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『1%の努力』をするだけでいい。心身の疲弊を避け「頭のいい生き方」をしよう。

コウカワシン

こんにちはコウカワシンです。

今回は、ひろゆきさんの著書『1%の努力』から学ばせていただきます。

日々、一生懸命に生きる」「日々、精進」は、わたしのモットーにしている言葉です。実際にそのつもりで日々を過ごしています。

このような考え方は、多くの人が持っていると勝手ながら思ってます。

けど、なんとなく毎日が追い詰められているというか、余裕がなく楽しくない毎日に思うことがあり、これもまた「同感」に感じる人もいるのではないでしょうか?

おもしろい話を見つけました。

アリの巣を観察すると、大きく分けて2つのタイプに分かれるという。

「働きアリ」と「働かないアリ」だ。

「働きアリ」は、任された仕事を一生懸命こなす。
巣を掃除し、エサを運び、せっせと働く。

「働かないアリ」は、ダラダラと何もせず過ごし、
たまにぷらぷらと外を出歩く。

サボっているように見えて、たまに「バカでかいエサ」を見つけて、
巣に戻って報告をする。それを他のアリたちが運んできてくれる。

話はまだ続きます。

「働かないアリ」のように、
お金や時間にとらわれない状態になると、チャンスが見えるようになる。

まさしく「サボる才能」が、あるかどうか問われる。

2時間でやるべきところを1時間で終わらせて、1時間を余らせること。
さらに30分で終わらせることはできないかと考え続けること。

アリの世界にも、「働きアリ」と「働かないアリ」がいることもおどろきですが、「働かないアリ」がこれまた人間くさくて、いいですね(笑)

この話は、ひろゆきさんが『1%の努力』という本の中で、語っていることなのです。

『1%の努力』の目的は、死ぬまでに「幸せの総量」を増やすことにあります。「幸せの総量」を増やすとは、苦労をなるべくせず、楽しく暮らすということです。

99%の努力と1%のひらめき」とは、あのエジソンの言葉ですね。この言葉の本当の意味は「1%のひらめきがなければ、99%の努力はムダになる」とひろゆきさんはいいます。つまり、「努力すれば道が開ける」ではないということなのです。

ここで言いたいのは、「ひらめきもないまま、ムダな努力をするな」ということなのです。「ひらめき」とは、頭を使ってないと浮かび上がりません。頭を使わない努力はムダな努力なのです。

ここで、先ほどの「働かないアリ」を思い出してみましょう。「働かないアリ」は。サボっているように見えて、たまにバカでかいエサを見つけてきます。

「働かないアリ」は常識的に見て、「レールを外れる人生」に見て取れますよね。

レールを外れ、手ぶらで生きる。そのときに、「自分に何ができると思ったか。何をやりたいと思ったか。真っ先に思いついた方法は何か。誰に会い、どこに行けば、ちゃんとした生活ができるのか。」をきちんと考える。

それらすべてが「生きる力」そのものですよね。ひろゆきさんといえば、自由奔放に生きているイメージがありますが、決してそのようなことはなく、必要なのは、お金や時間ではなく「思考」だとしています。

そのための「生き方・考え方」を『1%の努力』に詰め込んでいるのです。今回はこの『1%の努力』から学ばせていただきます。

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目次

『1%の努力』はどんな本?

本書の目次

『1%の努力』

序文 『1%の努力』とは何か
エピソード1 団地の働かない大人たち/「前提条件」の話
エピソード2 壺に何を入れるか/「優先順位」の話
エピソード3 なくなったら困るもの/「ニーズと価値」の話
エピソード4 どこにいるかが重要/「ポジション」の話
エピソード5 最後にトクをする人/「努力」の話
エピソード6 明日やれることは、今日やるな/「パターン化」の話
エピソード7 働かないアリであれ/「余生」の話
おわりに
ひろゆき・全思考まとめ

本書の内容

本書の目的は「死ぬまでの『幸せの総量』を増やすこと」

天才は「1%のひらめき」をして、凡人は「99%の努力」をします。ふつうなら「なにごとも最大限の努力をしたら報われる」と考えがちです。

ひろゆきさんは、その間を取り、「1%の努力」で、最大限の成果を得てきたと言います。

ひろゆきさんの世代は、就職氷河期でなかなか内定が取れない時代を過ごしてきました。同世代の人が就職苦に悩む中、ひろゆきさんは起業し「2ちゃんねる」「ニコニコ動画」と努力しない努力を重ねてきたと言います。

他人から見たら「レールを外れてきた人生」とも言えますが、それにはひろゆきさんの変えられる部分はどこにある?」という思考法にあると思います。

それにより「気づき」があり、チャンスが向こうからやってくると考えます。

それから常に余裕を持つことも大事です。でなければチャンスがやってきているのに気づかず通り過ぎてしまうこともあるからです。

ですので、本書では、ひろゆき流「生き方・考え方」を学ぶ内容となっています。

『1%の努力』は誰におすすめか?

