
こんにちはコウカワシンです。
今回は許成準(ほ・そんじゅん)さんの著書『1日ごとに差が開く天才たちのライフハック』から学ばせていただきます。
アルベルト・アインシュタインも投稿していた科学雑誌「サイエンティフィック・アメリカン」によると、大人の知的能力の60%は生まれながらのもので、40%は生まれてから後に備わるものとしています。
たしかに生まれながらの天才はいるものの、生まれたときには一般の人と違いはなくても努力や習慣によって成功をおさめた人もたくさんいることを指しています。
今回は天才や偉人たちの「習慣」に焦点を当てて、参考にできるものをこの 『1日ごとに差が開く天才たちのライフハック』 から学ばせていただきました。
なお、本書は、amazonの本読み放題サービス「キンドルアンリミテッド」で、読むことができます。
「amazonの読み放題サービス」キンドルアンリミテッドは、ビジネス書からマンガまで幅広いジャンルの本が読み放題です。ぜひこの機会にご検討ください。
『1日ごとに差が開く天才たちのライフハック』 は誰におすすめか?
本書は、このような人におすすめです。
『1日ごとに差が開く天才たちのライフハック』 がおすすめな人
- 自分の能力を底上げしたい人
- 少しでも天才や偉人に近づきたい人
- 合理的な考え方を身に付けたい人



たしかに中には、マネできない習慣もありますが、天才ならではの視点が学べるということで、社会人なら今後に活かせるスキルを、学生さんなら自分に足りない部分を補い向上を目指すきっかけをつかむことができます。




『1日ごとに差が開く天才たちのライフハック』 はどんな本?
本書の目次
『1日ごとに差が開く天才たちのライフハック』
はじめに
第1章 集中力を強化するライフハック
第2章 アイデアが湧いてくるライフハック
第3章 仕事の生産性を上げるライフハック
第4章 ストレスに打ち勝つライフハック
第5章 学び、自らを高めるライフハック
おわりに
著者の紹介
許成準(ほ ・そんじゅん)
2000年KAIST(国立韓国科学技術院)大学院卒(工学修士)。
ゲーム製作、VRシステム製作、インスタレーションアートなど、様々なプロジェクトの経験から、組織作り・リーダーシップを研究するようになり、ビジネス・リーダーシップ関連の著作を多数執筆。
主な著書に『超訳 孫子の兵法』『超訳 君主論』『超訳 資本論』『超訳 論語―孔子に学ぶ処世術―』『超訳 アランの幸福論』『超訳 韓非子―リーダーの教科書―』(全て小社刊)、『一時間で読めるマキャベリの君主論』などがある。
本書の内容
『1日ごとに差が開く天才たちのライフハック』 は、ズバリ!「天才は1日にしてならず」です。
amazonの書籍紹介より
すべての天才は、もれなく「習慣の奴隷」である。圧倒的な成功を生んだ小さな習慣88。生産性/集中/アイデア/思考整理/健康/お金に効く!!
圧倒的な成功を収めた〝天才〟と呼ばれる人たちと、私たち一般人のなにが違うのか? 最新の研究では、先天的な才能とは別に、日々の習慣が人の成功に影響を及ぼしているとしている。
そこで本書は、古今東西の〝天才〟たちが駆使してきたライフハック――習慣に焦点を当てた。
たとえば、大文豪アーネスト・ヘミングウェイが立ちっぱなしで小説を執筆していたことや、あのApple創業者スティーブ・ジョブズが、常に泣く習慣を持っていたことなどは、ほとんど知られていない。
本書では、こうした習慣の内容だけではなく、それが彼らの業績にどのように影響したのか、科学的にどのような効果があったのかを、詳細に解説した。



天才と一般人は、そもそも考え方や行動が違います。
それを習慣化して毎日継続する事で大きな差となり現れます。
中にはとてもマネできないものもありますが、再現性のあるものもかなりあり、それを一般人もマネすることで天才に近づける可能性があり、それを知ることができる内容となっています。
『1日ごとに差が開く天才たちのライフハック』 の要点は?
本書は、天才や偉人たちが「圧倒的な成功を生んだ小さな習慣」として88の例を紹介してくれています。
第1章 集中力を強化するライフハック
第2章 アイデアが湧いてくるライフハック
第3章 仕事の生産性を上げるライフハック
第4章 ストレスに打ち勝つライフハック
第5章 学び、自らを高めるライフハック



