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『LOVE理論』は、恋愛指南書のワクを超え、ビジネスにも使える戦略書である。

コウカワシン

こんにちはコウカワシンです。

今回は、水野敬也(みずの・けいや)さんの著書『LOVE理論』から学ばせていただきます。

男性の皆様、恋してますか?

唐突にすみません。近年の少子化に歯止めが、かからない状況ということで、原因として考えられる「未婚化の進展」「晩婚化の進展」がすごく心配です。

最近の若い人の傾向として、「個人主義」「独身主義」を貫き通す人が増えたと聞きます。先が見えない世の中は、そういった思想が増えていくことは、ある程度しかたがないのかもしれません。

けど、そういう考え方の人ばかりではありません。恋愛して将来的に家庭を持ちたい人だっているはずです。しかし、「相手がいない」という人が多いのだと思います。

考えられる原因として、「出会いの場がない」とか「理想の相手が現れない」、「好きな人はいるけど、こちらをふり向いてくれない」などの理由があるのではないでしょうか。

特に「好きな人がいるけど、こちらをふり向いてくれない」という状況にいる人は、恋愛的に苦しい立場といえますよね。どうにか「好きな人」をふり向かせたいものです。

恋愛指南書って、ちまたにたくさんあふれていますが、どれか参考になさった人も多いのではないでしょうか?

それで、うまくいったなら何よりですが、なかなか恋愛に発展するのは難しいと感じている方は、いっそ考え方を変えてみるのはいかがでしょうか。

ちまたの恋愛指南書とは真逆の本。しかも生々しい解説もアリで本音を語ってくれる本。そのような本がありました!

『LOVE理論』水野敬也 著

著者の水野敬也さんは、あの夢をかなえるゾウも書かれています。本書の中で水野さんは恋愛体育教師・水野愛也として登場します。

『夢をかなえるゾウ』のガネーシャのように、言葉は少し乱暴だけど、「愛のムチ」で恋愛の本音、アプローチ、攻略法を伝授してくれます。

今回は、いつもとは趣向を変えて、すでに既婚者のわたしも本書の「恋愛」という題材から、つれあいとの円満な生活を過ごすために学ばせていただきます。

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目次

『LOVE理論』はどんな本?

本書の目次

『LOVE理論』

はじめに
第1講 恋愛強者になるための根本原理「恋愛五大大陸論」
第2講 魅力的な男に「変身」する方法「デビュー理論」
第3講 女との出会いを劇的に増やす方法「出会いの鉄則・デートの鉄則」
第4講 男が必ずハマる恋愛の罠「DK心変わりの悲劇」
第5講 どんな女ともセックスまでたどりつける方法「お持ち帰り三大理論」
第6講 時代の最先端を行く恋愛理論「恋愛理論「最前線」」
第7講 ひとつ上の恋愛
最後に
綴じ込み付録 戦場のメリークリスマス理論

本書の内容

本書は、男性向けの恋愛理論書です。ただの恋愛理論書ではなく水野愛也こと水野敬也さんの経験値で語る「女性」の攻略法を記しています。

女性と付き合った経験があまりない人から、既婚男性までが、「女性」の興味を惹く行動、喜ぶ行動を知ることにより、円満な交際、円満な夫婦生活が送れる内容となっています。

『LOVE理論』は誰におすすめか?

本書はこのような人におすすめです。

『LOVE理論』がおすすめな人

  • 恋愛未経験な男性
  • なかなか理想の相手が見つからない男性
  • 自分に自信のない男性
コウカワシン

一応、恋愛に奥手であろう男性のタイプをピックアップしましたが、本書はかなり「女性の内面」を深くえぐった内容ですので、恋愛中、既婚者をふくめ男性全般におすすめしたいと感じます。

『LOVE理論』の要点は?

コウカワシン

わたしの独断と偏見でポイントを押さえていきます。

恋愛強者になるための根本原理5本

さて、まず女性をよく知るために以下のことを頭に入れておきましょう。

恋愛強者の理論

  • 執着の分散理論
  • うわっつらKINDNESS(カインドネス)理論
  • BTO理論
  • 自虐ギレ理論
  • 「大変じゃない?」理論

執着の分散理論

女性と複数交際してきた人は、あまり関係ないかもですが、(というか複数の女性とつき合える人は恋愛指南書なんて読まない)「フラれた」原因って何かわかりますか?