本書がおすすめな人は

『1%の努力』がおすすめな人

  • 人生を楽しみたい
  • 世の中を正しく知りたい
  • ムダな努力をしたくない
コウカワシン

古い考え方の人には、なかなか受け入れがたいでしょうけど、本書を読めば納得・共感される方も多いと思います。

『1%の努力』の要点は?

コウカワシン

それでは、わたしの独断と偏見でポイントを押さえていきます。

人生の優先順位を決める

皆様は、「この壺はいっぱいか?」というお話をご存知でしょうか? 

人生の優先順位を決めるのに有益だと思うので、本書に書いてある通り引用させていただきます。

ある大学でこんな授業があったという。

「クイズの時間だ」教授はそう言って、大きな壺を取り出し教壇に置いた。その壺に彼は一つ一つ岩を詰めた。壺がいっぱいになるまで岩を詰めて、彼は学生に聞いた。

「この壺は満杯か?」

教室中の学生が「はい」と答えた。

「本当に?」そう言いながら教授は、教壇の下からバケツいっぱいの砂利を取り出した。
そして、砂利を壺の中に流し込み、壺を振りながら、岩と岩の間を砂利で埋めていく。そしてもう一度聞いた。

「この壺は満杯か?」

学生は答えられない。
一人の生徒が「たぶん違うだろう」と答えた。

教授は「そうだ」と笑い、教壇の下から砂の入ったバケツを取り出した。それを岩と砂利のすきまに流し込んだ後、三度目の質問を投げかけた。

「この壺は満杯になったか?」

学生は声をそろえて「いや」と答えた。

教授は水差しを取り出し、壺の縁までなみなみと水をそそいだ。彼は学生に最後の質問を投げかける。

「ぼくが何が言いたいのかわかるだろうか?」

一人の学生が手をあげた。
「どんなにスケジュールが厳しいときでも、最大限の努力をすれば、いつでも予定を詰め込むことは可能だということです。」

その答えに対し教授は「それは違う」と。続けて、「重要なポイントはそこではないんだよ。この例がわたしたちに示してくれる真実は、大きな岩を先に入れない限り、それが入る余地は、その後二度とないということなんだ

君たちの人生にとって『大きな岩』とは何だろう?」と教授は学生たちに投げかけた。

それは、仕事であったり、志であったり、愛する人であったり、家庭であったり、自分の夢であったり・・・・・。

ここでいう『大きな岩』とは、君たちにとって一番大事なものだ。それを最初に壺の中に入れなさい。さもないと、君たちはそれを永遠に失うことになる。

もし、君たちが小さな砂利や砂、つまり、自分にとって重要性の低いものから壺を満たしていけば、君たちの人生は重要でない「何か」に満たされたものになるだろう。

そして、大きな岩、つまり自分にとって一番大事なものにさく時間を失い、その結果、それ自体を失うだろう。

ここで考えたいのは文中にもあった「自分にとっての『大きい岩』はなんだろう?」です。つまり、自分の人生における「優先順位」ということですね。

皆様にとっての「人生の優先順位」って、何でしょうか?

それをつねに問いかけてみると見えてくるものです。『食事』とか『旅行』に時間をかけたい人もいるでしょうし、『子どもとの時間』を第一に考えていらっしゃる人も多くいると思います。

「人生の優先順位」が明確なら、それを言語化して人に伝えとけば、協力も得られるだろうし、もし何かを言われても、言い返せるように理論武装することができます。

たとえば、「わたしにとって『食事』は重要なので、テキトーなお店の飲み会には行きません」とか「年に1回は『海外旅行』に行きたいので、前もって休みを宣言します」、「『子どもとの時間』が大事なので、17時ちょうどには必ず退社します」など、このような感じです。

まだ「人生の優先順位」が見つからないなら、ウォーレン・バフェットさんの例を引用させていただきます。これはひろゆきさんが大学生の方たちから「いまのうちに何をしておけばいいですか?」の質問に対して答えているものなのですが、「人生の優先順位」と重なると感じました。

これは、『サードドア』(東洋経済新報社)という本の中でウォーレン・バフェットさんが語ったものだそうです。

これから1年で達成したいことを25個書き、その中で3か月以内に達成したいものを5つ選ぶ。残りの20個は、「やらないことリスト」としていったん日常から捨てて忘れてしまうようにする。最初の5つに絞るのがポイントだ。

なお、この話はバフェットさんが実際にやったことではないことが本の中で明らかになりますが、「なるほど」と思いませんか?