各章から2つずつ、わたしの独断と偏見で、あげさせていただきます。
集中力を強化するライフハック
ささいな問題は予め選択肢を決めておく リチャード・ファインマン(1918~1988)
リチャード・ファインマン氏は、アメリカの物理学者です。1965年に量子電磁力学の発展に大きく寄与したことでノーベル物理学賞を受賞されました。
ファインマン氏は、どんな事柄についても、いろいろと考えてしまって素早く結論を出すことができない優柔不断な面があったそうです。
その優柔不断さを克服するべく行った方法が「食後のデザートは常にチョコレートアイスクリームを食べる」といったように何を食べようという選択をやめたことでした。
それによりデザートはチョコレートアイスクリーム以外を口にすることはなかったそうです。
なぜこのようなことをしたかというと、「日常における選択を最小にして、生活をシンプルにするため」です。このことは余計な事柄に悩まされず、もっと重要な事柄に集中力を注ぐことができるのです。
そういえば、アップルの創業者スティーブ・ジョブズ氏も、フェイスブックの創業者マーク・ザッカーバーグ氏も、毎朝、何を着るのか考えるのが時間の浪費ということで、毎日同じ服を着ていますよね。
どなたも非常に高い集中力を発揮したことで知られていますが、その源は、このように、小さなことにまで気をつかわない習慣にあったと言えます。



わたしも私服は同じものを数着持ち、それを着まわすようにしています。最初は選択肢がないので少し物足りませんでしたが、服を選ばないため、その分、時間に余裕ができ良い習慣だと思います。
自分が楽しむことを仕事の目標とする アレクサンダー・フレミング(1811~1955)
アレクサンダー・フレミング氏は、ペニシリンを発見したイギリスの細菌学者です。この功績により1945年にノーベル医学生理学賞を受賞しました。
フレミング氏は、このペニシリンは「伝染病で苦しむ人類に貢献しよう」と努力して成就した発見ではなく、とくに何の目的もなく、細菌が好きで、それを毎日観察して遊んでいて、偶然発見したといいます。
その遊びというのが、細菌で文字を書いたり、さまざまな色を使って細菌で絵を描いてみたりということでした。遊びとはいえ、細菌で絵を描くのは簡単ではなく、適切な温度、湿度、栄養状態などの条件をつくり出さなければいけません。つまり、かなりな専門技術が要ります。
そんなある日、研究室の細菌のサンプルをちゃんと隔離せずに休暇に出てしまうというミスをしてしまいました。戻ったフレミング氏は、そのサンプルを確認するとカビが発生していてさらに観察するとカビが細菌を殺していることを発見したのでした。
これが、ペニシリンの発見です。
ひょんなことから大きな成果をあげるというのは夢物語のような気もしますが、発見とか発明とかは、そのようなことが多いのではないでしょうか?
中国の大思想家、孔子もこのような言葉を残しています。
「知る人は好む人に勝てない。好む人は楽しむ人に勝てない」



なにか夢中になれるものがあるからこそ、探求心も芽生えますよね。そして、少しの違いが大きな発見になる。このことを考えながら過ごさなければと感じました。
アイデアが湧いてくるライフハック
毎日5分、ひとつのアイデアを考える 孫正義(1957~)
ソフトバンクグループ創業者で、「フォーブス」誌の日本長者番付の常連である孫正義氏。
日本人なら誰もが知っている有名人の1人ではないでしょうか。
孫氏は、19歳のときアメリカのカリフォルニア大学バークレー校に留学し経済学を専攻していました。そして食事と睡眠以外のすべてを勉強にあてていたそうです。
しかし、そんな彼も留学費用をまかなう必要が出てきたので、「1日に5分だけ働いて、ひと月に100万円稼ぐ方法はないものか?」と本気で考えたそうです。
孫氏の頭の中には、「実用化を視野に入れた発明をすれば、それを企業に買ってもらえる」といった目算があったのです。そして、毎日5分だけ使って、1日にひとつ発明をする習慣を自らに課しました。
そうしているうちに「発明方法の法則」が見えてきたそうです。そしてその法則を駆使して考え出したのが「音声つき自動翻訳機」です。
孫氏は、大学の教授を説得してこれを開発し、シャープに売りました。これって、有名な逸話だったそうですね。
そんなのひらめきで思いつきそうじゃん、って思いますが、孫氏の「発明」という創造的な行為に「毎日ひとつ」「毎日5分」というノルマや時間の制限を設定する習慣は、誰もがすぐにはマネできないですよね。
けど、やれば何かの発見があるということで、一生続けることができるし、必要な時期に良いものが生まれるまで続ける、といった使い方もでき、誰もがマネできるスキルになると思います。



