
こんにちはコウカワシンです。
今回は与沢翼(よざわ・つばさ)さんの著書『ブチ抜く力 一つの事に魂を売れ!』から学ばせていただきます。
『ブチ抜く力』はどんな本?


『ブチ抜く力 一つの事に魂を売れ!』 は、ズバリ!「一点集中、全力投下が、成功をつかみ取る」です。
本書はこのような本
本書の著者・与沢翼(よざわ・つばさ)さんをご存知の方は多いでしょうけど、とてつもない過去をお持ちですよね。
大学在学中にアパレル会社を起業し年商10億円ビジネスにまで成長させ、情報商材の世界に参入するやいなや売上高・知名度ともに一躍トップとなり「秒速で1億円稼ぐ男」という異名をとりました。
2014年に、経営していた会社を法人税法滞納で解散し、無一文となり海外に渡りました。日本では「与沢翼はもう終わった」と誰もがささやいていましたが、2018年までの4年間にパワーアップと言いますか・・・ますますビッグに変貌されました。
その実績が、
- 仮想通貨に1億3500万円投資して3カ月で27億円にした。
- 65日間で、91.2キロから69キロまで22キロのダイエットに成功した。
- 世界各地に計40戸、総額45億円分の不動産を所有した。
など、これはまだほんの一部だそうで、これらをなしえる原動力になったのが本書の題名である『ブチ抜く力』なのだそうです。
本書は、聴く読書としてオトバンクの「audiobook.jp」で、聴くことができます。
スキマ時間にでもぜひ活用してください。
本書は誰におすすめか?
本書はこのような人におすすめです。
『ブチ抜く力』がおすすめな人
- 起業したいがいまひとつ踏み切れない人
- 目標を立ててもなかなか達成できない人
- 何においても「一目置かれる存在」になりたい人
『ブチ抜く力』の要点は?


与沢さんの成功の源になっているのが、「やりきること」です。しかも短期間で最速に達成しなければ意味がないと言います。
そこで、やりぬくための基本の法則があります。これは「全ての根底にある大原則」だとし、与沢さんのモチベーションを支えているのです。
やりぬくための基本の法則「全ての根底にある大原則」
- 一つの事に魂を売り、ブチ抜いていこう。
- 最短・最速で圧倒的な結果を出す。
- 自分の幸せは「お金」の上に成り立っている事実を認めよ。
- センターピンを掴め。そして3週間、徹底的にやれ。
- 成功したいなら人の意見は聞かず、ストイックに突き進め。



それでは、この「やりぬくための基本の法則」を踏まえ、本書から気になる部分をわたしの独断と偏見で、ポイントを押さえていきたいと思います。
一点集中・最短・最速・全力投下
一点集中・全力投下
たくさんのことを同時にやれてしまう器用な人はまずいません。何をやっても成果が出ない人は「あれもこれも」といろんなものに手を出している可能性があります。
たとえば、学生時代とかに遊びも勉強も恋愛もすべてを同時にやって、うまくいったという人はどれだけいるでしょうか?
与沢さんの場合は、大学受験のとき、恋愛を断ち、携帯も解約、友達と8カ月ほども遊ばなかったそうですし、学生中に起業したときも授業に出ず、サークルにも入らず、飲み会も断ち、友達はほとんどいない環境で取り組んだそうです。
一点集中し全力投下することが成果を出す早道であるということです。
最短・最速
そして、なにごとも時間をかけてはいけません。最短・最速で、結果を出すことが重要なのです。
たとえば、
- 1ヵ月後に100万円貯める
- 10カ月後に100万円貯める
では、どちらのほうが実現が可能に感じるでしょうか?
たぶん、10カ月後に100万円貯めると考える方がふつうに感じますよね。それは多くの人が「大きな目標は時間をかけてコツコツやらないと実現しない」と考えているからです。
たしかに長期で計画をした方が自分への負荷は小さくなるため、無理なく目標を達成できそうな気がします。
しかし、これが落とし穴であると与沢さんは言います。
長期的な目標は、負荷自体が小さいけど、道のりが長いので、実現するには並々ならぬ自己管理力と継続力、それと強い意志の力が必要だと言うのです。
つまり、長期の目標は挫折しやすいということなのです。
- 1年後に10キロやせてやる
- 1年後に100万円貯める
- 1年後に資格を取る
といった目標を立てることはあっても初志貫徹するとなるとなかなかにたいへんなのはわたしでもよくわかります。なぜかというと、それは目標ではなくただの理想に終わることが多いからです。
そこで「最短・最速」で、やりきることが必然となってきます。
そして、「最短・最速」こそが最強の問題解決になると与沢さんはいいます。
「最短・最速」のメリットをあげますと、
- 短期間だから人は集中できる
- 結果が早く出るので正しい方法論にたどり着きやすい
- 「最短・最速」で結果を出すと「ブチ抜いた存在になれる」
ということです。
たしかにですね・・・「1年で体重を10キロ減らした人」と「1ヵ月で体重を10キロ減らした人」がいたとしたら、「1ヵ月で体重を10キロ減らした人」に注目しますし、どうやってダイエットしたのか話を聞きたくなりますよね。
つまりは「一目置かれる人」になれるということです。