なお、リベ大両学長も「人生のタイムバケットを作る」という人生の優先順位をつけ、自分にとっての「やりたいことリスト」を作ろうというブログを出しています。

すべては、「後悔する人生を歩まない」ようにするには自分なりの工夫が必要というわけです。

ここで必要なことを一つ言わせていただくとすれば、「自分にとって大事なことは、自分で決める」です。他人が敷いたレールを歩む人生を送りたくないなら自分なりに優先順位を決めることが最も大事なことだと思います。

片手はつねに空けよ

チャンスをつかむときに大事なことは、「いつでもつかめる状態にしておくこと」です。サッカー選手の本田圭佑さんはこう言いました。

「みんなシュートの練習ばかりをする。けれど、そのシュートにつなげるために、敵を抜いたり、いい位置にボールを持っていくことのほうが重要だ。

それができて初めて、シュートを練習する意味がある。」

つまり、チャンスをつかんだ時のことを考えるよりも、チャンスを呼び込むまでのプロセスを研究した方が可能性があるし、チャンスのアンテナを張る必要があります。

それによりチャンスが訪れる可能性は高まりますが、チャンスは一瞬で目の前を通り抜けると言います。チャンスはよく「幸運の女神」とも言われますが、「幸運の女神」って後ろ髪がついてないから通り過ぎたら掴まえることができないと言われています。

そうなったら、大変ですね。それを防ぐにはどうすればいいのでしょうか?

それには、「ヒマな時間を作れ」と、ひろゆきさんはいいます。つまり、スケジュールをパンパンにせず余白をつくろうということです。

ビジネスチャンスが目の前に現れたとき、両手にぎっちり荷物を持った状態では、きっとスルーしてしまい「幸運の女神」に逃げられるでしょう。だから片手はつねに空けておく必要があるのです。

「働かないアリ」になるには

あらゆることを調べつくす

働かないアリになるには2つの要素が必要です。

  • ダラダラすることに罪悪感がない
  • 自分の興味のあることに没頭できる

なんだか怠け者って感じですよね(笑) でもこれは社会的背景に原因があるとひろゆきさんは言います。

高度成長期には「モーレツ社員」なんて言葉もあるくらい、どの人も企業戦士として毎日戦っていました。これは、経済が右肩上がりだった時代の話で、「成長バイアス」がどの人にもあったと思います。

でも今はどうでしょうか?

いくら頑張っても増えない給料、特に先輩や上司のもらっている給料を知ってしまうと気づいてしまうのではないでしょうか?

そこで「ずっとダラダラした日々が続いていく」と、そういう前提で生きていれば、努力が報われなくても生きていけるとも言えますよね。

ましてや今の世界は、アメリカと中国の二強を中心に回っています。この二つの国と真っ向勝負しても勝ち目はないのです。だから少しでも生き残れそうな業界や職種を選ぶのが大事なのです。

ということで、この二つの国が攻めてこないニッチな部分を探る必要があります。

たとえば、「発泡酒」なんて世界的に見ても「これ何?」って感じで手を出してこないでしょう。だって発砲酒が生まれた背景は日本独特の酒税の基準に合わせて造られているものだからです。

この酒、はっきりいって美味しくない。世界に向けて美味しいビールをを造るという部分からは無縁のところにあります。日本市場では発泡酒や第三のビールで成功するメリットは大きいといえますね。

これがマーケティングセンスというものなんです。海外を知らなくても日本の事情、文化圏の中で、微妙な差を嗅ぎ分ける嗅覚がこの先には必要になってくるのです。

やっきになって「世界の人が認める美味しいビール」を造っても、アメリカや中国のような大きな産業を壊してのし上がっていく国には勝てないので、この二つの国が攻めてこない部分を探り当てるのが必要不可欠になるのです。

このことからあらゆることを調べる」ことの大切さを知らなくてはいけません。これには働かないアリに必要なもう一つの要素「自分の興味のあることに没頭できる」が大きな力を発揮します。

