こんにちはコウカワシンです。
皆様、「時間が足りない、時間が足りない」と嘆いたことはありませんか?
1日は24時間。これは今後も変わらないことですよね。
そんな時、「〇〇をしない」という取捨選択の本はいっぱい出版されているのですが、「〇〇をやれば時間が増える」とかいう本って今までなかったのではないですかね?
けどね、「〇〇をやれば時間が増える」って本を見つけました!
『神・時間術』樺沢紫苑(かばさわしおん)著
著者の樺沢紫苑氏は、精神科医で作家でユーチューバー。多忙な毎日を送られています。
その内訳がこれです。
樺沢紫苑氏の横顔
- 毎日、午前中は執筆時間で年3冊の本を出版
- メルマガ、YouTube、Facebook、ブログを毎日更新
- 月6回の病院診療
- 月20冊以上の読書と書評を公開
- 月2,3回のセミナー、講演活動
このスケジュールを、約7年間も継続しているそうです。

『神・時間術』から学ぶこと
『神・時間術』の目次
はじめに
序章 最高の人生を手に入れる「神・時間術」4つの原則
第1章 脳の機能を最大限に生かす
第2章 朝の時間を最大に生かす脳のゴールデンタイム術
第3章 昼の時間を最大に生かす午後のリセット術
第4章 夜の時間を最大に生かす運動&睡眠リセット術
第5章 仕事の時間を最大に生かす時間創出仕事術
第6章 自由時間を最大に生かす自己投資&リフレッシュ術
おわりに
本書の目的とターゲット
本書の目的といたしまして、
『神・時間術』の目的
集中力の仕組みを知る
⇓
スケジュールを最適化する
⇓
作業効率の最大化
⇓
時間が増える
といった具合に、集中力をうまく働かそう、その集中力を利用して仕事を効率よく片づけちゃおう!
てな本です。
つまり、この本に書いてあることができたら、みんな樺沢紫苑先生のようなスーパーマンになれるんです!
まず、本書を必要としている人ということですが、
『神・時間術』のターゲット
- 時間を有効活用して仕事で結果を出したい人
- 毎日忙しい人
- もっと家族と過ごす時間が欲しい人
- たまにはのんびりする時間を持ちたい人
このような方たちですかね。

たぶん、世の中のほとんどの人は当てはまると思います。
1日24時間はすべての人に平等に与えられています。
けど、、、有効に使える「時間」って、なかなかないですよね。
それをこの『神・時間術』を使い、24時間を科学的に2倍にしちゃいましょう!
本書のポイント
『神・時間術』4つの原則
『神・時間術』4つの原則とは、
- 「集中力」を中心に時間を考える
- 集中力を「リセット」して時間を生み出す
- アメリカ式の仕事効率を手に入れる
- 「自己投資」のために時間を使おう
集中力の仕組み
集中力は朝に高く、夜になるにつれ次第に低くなっています。集中力が低くなってばかりでは仕事効率が悪くなるので集中力を回復する必要があります。
そこで「集中力回復法」を使います。
集中力回復法
- 睡眠(すいみん)
- 咀嚼(そしゃく)
- 運動
- 日光
この回復法を1日のうちで数回繰り返すことで集中力が回復し、効率的に仕事をすることができます。
それを「スケジュールの最適化」の方で説明していきます。
スケジュールの最適化
まず前提として、「集中力を高めることは、なかなかに難しい」のです。
プロスポーツ選手を見てみても、あれだけの練習量をこなし気力も能力も最大にして試合に臨むのですが、思わぬところで集中力が途切れ、失敗してしまうシーンは見た方も多いのではないですかね?
