MENU

 【イーロン・マスクの野望】から学ぶ「ブレない自分」のつくり方

コウカワシン

こんにちはコウカワシンです。

今回は、竹内一正(たけうち・かずまさ)さんの著書【未来を変える天才経営者イーロン・マスクの野望】から学ばせていただきます。

スポンサーリンク
目次

【イーロン・マスクの野望】はどんな本?

【イーロン・マスクの野望】は、ズバリ!「自分探し」の参考書です。

本書の内容

本書の著者は、作家でありビジネスコンサルタントの竹内一正(たけうち・かずまさ)さん。

本書は竹内さんから見た「イーロン・マスク」像を浮き彫りにしたものです。

イーロン・マスク氏といえば、ロケット会社の「スペースX」、電気自動車の「テスラモータース」、そしてSNSツイッター改め「X」を支配する天才経営者として有名です。

「イーロン・マスク」が目指すものとは何なのでしょうか?

実はそれを知ることで、人間として生まれたが故の夢や価値観、達成するためのプロセス、メンタルなどを磨くヒントが得られるのです。

MLB大谷翔平(おおたに・しょうへい)選手の愛読書としても有名な本書から学んでいきましょう。

本書は誰におすすめか?

【イーロン・マスクの野望】がおすすめな人

  • イーロン・マスクに憧れている人
  • 経営者・指導者として何が必要かを知りたい人
  • 空想好きの人

【イーロン・マスクの野望】の要点は?

イーロン・マスクとは何者か?

イーロン・マスク氏は、1971年、南アフリカ共和国で生まれました。

10歳のときにおこづかいを貯めて、念願のパソコンを買い、12歳のときには自作のソフトウェアを500ドルで販売していたそうです。

カナダに移住後は、クイーンズ大学やペンシルバニア大学を経て、スタンフォード大学の大学院に進学します。その頃は、ウィンドウズ95が販売された1995年であり、当然まわりはインターネットブームの真っただ中です。

そんなアツアツ感の中心にいるわけですから、学業に貴重な青春をかけるよりも、起業してビジネスにエネルギーを向けるべきだと決心し、入ったばかりのスタンフォード大学を2日で辞めてしまいます。

彼は1歳違いの弟、キンバル・マスク氏とオンラインコンテンツの出版ソフト制作会社「Zip2」を創業します。その「Zip2」を24歳のときにコンパック社に3億ドルで売却し、次にインターネット決済サービスを行う「Xドットコム」を創業します。

「Xドットコム社」は同様のサービスを展開していた「コンフィニティ社」と合併し、「ペイパル社」となりますが、それを最大手オークションサイトのeBayが買い取り、イーロンは約1億7千万ドル(約170億円)を手にします。

それを元手に宇宙ロケット会社「スペースX」を2002年に創業します。その後2003年に電気自動車会社「テスラモータース」も創業し、紆余曲折ありながらも現在では2698億ドル(約40兆円)の資産を有しているとうわさされています。

“ビジネスパーソン・オブ・ザ・イヤー 2013 ランキング1位! (米Fortune誌)”

“21世紀の「最高の発明家」 (米The Atlantic誌)”

という具合に、米有名誌で破格の扱いを受けるビジネスマンであるイーロン・マスク氏は、今後の動向も注目される人物といえるでしょう。

イーロン・マスクの頭の中

イーロン・マスク氏が、なぜ「スペースX」や「テスラモータース」を創業したかをみると、彼の未来を見据えたビジョンが垣間見えてきます。

彼の究極のゴールは「人類を火星に移住させる」です。

あわせて「地球環境の悪化を止める」というのも彼の信念ともいえます。

なぜなら、地球の人口はすでに70億人を突破し、今世紀半ばには100億人に届きます。そのような人口爆発にともなう環境悪化から人類を救うためには地球以外の惑星に人類が移住するしかないと考えたのです。

そのために宇宙ロケット会社「スペースX」を創業し、宇宙ロケット開発に取り組んでいるのですが、いかんせんそれには時間がかかります。

少しでも、二酸化炭素による地球環境の悪化を食い止めるために、電気自動車の「テスラモータース」、そして太陽光発電の普及に力を入れているのです。

苦難に負けないメンタルの強さ

「ファルコン1」の受難

宇宙ロケット会社「スペースX社」の目的は、安価にロケットを打ち上げることです。

というのも、それまで宇宙開発をリードしていたNASA(アメリカ航空宇宙局)が、宇宙ロケット開発にかかる高いコストに難色を示し、力を入れなくなったからです。

つまり、「NASAは火星ロケットをつくらない」と宣言されたので、イーロンが「自分でやる」と意を決したのでした。

第一ハードルの「巨額すぎるロケット開発費」については、開発から打ち上げまでの費用26億5千万ドル(約2650億円)の10分の1の費用で打ち上げるという狂気といえるような目標を掲げました。

