどを共有できるようになったゆえに、ハマりやすい落とし穴だといいます。簡単に言えば「Why」を見失ってしまうことがあるということです。

「Why」とは、

  • なぜやるのか
  • こだわり
  • 哲学

といったポリシーともいえる根幹です。

ひとつ例を挙げますと、注目を浴びプロセスを上手に開示することに成功した人が実力以上の資金やファンを集めてしまい、どんどんとプロセスの刺激をもとめてハードルを上げていかなくてはいけなくなるケースです。

こうなってくると次に続かなくなるため、より大きなチャレンジを掲げるしかありません。そして、どんどん過激になっていきます。

アウトプットとしての結果が出ていない場合「どうなっているんだ」と見ている人も怒りだし、詐欺師呼ばわりをされたりもします。逆に熱心に応援する人からは「アンチは気にしないで」となったりもします。

本人も批判に追いつめられたりして、アンチを攻撃し始めると・・・もうその活動は泥沼化して収拾がつかなくなることも考えられます。

そこに本来の「Why」はあるのでしょうか?

そしてもう少し言うと、「大きなビジョンだけを掲げて、実体が伴わない。だけど、ビジョンだけを発信し続け、夢の重要性を語り続け、それで注目を集め、また資金が集まっていく」みたいな流れにハマると誰しも抜けられなくなります。

たとえば、若手起業家でも大きなビジョンを掲げ、SNSで夢の大切さを語り、テレビや講演会に出て、オンラインサロンで月額の会員費を稼ぐみたいな流れに入ると、本業の事業とかけ離れていき、本業で小さな成果を積み上げていくことができなくなります。

ここで感じるのが、「大きなビジョンをぶちあげて、期待値を上げて、資金や人材の面で有利な状況を作る」ことの難しさですよね。

Twitterのフォロワー数や注目度が多いと、明らかに集客や資金調達や採用の面で有利なのは間違いないですが、調整のレバーを少し間違うと地獄に落ちる可能性があるというのは意識したほうがいいと著者は言います。

これには、❝常に「Why」に立ち返る❞という姿勢がとても大事だということですね。

こんまりさんから教わるプロセスエコノミー

❝大きなビジョンを掲げる❞、❝SNSで自分らしさを発信したい❞、❝YouTubeで自分の仲間(ファン)を増やしたい❞などは、これからの生き方にプラスになる可能性は大いにあると思います。

でも、もうネットの世界は飽和状態ともいえ、SNSで注目を浴びようにも必ずしれつな競争はあるだろうし、YouTubeチャンネルを開設してもなかなか再生回数は伸びないなんてことはあります。

では、我々はどのようにプロセスエコノミーを活用していけばいいのでしょうか?

そのヒントがこんまりさんだといいます。

こんまりさんといえば、「片づけコンサルタント」として有名な方ですよね。彼女の著書『人生がときめく片づけの魔法』は、世界42ヵ国で翻訳されてシリーズ累計1300万部の大ベストセラーになっています。

こんまりさんは5歳のときからESSEやオレンジページを読み家事に興味を持ちました。そんな中、「なんで片づけても散らかるんだろう」と研究を続けられたそうです。

そして15歳のときにあ、なるほど。ときめくものだけを残せばいいのかという着想を得て、片づけがリバウンドしなくなったのです。そしてもっと研究したいと、ひとつの片づけが終わると違う場所を片づけ始めるのです。

学校やお兄さんの部屋、友だちのところをぐるぐる回るようになっていったそうです。大学時代には、一人暮らしの友だちが増え、格好の研究場所が確保できたのでした。

友だちに声をかけては、「ちょっとお願いだから片づけさせて」といって家を訪ね歩く。すると「こんまりちゃんが遊びに来ると家がすごくキレイになる」と口コミが起こるようになりました。

そのうちに自分の知らない人からも「お金を払うからやってほしい」と言われるようになり、19歳から仕事になっていったということです。

片づけコンサルタントとして活動していく中で、あっという間に半年先まで予定が埋まるようになり、新規のお客さんは半年後にしか受けられない・・・そこで、片づけのメソッドを本にしました。その本が大ヒットし、日本中そして海外にまで波及していきました。

ここでわかることは、

片づけが好き。そして片づけを通し身近な人の役に立ちたい。

という純粋な「Why」なのです。

こんまりさんは、ベストセラーを出したいとか、アメリカを拠点に活動したいと願っていたわけではなく、ただ片づけという行為に自体に夢中になり、誰よりも楽しんでいただけなのです。

2019年の初頭にはNetflixで「KonMari~人生がときめく片づけの魔法~」というシリーズが公開されました。こんまりさんが散らかった家庭に出かけて一緒に片づけをするドキュメンタリー番組です。

これも大ヒットとなり、こんまりさんの生き方はまさにプロセスエコノミーそのものですね。

コウカワシン

西野亮廣さんや中田敦彦さん、堀江貴文さんのような有名人は元々の発信力があります。

そんなマネをYouTubeとかSNSで一般人がしてもなかなか成果が出ませんし、もし何かのきっかけでバズったとしても一過性にすぎず、それを持続させようとして元々の「Why」を置き去りにしてしまう恐れがあります。

そこで、こんまりさんのケースはとても再現性があり、我々がお手本にすべきプロセスエコノミーであると思います。

『プロセスエコノミー』の感想・まとめ

プロセスエコノミーは生活のいろんなところにある

今まで、プロセスを売り物にするなんて考えてもいませんでしたが、意識してみればいろんなところにプロセスエコノミーが、存在していることに気づきますね。

たとえば、アイドルのAKBだって、普通の女の子が小さなライブ会場での活動、握手会などを経て、総選挙にまでノミネートされトップアイドルの変貌していく過程を売り物にしています。

先輩格のモーニング娘。だって、ASAYANという番組でオーディション風景を流すことでプロセスを売り物にしていました。

テレビ界でもっといえば、ドラマの「北の国から」も子役から出演していた純くん、蛍ちゃんの成長する過程を描き、たくさんのファンを獲得した成功例といえます。

つまり、プロセスエコノミーは、特別ではなくて、ずっと以前からあったということなんです。

そして、一般人が、プロセスエコノミーで、成功しようと思ったら「Why」を忘れず、身近な人の役に立つという意識で向き合うべしというのが本書から得た学びであります。

もし興味がある方はぜひご一読ください。決して損はないと思います。

コウカワシン

最後までお読みいただきありがとうございます。

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この記事を書いた人

四国在住。
ミニマリスト。趣味は映画観賞と音楽鑑賞、読書、野球観戦。
映画は特に好き嫌いなくほとんどのジャンルーを観ます。音楽はジャズとクラシックが大好きです。読書は歴史書が好きでよく読みます。

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