わたしのような一般人はプロ選手ほどの努力もできません。だから、集中力のしくみを理解し、スケジュールを最適化して物事に臨むことが勝利の近道なのです。
スケジュールの配分
人間の集中力は「身体も頭も疲れていないときが一番充実している」のです。しっかり睡眠をとった後、つまり午前中に作業をすると効率が上がる見込み大です。
とにかく朝の時間は夜の4倍の価値があるのですから集中仕事を朝に持ってくるべきです。
例えば、
- プレゼン資料作成などの難しくて重要な集中作業は午前中に
- メール・メッセージチェック、電話などの非集中作業は午後以降に
というように、最適なタイムスケジュールを組むことで集中力を効果的に使うことが重要です。その間にも、先ほどの「集中力回復法」を使って集中力の持続を助けましょう。
特にデスクワークの方は1時間以上イスに座りっぱなしになることを避け、少しでも身体を動かすことで血流がよくなり作業効率が上がります。
それから、集中力に深く関わるものに「セロトニン」という脳内ホルモンがあります。セロトニンは別名「幸せホルモン」です。このセロトニンの分泌によって頭がスッキリし、集中力が回復します。
セロトニンを発生させる3つの行動
- 日光を浴びる
- 咀嚼
- リズム運動(運動)
集中力回復法でも紹介した「日光を浴びる」「咀嚼」「リズム運動(運動)」は、やはり有効なのです。
午前中の「集中作業」で疲れた脳をリフレッシュして午後からまた頑張れる下地を作る意味でも大事なことであり、ぜひ「お昼休憩」で実践していただきたいものです。
そして、できれば「睡眠」も取り入れたいものです。お昼休憩での睡眠は、20~30分程度の仮眠でOKです。なんと18分の仮眠は夜の睡眠の3時間分の価値があるということです。
もしそんなに時間が取れない場合は5分仮眠するだけでも集中力回復に効果的です。夜の睡眠は個人差もあるけど、目安として7時間は必要ですね。
睡眠の質を高める
睡眠の質を高めるために2時間前はやったほうがいいこと、やってはいけないことがあります。
「睡眠の質を高める」のに、やったほうがいいこと
- 非視覚系娯楽(音楽・アロマ)
- 家族・ペットと過ごす
- 軽いストレッチ
- 読書
「睡眠の質を高める」のに、やってはいけないこと
- 食事
- 飲酒
- 激しい運動
- 熱い風呂
- 視覚系娯楽(テレビ・ゲーム)
確かに、寝る2時間前に避けることの中には、なかなか守れそうにないこともあるかもしれませんが、守ることにより睡眠の質が上がり、翌朝の目覚めがスッキリしていたら実感として感じ習慣化できるかもしれません。
朝の行動も大事
夜の睡眠の質が上がれば、朝の目覚めが良くなり、集中回復で、いろんな物事にしっかり取り組めるようになります。朝の目覚めとともに朝の行動も意識してみましょう。
それにはまず、先ほどにも登場した集中力回復法です。
集中力回復法による効果
リズム運動・咀嚼・日光を浴びる
⇓
セロトニン分泌
⇓
メラトニン(睡眠ホルモン)分泌
⇓
睡眠の質が上がる
というサイクルができあがり、集中力アップにも効果があるからです。
良い休憩、悪い休憩、補足
最後に、食事中や睡眠をとる2時間前に視聴系娯楽(テレビ・スマホ・ゲーム)などをやらないほうがいい理由は次の通りです。
- 人間の脳は、視覚情報の処理にキャパシティの90%を使う
- テレビ・スマホ・ゲームで興奮することにより脳自体が休めない状態になる
- 脳がしっかり休めていないと集中力が台無しになる
そこで、脳を休めるために「視覚」以外の五感を使うのがおすすめだそうです。
「視覚」以外の五感を使いリラックスする方法
- 「聴覚」(音楽)
- 「味覚」(美味しい食事)
- 「嗅覚」(アロマ)
- 「触覚」(マッサージ・ペットと遊ぶ)
実践編
外食ランチでチャレンジ
職場内で昼食を摂るのも良いのですが、外食ランチはセロトニンの活性化に期待できるそうです。なぜなら「食べる」(咀嚼)だけでなく、外出することで「日光を浴びる」、少しでも歩くことで「運動」にもなるからです。
「ながら健康法」のようになってしまいましたが、お店で食べるもよし、天気の良い日ならテイクアウトで公園などで日光を浴びながら食べるのもOKです。
しっかり咀嚼していただきましょう。
それから付け足しですが、もし可能なら「新しい店で、いつもと違ったメニューにチャレンジする」もやってみましょう。アセチルコリンという脳内物質が活性化し、「ひらめき」や「創造性」に効果があるそうです。
朝活
朝のゴールデンタイムに作業するのはとても効率の良いことは先ほどもご説明しました。
もっと踏み込んで「朝活」に活用するのはいかがでしょうか?