「最短・最速」だからこそ、集中し効果も出せ、結果以上の恩恵も得ることができるのです。ですので、なにごとも「一点集中・最短・最速・全力投下」は、成功者になるためのスキルであると思うことにしましょう。
センターピンを掴み3週間、徹底的にやりきる
なにごとも目標となったら達成するための計画を立てなくてはいけません。
その計画において最初にすることは「物事の本質は何か」を考えることです。その本質のことを与沢さんはボウリングの真ん中のピンにたとえて「センターピン」と本書では示しています。
そして、このセンターピンさえ外さなければ、残りの9本のピンを倒すことができる。つまり、「物事のの本質」さえ的確に捉えられたら、物事は想像以上にうまくいくそうです。
そこで、そのセンターピンの探し方ですが、まずは間違っていてもいいから、自分にとって「これが本質ではないか?」と思えるものを探し、すぐに試すことだと与沢さんは言います。
一つのセンターピンを設定したら、最低3週間ほど続けてみる・・・それもストイックに、余計なことは考えずにとにかくやり抜くことが大事です。
ただ、センターピンをやり抜くうえで注意したいのは、必ずセンターピンを一つに絞るということです。自分が「センターピンだ」と思ったもの以外のノウハウは一度切り捨てることが重要になります。
それで成果が出ない場合は、一度センターピンを見直してみましょう。自分にとってそのセンターピンが間違っていると思える反証データを確認するためにも経過状態の数字を追っていくことも大事です。



