『お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方』から学ぶサラリーマンの苛酷な現状と打開策

コウカワシン

こんにちはコウカワシンです。

今回は、橘玲(たちばなあきら)さんの『お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方』から学ばせていただきます。

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目次

『お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方』の内容は?

『お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方』の目次

文庫版まえがき
はじめに
Prologue 1995~2014
0.  「黄金の羽根」ができるまで

PART1 人生を最適設計する資産運用の知識
1. 世界にひとつしかないお金持ちの方程式
2. 誰も知らない資産運用の常識
3. 不動産の呪縛を解き放つ法則
4. 生命保険は損をすることに意味がある
5. 見えない「貧困化」拡がっている

PART2 人生を最適設計するマイクロ法人の知識
6. 国家に惜しみなく奪われるひとびと
7. 「個人」と「法人」、ふたつの人格を使いこなす
8. マイクロ法人で人生が変わる
9. 不可能を可能にする奇跡のファイナンス
10. 税金について知りたいほんとうのこと
11. 税務調査の裏と表

PART3 人生を最適設計する働き方
12. クリエイティブクラスとマックジョブ

Epilogue 新宿中央公園のホームレス

あとがき

著者の紹介

橘玲(たちばなあきら)

1959年生まれ

早稲田大学第一文学部卒業。

元・宝島社の編集者、雑誌『宝島30』2代目編集長。
日本経済新聞で連載を持っていた。
海外投資を楽しむ会創設メンバーの1人。
2006年『永遠の旅行者』が第19回山本周五郎賞候補になる。
デビュー作は経済小説の『マネーロンダリング
投資や経済に関するフィクション・ノンフィクションの両方を手掛ける。
2010年以降は社会批評や人生論の著作も執筆している。

本書の内容

お金持ちになる条件とは、「収入を増やし、支出を減らし、運用利回りを上げる」こと。
そして、「黄金の羽根を拾う」こと。

黄金の羽根とは、❝社会の中での歪み❞で、それに気づくことが資産形成に大きく作用されます。

本書では、今の日本でも拾える❝黄金の羽根❞があると解説しています。

タロー

この本の中で、2002年のサッカー日韓ワールドカップのことが載ってるけど、❝黄金の羽根❞って、優勝したブラジルチームを指す「カナリア軍団」という意味かと思っちゃった~(笑)

パソコンくん

ははは(笑)

そうじゃなくて、あのときワールドカップのチケットが国内でなかなか入手できなくて問題になったんだ。1枚7000円のチケットだけどネットオークションで20万円以上で売られていたそうだよ。

しかしその一方で、ほぼ全試合のチケットを入手し、全国の会場を転々としながら家族で観戦を楽しんでいた人がいたんだ。決してお金持ちではない人でもチケットを簡単に買える方法が実はあったんだ。

その方法とは、「海外販売分のチケット入手」だったんだ。FIFA(国際サッカー協会)が、海外販売分を多めに確保してしまったものだから日本国内ではチケット不足になり、海外ではチケットがだぶつくということになった。

だぶついたチケットを日本国内で販売するルートもないものだから、ネットでFIFAのチケット販売サイトにアクセスしてみたい試合のチケットを選んで注文するだけで、簡単に手に入れることができたんだ。

ただし、海外居住者じゃなきゃ買えないから、海外に住む知り合いに買ってもらっていたそうだよ。海外に知り合いがいなくても調べれば、それ専門の業者もいる。

このような情報は誰も知ることができるように公開されていたし、一部の人だけが得をするというものでもないんだ。情報を集めて手間をかけるというのが「黄金の羽根」といえるんだよね。

『お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方』は誰におすすめか?

本書は、このような人におすすめです。

『お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方』がおすすめな人

  • お金持ちになりたい人
  • いつも社会に対して不公平感を持っている人
  • 社会の変化に敏感な人
コウカワシン

2002年のFIFAワールドカップのチケット問題でもあるように上手に情報をつかみ行動する人が得をします。今のネット社会では、誰に対しても公平に情報開示されていますし、「お得情報」もかなりな数が入手できます。

つまり、情報弱者ほど損をする世の中なのです。

そして、日本のサラリーマンって実は「江戸時代の農民よりも税金が厳しい」って知ってますか?

これは見過ごせないとは思いませんか?

黙っておとなしく納税してないで打てる対策をするべきです。

それには本書を手にし「黄金の羽根」を拾いにいく意識は、誰もが必要ではないでしょうか。

『お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方』の要点は?