例えば、サラリーマンであれば、2時間早く起きて、通勤ラッシュが始まる前に出かけ、電車なら座席に座って楽々と読書をし、会社近くのカフェで、自分の時間を活用するといった感じです。
カフェで過ごす「朝2時間」はサラリーマンにとって、「最高の自己投資時間」です。副業・学習・読書などで過ごす2時間はとても有意義ではないでしょうか。
寝る直前を大切にする
1日を締めくくる大切な時間です。
朝の習慣でもいけないことですが、寝る直前にもテレビなどで情報を入れ頭の中で「記憶の衝突」をさせることはいいことではありません。
それから、「人間は寝る前に考えた人間になる」とも言われています。
寝る前の15分に記憶したことは、1日の中で最も帰国に残りやすいと言われています。つまり「寝る前15分は余計な情報を入れてはいけない」ということなのです。
よりよい睡眠を手に入れるのに、無理に頭の中をゴチャゴチャにする必要はありません。
たとえば、寝る前に「今日あった苦しかったこと」「つらかったこと」「失敗したこと」「心が傷ついたこと」などを引きずったまま寝てしまっては翌日の気分も優れず、その過去から抜け出せません。
できるだけ、悪い記憶を思い出さないように努め、そして今日あった楽しい出来事を1つ思い出すことにしましょう。可能ならその楽しかった出来事の1つをTwitterやfacebookなどのSNSに投稿してみましょう。
たったそれだけのことだけど、寝る前の15分に「楽しい出来事」を思い出すことは、強烈に記憶に残り、これを習慣化すれば頭の中が「楽しい記憶」埋め尽くされます。
そしてそれが「楽しい人生に」につながっていくのです。
本書からの学び
本書の要点は
神・時間術』の要点
- 1日の時間の使い方を考える
- 集中力を高める方法
- 集中力の高い朝の時間の使い方
- 午後からも集中力を持続できる昼の時間の過ごし方
- 翌日の集中力を回復するための夜の時間の使い方
- 時間を創り出すために守ること
そのポイントとして
- 効率の上がる時間帯に作業すること
- 仕事効率を上げるため集中力を高める
- 「朝のスッキリ」を手に入れる5つの方法を行う
- 集中力を持続させるために体を休めたり、かるく運動をする
- 「自分の時間」を大事にするとともに「他人の時間」を大事にする



以上、大きな学びとなりました。
『神・時間術』の感想
さすがは「生産性の鬼」樺沢紫苑先生のバイタリティーの出所は何なのかがわかる本でした。
時間の使い方は、わたしも含めて、かなり悩んでいる人がいると思います。
1日は24時間
これは変えようもない事実です。
これを効率よく物事をこなして時間を倍にしようという考えは、今までにも思いつかなかったことはないのだけど、やり方が分からなかった。
それを科学的に親切丁寧に解説してくれる本書は、まさに「タイム・マネージメント」の指南書であると感じました。
ぜひ、時間に追われる社会人だけでなく、勉強に部活に忙しい学生さんにも読んでいただきたいというのが感想ですね。
まとめ
簡潔に要点だけ取り上げましたが、集中力を持続させるための「15・45・90の法則」「雑念排除法」「成長ホルモン回復術」など、有益な情報満載の本であります。
人間は自分で自分をコントロールできない動物です。
ですので、意識的に「やると良いこと」「やると悪いこと」を区別し、時間の使い方を工夫しないと、頭がスッキリしないまま、忙しさに殺されかねません。
「時間」は、人生の「通貨」です。
時間術を制するものが、人生を制し、仕事で成功し、幸せな家庭を築くことができます。
人生を変えたいならば、時間術を変えましょう。
それは本書を参考にしながら、自分に合った方法でいいと思います。
自分の時間術を創るためにぜひご一読ください。
『神・時間術』を聴こう!
「聴く読書」ってご存知な方もいらっしゃいますよね。
1日何時間も存在する「耳のスキマ時間」が読書時間に変わります。
音楽を聴くように気軽に人気のビジネス書を楽しめます。語学や資格試験の勉強にも最適です。
文芸作品は、朗読からドラマ形式の作品まで、幅広い形式で楽しめる人気のジャンルとなっています。
『神・時間術』はaudiobook.jpで聴くことができます。


コメント