
こんにちはコウカワシンです。
今回は『まんがでわかる7つの習慣』を書評させていただきます。
この本はズバリ!
「自分を変え人生を変えたい人の道しるべ」
的な本です。
『まんがでわかる7つの習慣』とは
スティーブン・R・コヴィー氏の著書「7つの習慣」の要点をまんがでわかりやすく説明された本です。
「7つの習慣」とは世界で4000万部発刊された「人生の聖書」ですよね。500ページもの内容をコンパクトにまとめたのが本書であります。
「7つの習慣」の入門書とでもいいますかこの本をステップに本家の「7つの習慣」を読むと良いと思います。
著者の紹介
〈監修〉フランクリン・コヴィー・ジャパン
「7つの習慣」をベースにしたセミナー研修を展開。企業の各種セグメントを対象に、リーダーシップ向上、生産性向上、組織の実行力向上などを目的とした指導を行う。教育方面では中学・高校への「7つの習慣」の導入・定義支援により、生徒の行動力や目的達成などを高める活動も積極的に実施している。
〈まんが〉小山鹿梨子(こやまかりこ)
漫画家。「別冊フレンド」の読み切り「保健室の鈴木くん」でデビュー。主な作品に「もやし男と種少女」、「シェリル〜キス・イン・ザ・ギャラクシー」(全4巻)、「校舎のうらには天使が埋められている」(全5巻)など。
本書のキモ
本書に書かれている7つの習慣ですが、その前に意識するべきことがあります。
それは
- 真の人格を育てる
- 「インサイド・アウト」で世界を見る
真の人格を育てる
知識だけ、テクニックだけ学んでも得られる成功というものは長続きしないとコーヴィー先生は言います。
樹木に例えるならば人格にあたる幹や根っこを強くし謙虚、勇気、正義、勤勉、節制など、人間として真に価値のある人格を手に入れることが本当の意味での成功と幸せを呼び寄せると説かれてます。
その人格を磨く手段で「7つの習慣」が大きく関わってくるのです。
「インサイド・アウト」で世界を見る
「インサイド・アウト」で世界を見るのも大事です。どういうことかというと人は物事を自分の見たいように見ています。
「自分は客観的に見ている」という人でも事象を自分が見たいように見ているという呪縛からは逃れられません。この心理に気付かない人は自分の正しさを疑わず物の見方が狭い傾向にあり何かうまくいかないことがあれば「原因他人論」にしてしまいます。
そこで「物の見方」を「転換」する必要があります。そうすると「インサイド」(自分の内面)から「アウトサイド」(自分の外側)に意識や考え方が変わります。
上記の事を意識し人間を連続した成長に導くには「7つの習慣」が必要だということです。
目次
『まんがでわかる7つの習慣』の目次
「7つの習慣」の前に意識すること
問題の見方を「インサイドアウト」に変える
Prologue /Bar Sevenとの出会い
① 真の成功は人格を育てるところから始まる
② 「インサイド・アウト」で世界を見る
Column1 「7つの習慣」は人間を連続した成長に導く
Chapter1 第1の習慣
主体的である
Cocktail1 /自分らしさの選択
① 自分の選択を意識して行動する
② 自分の「影響の輪」を意識して行動する
Column2 主体的に行動するために主体的な言葉を使おう
Chapter2 第2の習慣
終わりを思い描くことから始める
Cocktail2 /夢を見つける原則
① 生産的な前進のために「終わり」を設定する
② 迷ったときは「原則」に立ち返って選択する
Column3 人生のキャッチコピー「ミッション・ステートメント」を持つ
Chapter3 第3の習慣
最優先事項を優先する
Cocktail3 /未来を変える今日を生きる
① 人間活動は4つの領域に分けられる
② スケジュールは「役割」と「目標」で考える
Column4 「任せる」ことでお互いに成長できることもある
Chapter4 第4の習慣
WinWinを考える
Cocktail4 /「誰かのために」から始まること
① 双方にメリットのある道が真の正解
②「与える人」がもっとも豊かになれる
Column5 人間関係を充実させる「信頼口座」の残高を増やす
Chapter5 第5の習慣
まず理解に徹し、そして理解される
Cocktail5 /相手の心を開くもの
① 「話す」ことより「聞くこと」から始めよう
② 4段階の聞き方で相手を深く理解する
Column6 言葉の「正しさ」では人の心は動かない
Chapter6 第6の習慣
シナジーを創り出す
Cocktail6 /「違うこと」の豊かさ
① お互いに納得できる「第3の案」は必ずある
② シナジーをもたらすコミュニケーションとは
Column7 /結果のために過程を重視する「P/PCバランス」の考え方
Chapter7 第7の習慣
刃を研ぐ
Cocktail7 /1歩ずつ、前へ!
① 日々、自分の器を育てよう
Column8 /人間を偉大にする「第8の習慣」”内面の声(ボイス)を発見する″とは?
さくいん付「7つの習慣」がわかる“厳選”用語集30
本書のポイント
では、7つの習慣から3つほど
- 主体的である
- 終わりを思い描くことから始める
- WinWinを考える
主体的である
何事に対しても主体性を持つことが大事です。それが例え、周りの状況に左右されるとしても自分の人生の責任を自分自身の決定と選択で切り開くことが大事です。
終わりを思い描くことから始める
自分の未来予想図って描けてますか?「こうなりたい」という目的があるのならそれに向けての思考・行動が必要です。コヴィー先生は人生の脚本を作ることが大事だと言います。それには「人生の方向性をイメージし」(知的創造)「毎日を生きる」(物的創造)の2つが欠かせないとのこと。知的創造は自分の脚本を作る責任を自覚し、可能性から将来を想像し、良心にそって生み出されます。この「自覚」「想像」「良心」を駆使し未来予想図を描きたいものですね。
WinWinを考える
勝者がいれば敗者がいる・・・勝負の世界にはあることです。ですが実生活において誰も敗者になりたくはありません。両者が勝者ということならば誰もが納得しますよね。「双方にメリットがある」ということを前提に物事を進めるべきなのです。WinWinな関係を築くには5つの柱が必要です。
- 人格 基礎となる自分の人格が充実している
- 関係 お互いの信頼関係が強く結ばれている
- 合意 双方の合意がなされ、実行協定が成立している
- システム 関係を継続する仕組みが円滑に機能している
- プロセス 結果に至るための望ましい過程をたどっている
WinWinは「豊かさマインド」を作る上でも欠かせない要素です。双方が納得いくまで関係になり合意できるように自分自身は人格を磨くことが大事です。
アクション
本書では中田歩(なかたあゆみ)という若い女性が父の残してくれたBarを再興する目的があり上京してバーテンダー修行を始めます。バーテンダー修行の中で自分の気づきや人の悩み、希望、考え方など「7つの習慣」にまつわる話から自己啓発・自己発展をしていく姿をわかりやすく解説してくれてます。
これって自分たちに置き換えることがすごく簡単で吸収しやすいです。吸収しやすいことは即実行につなげられます。
なぜなら誰しも成功と幸せを願っているからです。
まとめ
「まんがでわかる7つの習慣」はぜひ物心ついた人には読んでいただきたい。
そう!子供でも充分に理解可能だからです。
それからぜひ本家本元の「7つの習慣」も読んでいただきたい。
私は以前、7つの習慣を読もうと買ったはいいけどなかなか読めずに手放したことがあります。
今、大変後悔しています。
もう一度「7つの習慣」に再チャレンジ!
この「まんがでわかる7つの習慣」が再び目を覚まさせてくれました。
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