現在では、インターネットの普及により「調べる」ことが簡単にできるようになりました。ひろゆきさんは、「1%の努力」として調べることを徹底的にやってほしいといいます。

たとえば、ふるさと納税をあげてみますと、どうせ払う税金なのだから、もの(返礼品)がもらえた方がいいし、その仕組み自体は、やらない理由がないのに「なんかめんどくさそう」と思って、調べもしない人がいます。

それから、「投資で一発狙いたい」と言ってる人に「iDeCo」と「NISA」のことを知らない人がいたりする。税制的に自分自身が得するしくみをわざわざ国が用意してくれているのだから、利用しない手はないのであります。

「ふるさと納税」にしても「iDeCo」、「NISA」にしても、ちょっと調べればすぐにトクなのは誰にでもわかるのに、それをしないのは情報弱者と言われても仕方がないと思います。

ここで言いたいのは、「調べる労力を惜しんではいけない」ということです。知らないだけで損するのはもったいないことだからです。

無理に、税金や投資のことを調べろとは言いませんが、自分の興味のあることならどうでしょうか? たとえば、「安くておいしい肉を手に入れる方法」なんていうのも調べたら出てくるそうですよ。

ひろゆきさんは、ステーキ・レボリューションという映画にハマって「ルビアガレガ牛」という世界一おいしい肉について調べ、でスペインで飼育され、事情があり日本では輸入できないがフランスで通販で買えることがわかったそうです。

興味が出たものは、徹底的に調べる。そして、納得するポイントを探る。「知りたいから調べる」を出発点にすれば、その調べる過程までが楽しくなる。」こうなれたならひろゆきさんの思考力が身に付いていってる証拠です。

『1%の努力』の感想・まとめ

ここで、ひろゆきさんの横顔を!

本名 西村博之

1976年、神奈川県生まれ、東京都に移り、中央大学へ進学。
大学在学中にアメリカ・アーカンソー州に留学。


1999年、インターネットの匿名掲示板「2ちゃんねる」を開設し、管理人になる。
2005年、株式会社ニワンゴの取締役管理人に就任し、「ニコニコ動画」を開設。
2009年に「2ちゃんねる」の譲渡を発表。
2015年、英語圏最大の匿名掲示板「4chan」の管理人に。
2019年、「ペンギン村」をリリース。


主な著書に、『無敵の思考』「働き方 完全無双』(大和書房)、『論破力』(朝日新書)などがある。 

この他にも著書が多数です。

本書で言いたいのは、「努力なんていうのは必要ない」ってことです。別に「努力すること」を否定しているわけではありません。好きなことをやってる人はそれを「努力」とは思っていないのですから。

ひろゆきさんは、18歳の時、浪人を経験し予備校に通われていました。そこには純粋に勉強が好きな人がいて、自分がどうあがいても勝てないことに気がついたそうです。

芸人とかスポーツ選手、作家といったある意味、センスがなければできない職業の人に努力で勝とうとするのは到底無理です。

人生において、自分には向いていない分野に見切りをつける・・・とても大事なことです。自己分析をし、自分の本当のタイプを見定めることを努力しましょう。

自分が、「放っておいても何かやるタイプ」か? それとも「何にもしないタイプ」か?

「何かやるタイプ」はそのままやりたいことをやるべし!

「何にもしないタイプ」は、消費者にしかなれないけど、手っ取り早く就職してそのまま、その会社にしがみつく生き方だって間違いではないのです。

なぜなら、それは「自分自身で考え、決断した」からです。

ひろゆきさんを特異な人物と判断している人は多分たくさんいると思いますが、これほど自分に正直で、自分らしい生き方を貫いている人はいないでしょう。

本書は、「自分にしかないもの」、「他の人があまり考えないもの」という武器に気がつき、勝てる勝負に勝ち、自分の持てる能力や機能をどこのポジションに持っていければ、人生がラクになり、生きやすくなる・・・結果「楽しい・幸せ」な毎日が送れるというものです。

その気づきこそが自分にとっての「1%の努力」なのだと感じました。もし共感いただけるならぜひ読んでいただきたい一冊です。

コウカワシン

最後までお読みいただきありがとうございます。

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この記事を書いた人

四国在住。
ミニマリスト。趣味は映画観賞と音楽鑑賞、読書、野球観戦。
映画は特に好き嫌いなくほとんどのジャンルーを観ます。音楽はジャズとクラシックが大好きです。読書は歴史書が好きでよく読みます。

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