水野さんが言うには「余裕がなかった」からとのことです。

好きでもないどうでもいい女性の前ではいつもの自分でいられるし、そういう女性からホレられることもあったりするけど、好きな女性の前では緊張して余裕がなくなる・・・だから会話がギクシャクする。女性はそういう姿を見て「気持ち悪い」とか「変な人」と思うのです。

でもここで余裕こいて意中の女性に接することができる男性って、なかなかいないんじゃないでしょうか?

好きになればなるほどテンパって、どうしようもなくなって、そうした状況に耐えきれなくなって、ダメモトで告白する。こんな告白がうまくいくことはないですよね。だから「好きになった相手にはフラれていく」のです。

そこで、恋愛体育教師・水野愛也先生は、「たった一人の女性にホレ、その女性しか口説いてないから」だと言うのです。そこで発想の転換をしましょう。一人の女性に執着しなければいいのです。

何人もの女性を狙っていた場合どうなるか? たぶんそのとき「別にこの女性にフラれてもいっか」というような心の保険が生まれるのではないかというのです。

ここで、反論したい人もいますよね? 「恋愛って、一人の好きになった女性を口説くものでしょう?」という意見は確かにあります。けど、その女性を「好き」になった要素というのは、「外観が好み」とか、「ちょっとやさしくしてくれた」などの態度からではないでしょうか?

実際のところ、まだ付き合ってもいない相手に対して勝手な妄想をふくらませ「恋に恋している」状態の人は、かなりいるのではないかと感じましたね。

やはりいえるのは、「つき合ってなんぼ」なんですよ。1年でもつき合ってみて「あ、この子ってこういう性格だったの?」なんてことを発見するものです。

だからこそ、つき合うまでの口説きに関しては常時何人もの女性に声をかけ、執着心を分散させていくのも有効なのだということです。

(出典:LOVE理論より「デート時における緊張の度合い」)

上の図は、デート時における緊張の度合いを表したものです。「テンパり度」と「口説く人数」の相関関係はY=a/xの反比例の図で表せるとのことです。

口説く人数が少ないほどテンパり、逆に口説く人数が多ければ多いほど、テンパらなくなっていきます。これを目安にして、狙っている女性を5人くらいピックアップしてみてはいかがでしょうか?

「執着の分散理論」からの教訓

口説く女性を一人に限定せず、多数の女性を口説け

うわっつらKINDNESS(カインドネス)理論

  (出典:LOVE理論より「好きな男性のタイプ」)

女性は、優しい人が好きです。優しいといっても内面にある優しさはなかなか伝わるものではありません。女性が期待している優しさというのは「表面上の優しさ」なんです。

たとえば、「レストランで椅子を引いてあげる」とか「『寒くない?』と何度も聞いてあげる」とか「『今日、髪切った? とても似合っているよ!』と声をかけてあげる」とか「重い荷物をもってあげる」とかの一見で優しい人がわかるふるまいに女性は「優しさ」を感じるのです。

これを水野さんは「うわっつらKINDNESS(カインドネス)」と呼びます。本書では、なんと55の例をあげてくださっています。いろんなシチュエーションが考えられますので、できるだけ頭に入れておきましょう。

「うわっつらKINDNESS(カインドネス)理論」からの教訓

女性は優しい人が好き。一見で優しさがわかるふるまいをしろ

BTO理論

水野さんいわく「モテない男には共通の要素がある」そうです。その共通の要素とは「ロマンチスト」であること。ロマンチストといったら聞こえはいいけど、実際には恋愛に幻想を抱きすぎている状態だとしています。

つまり「理想が高すぎ」ということです。

現在の自分のレベルを高く見積もり過ぎ、好みじゃない女性とはデートもしたくない、はたまた・・・こんな女性といるところを友達に見られたらどうしよう、などという不安にかられ、その結果、現実における恋愛経験値を高めることができないので、モテない度も上がってしまうという悪循環が起こるのです。

