
こんにちはコウカワシンです。
最近、健康志向になり、「一日1食」や「朝型活動」を実践しています。
そのせいか、体が軽くなってきた気がします。
なおさら、効果を出そうと「良質な睡眠」などの書籍にも手を伸ばしているのですが、ふと、『最高の入浴法』という本に目がとまりました。
『最高の入浴法』早坂信哉著
著者の早坂信哉氏は、温泉療法専門医で東京都市大学教授。
20年にわたって「お風呂・温泉」を医学的に研究し、3万人の入浴を調査されたとのことです。
その結果、「入浴こそ、一般の方が実践できる、もっとも優れた健康法」だと確信されました。
これは、勉強する価値あり!
今回は早坂先生の『最高の入浴法』から学ばせていただきました。
『最高の入浴法』はどんな本?
本書の目次
『最高の入浴法』
はじめに
第1章 最新の研究でわかった!入浴のすごい健康効果
第2章 「寝てもとれない疲れ」を解消する入浴法
第3章 つらい症状に効く!不調別の入浴法
第4章 効率アップ!医学的に正しい「温泉の入り方」
第5章 お風呂で「健康美肌」をつくる
おわりに
本書の目的
お風呂は健康に欠かせない
⇓
正しい入浴法を知る
⇓
身体の不調なところの改善を助ける
⇓
健康と美容が手に入る
本書がおすすめな人
『最高の入浴法』がおすすめな人
- 疲れやすい人
- 身体に不調なところを持っている人
- お風呂が苦手な人
- お風呂が好きな人



日本人はお風呂が好きな人が多いと聞きます。
けど、疲れが残りやすい人、よく眠れないという人は、色々な原因があるにせよお風呂の入り方を変えると改善する可能性があります。
試してみる価値ありですね。
『最高の入浴法』の要点は?
早坂先生は、「入浴こそ、一般の方が実践できる、もっとも優れた健康法」と説きます。
それでは、ポイントを抑えて学んでいきます。
お風呂の効用
お風呂の効用は
- 免疫機能のアップ
- 自律神経の調整
- 血流改善
- 基礎代謝・体内酵素の活性化
- 精神的ストレスの軽減
があります。
日本が世界から見て長寿国なのも「日本の風呂文化」が一役買っているともいえるのです。
しかし、最近では「湯船に浸からず、シャワーだけ」という方が増えているそうです。
それでは、あまりにももったいないといえます。
「毎日、湯船に浸かる」に、メリットがあるのです。
それは、
- 睡眠の質が上がる
- 自覚する健康状態が良くなる
- 「幸福度」が高くなる
- 3年後、要介護状態になるリスクが29%下がる
「医学的に正しい入浴法」をすれば、これらが効果として期待できます。
それでは、その「医学的に正しい入浴法」の扉を開けたいと思います。
疲れがとれる入浴法「5つのルール」
- 温度は40℃
- 「全身浴」で肩まで浸かる
- 浸かる時間は、10分から15分
- 入浴剤でリラックス効果アップ!
- 入浴後は、温熱効果を逃がさない!
温度は40℃
40℃は「すこしぬるいかな」と感じる温度設定かもしれません。
けど、どの年齢層・体力層にとっても低リスクです。
のぼせやヒートショックなどの体調不良を起こしにくく、10~15分くらいの入浴時間でも十分に体が温まるので血行も良くなり、疲労回復やリフレッシュ、体の痛みの改善につながるとのことです。
「全身浴」で肩まで浸かる
半身浴より全身浴(しっかり肩まで浸かる)のほうが健康効果が高いそうです。
静水圧と浮力の作用で体中に血液を送ることができ、温熱効果も高いとのことです。
肩まで浸かる入浴法にも注意点が2つほどあります。
- いきなり浴槽に浸からないこと(まずはかけ湯をする)
- 心臓や呼吸器に疾患のある人は主治医と相談
いきなりざぶんとお湯に浸かるのは避け、かけ湯でお湯を体に慣らすことが大事です。
心臓や呼吸器に疾患のある方は、主治医と相談の上、体に負担がかからない入浴をしてください
肩まで浸かると息苦しく感じる人は無理せず半身浴にしてください。
浸かる時間は、10分から15分
お湯に浸かる時間の目安は、10~15分です。
毎日、湯船に浸かることが大切です。
これが体に負担のかからず、しっかりと体が温まる入浴法になります。
1.息苦しいときは、浴槽から出て休む。(特に心臓・血管・呼吸器に疾患がある人)
2.汗を流しながらお湯に浸かると入浴熱中症(のぼせ)になるので、浴槽から出て休む。
くれぐれもお風呂の我慢大会はやめましょう。
入浴剤でリラックス効果アップ!