ロケットの材質とその市場価格を調査したところ、なんとロケットの材料コストは開発全体のたった2%だということがわかりました。

たとえばテスラ社の自動車なら20~25%、パソコンなら90%というのが業界の常識で、「ロケットの総コストは大きく下げられる」と確信したのです。

第二ハードルは「ロケット打ち上げ」です。

2005年、スペースX社として初の無人宇宙ロケット「ファルコン1」を打ち上げると発表しました。

しかし、予定よりも1日遅れで万全の準備を整え終えた11月26日、打ち上げ直前に液体燃料タンクの設計ミス、さらにメインエンジンのコンピューターにも問題が発覚し、打ち上げ中止となります。

ところが12月19日に予定された次の打ち上げも燃料タンクの構造的な欠陥により失敗します。

ファルコン1が初めて飛んだのは、2006年3月24日。これにはイーロンも技術者たちも「よし!」と思いました。

だがその時、ファルコン1の断熱材が落下、数秒後に今度はエンジンノズルの噴射方向が急激に変わってロケット姿勢が崩れ、ファルコン1は打ち上げから約40秒後に燃料漏れによるエンジン停止で、南太平洋に墜落したのです。

次の発射は2007年3月20日に行われましたが、打ち上げから約7分後、予定より早く第2エンジンが停止してしまい、予定した軌道に到達できずに失敗。

二度目の打ち上げ失敗から約1年半後の2008年8月2日、エンジンを改良したファルコン1の3号機が発射します。

1段目に採用したマーリン・エンジン1Cは点火開始から正常に燃焼し、順調に飛行は進んでいったのですが、1段目と2段目の分離で失敗してしまいました。

失敗に挫けず、2008年9月28日に行われた4度目のファルコン1を打ち上げます。ファルコン1は轟音とともに打ち上げられ、約10分後に、予定していた軌道に達しました。

「スペースX社」が創業して6年、やっとロケットの打ち上げに成功しました。

その2年後、「ファルコン1」は、国際宇宙ステーションに宇宙船「ドラゴン」を民間として初めてドッキングさせ、地球に無事帰還させるという離れ業をやってのけ、世界を驚かせたのでした。

「テスラ社」の苦難

スペースX社創業から2年が経とうとしていた頃、イーロンは「テスラ社」を創業します。

テスラ社の目的は、二酸化炭素による地球環境の悪化を少しでも食い止め、地球の延命を図るために、排気ガスをまき散らすガソリン車ではなく、電気自動車(EV)の本格的な普及が必要としたからです。

同社最初のEVとして発表された高級スポーツカー「ロードスター」は、ポルシェより速く、一回の充電で約400kmの長距離走破が可能な車として、ハリウッドスターたちがこぞって欲しがり、話題沸騰となりました。

苦難続きはスペースX社にとどまらず、テスラ社にものしかかります。

2007年秋に予定していたロードスターの出荷が間に合わず、2008年2月にようやく1台目が出荷、9月になっても27台しか出荷できていないという散々な事態となりました。

10月には「テスラ社は銀行に900万ドル(約9億円)しかキャッシュがない」とメディアに暴露され、「テスラ社はもはやこれまでか」と思われました。

ところが、会社の負債を社長個人が引き受けるなどアメリカではあり得ない話にもかかわらず、このときもイーロンは「ロードスターの出荷も予約金も、私が保証する」と大見得を切るのです。

そこから風向きが徐々に変わりつつありました。

スペースXのファルコン1が無事打ち上げに成功したことが功を奏したのか、年が明け2009年になると、4月にはロードスター320台を出荷することができたのです。

暗黒の2008年を脱したイーロンにはフォローの風が吹き始めていました。テスラ社もダイムラー・クライスラーやトヨタ自動車、パナソニックからの出資を受け、アメリカ政府からの支援も獲得。2010年には株式上場となったのです。

