
こんにちはコウカワシンです。
今回は、藤田田(ふじた・でん)さんの著書『ユダヤの商法』から学ばせていただきます。
『ユダヤの商法』はどんな本


『ユダヤの商法』は、ズバリ!「真の商売」を教えてくれる本です。
本書はこのような本
日本マクドナルド創業者の藤田田(ふじたでん)氏が1972年に出版した『ユダヤの商法』は名著として知られ、当時でも82万7000部の大ベストセラーとなりました。
そして2019年4月に「藤田田 復活プロジェクトチーム」が、本書を含め6冊の書籍を復刊させました。
なぜ今、藤田田氏の名著を復刊するのか?
それは、多くの日本人にとって日々暮らす社会環境が劇的に変化し、非常に厳しい時代を迎えたからです。たとえば、終身雇用の終焉に、ジョブ型雇用、そして昨年よりのコロナ禍による経済の停滞など、将来が展望できない事態が襲いかかってきているからです。
これからのビジネスは、自分の頭で考え、切り開き、その資金も自分で調達する必要に迫られています。
そこで、藤田田氏の提唱する「商売のアイデアを見つける力」「それをすぐに実行する力」が求められているのではないでしょうか?
この2つの「稼ぐ力」を今の若い人たちに伝えたいという目的で企画されたそうです。
藤田田氏の6冊の名著は、
『ユダヤの商法』『勝てば官軍』『金持ちだけが持つ超発想』『クレイジーな戦略論』『頭のいい奴のマネをしろ』『ビジネス脳のつくりかた』です。
6冊とも個性的な題名で、どれもこれも読みたくなってしまいますね。
今回は、この中から『ユダヤの商法』を学んでみたいと思います。
本書はどのような人におすすめか?
本書は、このような人におすすめです。
『ユダヤの商法』は、このような人におすすめ!
- 経営者
- ビジネスマン
- 新しい未来を自らつくりたいと望む人
『ユダヤの商法』の要点は?


ユダヤ商法の「定石」こそ金儲けのノウハウ
この本を読んで思うのは、今のビジネスシーンとすごくかぶるところです。
たとえば、
- ❝契約書❞も商品である
- 時間も商品である
- 損しても納期を守る
- 一手先を読め
- 休息は必ずとれ
などは、本書の中の一部ですが、納得いく内容ではないでしょうか?
契約書を守らない人や企業とは、まともなビジネスはできないし、時間にルーズでは話になりません。大損しても納期を守ってくれる会社とは引き続き取引をしたいし、先見性は思わぬヒット商品を生むでしょう。
そしてビジネスには適当な休息が必要とする合理的な考え方、週6日働いて1日休むというのは実は、ユダヤの教えなんですよね。
まさに大昔から伝わる「ユダヤの商法」は、現代にも通じる経典にも思えてきます。
今回は、わたしの独断と偏見で、本書の要点を紹介したいと思います。
78:22の宇宙法則
「78:22」は不変の法則
「78:22」・・・何のことだかわかりますか?
とにかくこの世のものは、「78:22」の割合で成り立っているというユダヤの法則なのです。
たとえば、
- 人の体の構成 水分78:その他の物質22
- 空気中の成分 窒素78:酸素など22
- 地球 海78:陸22
など、あげればキリがないほど、この「78:22の法則」は、人間の力ではいかんともしがたい大自然の宇宙の法則なのです。
ユダヤ的に言えば、儲けの法則も「78:22」
世の中には「お金を貸したい人」と「お金を借りたい人」のどちらが多いでしょうか?
実は「お金を貸したい人」の方が多いのだそうです。たとえば、銀行は多くの人から借りて、一分の人に貸していますよね。
「貸したい人」78:「借りたい人」22
もしも「借りたい人」が多くいたら、銀行はたちまちつぶれてしまいます。サラリーマンでも、儲かる、とすれば「貸す」人が多いはずです。
マンション投資などのインチキ金融にひっかかる人が多いのも、「借りたい人」より「貸したい人」の方が多い何よりの証拠なのです。
ユダヤ人はこの「78:22の法則」を活用し儲けてきました。
マクドナルドも「72:22の法則」を活用
マクドナルドのメニューで「サンキューセット」があったのを覚えていらっしゃる方はいませんか?