センターピンは1つだけ。センターピンを決めたら3週間。徹底的にやり抜くことが成功者への道なんですね。
成功したいなら人の意見は聞かず、ストイックに突き進むべし!
与沢さんにとってストイックであることの定義とは「24時間いつでもそのことだけを考える」だそうです。
やはり常人ではないですね(笑)
しかし、目的を達成するためには、期限を決めて徹底的にストイックであることが必須である。これが与沢さん自身が常に大切にしている信条だというのです。
自分の設定したルールを必ず守る。
目的を達成するためには、期限を決めて徹底的にストイックである・・・そのために自分でルールを設定し必ず守るということをぜひ実践しましょう。
体力、気力、根性、資産、知恵など、自分が持ち得るすべてのエネルギーを、結果を出すためにとことん費やする。そして絶対に自分に言い訳をせず、全力投下することが大事なのです。
たとえば、ハードな筋トレと食事制限を取り入れたダイエットを行うとして、
- 「昨日は深夜残業で疲れたから、今日の筋トレはやめておこう」
- 「今日は恋人の誕生日だから、フルコースのディナーを食べても仕方がない。今日だけは炭水化物を食べてもOK」
- 「今日は上司にたくさん怒られて嫌な日だったから、ちょっと甘いものでも食べて元気を出そう」
とまあ、このような理由をつけて、最初に設定したルールを変えて自分を甘やかしてしまうことが、「ブチ抜いた存在」になることを遠ざけると与沢さんは言います。
なぜなら、このようなことがあっても「決めたことは守る。守れないなら最初から決めない。ルールを破るたびにどんどん自信を失っていく」からということです。
他人の意見を鵜呑みにしない
目的を達成するために「甘え」を排除してストイックに取り組む。これこそが全力投下に欠かせない要素の一つですが、もう一つストイックである状態を邪魔することがあります。
それは「他人の意見」を聞いてしまうこと。
- 「あの著名人がこう言っていたから、このやり方は間違っているかもしれない」
- 「有名な本にこう書いてあったから、この方法は変更したほうがいい」
自分がストイックに取り組もうとすることに異論として圧し掛かってきます。
たしかに一つの「意見」であり、それぞれにもっともらしい理屈がつけられているため信じそうになりますよね。でも、その「意見」の大半は無意味なものだと与沢さんは言います。
なぜなら、その意見は「誰かにとっては成功した方法であっても、それが自分自身に適用できるとは限らない」からです。
それよりも、自分が選んだということには、自分の人生と経験と何らかの関係性がある方法論なので、それがたとえ科学的にアホなやり方であったとしても自分が選んだというその意思こそ価値観があるということです。
実際に与沢さんが短期間で22キロダイエットを成功されました。
科学的に見たら間違ったやり方なのでしょうけど、与沢さんは「もともと太っていることが不健康なのだから、たとえ科学的に間違っていても、健康的なダイエット法ではなくても、自分の方法をやり抜く」とされたのです。
そして、「自分は、非常に他人から影響を受けやすい人間で、これまでに他人の意見を聞いて行動したことはある。でも、他人の意見を聞いて成功したことは一度もない」と経験上からも語られています。
最終的に成功したのは「自分で考え、自分で決めた方法を取った時」だけだという経験軸から、これまでの成功例に倣おうから自分自身が成功例になるという自負が生まれたということなんですね。



「自分の人生は自分が決める」・・・いやあ、いつも他人の意見に従ってしまうわたしにはズギュンときました。それには自分で決めたルールをストイックに守るという姿勢を持ち、自分自身に目的の本質を見失わない軸が必要ですね。
一発逆転を狙わず「拡張性」を考える
最近のビジネス本で、よく見かけるのが「ワンチャン狙って一発当てよう」的な考えで、
- 「ヒットアイデアで一発当てて、人生遊んで暮らしたい」
- 「儲かるビジネスを掘り当てたい」
など、思っている人も多いということです。つまりは「一発逆転」を狙うということですが、与沢さんはこれを、ごく一時的なものでしかなく、長期的に見ると失敗するケースが多いと言います。
たとえば、お笑いの「一発芸人」という人たちは、「一発芸」でブレイクしてもその 「一発芸」の流行りが廃れたら、その後の活動においても影響してくるものですよね。
与沢さんは、稼ぐことは1回ではなく、一生続けるものという認識を持っていて、「儲かるようにした仕事を、長く続ける」というのが最大の秘訣だとされています。
たとえば、1回10億円を当てるビジネスよりも、コンスタントに10年間毎年3億円を稼ぎ続け、そのお金を元に初年度から複利で増やすといったイメージです。
加えて、成功者とは誰にも真似できないくらい10年、20年とそれを変化させつつも、持続できている人だとも言います。
成功者になる第一条件は、拡張性のないビジネスを選ばないこと。そして何かを成功させたらそれを元手に次につなげ拡げる。つまり「一石二鳥以上」を狙えるものにつなげていくという発想が必要不可欠ということです。