ロードスターは2500台の限定販売でしたが、EVカー第二弾として「モデルS」と呼ばれるプレミアムセダンを発表、年間2万台の生産を目指し、量産体制に入ったのです。

苦難に負けないリーダー

ロケット開発で何度も失敗し、テスラ社の資金は底をつきかけたが、諦めずに常に前を向いて問題解決に当たり、成功を手繰り寄せたイーロン。

さすがに常人なら根を上げそうですが、イーロンはそうはならなかったのです。

さすがに最初のロケット発射失敗では愕然としました。けれども「新しい打ち上げ日程は、12月中旬」と発表し、世間の注目を息切れさせないように努めたのです。

なぜなら、注目を浴びなくなるとすぐに世間が自分らがやっていることに対し興味を持たなくなってしまうからです。

イーロンはそれを恐れていました。

二度目の発射失敗に関しても、楽観的であろうと努め、部分的に成功したことについてイーロンは、「宇宙ロケットは間違いなく極度にストレスの高い事業だ。しかし、わたしは今回の結果に失望などしていない。それどころかハッピーだ」と言い切ったのです。

テスラのキャッシュが足りない件にしても、自分がそれを保障するというのは、今までに例がなく、失敗やアクシデントに屈しないイーロンの姿勢と信念はまさに異端というほかはありません。

イーロン・マスクが目指すところ

大金を手に入れるとコロッと心変わりして、当初の志などをどこかに置き忘れてしまう人は少なくないでしょう。

しかし、イーロンは大金を手にしつつも、自分の信念を曲げませんでした。

「相手が何を大切にしているかを考え、それを形にできれば、相手は喜んでお金を払ってくれる。お金は社会の必要なところに流れていく」というお金の真理を示唆し、お金を増やすことではなくお金の使い道に知恵を絞った結果がいまあるのです。

それは人類の将来にとって最も大きな影響を与える問題を「インターネット、持続可能なエネルギー、宇宙開発の三つ」と考え、それらを解決するべく、シリコンバレーで成功して得た資金の多くを、宇宙ロケット、電気自動車、太陽光発電の三つの事業に投下しました。

どの事業も困難に行く手を阻まれ、途中で投げ出したくなるような苦境に何度も陥ってきたにも関わらず、決してそれらを放り出すことはしませんでした。

宇宙をまたにかけたビジネスは、まだまだ始まったばかりです。まだまだ山積する課題をクリアしなくてはいけないでしょう。

ですが、「イーロンならやってくれる」と思わせる何かが心を揺さぶりますね。

【イーロン・マスクの野望】の感想・まとめ

「夢を持つこと」「夢に向かって信念を持つこと」「信念から目をそらさず苦難があろうとあきらめないこと」

異端の経営者といわれるイーロン・マスク氏。

彼がそう呼ばれるのも、常人ならあきらめてしまう苦難の荒波に対しても、強い信念をもって継続する姿勢にあるのではないでしょうか。

しかも、「人類のためできること」を念頭に置き、ブレず今できることにフォーカスするバイタリティーには頭が下がりますね。

「イーロンが正しかった」と評価されるのは、まだまだ先のことになるのでしょうけど、彼の生きざまに感動し、彼の動向にワクワクする人が大勢いるのは無理もないことでしょう。

彼の思考を知ることは、プラスになることはあってもマイナスになることはまずないと感じます。

これからの社会を引っ張っていく若い世代の人たちにはぜひ読んでいただきたいものです。

【イーロン・マスクの野望】の概要

本書の目次

【未来を変える天才経営者イーロン・マスクの野望】

はじめに

1章 降臨~南アフリカから来た男
2章 難航~人生最悪の時
3章 前進~未来を見る
4章 信念~宇宙への道
5章 独創~PCの電池で車を走らせる
6章 異端~ロケット作りの革命
7章 野望~人類を火星に送り込む
8章 運命~地球を救え

おわりに
イーロン・マスク年表

著者の紹介

竹内一正(たけうち・かずまさ)

1957年岡山県生まれ。

徳島大学工学部大学院修了、米国ノースウェスタン大学客員研究員。

松下電器産業(現パナソニック)にエンジニアとして入社。PC用磁気記録メディアの新製品開発、海外ビジネスに従事。その後、アップルコンピュータ社にてマーケティングに携わる。

日本ゲートウェイ(株)を経てメディアリング(株)の代表取締役などを歴任。

現在、ビジネスコンサルタント事務所「オフィス・ケイ」代表。

コウカワシン

最後までお読みいただきありがとうございます。

にほんブログ村 本ブログへ
にほんブログ村
よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

四国在住。
ミニマリスト。趣味は映画観賞と音楽鑑賞、読書、野球観戦。
映画は特に好き嫌いなくほとんどのジャンルーを観ます。音楽はジャズとクラシックが大好きです。読書は歴史書が好きでよく読みます。

コメント

コメントする

CAPTCHA


目次