1987年にハンバーガー・飲料・ポテトのセットで、「サンキューセット」(390円)を発売していたのです。
500円を出せば110円のおつりですね。
この比率なんです。
500円ー390円(78)=110円(22)
このサンキューセットは、お買い得感のあるセットとしてバカ売れしました。
日本マクドナルドのHPでも
お客さまへの感謝の気持ちをこめて命名した「サンキューセット」は「新語・流行語大賞」大衆賞を受賞し、社会現象とまで言われるほどに。1日あたりの売り上げ記録も過去最高を記録しました。
とコメントがありました。
もちろん、これだけで成功をおさめたわけではありませんが、人間にとって無意識的に心地良い価格設定だったと言えますね。
狙いをさだめろ(女を狙え・口を狙え)
「ユダヤ商法に商品は2つしかない。それは女と口である」
なかなかに衝撃的な言葉ですね。この言葉は藤田氏が、なんどもユダヤ人から聞かされた言葉だそうです。
ユダヤ人に言わせると『ユダヤ商法4000年の公理』なのだそうです。しかも『公理であるから証明は不要』とまでされています。
女を狙え
「女性をターゲットにした商売は必ずうまくいく」ということなのですが、本当のようです。反対に男性を相手にしても女性の時と比べれば10倍以上の難しさがあるといいます。
なぜなら・・・男は金を持たないからです(笑)
独身の人は別にして、家庭を持つ男女で財布のひもを握る、つまり決済の主導権を持っているのは圧倒的に女性の場合が多いことから出た言葉なのです。
妖しくきらめくダイヤモンド。豪華なドレス。指輪。ネックレスなどのアクセサリー。高級ハンドバッグ・・・こうした商品は女性なら手に入れたくなるだろうし利潤も大きい!しかも男性だって女性にプレゼントするために買うかもしれない。
女性をターゲットにした商品は商人に多大な利益をもたらします。
そんな高級品は興味がないと言っている女性でも、「鬼滅の刃」「呪術廻戦」「どうぶつの森」や「愛の不時着」そして「韓流」などに興味がある人はいるはず。大ヒットさせるには女性にウケる必要があるということなのです。
ユダヤの商人は「商才のある人が、女を狙って商売をすれば必ず成功する」という認識を持っているのです。
口を狙え
口を狙えとは、何かというと、『口に入るものを取り扱う商売』なのです。
たとえば、
八百屋、魚屋、酒屋、乾物屋、米屋、お菓子屋、くだもの屋などと、料理屋、飲食店、レストラン、バー、キャバレー、クラブなどの人が口に入れそうなものを提供する商売は儲かるということなのです。
なぜなら、口に入ったものは、必ず、消化され、排出されます。一個100円のアイスクリームも一枚数千円のステーキも、数時間後には廃棄物となり排出され、次の商品が必要になるからです。
このような商品は他にはなく、一日も休まずに稼いでくれるのは銀行預金の利息と、「口に入れる商品」だけなのです。
マクドナルドは「口を狙う」
藤田氏が日本マクドナルドを設立したのは1971年。その当時の日本人は総体的にたんぱく質のとり方が少なく、背は低いし体力がない。国際的に競争に打ち勝つには、まず体力から作らなければいけない。ハンバーガーが日本人の体質を変えるきっかけになれば、からでした。
それまでの藤田氏は、輸入雑貨販売店「藤田商店」で、ハンドバッグやダイヤモンドなどの商品を取り扱われていました。ユダヤ商法で「第一の商品」といわれる女性商品を扱っていたわけですが、「第二の商品」の口に入る商品にも目を向けられたわけです。
藤田氏は本書で「ハンバーガーで日本人を金髪に改造する」なんてことを言っています。
これから先、肉とパンとイモのハンバーガーを、1000年ほどたべつづけるならば、日本人も、色白の金髪人間になるはずだ。欧米では、ネクタイ1本にしても欧米人に合わせてデザインされている。
ところが日本人はみんな黄色い肌と黒髪黒眼のせいかデザインの分野が発達しなかった。こんな単純な国をコントロールできない政治家や財界人では、世界制覇など夢物語にしかすぎない。
日本人を金髪にして世界に通用する人間となる日まで、私は、一生懸命にハンバーガー食べさせる。
なんだか、ありえないような話ではありますが、現在にでも通用する欧米文化の普及に力を入れていたことに違いはありません。今では、日本人も体格が大きくなりましたし、髪の毛の色もさまざまにデザインし、自分に合う欧米文化を取り入れていますよね。
ユダヤ商人の特徴
ユダヤ人は契約の民
ユダヤ人は❝契約の民❞といわれ、ユダヤ商法の神髄は『契約』重視の姿勢なのです。
