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お金持ちになるには、コレが必要!『となりの億万長者』から学ぶ7つの法則

コウカワシン

こんにちはコウカワシンです。

今回は、トマス・J・スタンリー/ウィリアム・D・ダンコの共著『となりの億万長者』から学ばせていただきます。

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目次

『となりの億万長者』はどんな本?

『となりの億万長者』は、ズバリ!「真の金持ち」とはどういう人なのかを知ることができる本です。

本書はこのような本

皆様は、億万長者ってどのような人を思い浮かべますか?

高級住宅街に豪邸を構え、高級車に乗りまわし、身に付けているものはブランド品ばかりで、買い物や外食に羽振りの良さを見せ、というようなイメージではないでしょうか?

テレビとかで見かけるお金持ちって、いかにもこのような感じの方ばかりですよね。

けど実際は、この反対で、ふつうの住宅地のふつうの家に住み、けっしてお金持ちとはわからないような暮らしぶりの方が多いのだそうです。

本書では、それを踏まえ、お金持ちの定義を示してくれました。

そして、お金持ちの目安として「期待資産額」の算定が必要です。

「期待資産額」とは、

期待資産額(年齢に、税引き後の年間家計所得(相続から得られる年収は含まない)をかけ、10で割る。ここから遺産相続額を引いた金額)が、現資産より多いか少ないか?

「期待資産額=税引き前の年間所得×年齢÷10」

これにより、「蓄財優等生」「蓄財劣等生」がわかります。

蓄財優等生は、資産が期待資産額より多い人。

蓄財劣等生は、資産が期待資産額より少ない人。

これで浮き彫りになるのが、いくら年間所得が多くても浪費家もしくは節税及び不労所得を得る努力をしていない人は、どんなに頑張っても億万長者にはなれないということなのです。

では蓄財するには、どうすればいいのか?

を知るのが本書の目的であります。

本書は誰におすすめか?

  • 浪費癖のある人
  • 節税メリットを知らない人
  • 投資などの不労所得を得るメリットを知らない人
  • FIRE(早期リタイア)したい人

『となりの億万長者』 の要点は?

まず、どのような人が億万長者になるのか?

所得を爆上げしたらお金持ちになれると思う人は間違っています。もちろん高所得は資産形成に欠かせない要素ではありますが、すべてではありません。

つまり、「資産」≠「所得」(資産は所得と同じではない)ということです。

高所得な人でも浪費癖があり節税対策のできていない人は、いつまでたっても蓄財劣等生のままです。

これは改善の余地ありです。

そして、蓄財するための「7つの法則」があります。

億万長者になる7つの法則

億万長者になる7つの法則

  1. 彼らは、収入よりはるかに低い支出で生活する。
  2. 彼らは、資産形成のために、時間、エネルギー、金を効率よく配分している。
  3. 彼らは、お金の心配をしないですむことのほうが、世間体を取り繕うよりもずっと大切だと考える。
  4. 彼らは、社会人となった後、親からの経済的な援助を受けていない。
  5. 彼らの子供たちは、経済的に自立している。
  6. 彼らは、ビジネス・チャンスをつかむのが上手だ。
  7. 彼らは、ぴったりの職業を選んでいる。

これが億万長者になれる方法なのです。

では、億万長者とは、どのような人が多いのでしょうか?

それを見ていきましょう。

億万長者のポートレート

億万長者になれる人というのは、倹約家で買うと値打ちの下がるものは買わないで、値打ちの上がるものやお金を生むものにお金を使う人たちが多いそうです。

億万長者のポートレート

  • 現役の億万長者の2/3は、事業家・自営業者
  • 高所得に似合わない生活ぶり(服装はブランド物ではなく安いスーツ、自家用車は国産車(しかも3年落ちの中古車))
  • 妻帯者の場合は、妻が予算や支出計画を立て財布のひもを握る
  • 親からの相続を受けていない(自分で稼いで資産をつくる)
  • 投資に熱心。収入の15%以上を貯蓄・投資にまわす人が大半
  • 資産の2割近くは上場株うあ投資信託に投資。めったに売らない
  • とにかく家族そろって倹約家

「お金持ちとはどういう人?」と聞けば、「ものをたくさん持ってる人」という人が多いと思います。

でも、ものといっても含み益を生むもの(家賃収入を生む不動産、配当を生む有価証券など)を持たず、買った瞬間から値打ちの下がっていくもの(家・自動車・ブランドもの)などをたくさん持っていても、金持ち、富豪、資産家とは言えません。