「ワンチャン」と「一発芸」を一緒にして比較するのはちょっと乱暴でしたが、「ウケた」ものをどのように拡張していくかを考えられることが必然でありますね。次を考えられる人こそ成功者になれると感じました。
情報収集も3週間
「最短・最速」でブチ抜く方法としてセンターピンをとらえることの重要性は先ほどもあげましたが、そのセンターピンをとらえるためにも情報収集は欠かせません。
与沢さんは、何かに興味を持った場合にすぐに行動します。そして同時に「リサーチ」します。リサーチにおいて与沢さんの場合はこれといった目的や意識を持たず本を読んだりネットを見たりはしません。
効率よく情報取集するために「3週間」というリサーチ期間を設けて、1週間ごとにリサーチレベルを3段階に分けていくということをされています。
もちろん、その3週間はひたすらそれだけに集中して、ストイックにやりきります。寝る時間以外はほとんど調査につぎ込むくらいの気合いがあれば、非常にうまく高速でものごとを立ち上げられることができるそうです。
ちなみに与沢さんは、仮想通貨をゼロから勉強したときに1日19時間近くずっと勉強し続けられたそうです。
1週目「全体像を把握する」
1週目の課題は「全体像を把握する」です。「全体を俯瞰(ふかん)する」ように空から地上を見渡すような「鳥の目」を持つことが必要です。
全体像やそのテーマに関わる一般法則や王道のルールをまずは知っておくと、細かい議論がより深く理解できて本質探しが短時間で成功するためです。
2週目「推論を立てる」
2週目からは、集めたデータを基に「自分の推論」を立てていきます。
株式投資でたとえるなら、まずは時価総額上位の会社に注目し、「なぜこの会社は強いのか」というテーマに対し「規模が大きいから」「利益率が高いから」など、他の会社との差別化ポイントを探します。
さらに、「この会社がもっと強くなるには何が必要か」「今足りない部分や弱みは何なのか」なども検討し、解析を通じて「今後は他のどの会社が伸びてくるのか」「来年トップはどの会社か」なども予測します。
なお、この2週目の作業はとても重要で、このときの予測は今後の戦略を立てていくうえでの基盤になるということです。
3週目「センターピンを設定する」
いよいよ3週目に「センターピン」を設定します。この2週間で培った知識を基に、自分がセンターピンと設定するのは何かを考えます。
そして、センターピンに設定したものが、論理的にきちんと人に説明できるレベルかどうかを確認することが大事です。それと、自分の仮説に誤りか矛盾がないかを、ひたすらに自問自答し、間違っていたら1週目に戻るということを繰り返します。
的確なセンターピンを見つけるまで何度でも考え直し何度でも情報を集め直すことが成功者への近道ということです。
おまけ・・・「一人突っ込み」
3週目のセンターピンを確定し、いざ実行に移す前にやるべきが「一人突っ込み」であると与沢さんは言います。
自分の決断に対する反証データをひたすら探し、その反証データを自分が論破できるかどうかを自問自答することが大事で、反論を探す場所は、テレビでも雑誌でも新聞でもネットでもなんでもいいということです。
たとえば、株式投資をするにあたり「Aという会社が株価2倍になるであろう」と仮説を立てたとします。そしてその説とは逆に「Aという会社は良くない」という論理を展開する記事を探します。
その記事の「Aは赤字であと数年でつぶれる」といった内容に対し「仮にしばらく赤字が続いていても借入が現時点でないから新規借り入れにより財務を安定させることが可能」などと、自分の中でその悪口を論破できるかを試してみるのです。
もしその時点で反論できないようであれば、自分がまだ調べつくしていない事実があるということですその場合は対抗記事を論破できるまで、自分の論理に確信を持つための情報を探すことが重要です。



