
こんにちはコウカワシンです。もしかしたらあなたはこのような方ですか?
- 正義感が強い
- 自信にあふれる
- 責任感が強い
- プライドが高い
- おせっかいである
最後のおせっかいはともかく上記4つは人間として誇れることですよね。
私も目標とするべき人物像であります。
けどですね、このような方が対人関係に悩む可能性が大きいと書いてる本があるんです。
紹介する【おすすめ本】『頭に来てもアホとは戦うな!』
それがこの本『頭に来てもアホとは戦うな!』田村耕太郎著
題名は少々、過激ですが衝突を避け円滑な人間関係を保つには自分が賢くならなければいけないっていう内容が書かれています。
『頭に来てもアホとは戦うな!』の内容とは
まず最初にも述べましたが
- 正義感が強い
- 自信にあふれる
- 責任感が強い
- プライドが高い
- おせっかいである
あなたがこのような人なら要注意なのです。
なぜなら、アホと戦いやすいからです。
ここでいうアホとは
- あなたの足を引っ張ってくる人
- あなたの意見をつぶそうとする人
とにかくあなたにとって邪魔な人物だとお考え下さい。
それでも対峙しないといけないストレスは想像するにあまりあります。
そこで現代版「孫氏の兵法」ともいえるこの本が必要なのです。
そもそも「孫氏の兵法」のコンセプトは「戦わずして勝つ」であります。
これをこのアホに対する戦略として使用して自身のストレスをためないようにすることが大事なのです。
「戦わずして勝つ」方法とは
では「孫氏の兵法」に習って「戦わずして勝つ」方法を考えてみましょう。
4つのポイントをおさえます。
- 気まずい時こそ、無理にでも話しかける
- 相手を認めてみる
- サンクコストで割り切れ
- 嫌な相手にこそやられたフリをする
気まずい時こそ、無理にでも話しかける
これは著者田村氏が実践した方法です。
究極ともいえる手段ですがその相手に「その人から受けている嫌な行為への対処方法」について相談するというのです。相手がやっている行為を他の人がやっている嫌がらせだとして、相手に嫌がらせへの対処方法を聞きに行くのです。
例えば無視されたり、仲間外れにされたり、無理難題を押し付けられたりするのであれば、その相手に「私を無視したり、仲間外れにしたり、無理難題を押し付けたりする人がいるんです。どう対処したらいいですかね?」と相談すれば意外にも親身になり答えてくれたり、これまでの行動を修正してくれたりしたそうです。そりゃよほどのことでない限り自分のことだと気づきますよね(笑)
私は経験ないけど「目には目を、歯には歯を」というのでは大人することではないし、一度は腹を割って話してみるのも良いのではないかと思いました。
相手を認めてみる
相手の意見や質問の意図を考えてみるのも戦略を練るのには必要です。デール・カーネギー『人を動かす』の3原則に当てはめますと
- 非難するな
- 認めよ
- 相手の欲しがるものを理解せよ
であります。
人間は感情の動物。例え、理屈で論破しても恨みを買うだけで考えを改めてくれたりはしません。
相手を非難せず、恥をかかせず、認める以上にリスペクトしてお互いの共通点を見つけることが余計な争いを生まず一時でも協力関係になれたりする。
これも一策であると考えます。
サンクコストで割り切れ
無用な争いがどのような損得を生むか考えましょう。まず争うことで時間を無駄に浪費します。時間は有限です。
日本人の美徳の一つに「敵討ち」があります。時代劇でよく見る「親の仇を取る」がそうです。不条理に殺された親の仇討だけ考え生きていかなければいけない子供たち。
これはこれでわかります。みごと仇討が成功したらお家再興となるからです。けど、もし失敗したらどうでしょうか?それから敵にたどり着けないこともあるやもしれません。
それにかかった時間はいかほどでしょうか?私が親の立場なら「もう私の仇討は良いから自分たちの好きなように生きなさい」と言いたいです。
話は横にそれてしまいましたが現代でも対人関係の悩みは存在するし厄介です。どんなに辛くても反応しない努力が必要ではないでしょうかね。
嫌な相手にこそやられたフリをする
相手の力を利用する。これが1番の護身術です。
正面から真っ向勝負なんてお互いが疲弊するだけです。世の成功者の多くは空手より合気道的なスタンスで相手の力を使って相手のバランスを崩し、こちらの有利な体制に持っていくそうです。
呼吸を図り、相手の力に逆らわずに活かすので、こちらは筋肉隆々でなくても少しポイントをずらすだけで主導権を取れるというわけです。
もちろん相手への仕返しは、相手の力を利用してこちらにメリットがあることを実現してしまうようにした方が建設的です。
ムダに戦い相手をさらに難敵にしてしまい将来を危うくするより、相手を敵ではなくし、自分のために利用した方が生産的であるしもしも味方にでもなったら未来も明るくなることでしょうね。
著者 田村耕太郎氏について
田村耕太郎(たむらこうたろう)
日本戦略情報支援機構代表取締役、国立シンガポール大学リークワンユー公共政策大学院兼任教授。
禅参議院議員(鳥取県選出、2期)第1次安倍政権で、内閣府大臣政務官(経済財政・金融・地方分権担当)をつとめる。元参議院国土交通委員長。元大阪日日新聞代表取締役社長。エール大学、ハーバード大学ランド研究所でも研究員を歴任。早稲田大学、慶応義塾大学大学院(在学中にフランス高等経営大学院に単位交換留学)、デューク大学法律大学院、エール大学経済大学院を各修了。オックスフォード大学AMP及び東京大学EMP修了。日本人政治家で初のハーバードビジネススクールのケース「Politician in Leather Suits」の主人公になる。『君は、世界がうらやむ武器を持っている』『君に、世界との戦い方を教えよう』『世界のエリートはなぜ歩きながら本を読むのか』『野蛮人の読書術』『田村耕太郎の世界を見る目 日本を見る目』など著書多数。
まとめ
アホと戦わないで良い点はストレスを溜めないだけではありませんよ。時間も節約になります。
時間は有限の財産です。言ってみればお金よりも大事かもしれません。その大事な自分の時間を無駄に奪われないためにもアホとは関わってはいけないのです。
そしてアホとではなく自分の意志と戦うことです。ちょっとした他人の言動にゆらゆらしないで自分らしく生きるには自分の意志を強くするしかありません。
したたかに賢く生きる術を手に入れたならもうきっと怖いものなしです。小さな戦闘で一喜一憂するのではなく大きな戦いに勝つべく淡々と戦略的に生きていきましょう。
自分の人生を謳歌すること、つまり人生最後の瞬間を考えれば今あるいいことも悪いことも途中経過にすぎません。それは「得意淡然、失意泰然」(とくいたんぜん、しついたいぜん)の心境で良いと考えます。
世の中は不公平です。それは不条理というよりは自分の都合よくはできていないということで、今後ますます状況が悪化するということもあります。
でも最初から不条理だと考えていたならストレスも溜まりません。成功者は他人の見ていないところでコツコツと研鑽を積み実績を築いています。
その途中で他人事に一喜一憂するなんて本当に無駄です。かけがえのない自分の人生に他人事で一喜一憂することなく淡々と積み上げていけたなら有意義な時間をきっと過ごせたことでしょうね。
それがこの本の存在価値なのだと私は思います。
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