まず、お金持ちになるには「お金持ちの方程式」を知る必要があります。

お金持ちの方程式


資産形成=(収入ー支出)+(資産×運用利回り)

資産形成は、生活に使わないお金(純利益)をいかに運用できるかで決まるということです。

やるべきこととして、お金持ちになる条件が必須です。

お金持ちになる条件

  1. 収入を増やす
  2. 支出を減らす
  3. 運用利回りを上げる

これを踏まえて、本書からヒントをもらい❝黄金の羽根❞を拾っていきましょう。

コウカワシン

それでは、本書から3つほど独断と偏見で要点をあげていきたいと思います。

資産形成で大事なこと

それでは、橘さんが掲げる「資産形成で大事なこと」をあげていきます。

資産形成で大事なこと

  1. 純利益の確保こそが重要である
  2. 複利の資産運用では、わずかな利回りの違いが大きな差を生む
  3. 十分な元金がなければ運用しても意味がない
  4. 収入を増やす確実な方法は働き手を増やすこと
  5. 他人への投資と自分への投資を天秤にかけよう
  6. サラリーマンが金持ちになる方法は3つある
  7. 確実に金持ちになる方法は支出を減らすこと
  8. 家計のリストラは住宅コストと生命保険から
  9. 投資のコストに気づかない人は金持ちになれない
  10. 最速の資産形成は税金を払わないことである

収入を増やす確実な方法は働き手を増やすこと

サラリーマンの方なら「もうすこし給料が多ければ」と一度くらい思うことはないですか。

やはり、収入の多さは資産形成に大きな影響を与えます。もし結婚しているなら、共働きで世帯収入をあげましょう。

子どものいるサラリーマン家庭では、どんなに頑張っても毎年100万円を積み立てるのが精一杯ではないでしょうか?この資金を年3%で運用すれば、10年で1150万円になります。

ところが奥さまが仕事を始めたとして年300万円積み立てることができれば、資産は10年で3400万円に増えるということです。

しかも、どちらかが出世して年に500万円積み立てることができたら、10年で6000万円の資産ができますから、これで経済的独立達成に近い状態ではないですかね。

なお、橘さんは、『専業主婦は2億円損をする』という本も出されています。

読んでみる価値ありだと思います。

日本のサラリーマンの生涯年収は3億~4億円とされています。専業主婦になるのは、約3億円をドブに捨てているようなものです。

ですので、ぜひ共働きをご検討ください。

確実に金持ちになる方法は支出を減らすこと

資産形成ですぐに効果が出るものとしては家計の見直しをして「支出を減らす」ことがあげられます。

生活するうえで必要以上に使っているお金はありませんか?

毎月とか定期的に出ていくお金の動きは把握していますか?

必要以上にコストのかかるものを所有していませんか?

支出を減らせることとして考えられそうなものをあげていきます。

  • 住宅コスト
  • 保険(生命保険・医療保険)
住宅コスト

持ち家、賃貸にもよりますが、たいていの人は、年収の20~25%を住宅ローンや家賃に充てています。年収500万円のサラリーマンの平均は年100万~120万円くらいですから、これを下げることができたらもっと負担が減ることになります。

不況で収入が減ってしまったら、もっと安い家に引っ越せば問題は解決します。持ち家なら売却も視野に入れ、身の丈に合った賃貸に移ることを検討してみてはいかがでしょうか。

保険(生命保険・医療保険)

まず、独身の人には生命保険は要りません。保険に入ったところで誰に保険金が行くのでしょうか?ご両親に残したいとしてはたしてご両親は喜んでくれるでしょうか?

結婚して家族を持ち、保険金を残したい子供がいる場合は検討の余地ありですが、ほとんどの生命保険は蓄財としての十分にコストパフォーマンスがあるとは言えません。

両学長も言ってますが、保険と蓄財は別で考えるべきです。

(出典:両学長リベ大動画【いらない保険】)

医療保険にしても、日本では国民皆保険という公的医療保険で守られていますし、万が一医療費が高額になっても高額医療費制度がありますから、高額の保証をうたう保険に入らずとも大丈夫です。

生命保険も医療保険もですが、もし入るのなら、保険料が安価なかけ捨て保険に入りましょう。

車も生活にかかせないとして保有するのは個人の自由ですが、維持コストも合わせて考えましょう。特に新車は販売時の広告コストも上積みされているのでコスパが悪いと言われてます。

そして、購入するときは手放すときのリセールバリューも踏まえたうえで選びましょう。

わたしは田舎暮らしのため、どこに行くにも車は必需品なのですが、できるなら車は所有したくないしレンタカーとかカーシェアなどが気軽に利用可能なら検討したいものだと考えています。