改善策としては、「女性に対する幻想を捨てよ」です。具体的には「どんな女性とでもいいからとにかくつき合ってみる」であります。

水野さんも同じような経験をされていて、妄想と現実のギャップの違い過ぎに気づかれたそうです。「理想の女性」とか「高嶺の花」を目指すといった「理想」にたどり着くために、まずは現実を見るということで女性に慣れることが、恋愛能力を高める最も効果的な手段であるとされています。

だから、ホレたハレたの恋愛ではなく、どのような女性でもいいからどんどんつき合ってみる。まずは自分の中の女性像を打ち砕いたうえで、現実世界における理想の女性を目指すことが、自分の魅力度が上がっていくということなのです。

あ、「BTO理論」という名前は、この内容にはあまり関係ありません。この意味は、本書を読んでいただけたらご理解いただけます(笑)

「BTO理論」からの教訓

女性はつき合ってみなくてはわからない。まずは、どのような女性とでもつき合ってみろ

自虐ギレ理論

男をモテさせない要因は「ロマンチスト」だけではありません。最も大きな要因は「コンプレックス(劣等感)」だとされています。

自分のルックスや、肩書、服装、金などに劣等感のある人は恋愛に対して自信が持てず、女性をデートに誘うのにも躊躇してしまうものなのです。

「ロマンチスト」もそうですが、「理想の自分」から見たら「現実の自分」は、不完全であり、それが劣等感を抱くきっかけになります。

ちまたでは「劣等感の悩み」に、答える心理学書があり、たくさん読まれていますが、「ありのままの自分を受け入れなさい」なんて諭されても納得できないのではないでしょうか?

人に触れられたくないコンプレックスは自分自身を卑屈にします。その卑屈な態度こそがモテない要因なのです。自分のコンプレックスを笑いにする際に「ブサイクでごめんね」的な卑屈な態度を取る人がいます。これは自分の価値を下げる行為です。

恋愛において少しでも卑屈になったり自分の価値を下げる笑いのとり方をしていると、女性が好意を持ってくれることはまずないと見ていいでしょう。なぜなら、卑屈な人と一緒にいると自分の価値まで下がってしまうからです。

そこでおすすめなのが、コンプレックスを逆手に取り、強気で堂々としていることです。

水野さんもルックスがスケートの清水宏保選手に似ていることがコンプレックスでした。(何がコンプレックスなのかわかりませんが?(笑))

水野さんは、これが気に入らなかったそうです。しかし、そんな気持ちを知ってか知らずか、友人たちは「水野」と呼ばずに「清水」にスライドしていて、我慢ならなかったそうです。しかし「清水似」と言われるたびに押し黙っていたら、場の空気を悪くしてしまいます。そこで考えた対処策が、「自虐ギレ」理論なのです。

やり方は、

友人「水野ってさ、スピードスケートの清水宏保に似てるよね」
水野「誰が清水じゃー!」と言いながら次のポーズをとる。

(出典:LOVE理論より「スピードスケート清水宏保選手のスタートポーズ」)

 【解説】
まず、「誰が清水じゃー!」と言葉と口調では清水似と言われたことに不快感を示すのだけど、しかしスピードスケートにおける象徴的な「スタートポーズ」をとることで自らを清水選手に近づけ「矛盾」を作り出し、小笑いを取るという戦法です。

これはいろんな場面で応用できます。

ハゲの場合

「誰がハゲじゃー!」と叫びながら髪をかき上げ後退した生え際をアピールする。

デブの場合

「誰がデブじゃー!」と叫びながら腹部の脂肪をつまみ上げダンゴ的なものを作る

貧乏の場合

「誰が貧乏じゃー!」と叫びながら靴下の穴を見せる。

このように、どんなコンプレックスであろうと、必ずこのパターンに落とし込めることができます。ただし、ポイントは押さえることです。それが「強気で堂々としていること」なのです。

劣等感を逆手にとって笑いに変えてしまうとは、まるでお笑い芸人さんのようですが、このようなコンプレックスを卑屈に感じさせないことが、かえて好感度をアップさせてくれます。

「自虐ギレ理論」からの教訓

コンプレックスがなんだ。卑屈になるな。コンプレックスを逆手に取り笑いに変えろ。

大変じゃない?理論

女性が「優しい男性」が好きというのは、先ほど申し上げました。女性が男性に対して優しさを感じるときって、「愚痴につき合ってくれているとき」もあるのではないでしょうか。