ユダヤ人が、信奉するユダヤ教は「契約の宗教」ともいわれ、旧約聖書は❝神とイスラエルの民の契約の書❞とされています。
「人間が存在するのは、神と存在の契約をして生きているからだ」と信じているのです。
だから、「人間同士の契約も、神との契約同様、破ってはいけない」と言うのです。それだけに債務不履行などという言葉は、ユダヤ商人には存在しないし、相手の債務不履行に対しては、厳しく責任を追及し、容赦なく損害賠償の要求をつきつけます。
契約書も商品
そのようなユダヤ商人ですが、儲かるとなったら自分の会社を商品として売り飛ばすこともあります。そして神様との約束の「契約書」も平気で売ってしまうそうです。
ユダヤ商法では会社や契約書すらも「商品」なのですが、契約書を買い取ることを専門にしているユダヤ人もいるそうです。契約書を買い取って、契約を売り手に代わって遂行し、利益を稼ぐという商売です。もちろんこのようなことは信用を第一に安全なものに限られます。
このような人を「ファクター」というそうです。日本の大手商社も海外ではこのファクターと関係を持つことがかなりあるそうです。
藤田氏の会社にもファクターがやって来て、
「コンニチワ、フジタサン、イマ、ナニヤッテマスカ?」
「うん、ちょうど今、ニューヨークの高級婦人靴商と10万ドルの輸入契約を結んだところだ」
「オーナイス。ソノケンリ、ワタシニ ユズッテモラエマセンカ? 2ワリノ マージン ヲ キャッシュデ ハライマス」
ファクターはこのように素早く斬り込んできます。藤田氏もソロバンをはじき、二割のマージンに納得すると権利を売る。ファクターはさっそく、契約書を手にニューヨークの靴商のもとへ飛び、
「ミスターフジタノ イッサイノケンリハ コンゴハ ワタシニアル」と、宣言します。
藤田氏は、キャッシュで二割のマージンを受け取り、ファクターは高級婦人靴でひと儲けするのです。
ファクターは、自分で契約をまとめるわけではないから、よほど信用のおける商人の契約書でなければ買いません。藤田氏もファクターをやってみたいもののその土壌が日本にないため踏み切れないと本書に書いてあります。
「きれいな金」、「きたない金」はない
日本人は、水商売とか、投げ銭、アフィリエイト、オンラインサロン、株で稼いだ金は「きたない金」、逆にコツコツと汗水垂らして働いて稼いだ金は「きれいな金」と金の素性についてやかましい人種です。
たしかに一瞬で多額のお金を稼いでいるのを見ると悔しくてそういう考えになるのかもしれません。でもユダヤ人から見ればこれほどナンセンスな考え方はなく、どの金にも「何々で稼いだ金」なんて書いていません。
たしかに脱税や犯罪で得た金はダメですが、正当に稼いだ金であれば、きれいもきたないもないのです。
1万円は1万円。1000円は1000円。どの手段で稼いでもそれなりの苦労はあります。楽に見えるなら自分でやってみればいいのです。
税金分だけ余分に儲けろ
「ユダヤ人は税金をごまかさない。税金は国家との契約である」
契約はどんなことがあっても守るユダヤ人にとっては、脱税は国家に対する契約違反にほかならないといいます。迫害され続けてきたユダヤ人は、税金を払うという約束のもと、その国の国籍を与えられていると思っているので、税金に対しては厳正なのです。
ということで、むざむざ税金を取られっぱなしのユダヤ人ではありません。税金を払ってでもちゃんと釣り合うような商売をするのです。
つまり、利益計算をするときに、税金分をあらかじめ差し引いた利益をはじき、商売をするということです。
藤田氏のユダヤ商法
❝薄利多売❞はバカの商法(ユダヤ商法と大阪商法)
日本で商いと言ったら大阪商人に代表される大阪商法ですよね。「薄利多売」といって利益は少ないけどたくさん売って稼ぐ商法です。
けど、その商法はユダヤ商人から見たらナンセンスなのです。
「たくさん売って、薄利とはどういうことだ? たくさん売るならたくさん儲けるべきだろ!」
ユダヤ人は決まってこう言います。
日本人から見れば安売りは当然で、客も安い店を吟味するし、店も他店より安くして多く売ろうとします。
けどそれは結局、『死のレース』・・・薄利競争は、お互いの首に縄をかけて、ヨーイ、ドン、で引っ張り合うようなものです。
利益を確保しない商売はビジネスとして成立しないというのがユダヤ人の考えなのです。日本はたかだか2000年。ユダヤの5000年に比べたらまだまだ鼻たれ小僧といったところですね。バカにされても仕方がありません。
厚利多売で儲けろ
薄利は疲弊するのみのバカの商法・・・では厚利にするのはどのようにすればいいのでしょうか?