頭の中でぼんやり思っていることを5分で絞り出してみる・・・「0秒思考」にも似た習慣ですよね。これは、やればやるほど頭の回転が速くなる気がします。


メモから過去の知恵を借りる クエンティン・タランティーノ(1963~)
クエンティン・タランティーノ氏は、『パイプ・フィクション』、『キル・ビル』などの代表作で知られるアメリカの映画監督です。しかもIQが160という天才でもあります。
タランティーノ氏の映画で特徴なのは、「予測不能」なことです。
たとえば、『パイプ・フィクション』では、主人公だったはずの男性がくだらないミスで命を落とし、主人公を殺そうとした暴力団のボスが、同性愛者のたまり場に迷い込み、男たちの餌食になる・・・といったようにまさに予測不能です。
しかし、この『パイプ・フィクション』は、第67回アカデミー脚本賞を受賞しました。このように、独特のブラックユーモアと意外性のあるストーリーはタランティーノ氏のトレードマークなのです。
では、どうやってストーリーを組み立てているかなのですが、「さあ、これから映画のシナリオを書くぞ」と机の前に座って考えるだけでは思い浮かびません。
タランティーノ氏は、聞こえてきたジョークや、友達が雑談のなかでふと口にした面白いことをすかさずメモする習慣をもっているということです。
つまり、「ネタ帳」ですね。
このようなメモ習慣が、シナリオ執筆においてとても役に立つのだそうです。いくら頭が切れる天才監督でも何もないところからアイデアをひねり出すのは不可能です。
何か面白い話があったらすかさずメモする習慣はその後の展開にも役に立つと言えそうですね。



前田裕二さんの「メモの魔力」を思い出しました。これは現代に生きる社会人には必須のスキルだと思いますね。


仕事の生産性を上げるライフハック
身近な人に客観的な意見を聞く エンリオ・モリコーネ(1928~)
エンリオ・モリコーネ氏は、イタリアの作曲家で、特に映画音楽が有名です。
セルジオ・レオーネ監督とのコンビで『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ』で頭角を現し、『アンタッチャブル』で、グラミー賞を受賞しました。
まさに現在を代表する映画音楽の巨匠であります。
そのモリコーネ氏が曲を作ると、すぐにやることが「まっさきに妻に曲を聞かせる」です。
モリコーネ氏の妻は、映画監督よりも先に曲を聴き、曲調の良し悪しから映画の雰囲気に合っているかどうか、など、さまざまなアドバイスを送るということです。
なぜ、誰よりも映画音楽を知るモリコーネ氏が、曲の良し悪しを妻に尋ねるかですが、理由は「自分の成果物を客観的に評価することができないから」だそうです。
これは、たしかに言えることで、たとえ一流の料理人であっても、数時間その匂いを嗅ぎながら料理の味を正確に評価するのは困難だというのと同じです。
ですので、第三者の冷静な意見を必要とするのです。
この場合、仕事関係や上下関係がある人に意見を聞いても「まあ、いいんじゃないでしょうか」と当たり障りのない答えが返ってくるので、家族などの忖度なしに「素直な意見」を聞かせてくれる人が必要というわけです。



わたしもブログの記事ができたら、妻に読んでもらいます。そこでけっこう誤字脱字が見つかるのでありがたいです(笑)
小さなヒントから全体像をつかむ ジョセフ・ベル(1837~1911)
ジョセフ・ベル氏は、19世紀のスコットランドの医師で、エディンバラ大学医学校の教授を務めました。
ベル氏は、診断が極めて難しい病気も正確に見ぬいてしまう天才的な能力を持っていたから医学界ではかなり有名だったそうです。
たとえばこのような話があります。
ある男性の患者とのやり取り
男性患者が診察室に入りベル氏の前に座ります。ベル氏はすかさず男性に尋ねます。
「あなたは陸軍にいましたね?」
「はい、そうです」
「最近除隊したでしょう?」
「そうです」
「スコットランド軍にいましたね」
「はい」
「駐屯地は西インド諸島のバルバドスでしょ?」
患者は、初対面の医師がすべて当てたのでびっくりです。私服で現れ一見して軍人とはわからない患者なのにプロフィールを言い当ててしまったというわけです。
どうしてこのようなことがわかったかは、小さな糸口のおかげでした。
患者が診察室に入り、礼儀正しく挨拶をしたが、帽子は取らなかったのです。これは軍隊式の礼であり、除隊したのが最近であるから習慣が残っていたというわけです。
そして、患者の身体に残っているかすかな刺青や特異な歩き方も患者が軍人だったことを示していたのです。そして駐屯地まで的中させたのは、西インド諸島の風土病である「象皮病」を患っていたのと、そこに駐屯していたのがスコットランド軍だからです。
つまり、小さなヒントから相手のプロフィールを推理したということなのです。おどろくほど正確な診断ができたのも、このような小さなヒントを見逃さない習慣のおかげなのです。
ちなみにシャーロック・ホームズを生み出した推理小説家のコナン・ドイルはベル氏の教え子なのだそうです。
小さなことからすべてを見渡すスキルは現在でも大変重要です。よく知らないものについて、はじめから全体像をつかむことは難しいけど、小さなヒントから推理することはできるかもしれません。
著者の友人で就活中のとき、ある企業を訪ねたら、そのオフィスには「睡眠室」があり、その会社では福祉の一環だとの説明だったが、「社員たちが睡眠室を利用しなければならないくらい酷使される」と判断し入社するのをあきらめたそうです。
この著者の友人も小さなヒントから全体像を推理して被害を未然に防いだと言えますね。