それついて魔法の言葉があります。それは、「大変じゃない?」です。なんのことだか意味わかりませんかね?(笑) でもこれはわたしの娘も納得の言葉なのです。それでは、用例をあげさせていただきます。

用例1

男性「君、仕事は何をしているの?」
女性「看護師」
男性「へえ~!そうなんだ。看護師って大変じゃない?」

以上です。女性が何と答えようと「大変じゃない?」と聞くことにより、女性は「そうなのよ!」「聞いてよ!」と愚痴をこぼし始めるのです。

そりゃ、看護師なんて仕事は、ふつうに考えても大変なのはわかります。ですが、誰一人として不満を抱えずに過ごしているなんて人はいないので、他の仕事でも利用は可能なのです。

そしてこの「大変じゃない?理論」は、応用範囲も広く、たとえば女性の状況が大変ではないケースでも使用できるのです。その用例もあげさせていただきます。

用例2

男性「今どこに住んでいるの?」
女性「実家、実はあたし、ニートなんだ」
男性「へえ、実家にね」
女性「実家は楽でいいよ。めんどうはお母さんが見てくれるから」
男性「そういう面では安心だよね。けど、ニートって、意外と大変じゃない?」

先ほどの用例1の時とは違い、用例2では、「大変じゃない?」の前に「意外と」を付け加えました。女性は、一見大変ではないことの中にも大変な部分を探し始めます。この使い分けにより、ありとあらゆる局面から女性の愚痴を引き出すことができるのです。

男性は、「ぼくは君の愚痴を聞くために生まれてきた」と言わんばかりの包み込むような表情と、天使のごとくなあいづちでもって女性の愚痴を迎えることに徹するのです。

ここで注意点がひとつ!

女性の愚痴に対してああだこうだと自分の意見を言うのは絶対やめましょう。

男性は、女性が愚痴を言い終えた頃を見計らって「頑張ってるね」の一言を添えるだけでOKです。女性は愚痴をじっくり聞いてくれて優しく一言くれる男性にかなりキュンとくるはずですよ。

「大変じゃない?理論」の教訓

女性の愚痴は大いに聞くべし。

女性の愚痴には、

  • 「大変じゃない?」
  • 「意外と大変じゃない?」
  • 「頑張っているね」

この三つのセリフをフル活用しよう。

女性との出会いを劇的に増やす

出会いの鉄則・デートの鉄則

あるアンケートによると交際相手のいない男性の67%が「出会いがない」とのことです。

(出典:LOVE理論より「彼女ができない理由」)

そこの部分を突き、「出会いがないのはあなたの言い訳です。異性と出会う機会には積極的に顔を出しましょう。お料理教室や習い事を始めてみてもいいでしょう」という恋愛指南書もあるそうです。

そういう女性が出没しそうな場所に出向くのも一つの考えではありますが、慣れてない人が出会いに焦るあまり、不自然なコミュニケーションを取るケースがけっこうあるそうです。

出会いの鉄則 同性をオトせ

だったら、最初から出会いを目的とした「合コン」などが手っ取り早いでしょうね。でも「合コン」をセッティングするのも大変です。だからまず同性のモテ男に気に入られましょう。そのモテ男に「合コン」をセッティングしてもらうんです。これが出会いを制する秘訣です。

いざ、「合コン」になったら、「可愛い子いないかなあ」とか、実際に可愛い子がいたら「どうやって隣に座ろうかなあ」、「どのタイミングで連絡先を聞こうかなあ」なんて思わず、幹事を引き受けてくれたモテ男の顔色を気にしましょう。

そのモテ男は「飲み会の幹事」ではあるが、居酒屋をフィールドに「合コン」という名の試合を組み立てる「監督」さんなのです。だから、試合に勝利するために監督さんの「サイン」を読み取り、自分のポジションを守りましょう。

もし監督さんが自らトークで切り込んでいくプレーイングマネージャータイプなら、それをフォローしツッコミに回る役が必要だし、それ以外にも女性のグラスが空くのを気にするグラスチェンジ係、カラオケで全体が盛り上がるようにタンバリンを叩くタンバリン奉行、注文を入れるために店員を呼ぶピンポンCEOなど、その場の状況に合わせてポジショニングする必要があります。