それは「❝稀少価値❞を売る」です。
このような話があります。
かつて豊臣秀吉にルソン(現在のフィリピン)から珍しい壺を持ち帰って「これはイギリスの宝物でございます」と献上した堺商人がいました。
秀吉は、大変に珍重して、合戦で戦功をあげた大名に、この壺を贈りました。大名も家宝として代々この壺を伝えたが、徳川300年の鎖国が解けてみると、なんとその壺は、西洋の便器だったことが判明したのです。
その便器が日本でイギリスの宝物としてまかり通ったのは、当時の日本に、同じものが二つと存在しなかったからです。秀吉も大名も、その稀少価値を珍重し自尊心を満足させたのでした。
貿易商のうま味って・・・ここにあるのです。
外国では1000円で買えるものが、日本へ持ち帰れば100万円の値段をつけても売れることすらある。その商品に稀少価値があればあるほど、利幅が大きい。
そういった商品を安く仕入れ、高く売りさばくのが、すぐれた輸入商であり、また反対に外国へ持ち出せば稀少価値のあるものを高い値段で外国に売りつけるのが、腕の立つ貿易商なのです。
ユダヤ商法のバックボーン
金銭教育は小さい時から行うべし
ユダヤ人は、子供たちに小さなころから金銭教育を行います。
たとえば、庭の芝刈りを手伝えば10ドル。朝の牛乳を運べば1ドル。新聞を買いに行けば2ドル、というふうに仕事の量で与える額を分け、どの子がやろうと、その額は変わりません。同一労働同一賃金なのです。
日本人の家庭なら、たぶん、「子どもにお金の話なんて!」と言う人も多いですよね。
そして家庭によっては毎月定額のこづかいを子どもに与え、年功序列で額も違うという、まるで日本の大人の社会を思わせることを家庭でも行っている感じです。
最近、日本でもジョブ型雇用が採用されてきていますが、欧米ではだいぶ前から労働者やビジネスマンが能力給、能率給に徹し、同じ仕事なら、20代も40代も同じ額の賃金を受け取るのが当然だとしています。
その違いは、この子どもの頃からの金銭教育、労働教育の違いによるものではないでしょうか。
言い方は悪いけど、日本では情操教育で、まだ幼く音符も読めない子どもにやりたくもないピアノ教育を押し付けている教育ママが多いですが、そんな一銭にもならない教育をするかわりに、金銭教育をバッチリやれば、将来、左ウチワで暮らせる人物に育つのではないでしょうかね。ちょっと言い過ぎですが(笑)
納得するまでたずねる
日本人は海外へ行き、ガイドに案内されて名所旧跡を見て回り、満足して帰る民族です。これは学生時代の修学旅行などの延長というのが抜けきっていないからではないでしょうか。
名所旧跡には興味を持つけど、イギリス人、フランス人、アメリカ人、そしてユダヤ人の区別のつく人が何人いるのでしょうか?