観察力に推理力、わたしも欲しいスキルです。これからは小さなことからでも「なぜ、こうなってるのだろう?」と考えていきたいと思います。
ストレスに打ち勝つライフハック
自分のことを三人称視点で語る ユリウス・カエサル(紀元前100~44)
ユリウス・カエサル氏は、古代ローマの皇帝です。
カエサル氏の著書『ガリア戦記』は、ガリア地方(現在のフランス)に遠征したときの7年間のに及ぶ記録が書かれていて、戦争だけでなく、その地方の文化や風習についての旅行記的な記述もあり、名著として現在でも広く読まれているそうです。
そのガリア戦記を書いたとき、カエサル氏は自分のことを「私」とは書かず「カエサル」と呼んでいるのです。
たとえば、「私は今日、フランスに到着した」と表現すべきところを「カエサルは今日、フランスに到着した」と書いたということです。
これは、著者名を知らずに読むと、まるで他の人が書いた文面に見えますよね。ではなぜ、カエサル氏はこのような表現を使ったのでしょうか?
カエサル氏の狙いは、本に客観的な印象を持たせるためでした。第三者視点で自分の戦功をくわしく記録して、それを自分の宣伝材料に使おうとしたということです。
三人称視点・・・恐るべしですね。
でもこの他にも、心理的な効果があるそうです。
「Scientific Reports」に掲載された論文によると、「三人称視点でおこなう独白にはストレスを緩和し、自己肯定感をアップさせる効果がある」ということだそうです。
つまり、自分の感情を客観視することで、心理的な安定につながるということですね。
やはり、7年もガリアに行っていれば、それなりにストレスも抱えます。それを緩和するには自身を客観視する三人称視点というのは、大きな支えになったということなんですね。
これは応用して、現代でも活用するべきスキルではないでしょうか。つらいとき悲しいときにそっと自分に問うてください。
「おいお前、今泣いている場合か?」、「お前、健康には気をつけろよ。病気になったらおれも困るんだからな」など、なんでもいいです。
まるで他人からの問いやメッセージを送るだけで、意識も変わってきます。



わたしも体調不良になったときに「おいお前、体がもうイヤだと言ってるぞ」と、客観視し仕事を休んだことがあります。あのとき無理していたらと思うと「天の声」にも聞こえました。
これは二人称なので、三人称とは形式が違いますが、当事者の立場から離れた観察者の目線を利用することでは同じかなと思います。
常に最悪の状況を想定する ドナルド・トランプ(1946~)
ドナルド・トランプ氏は、アメリカの第45代大統領。
アメリカの前大統領として、世界中知らない人はいないと言っても過言ではないのと、世界有数の大富豪としても有名です。
そのようなトランプ氏を「楽観的で単純」という人がいますが、本当はぜんぜん違うそうです。実はとても慎重に仕事を進める人で、どんなビジネスでも最低5~6の代案を準備しているとのことです。
つまり、「いつも最悪の事態を考慮して、どんなトラブルが起きても対処できるようにしておく」ということなのです。
「下品だ」「大統領として品格がない」といった批判にもかかわらず、トランプ大統領時には、経済は安定し、失業率は過去最低値を更新、そしてNASDAQ指数は最高値を記録しました。
トランプ氏は、アメリカ歴史上、企業家としての成功と大統領としての栄光を同時に達成した人です。トランプ氏の危機管理法を学ぶのは現代の必須スキルということですね。