最速の資産形成は税金を払わないことである

税金を払わないとは・・・なんぞや?と思われた方もいるでしょう。

実は本書で、橘さんが言いたいことが「税金を払うな」ということなのです。でも法律に違反してというわけではないですよ。

サラリーマンというのは、仮に年収が1000万円あったとしても税・社会保険料を引かれた手取りは700万円程度です。それに対して自営業者の場合は同じく1000万円が国民年金・健康保険に若干の支払いをしても合法的にほぼ全額を可処分所得にすることができます。

たとえば、仮に生活費を400万円とすれば、サラリーマンの貯蓄額は300万円、自営業者だと600万円ということです。

そこでシュミレーションしてみますと、サラリーマンが300万円を年利3%で運用したら1億円の資産をつくるのに25年かかりますが、自営業者が600万円を同じ条件で運用すると14年で1億円に到達です。

つまり税金を払わないことによって、なんの追加的努力もせずに、経済的独立までにかかる時間を10年以上も短縮することができるのです。

多少でも目端の利いた人は、さっさとサラリーマンを辞めて自営業者になるか、自分でビジネスを始めます。この気づきこそが「黄金の羽根」を拾えるか拾えないかの分岐点になるのではないでしょうか。

でも、いきなり自営業者になるのは、なかなか難しいですよね。そこで、小さくてもいいから副業を始めてみるのはいかがでしょうか。

副業は、なかなか軌道に乗り儲けが出るまで時間がかかる場合がありますが、赤字を計上したならそれを経費として処理し節税をすることができます。

Image from Gyazo

この図を見てピンときた人もいると思います。そして副業が軌道に乗り自営業やフリーランスになることができれば社旗保険料も払わなくてよくなります。

Image from Gyazo

しかしですね。独身のうちはひとり分の国民健康保険と国民年金の負担で良かったのですが、家族ができ奥さんや子供の国民健康保険の負担は人数分かかってきますよね。

そこで、マイクロ法人化するということを橘さんは主張します。

Image from Gyazo

これで、働き手(つまりマイクロ法人の社長さん)の扶養に入った奥さんや子供は国民健康保険(場合によっては国民年金も)を払わなくてもよくなるのです。

つまりこんな感じ

Image from Gyazo

かなりな節税だと思いませんか?

これは違法でもありませんのでぜひ検討するべきですね。

この図式はミニマリストユーチューバーゆみにゃんさんの動画から参考にさせていただきました。

 (出典:ミニマリストゆみにゃん【お金】マイクロ法人で節税しよう!お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方③)

この動画でも本書の解説を詳しくしていますので、ぜひご参考ください。

なお、副業を始めてみた方は、ぜひ税金対策として只野範男さんの『無税入門』を読むことをおすすめします。かなり目からうろこだと思います。

収入を爆上げする働き方改革

わたしたちにとって「最大の資産が❝働く能力❞、すなわち人的資産だ」と橘さんは言います。人はさまざまな能力を持って生まれてきます。

その中でも現在の知識社会に必須とされる知能は、言語的知能(文字や言語を操作する能力)と論理数学的知能(問題を論理的に分析したり、数学的に処理する能力)です。

知識社会では、テクノロジーの発達に適応すべく、知的能力を基準に労働者が編成されます。その中で、わたしたちの仕事は大きく3つに分けられます。それが、

  • クリエイター
  • スペシャリスト
  • マックジョブ

です。

クリエイターは、創造的なビジネスに関わっている人たちで、作家、音楽家、俳優、歌手、スポーツ選手などが含まれます。

スペシャリストは、専門家のことで、医師や弁護士、公認会計士などの国家資格者がいます。ほかに、何らかのビジネスに精通し、その知識や経験にふさわしい報酬を得ていれば、その人もスペシャリストと見なせます。

マックジョブは誰にでもできる代替え可能な仕事です。ファーストフードやコンビニの店員などのように、厳密に定められたマニュアル通りに作業をすれば、新人でもベテランでも同じ仕事をこなすことができます。

一般的に、クリエイターやスペシャリストは所得が高く、替えがなかなかいない職種ですよね。それに比べてマックジョブは、所得が低く、代替えが可能ということで、外国人労働者もかなりな数がいます。

つまり、高収入を得る・・・お金持ちになるには、クリエイターかスペシャリストになるのが近道です。しかも労働者よりは経営者・資本家にならないと大金持ちにはほど遠いというのは、ロバート・キヨサキさんの『金持ち父さん貧乏父さん』でも解説されていますよね。