そもそも見栄などのために気前良くお金を使う人は大した投資をしていないことが多いそうです。

そこで、億万長者になるためのマインドを磨く目安になるのが、先ほどの「期待資産額」にまつわる「蓄財優等生」と「蓄財劣等生」です。

「蓄財優等生」(お金を貯められる人)とは、

それでは、「貯蓄優等生」の特徴を見ていきましょう。

「蓄財優等生」の特徴

  • とにかく「倹約、倹約、倹約」(所得のわりに支出が少ない)
  • 新車を買わない(3年落ちの中古車がコスパが良い、それかリース車)
  • 高級住宅地に住まない(周りに合わせて見栄を張らなければいけないから)
  • ファッションにお金をかけない(服・靴・時計)
  • 親からの遺産相続を受けていない(一代で富を築いた)
  • 蓄財劣等生の2倍の時間を資金運用のためにかけている
  • 95%が株を保有し、短期売買ではなく長期保有する
  • お金の心配をしないで済むことの方が世間体を取り繕うよりも大切
コウカワシン

これを見て、わたしもハッとしました。いつも他人からの目を気にして見栄にお金を使っていた気がしますね。
数年前にかなり処分しましたが、どれも値打ちが下がって、二束三文でした。
それを機にミニマリストとなり、必要なもの以外には興味を持たなくしました。

蓄財劣等生(お金を貯められない人)とは、

「知財優等生」になれない「蓄財劣等生」とはこのような人たちです。

「蓄財劣等生」の特徴

  • 消費性向が高く、所得以上の暮らしぶり
  • 高級車とかブランドものなど、時間が経てば価値が下がるものにお金を使う
  • 投資についてあまり時間をかけない
コウカワシン

浪費家は、ものを売る人から見れば、とにかく「格好の獲物」

車やブランド品、年間に何回乗るかわからないクルーザー、それから要りもしない保険など、見栄というプライドをくすぐるように売りつけてきます。

本書でも高級車やブランド品をいかに安く買うかという労力と時間は、かけるわりに、投資についての勉強はほとんどしない人の例が載っています。

そのような人が、慌てて投資をすれば、損が出るのも当然です。

そしてこのような人の家族(妻、子供)は、そろって浪費家というのが定番のようです。

親の経済的援助

家庭によっていろいろな子供に対しての「お金の教育」

「蓄財優等生」と「蓄財劣等生」の家庭では、どのような違いがあるのでしょうか?

「蓄財優等生」家庭の場合

蓄財優等生の親は子どもにお金の教育をするので「経済的自立ができる」

  • 子供に両親が金持ちだと教えない
  • お金があっても、子供には倹約とけじめを教える
  • 子供が大人になり、自己管理ができるようになり、きちんとした職業について安定した生活を送るようになるまで、親が金持ちだと気づかせてはいけない
  • 子供や孫に、何を資産に与えるつもりかをなるべく話さない
  • 現金や高価なものを駆け引きに使わない
  • 巣立った子供の家庭のことには立ち入るな
  • 子供と競おうと思うな
  • 子供はそれぞれ違う、独立した人間であることを忘れるな
  • 成功をもので計るのではなく、何を達成したかで計るように教育する
  • お金より大切なものがあることを教える

「蓄財劣等生」家庭の場合

「蓄財劣等生」の親は子どもにお金の教育をしないので「経済的自立ができない」

  • 与えられた金は貯蓄よりも消費に使われる
  • 自分の財産と親の財産を同一視する傾向がある
  • 親の資産を当てにして借入金に頼る割合が高い
  • 金遣いが荒く、所得とは不相応な生活をする
  • 投資に回すお金がない
コウカワシン