血流アップや疲労物質除去効果のある「硫酸ナトリウム」を含む入浴剤を使用するのも良い効果を生みます。
泡の出る「炭酸系」入浴剤は血管拡張し血流を改善します。
そして、自分のお気に入りの香りを胸いっぱいに吸い込むことで、リラックス効果を高めますので、いろいろと試して自分に合うものを選ぶと良いでしょうね。
入浴後は、温熱効果を逃がさない!
お風呂から出た後は、体を冷やさないようにするのが大事です。
早めにタオルで水分をふき取り、毛布や布団にくるまりましょう。
睡眠の質がアップする「深く眠れる入浴法」
疲れを取るために最も重要なのは睡眠です。
お風呂の疲労回復効果だけでは疲れは取れないのです。
「お風呂に入ってリラックスしたけど、睡眠時間は3時間」では、せっかくのお風呂の健康効果も意味がなくなってしまいます。
お風呂には睡眠の質を格段にアップさせる効果もあるのです。
ぐっすり眠って気持ち良い朝を迎えるためのコツを紹介します。
- 「副交感神経優位」に切り替えておく
- 風呂は、就寝の「1~2時間前に」
- 夕食から就寝までは「2時間あける」
「副交感神経優位」に切り替えておく
睡眠の質を高めるには「自律神経のスイッチを副交感神経に切り替える」ことが大事です。
なるべく興奮状態を静め、お風呂でゆっくりリラックスできれば「副交感神経優位」になり、睡眠の質が高まります。
風呂は、就寝の「1~2時間前に」
良質な睡眠は、上手に体温を下げていくことも大事です。
お風呂から出たすぐに体を冷やさないのは大事ですが、体温が高いままでは安眠できません。
そこでお風呂から出てゆっくりと体温が下がってきたあたりで就寝するのがベストなのです。
その目安が入浴後1~2時間後なのです。
夕食から就寝までは「2時間あける」
「食べてすぐ寝ると牛になる」というわけではありませんが、眠るときに食べものが消化管に残っている状態では、質の良い睡眠は得られないそうです。
食事と入浴との関連で例をあげますと、「夕食後に1時間ほど休憩しお風呂に入り、そして1時間後をめどに就寝する」というのはいかがでしょうか?
これは一応参考で、かならず守るとなるとストレスになりますので、それぞれのタイムスケジュールで行えば良いと思います。
『最高の入浴法』からの学び
本書の要点は!
『最高の入浴法』の要点
- 入浴がもたらす効用
- 効果のある入浴法
- 不調別の入浴法
- 温泉の正しい入り方
- 健康美肌をつくる
ポイントは!
- 疲労回復
- 睡眠の質の向上
- 入浴の注意点
- 温泉の活用
- スキンケア6ヵ条



今回、紹介してませんが、
「アトピー性皮膚炎」や「花粉症」に効く入浴法も特筆で、大きな学びとなりました。
『最高の入浴法』の感想・まとめ
早坂先生は、ぬるめのお湯に短時間浸かるシンプルな入浴法を「健康手抜き風呂」として紹介されています。
毎日、湯船に浸かることは日頃の疲れを取るだけではなく、健康促進に大きな影響を与えます。
高齢の方にとっても要介護状態になるのを予防する効果があることがわかりました。
お風呂は健康寿命を延ばすのに欠かせないものですね。
毎日、湯船に浸かりましょう。
まだ、「つらい症状に効く!不調別の入浴法」や「効率アップ!医学的に正しい「温泉の入り方」」、「お風呂で「健康美肌」をつくる」方法など紹介していません。
ぜひ、本書を一度手に取ってお読みいただくことをおすすめします。
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