つまり、自分の能力のアピールを女性に向けてするのではなく「監督さん」にし、これからもあるであろう「合コン」のスタメンチーム入りを目指すのです。すると・・・放っておいても誘いがかかり、自然と女性に出会う機会が増えるのです。

その「合コン」という競技のポジションは、本書に事細かく書いてますので、ぜひ参考にしてください。

そしてもし、どストライクな好みの女性が現れたなら、手を出す前に必ず「監督」さんにお伺いを立てること。それが仁義です。これまでお世話になった監督さんに礼儀を尽くすのは当たり前のことです。たとえ監督さんが年下でも守りましょう。

「出会いの鉄則 同性をオトせ」からの教訓

出会いの機会を増やしたいならば、女性にモテる優秀な監督を探し、すみやかに自分の魅力をアピールすること

デートの鉄則 ファーストメールはホメ言葉を

「飲み会の終わりで連絡先を交換する」・・・ここまで行けたら、ファーストメールを送りましょう。では、どのような内容を書くべきでしょうか?

よくあるのが「返信が来る可能性の高いメール」。たぶん内容は「毒にも薬にもならない」ような差し障りのない内容でしょうね。「メールのやり取りをしていくうちに恋愛感情が芽生える」ことを期待しているのかもですが、恋愛はそれほど甘くないと水野さんは言います。

恋愛体育教師・水野愛也なら、こういうメールを送るそうです。

(出典:LOVE理論より「水野愛也先生のお手本メール」)

うわっ!ストレートですね~!!即デートのお誘いメールです。躊躇しません。これが男らしいと言える内容ですね。でもきちんとポイントを押さえています。

それは、「相手をほめること」しかも「あなたの外見が好みである」と言われて女性にしてみたら悪い気はしないのです。それを真っ先に伝えることは大事なのです。

でも、最初から自分の気持ちを伝えたら、相手に気持ち悪がられることもあるかもしれません。たしかに「いきなり、誘ってくるって、何なのコイツ」とバカにされるかもしれませんが、そのリスクを背負ってでもファーストメールでは「オレは今からあんたを狙っていくよ」と伝えなければいけないのです。

なぜなら、それは初めて交わされる二人だけのコミュニケーションであるからです。想像してみるとすぐにわかるのですが、ファーストメールというのは、「二人だけになったとき自分は相手に対してどのようなスタンスでいくのか」を決定する非常に重要なメールなのです。

ファーストメールで口説く、つまり宣戦布告したのと同じです。これでもし返信がなかったとしたら、潔くあきらめましょう。ファーストメールで大事なことは、自分の意思をハッキリと伝え、攻めのスタンスを伝えることなのです。

「デートの鉄則 ファーストメールはホメ言葉を」からの教訓

ファーストメールは、「戦いのノロシ」。狙った相手に攻めのスタンスを伝えろ。

デートの鉄則 ホームで戦え

ファーストデートって、大事な儀式です。女性は、男性のエスコート能力を見て「頼れる」人かどうかを見ています。そんな時、どのようなデートを心がければよいのでしょうか?

答えは簡単、「自分が最も輝ける場所」です。

モテる男性は、その辺のことがわかっていて、「自分がどの場所でどんな行動を取れば輝くか」を知っています。つまり、自分の魅力を後押ししてくれる場所で勝負するのです。

これを水野さんは「ホーム理論」と言います。デートに慣れていない人は最初のデートで、おしゃれな場所、夜景のきれいな場所、流行スポット、クラブなど、行き慣れていない緊張するような場所を選びがちです。

そういう不慣れな態度って、女性はしっかり見ています。自分のホームであるなら、それがたとえしょぼい場所でも、自分が自信を持ってエスコートでき、かえて楽しい時間を過ごせるかもしれないのです。