親だから、自分の子供がかわいいのは当たり前。

ですが、甘やかすだけが良いとはいえません。

ふつうであれば、親よりも長生きする子供たちにしっかりと自立できるように育てるのが親の務めなのです。

ビジネス・チャンスをつかむ

お金持ちに多いのは、事業家と自営業者です。

どの職業なら大丈夫という保証はありません。それは時代の流れでトレンドが変わってくるからです。

その中で、自分にぴったりな職業に就いた人が強いのは、うなづけますね。

でもなかなかそのような職業に就ける人も多くないと思います。

ですので、今から自分の副業を作り、それが事業化できるように努力するのも一つの手ですね。

最初は、お金をかけずに小さく始めるのがコツだと思います。


そうして、事業化できたらマイクロ法人を作り、税制面でも有利になるようにしましょう。

参考書籍として、


お勤めの方も終身雇用が終わった今、転職で自分の市場価値を上げる人が出てくる時代になりました。

そんな時に、副業を持っていると有利になる場合があります。

億万長者になれる人というのは、ビジネス・チャンスをつかむのが上手です。

そして、自分の好きなことを仕事にしています。

そして行動派です。

今やるべきを考え、仕事に活かし、所得を大きくし、倹約して、投資をする。

一歩一歩、お金持ちに近づけるように地道に努力するのが、秘訣なのかもしれませんね。

本書からの学び

本書は、億万長者になる方法というものを実際の例をあげながら、かなり掘り下げて教えてくれました。

そして、「真の金持ち」というのは、お金の使い方を知っている人なんだという、結論をくれました。

それには、やはりお金の勉強は欠かせないですね。

コロナ禍で、どのような職業に対してもかなりな影響がありました。

稼ぐ力はあっても、蓄え増やす力がなければ、蓄財はできませんし、稼ぐ力がなくなってしまったら、その後はどうすればいいのでしょうか?

ですので、備えは必要!

本書の要点は、

  • 収入よりはるかに低い支出で生活する
  • 資産形成のために、時間、エネルギー、金を効率よく配分する
  • 子供にきちんとしたお金の教育をする

ポイントは、

  • とにかく倹約、ムダなものにはお金を使わない
  • 株式や投資信託など、不労所得を得るものにかける時間をしっかり取る
  • 家族が浪費家では、資産が目減りする。子供にしっかりとしたお金の教育をする
コウカワシン

以上、大きな学びとなりました。
これを機にしっかりと資産形成について考えていきたいと思います。

『となりの億万長者』感想・まとめ

金持ちマインドは「質素倹約」

庶民だけのものではないようです(笑)

ここで大事なのは、たとえ所得が倍増しても、生活レベルを上げず、余ったお金は、しっかり貯蓄&投資で、増やす!

そして株式や投資信託を短期売買せず長期保有するです。

  • 高配当株などを、バランスよく買い、ポートフォリオを組む。
  • 愚直に投資信託でインデックスファンドを積み立てNISAやiDeCoで積み立てる。

たとえば高配当株を3000万円分持ってると毎年約120万円の配当金がもらえます。

インデックスファンドが3000万円あり、4%運用できればお金は減らない。

つまり3000万円×4%=120万円の運用益が見込めるため、生活にかなり足しになってくれます。

このような不労所得は作らないと損です。

年金の2000万円不足問題が大きくクローズアップされましたが、これは今さら言っても仕方のないこと。

この先の改悪に向けて備えるためにも、一度、本書を読んでみるのもいいのかもしれません。

『となりの億万長者』の概要

本書の目次

『となりの億万長者』

イントロダクション

1 となりの億万長者を紹介しよう
2 倹約 倹約 倹約
3 時間 エネルギー 金
4 車であなたの価値が決まるわけではない
5 親の経済的援助
6 男女平等・家庭版
7 ビジネス・チャンスを見つけよう
8 職業:億万長者対遺産相続人
謝辞


著者のノート 億万長者の見つけ方
訳者あとがき
付録/1996年の自動車価格と重量の関係

著者の紹介

トマス・J・スタンリー Thomas J. Stanley, Ph. D.

アメリカにおける富裕層マーケティングの第一人者。

ジョージア州立大学の教授職を経て、ニューヨーク州立大学オルバニー校マーケティング学部の教授となり、1973年に本書の共著者ダンコとともにアメリカ全土の億万長者を対象とした初の大規模調査を実施。現在は富裕層向けビジネスを行なう企業や金融機関へのアドバイザーとして活躍。

著書の邦訳に『なぜ、この人たちは金持ちになったのか』『お金が“いやでも貯まる”5つの「生活」習慣』など。

ジョージア州アトランタ在住。

ウィリアム・D・ダンコ William D. Danko, Ph. D.

ニューヨーク州立大学オルバニー校マーケティング学部名誉教授。スタンリーのパートナーとして数々の研究調査に参画してきた。

また、ジャーナル・オブ・コンシューマー・リサーチ誌をはじめとする多くの経済メディアでも活躍。

ニューヨーク在住。

コウカワシン

最後までお読みいただきありがとうございます。

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この記事を書いた人

四国在住。
ミニマリスト。趣味は映画観賞と音楽鑑賞、読書、野球観戦。
映画は特に好き嫌いなくほとんどのジャンルーを観ます。音楽はジャズとクラシックが大好きです。読書は歴史書が好きでよく読みます。

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