ですので、お金持ちなりたいなら、クリエイターかスペシャリスト、経営者か資本家になるしかないのです。

とはいっても、現実的にサラリーマンは、やれることが限られていますよね。ですので、人的資本を磨き自分の市場価値を上げ、自分のビジネスを持つことが必要です。

自分のスキル(能力)を磨けば、無二の存在になり出世や転職で所得も上がるだろうし、副業を始めてみて、それがしだいに大きなビジネスになる可能性だってあります。

中には、副業禁止の会社もあるでしょうけど、トヨタのような大企業でも終身雇用は維持できないと発表されました。もう定年まで安心して勤められる環境はないのかもしれません。

ですので、副業禁止なら会社に知られないように小さく副業を始めて、それを育てていつかは独立できるように努力すればいいのではないでしょうか。

サラリーマンが辞められない人は、ひたすら能力アップし、出世するかより高収入で待遇のいい職場に転職すべきです。

このように自分革命し、働き方改革及び、収入爆上げ作戦を決行しましょう!

マイクロ法人

橘さんが本書で❝黄金の羽根❞とたとえるマイクロ法人をもう一度考えてみましょう。

橘さんが言う❝黄金の羽根❞とは、社会の制度、構造、ルールの歪みから発生する「幸運」です。

今の社会の仕組み、構造は、それをルールをつくる人に理不尽にも歪められているとされています。でも、わたしたちは不平不満をいうだけではなく、それを逆手に取り、お金持ちになる方法を考えなくてはいけません。

そこで、橘さんが提唱するマイクロ法人をつくるということです。

マイクロ法人とは、自分や自分の家族だけが所属する小さい会社、すなわちマイクロ法人をつくって節税しましょうということです。

税金ってどうあってもおさめないといけないですよね。ただ、その税金を法律の範囲内でコントロールすることはできるはずです。そういう意識がないとお金持ちへの道はなかなかに遠くなります。

けど、サラリーマンの給与体系はどうでしょうか? 所得税に住民税、社会保険料などが容赦なく毎月引かれていますよね。それに抗うことは一個人ではとてもできないことです。

そこで!

マイクロ法人というまた別の人格を手に入れると、法律の範囲内で税金をコントロールできるようになるのです。これが橘さんが主張する現在の資本主義社会に搾取され続けることを避ける❝黄金の羽根ということなんです。

個人が法人を利用して合法的に税コストを下げるには、4つの基本的なルールがあります。

税コストを下げる4つのルール

  1. 所得税の発生しない範囲で給与を決定する
  2. 所得税の発生しない範囲で家族を雇用する
  3. 生活費を経費に振り替える
  4. 個人資産を法人名義で運用する

「マイクロ法人」については、両学長も動画を出されています。

(出典:両学長リベ大動画【会社辞めたい人必見】【マイクロ法人】【稼ぐ 実践編】)

これは、一度見ただけでは、なかなかわかりません。目安として7回くらい見ればいいかなあと思いますね。実はわたしも勉強中です。ぜひ一緒に頑張っていきましょう!

とにかくですね。お金持ちになる方法として、

  • 税金を搾取され続けるサラリーマンをやめ、自営業者・フリーランスになり、所得に対して税金を払わないこと。
  • 自営業者・フリーランスになったら、ゆくゆくマイクロ法人を設立し、なお一層税金を下げる。

ということです。

マイクロ法人設立は、法務局と税務署に聞けば費用もかからず丁寧に教えてくれます。

『お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方』の感想・まとめ

知識のアップデートこそが「黄金の羽根」を拾う近道

目まぐるしく変わりゆく世の中では、社会の仕組みもどんどんアップデートされていきます。本書も2002年に初版された旧版からアップデートされています。なぜならこの新版が出る間にいろんな制度が変わったからです。

このように永遠に続くものなんてないので、改訂されたらその都度、自分の知識もアップデートしてやるしかないのです。

いつの世も社会の歪みはあります。それは力のある人が自分の都合の良いようにルールを変えるからです。もしそのルールが自分にとってピンチだと思ったら、必ずどこか歪みがないか探してください。

そうすると、思いがけず❝黄金の羽根❞が見つかるかもしれません。そうなったらピンチが転じてチャンスになるのではないでしょうか。

本書では❝黄金の羽根❞の見つけ方として、サラリーマンの苛酷さを取り上げ、ちょっと考え方を変えたら自分の立ち位置や待遇さえも変えられるというヒントを与えてくれます。

これからは「自分をアップデートし、ちょっとした気づきができる人」が強いんです。ですのでぜひ一度本書を手に取って読んでみていただきたいと思います。

コウカワシン

最期までお読みいただきありがとうございます。

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この記事を書いた人

四国在住。
ミニマリスト。趣味は映画観賞と音楽鑑賞、読書、野球観戦。
映画は特に好き嫌いなくほとんどのジャンルーを観ます。音楽はジャズとクラシックが大好きです。読書は歴史書が好きでよく読みます。

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