でも、自分にとって自信がある場所でも、相手が快くOKしてくれない場合もありますよね。そこで誘う際に少し工夫する必要があります。

水野さんのホームは「浅草花やしき」なのだそうです。花やしきなら、自信を持ってエスコートできるそうです。けど、誘っても、OKもらえないと思う場合の工夫は、

逆に、花やしき行かない?」

なのだそうです。これを「逆に理論」と言います。自分のホームグランドが、一般的な女性が好まない場所であった場合は、「逆に」をまくらに持ってくるだけで、あんがい効果があるそうです。

これは何にでも使えるそうですよ。たとえば、自分がパチンコやゲーム好きなら「逆に、パチンコ行かない?」とか、「逆に、ゲーセン行かない?」とか、応用範囲が広いのです。

高度な技術として、「逆に、俺のウチ来ない?」なんて離れワザもありです。こうするだけで下心見え見えでも全体の雰囲気をふんわりさせれます。

「え~!、いきなり家はないでしょ」と断られた場合、「じゃ~、逆に、キミのウチ行こうか」とさらに「逆に」をつなげる「逆の逆理論」などの応用も可能なのでぜひ押さえておきましょう。

「デートの鉄則 ホームで戦え」からの教訓

ファーストデートは、自分に自信のある場所でやるべし。気乗りしない相手に対しては「逆に理論」で反撃せよ。

女性を感動させよう

サプライズやっちゃいましょう

女性とつき合うには、「サプライズの原則」を知っておく必要があります。これから迎えるであろう誕生日やクリスマスなどのイベントにぜひ活用させましょう。

「サプライズの原則」がなぜ必要かというと、相手を驚かせ、喜ばせるという行為こそ、恋愛のすべてが詰まっているからです。

それでは「サプライズの原則」における「鉄則」4つをあげてみたいと思います。

サプライズの鉄則 その一 「相手を不安にさせる」

世の中、不思議なことにいつも楽しませてくれたり、呼べば必ず来てくれる男性より、ちょっと不安にさせたり、もしかしたら離れていってしまうんじゃないかと思わせるような男性の方がモテているそうです。

理由の一つに、これらの不安が、幸福を増幅させるスパイスとして効いているからだそうです。

(出典:LOVE理論より「安心と不安の相関図」)

女性を不安にさせる男性は、その「魅力」のほとんどが「不安」と「安心」の振り幅で作られていることを知っているのかもしれません。

たとえば、行列のできるラーメン屋さんの場合、行列に並ばないと食べられないという飢餓感は、ラーメンを食べた時のおいしさを増幅させるスパイスとして機能しています。

パチンコなどのギャンブルも「ハマり」という状態があるからこそ、大当たりした時の幸福感を何倍にもさせる効果があるのでしょう。

モテる男性に話を戻しますと、その男性は「不安を作り出せる男」と呼ぶこともでき、その意味で「サプライズ」を得意とする人ほど恋愛上手と言えるのです。

では、恋愛上手ではない人はどうすればいいかというと・・・恋愛力を磨くしかありません。そういった意味で「人に喜ばれる」特訓をしましょう。

たとえば、両親の誕生日、仲の良い友人の誕生日にサプライズをすることから始めてみると、おどろくほど恋愛力が上がりますよ。

「相手を不安にさせる」の鉄則

恋愛力を磨き、相手の不安と喜びを引き出し、サプライズを演出できる恋愛上手になろう。

サプライズの鉄則 その二 「相手のキャラクター・背景にこじつけたプレゼントを選ぶ」

水野さんの経験談から

昔、女にサンドバッグをプレゼントしたことがある。その女はまあツッコミの激しい女で、俺もよくビシバシと』殴られとって、それを踏まえて』こう言って渡した。

「誰もそばにいないとき、これを俺だと思って殴ってくれ」

さらにこのプレゼントは単純にギャグだけではなくてダイエット効果もあったりで、かなり喜ばれとった。

プレゼント一つとってみても、ものすごい工夫の跡が見えませんか? 水野さんは、「女性は、男性がそのプレゼントを選ぶためにどれだけ頭に汗をかいたかを見ている」と言います。

たしかに、高価な品を贈るのは手っ取り早いかもしれませんが、それだけではヒネりがありません。女性は「自分のために頭に汗をかき時間をかけて考えてくれた」と、男性の誠意を感じずにはいられないでしょう。

それを前提として、プレゼント選びをする際に「相手のキャラクターや背景」をヒントにすることなのです。言い方を変えれば、その人に渡すだけの理由があるものをプレゼントを選ぶということです。