情報収集からセンターピンに導き、そのセンターピンをゆるぎないものにするために「全体像を把握する」「推論を立てる」「センターピンを設定する」そしてセンターピンを不動のものにするための作業「一人突っ込み」と、ここまでやれば間違いのない行動ができますね。
そして、情報収集において参考になる書籍、野口悠紀雄さんの『「超」勉強法』(講談社)も紹介いただきました。
この本は、全体を俯瞰する「鳥の目」とミクロの視点でものごとを分析する「虫の目」などと例え、学習意欲が湧くように書かれています。
1国に依存するのはリスクである。世界と取引できる人間になろう。
与沢さんは、2014年に海外に移住しました。理由は日本を離れて自分を見つめ直したかったのと、「日本に限らず人間が1国だけに依存するメリットはない」と考えたからです。
今後、日本はより少子高齢化が進み、社会保障が最大の問題点となりますし、自然災害も多発しています。個人間の格差も広がり、ギスギスした雰囲気や閉塞感が強まることが予想されます。
特に日本人は日本語以外の外国語を得意としていないし、内需経済に陰りが生じた場合、すぐに外・・・つまり外国で生きていくだけのサバイバルな力を持ち合わせていないのです。
与沢さんは、勝ち続ける方法として世界に目を向けるべきだと言います。
ですので、外国で活動するために「英語力」を鍛えましょう。この英語力の強化は海外に住む与沢さんも必須ということで今もなお学習中です。
英語を使って海外にたくさんの知り合いを作りたい。そして、彼らが何を考え、どう感じながら生きているのかをもっと知りたいと考えられています。
英語の習得において、「読む・書く」を切り捨てて「話す・聞く」だけに特化するという勉強法を取り入れられているとのことです。
それはなぜかというと、「読む・書く」は、論理的思考力が要求され、「話す・聞く」は、反射神経と慣れが必要とされるところから、人間の本能として「話す・聞く」に特化したほうが「世界中の人と取引できる人間になる」という目的に沿うからだとされています。



「日本1国に依存していてはダメ。これからは世界中の人と取引ができる人間が求められている時代。そのために英語は必要。」
これは、まぎれもない事実だとわたしも感じます。
ということで、わたしも英語を勉強したいと思います。勉強法については「話す・聞く」を重点的にですね。
野口悠紀雄さんの『「超」勉強法』にも英語の勉強法が載ってますので参考にしたいと思います。
自分で自分を殺すな。
「自分で自分を殺すな。空気を読みすぎる奴は負けだ。」
気の向くままに突き抜けていこう
最後に私からの提言です。
自分を抑制せず、もっとやりたいように人生を生きてください。
なぜなら、日本人の多くは過度に自分を抑制しているからです。他人と足並みを揃えない限り、社会から弾き出されては生きていけない。そんな文化や風潮がまかり通っています。他人の目を気にして行動を遠慮しているのです。
でも、私を見てください。
どれだけ人に嫌われようと、どれだけ批判を受けようとも、全く躊躇せず思った通りに発言し、好き勝手にやってきています。結果多くのものを得ることができました。
抑制が美徳であり、美学だったのは、もう昔の話です。
与沢さんの言葉に力を得るのはわたしだけではないと思います。
つまり、抑制によって自分を殺すことは、「ブチ抜けない」どころか、大いに時間の無駄となります。考えてみれば人生は短いです。なるべく早い段階でこれに気づけるかどうかで成功者になれるかが決まります。
自分が思うようにふるまうことで「そんなことはしない方がいいよ」「もうちょっと周囲のことも考えたら?」などとアドバイスという名の圧力があるかもしれません。
そのアドバイスをくれる人は、本当に自分のことを思って言ってくれる人ばかりでしょうか?
一見、「あなたのため」を装ったアドバイスも、その根底に嫉妬があったり、その人にとって都合のいいものである可能性が高かったりします。
自分自身が考えに考え、センターピンを設定したことが、法律を破るとか他人に迷惑のかからないものであるなら、きちんと筋を通し、やりきればいいのです。
つらくても自分の選んだ道で成長を積み重ねていけば、最後に得をするのは自分自身です。やらなかったことで後悔することは何の成長もしません。しかし、やった後悔には経験と力が残ります。
自分のためにする苦労は、とても大きいということです。
与沢さん自身、そうやって人生を歩まれました。そしてこれからも誰に遠慮することなく、❝与沢節❞を貫き通して自分の人生を突き進み、そして、人生が終わるその時までブチ抜き続けると言われています。