日本人が白色人種の区別をつけにくいように、白色人種の方でも日本人と中国人、朝鮮人を見分けることは、なかなかに難しいそうです。
しかし、ユダヤ人だけは別だそうです。
ユダヤ人は、名所旧跡に特段の関心は示さないものの多人種や他民族の生活や心理、歴史に対しては、専門家以上の好奇心を持ち、その民族の裏側まで、のぞき込もうとします。
それはなぜか?
こうした好奇心は、ユダヤ人の長年の放浪と迫害の歴史からくる他民族への警戒心であり、自己防衛本能のなさしめる悲しい習性といわれていますが、この好奇心がユダヤ商法の大きなバックボーンになっているのです。
初めての場所に訪れる際にも必ず予備知識を頭に入れて行きますし、知らないことは自分が納得するまで質問攻めにする。彼らは決して中途半端に納得をしないのです。
これが、ユダヤ商人との取引でも発揮され、「納得するまで質問し、納得してから取引をする」これがユダヤ商法の鉄則と言われています。
敵状を知れ
納得するまでたずねるユダヤ人は、克明なメモを取るように、旅行先の民族の風俗習慣をビデオや写真などで撮り記録して保管するのだそうです。
そして楽しみながら、異国の風習を家族に紹介します。これにより日本に来たことがないユダヤ人の子弟が、日本のことに非常にくわしいということがよくあるそうです。
孫氏の兵法『敵を知り、己を知れば、百戦危うからず』を先刻承知なユダヤ人ですね。
『ユダヤの商法』の感想・まとめ


「ユダヤ商法」を含めユダヤ人というものに、すごく興味が湧く本ですね!
ユダヤ教をベースにユダヤ人が5000年の歴史をかけて作り上げてきた哲学だと思います。
藤田氏は東大に入学する以前にお父上を亡くされていたので、学生時代は学費も生活費も自分自身で稼ぎ出さなければなりませんでした。
そこでGHQの通訳を始め、ユダヤ人に接することで「ユダヤ商法」を学び、大学卒業後は貿易商として身を立て、ユダヤ商法を実践しながら、日本マクドナルドを設立するに至ったのです。
この本を出すきっかけには、「お金を儲けたら、社会に還元する」という大義名分があったそうです。本書は本当に役に立つ❝こうすれば確実に儲けれる❞といった生きたビジネス書であるのではないでしょうか。
本書を読んだからと言って、最初からうまくいくビジネスはないかもしれません。それはここに書かれている定石を100%守ることは難しいからです。
ですが、何度も繰り返し読み、理解したうえで、100%に近いことができれば、お金儲けに成功する可能性がグッと上がるのではないでしょうか?
そういったうえで、ぜひとも読んでいただきたい一冊です。
『ユダヤの商法』の概要


本書の目次
『ユダヤの商法』
Part1 これがユダヤ商法だ
Part2 私自身のユダヤ商法
Part3 ユダヤ商法のバックボーン
Part4 銀座のユダヤ人語録
Part5 「円」を吸うユダヤ商法
Part6 ユダヤ商法とハンバーガー
著者の紹介
藤田 田(ふじた・でん)
1926(大正15)年、大阪生まれ。
旧制北野中学、松江高校を経て、1951(昭和26)年、東京大学法学部卒業。
在学中にGHQの通訳を務めたことがきっかけで「藤田商店」を設立。学生起業家として輸入業を手がける。
1971(昭和46)年、世界最大のハンバーガー・チェーンである米国マクドナルド社と50:50の出資比率で「日本マクドナルド(株)」を設立。
同年7月、銀座三越1階に大第1号店をオープン。日本中にハンバーガー旋風をまき起こす。
わずか10年余りで日本の外食産業での売上1位を達成し、以後、トップランナーとして走り続ける。
1986(昭和61)年、藍綬褒章受章。1989(平成元)年、大店法規制緩和を旗印に米国の玩具小売業トイザラス社との合弁会社「日本トイザらス(株)」を設立し、全国展開した。
社団法人日本ハンバーグ・ハンバーガー協会初代会長。
創立30年にあたる2001(平成13)年7月26日、日本マクドナルドは店頭株市場に株式公開を果たした。2004年4月21日逝去(満78歳)。


コメント