注意点としては、

たとえ手間暇かけてプレゼントを選んだとしても「これは、こうこうこういう理由で選んだ」などと恩着せがましく言ってはいけないということです。

わざわざそんなことを言わなくても、そのプレゼントに必ずハートが宿っていることを相手はわかってくれます。

「相手のキャラクター・背景にこじつけたプレゼントを選ぶ」の鉄則

「相手のキャラクター・背景」を知り、プレゼント選びを考えぬくこと。そしてドヤ顔でプレゼント自慢をしないこと。

サプライズの鉄則 その三 「仕込み」

先ほどのプレゼント選びに関してですが、誕生日とか、クリスマスとかのイベントまでに相手のことを最低でも4つは押さえておきましょう。その4つとは、

相手について知っておくべき4つのこと

  • 「好きな食べ物」
  • 「好きな花」
  • 「行きたい場所」
  • 「誕生日」

それを聞き出せたら、合コン中だろうがデート中だろうが、すぐに席を立ちトイレにでも行ってメモること。そうすることで常日頃からサプライズの種をまいておくことができます。

「仕込み」の鉄則

「相手について知っておくべき4つ」を聞き出せたら、知られないようにメモり、サプライズの種をまくこと。

サプライズの鉄則 その四 「相手との距離を見失うな」

あなたは、相手との距離感をうまくつかめていますか?

下の図をご覧ください。

たとえば、初対面なのにいきなり何十万もするプレゼントをされたら、たいていは警戒心を持つか、むしろ不快に思うのではないですかね。

プレゼントも「親密度」を頭に入れていないとただただ「キモいゾーン」から抜け出ることはできません。初対面ではないけど、つき合い始めて間がない場合でもそうです。

この図は、常に頭に入れ交際期間が長くなっても、相手に対し失礼のないよう均衡をとる必要があるのです。恋愛上手な男性は、こういう部分が優れています。

たとえば、「好き」という言葉を一つとっても、まだ親密度が低く距離感が遠い場合は、おどけたり冗談っぽく「好き」と言い、距離感が近づいたら「好き」と真顔でいって親密度を爆上げします。

「相手との距離を見失うな」の鉄則

距離感・親密度を測る図を常に頭に入れ、行動の指針とし、判断はその都度、自分の肌感覚で決めよう。

『LOVE理論』の感想・まとめ

本書は、男性にしても女性にしても、お互いがWin-Winの状態になるのが一番。そのためにはどうすべきかを考えるのに最適です。

わたしの感想ですが、この本は恋愛指南書という枠組みながら、ビジネス書の要素も多分にあり、男性の部分を「自分」に変え、女性の部分を「顧客、取引先」に変えてみると、十分に戦略的に使えるのではと思います。

昔は、恋愛のほか、お見合いなども利用して、どのような男性でもある程度、結婚できていましたが、今では女性の社会進出もめざましく、「結婚」という価値観が昔ほどなくなりました。

だからといって、恋愛そのものが色あせることはないと思いますし、男女の相互理解も深めるためには、「交際する」ことも大事です。特に男性には女性の人権のために大いに交際していただきたいと考えています。

そして、既婚者の方が読んでも、思わぬ気づきがあると思いますし、奥様のことを知り、いたわりの心を忘れなければ、熟年離婚の数も減るでしょう。

たしかに本書を読んで、恋愛自体に理想を持つ人は、幻滅するかもしれませんが、お互いにつき合うのは生身の人間です。生身の人間が本音でつき合うということに、本書は大きな役割を持っていると思います。

今回は省きましたが、「魅力的な男に「変身」する方法「デビュー理論」」などは、自分自身を客観的に見れるきっかけになると思います。

まあ、試しに読んでみて損はない本だと思いますので、ぜひご一読ください。

コウカワシン

最後までお読みいただきありがとうございます。

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この記事を書いた人

四国在住。
ミニマリスト。趣味は映画観賞と音楽鑑賞、読書、野球観戦。
映画は特に好き嫌いなくほとんどのジャンルーを観ます。音楽はジャズとクラシックが大好きです。読書は歴史書が好きでよく読みます。

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