トランプ氏は見た目のごつさとは違い、かなり繊細で緻密な方だったのですね。見習いたいものです。
学び、自らを高めるライフハック
勉強は理論と実践の両輪とする ブルース・リー(1940~1973)
ブルース・リー氏は、香港出身の武道家で映画俳優です。
『ドラゴンへの道』、『死亡遊戯』などの代表作で有名ですが、彼の本来の姿は、自分の武術「截拳道」(ジークンドー)を創始した武道家なのです。
つまり、自分の武術を世界に広めるために映画を利用したということなのです。
そんなリー氏の習慣として「実践だけではなく、理論の研究も同時に進める」というのがあります。
リー氏の家には、「トレーニングルーム」と「理論を勉強するための部屋」という 2つの部屋があります。
「どうすれば実戦で相手を早く制圧できるだろうか?」「相手に殴られても、被害を最小にするためには、身体のどの部位を鍛錬する必要があるか?」と答えを求めてたくさんの本を読んで勉強したそうです。
そしてワシントン大学で学んだ哲学から「武術の意味」を探ろうとしました。
「知るだけでは不十分だ。実際に応用しなければならない。意思があるだけでは不十分だ。実行しなければならない」
「成功する戦士は、レーザーのような集中力を身につけた、ごくふつうの人間である」
「恐れは不確実性から来る。その恐れは自分自身をよく知ることで無くすことができる」
「幸せであれ。しかし決して満足するな」
リー氏が、残した言葉です。
まさに金言!!
このリー氏ような「実践&研究」する姿勢はぜひマネしたいスキルですよね。



わたしも子どものころ、よくリー氏の映画を見ていました。『ドラゴンへの道』で見た最後のコロッセオでも戦闘シーンは忘れられません。
武道家、映画俳優、そして哲学者としてのリー氏の姿勢をわたしも胸に刻みたいと思います。
時と場所を選ばず読書する ナポレオン・ボナパルト(1769~1821)
ナポレオン・ボナパルト氏は、軍人で革命家、フランスの初代皇帝です。
卓越した戦略・戦術で次々に戦争に勝利し、一時はヨーロッパのほとんどを支配しました。その戦歴の特徴は少数の兵力で多数の敵に勝利した戦いが多いということです。
その戦略とは、たとえ少数の兵力でも、それを機動的に運用して敵の弱い部分を攻撃すれば、局地的で勝利することができる。すると、敵は弱い部分から次々と崩れ、やがて総崩れとなるというものです。
そのようなナポレオン氏の優れた用兵術は、膨大な数の書物を読むことで養われたそうです。とにかく遠征する時も戦場にたくさんの本を持ち込み、エジプト遠征では1000冊以上も持ち込んだというのですからおどろきです。
そのジャンルも多彩で「砲撃の原理」「スパルタの戦術」「エジプトの歴史」「イギリスの歴史」「気象学」「天文学」などの書物や「君主論」なども愛読していたそうです。
いろいろな本を読みつつも、すべてがナポレオン氏の仕事に関係してくる知識を吸収しようとしていたということですね。
ナポレオン氏は、ヨーロッパ全土に戦火をもたらしたことや、皇帝の座に就いたことで後世において批判もされますが、大きな業績も残しました。
それが「ナポレオン法典」です。
「ナポレオン法典」は、現在の民主主義法体系の基盤となる「所有権」「契約の自由の原則」「過失責任主義」などを定義している、最初の近代的な法体系とされています。
現代のわたしたちがいう「法治主義」とはこのナポレオン法典がつくり出したものであり、このような業績も、読書習慣がなければ生まれなかったとされています。
つまり、読書が天才を生み、天才が歴史を変えるということなのですね。



わたしも月に5~15冊くらい本を読んでいます。そのことで人生の好転を感じています。まことに良い趣味を持ったと痛感しています。
『1日ごとに差が開く天才たちのライフハック』 の感想・まとめ
天才は一日にしてならず
わたしは知らなかったのですが、テレビゲームには「チートキー」というかくし機能があるそうですね。
その機能を使うと主人公が無敵になったり、いわゆる「ライフ」が無限になったりするなどがあり、チートキーを知っている人は、最小の労力でゲームを簡単にクリアできるというわけです。
これは、ゲームの開発側がテストプレイのためにひそかに入れておいた機能なので、一般の人は知り得ないことだし、使うのは不正行為となる可能性が大きいと言えます。
これを人生にも当てはめるとして、チートキーを「人生の成功を簡単に手に入れられる裏技」として考えると、簡単には手には入らないものの成功するコツくらいはあるといえますね。
つまり、「知っているのと知らないのとでは大きな差ができて当たり前」ということです。
たしかに毎日実践できれば、知らない人よりは一歩前に進むことができます。それが時間を重ねるごとに大きな差ができ想像もできないくらいの成果を手に入れることが可能といえます。
毎日続けるには強い意志がいりますが、やってみて損はないし、うまく自分の生活や仕事に活かせるものが多いと思います。
ですので、ぜひご一読ください。




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