この言葉を胸にわたしも頑張って貫いて生きたいと感じました。
『ブチ抜く力』の感想・まとめ


「40年後、50年後の自分の未来を見据えて、自分はどうありたいかを考えよう」
本書を読んで、「世界観が変わった」と感じました。
さすがに与沢さんほどブチ抜いた人生を行くことはできませんが、その思考力や行動力、センターピンを決めるなどのポイントから大いに得るものがあったと確信しています。
たぶん、自分の思いどおりに生きていきたい人というのは多数います。しかし、「どうやったら自分にとって適切な道を歩めるか」を悩んでいる人も大勢いると思います。
そのような人にとっても「与沢さんの考えに触れてみてはいかが?」と提言したいものです。
思うように生きていけない人にとっても「思うようにならない」言い訳や甘えを排除するきっかけになるし、事情がありできない人にとっても励みにくらいはなると思います。
もしまだ読んでなくて、興味が出てきた方はぜひご一読ください。
『ブチ抜く力』の概要


本書の目次
『ブチ抜く力 一つの事に魂を売れ!』
はじめに
第1章 基本の法則「すべての根底にある大原則」
第2章 ビジネスの法則「人と群れるな。誰とも組まず、単独で突っ走れ!」
第3章 投資の成功法則「勝負はチャンスが来る前から始まっている」
第4章 健康の法則「一日一日を全力で。その積み重ねが大きな結果に繋がる!」
第5章 情報収集の法則「情報収集も3週間。「一人突っ込み」を繰り返し、センターピンを掴まえろ!」
第6章 未来予測の法則「これからの世界で起きる事を予測し、逆算して今から動こう!」
著者の紹介
与沢翼(よざわ・つばさ)
1982年11月11日生まれ。埼玉県出身。
実業家、投資家。
高校中退後、偏差値30から猛勉強を開始し、大学入学資格検定(大検)を取得して8カ月で早稲田大学社会科学部に入学。
22歳、大学在学中にアパレル通販会社を起業。わずか3年半で月商1億5000万円の会社に成長させ、自身のブランドを渋谷109等の計7店に出店させるが、6年目に倒産。
2011年、たった1人、手持ち10万円の資金からネットビジネス界に参入し、わずか半年で7億円を稼ぎ出す。
2013年に山手線の電車広告をジャックし、「秒速1億円の男」として一躍注目を浴びる。
2014年に日本法人を解散。
同年、シンガポールの就労ビザを取得し、移住。
2016年にドバイへ移住し結婚、一子をもうける。
現在は投資家として、株式、FX、不動産、仮想通貨、保険、債券、信託、外貨等に分散投資。世界各地に計40戸の高級不動産を所有し、純資産70億円を無借金で形成。
ドバイやタイ、シンガポール、フィリピン、マレーシアなどを行き来しながら暮らしている。
著書に、『お金の真理』、『はだかの王様 億万長者がすべて失ってわかった絶対にやってはいけない42のこと』、『秒速で1億円稼ぐ条件』、『ネオヒルズ・ジャパン 与沢翼責任編集長』、『秒速で10億円稼ぐありえない成功のカラクリ』、『告白』、『与沢翼物語-平成の肉食主義』、『スーパー フリーエージェント スタイル 21世紀型ビジネスの成功条件』など。


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